この前TVを点けたら、例のケンミンショーをやっていて
また大阪関連の捏造がないか、と妙な義務感で観たんだが
結局、私が観た途中からの内容には、大阪コーナーはなかった。
ふと思ったのが、大阪ネタが尽きたら
今度は埼玉とか千葉などをターゲットにするかも、って事。
名古屋や福岡などかも知れないぞ。
だからこの番組、観ていて
ちょっと疲れる事もしばしばあるんだよな。
郷土愛は、流浪の民の私には羨ましくもあるんだが
度が過ぎると、辛いものがある。
何より一番嫌なのは、そこで生まれてよその土地に行った事もないのに
うちが一番、どこどこはこうこうだから嫌い、と言うヤツである。
旅行に行ってイヤな思いをしたんで嫌い、っていうのは、アリだと思う。
人の好き嫌いなんて、そんなもんだ。
料理でも、最初に食ったのが不味かったんで、嫌い扱いする事はよくある。
もし美味い飯屋で食っていたら、好きになっただろう。
そんなんじゃなくて、よその地に出た事もないのに
自分のところが一番だ、と断言するのは
物知らずというか、頭が固すぎるというか
吟遊詩人の私にとっては、すごく付き合いにくい人種なのだ。
こういうヤツに限って、よそのアラ探しをしてはあざけるので
話していて、その盲目さに本当にイラ立つ。
どこの地でも良い部分も悪い部分も、併せ持つものなのに。
一番じゃなくても、てか順位とか関係なしに
ただ “好き” で良いじゃん。
何でわざわざ、よそと比べて勝たなければならないんだ?
そして私は田舎生まれなんだが、田舎ってそんなに恥じる事か? と
不思議になる事が、よくある。
私は田舎は大嫌いなんだが、恥とは思わない。
田舎者だと笑われた事はないが
てか、多分バカにされた事はあるんだろうけど
回りくどく言われても、“私” には伝わらないし
“田舎者” なんて、事実だからまったく気にならない。
笑われても、へへ、面白いだろ? と逆に同調しちゃうよ。
でも日常生活で、田舎だ都会だ一番だ、なんて言ってるヤツなんて
滅多にいないので、皆、実際にはそんな事を考えて暮らしてはいないと思う。
だからケンミンショーのあのテンションには違和感を感じ
こういう方向のバラエティって、あんまり良くないんじゃないのかな
と、不安になってくる。
たかが数十、数百キロの距離で、差別化を図るより
日本に生まれた事を感謝した方が良くないか?
満足に食えない国もたくさんあるんだぞ。
・・・ああ、言論思想の自由がある日本だからこそ
こういうお遊びも出来る、って事なのか!
どうやら私の方が頭が固かったようだ・・・。
そんで書いてて気付いたんだが、外国嫌いの日本万歳!の私も
地元1番のヤツらと、同じ思想じゃないか!!!
私は日本1番なんで、何で日本の中で、と思っていたよ。
目クソが鼻クソを非難しているようなもんだった・・・。
本当にすみませんでした。
ついでに言い訳を山ほどするけど
外国人を嫌いだ嫌いだ言うとんのは、政治面だけで
個人的付き合いに政治は関係ない。
その割り切りをビシッとしとかないと
どこぞの移民大国のように、俺の常識が世界の常識、と
あっちこっちで紛争に関わらなくちゃ気が済まなくなるだろ。
自分は自分、人は人、国は国。
でも日本にいるなら、“日本” を丸ごと大事にしてほしいよ。
移民制度とかが整備されだしたら
皆の大切な “地元” も、どうなるかわからんのだぞ。
ちなみに私が田舎を嫌いな理由は、買い物好きだからなんだ。
経済的余裕があるならば、毎日でも心斎橋に通いたい。
でも、老後にお手伝いさんと運転手を常時雇える身分だったら
海が見える田舎で、ゴールデンレトリーバー (もちろん世話係付き) と
のんびりと暮らすのも良いな、と思う。
そんな大富豪になっていないのなら
このまま居心地の良い関西で、気ままに生きていきたいなあ。
東京の便利さと、熊本の正しさも魅力なんだが
付き合いの気楽さ、気候、自由さは関西が断トツで過ごしやすいんだよな。
評価: 帝国書院
(2011-12-01) コメント:地図は1冊は良いのを持つべき。 そしてそれをトイレに置くんだ。 トイレで地図を見ると便秘が治る! これ、私の実体験。 頭も腸も良くなり、正に一石二鳥。 さあ、下剤代わりに地図をどうぞ。 副作用はウンチクをたれたくなる事だ。 座布団くれ! |
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