結婚していた20年前の話。
結婚してすぐに家を新築したんだけど
その近所の家の塀に、夜になるとゴキブリが数匹もいて
これがうちに来たら・・・、とガクブルものだったんだよ。
でも元夫は建築業者で、その “専門家” が言うには
「ゴキブリは白蟻駆除をしていたら出ない」 と。
現にうちも近所にゴキブリ塀があったけど
白蟻駆除を専門業者に頼んでしてもらってたので、ゴキブリは出なかったんだ。
代わりに足長バチやコウモリや野鼠やムカデは出まくったが・・・。
それがある日、ゴキブリが出た。
元夫も虫嫌いだったので、どっちが殺るかで争ったけど
その時の醜い押し付け合いはさておき
これは白蟻駆除剤の効果がそろそろ薄れてきた、という目安らしい。
そこでさっさと白蟻駆除剤を撒布し直してもらったので
またそれから、ゴキブリは出なくなった。
あの時は、大体5年で効き目が取れて
再散布は、60坪の床下で5~10万ぐらいだったような。
20年以上前の地方都市で、まあこんなもん。
白蟻は蟻じゃなく、ゴキブリと同じ仲間らしく
もうそれだけで、今までよりも何倍も白蟻が嫌いになったわけだけど
“駆除” という観点から言うと、“蟻” が一番死ににくいそうな。
蟻じゃないけど、白蟻の駆除剤も
床下に撒いたり、柱に注入したりしてもらうんだけど
その強烈な薬品臭が何日も続いて、こっちが駆除されそうだったよ。
あれはペットや子供がいる家庭は無理かも、と思ったけど
今は天然の材料で出来てる駆除剤もあるそうな。
それはそれで、ナチュラル臭そうではあるけど。
でも、ちょっと調べてみたら
ゴキブリが出るところと、白蟻が出るところは違う。
白蟻は床下メインのテリトリーだけど
ゴキブリは人間の生活圏全体、天井にもいる、とな。
そこで、白蟻駆除業者のサイトの業務一覧には
“ゴキブリ駆除” という項目も出来ていた。
なるほど。
マンションなら、この駆除だけで良いわけだな。
ゴキブリは、家庭内で生まれ育つわけではなく
自然界に生息しているそうな。
つまり、そこらの公園で草花に囲まれてキャッキャウフフやってて
腹が減ったら、人様のおうちに忍び込んで飯を食い
そこに居付いて繁殖する、とんでもないアリエッティなのだ。
だから近所に公園がある家は注意、って、うちもだよ!
出たら、置き型タイプの毒や来い来いハウスで殺し
ゴキブリが入り込むであろう隙間に、殺虫剤を定期的にかける。
この “隙間” っちゅうのが、2mmあればオッケーとか
もう家を真空にせんと防げんレベルなのが、おおごと。
サッシの隙間や換気扇部分は厳重に
何とエアコンの室外機から入り込む場合もあるそうで
その能力を、人を恐怖に陥れるためだけに使っているなど
私以上に才能の無駄遣いをしているヤツを初めて見たよ!
と、これぐらいが今のところ私が持つゴキブリ情報かな。
ゴキブリ出現を、安易に隣近所のせいにしないようにな。
ゴキブリは元々野の生き物らしい。
カラスと似たような共存なんだな。
あ、ひとつ元夫に聞いた豆知識。
白蟻は桜の木に寄って来るそうな。
だから庭に桜の木は厳禁だぞ。
桜の木がつきものの学校や公的機関のご近所さんは
白蟻駆除に力を入れるんだぞ。
あ、もういっちょ、虫と全然関係ないけど庭つながりで
庭木とか庭石を捨てる時は、お祓いをした方が良いそうな。
建築業者って、そういう迷信を異様に重視するけど
それは自分が痛い目に遭うからだそうな。
元夫は現実主義とやらだったけど、井戸を適当に埋めて
その現場で事故が続き、とうとう本人がはしごから落ち背骨を折ったので
それ以来、「危ない橋は渡らない」 ようになり
いちいちお祓いをするようになったんだよ。
常日頃から私が、「するな、と言われてる事はするな」 と言っているのは
信じる信じないに関わらず、理不尽な厄災ってのがあるからなんだ。
日本は八百万の神の国・・・
建築業で実感したとは。
えらい話がズレたのも、このブログのいつもの災い。
評価: 広洋株式会社
コメント:あっ、これ良いかも知れない。(だから “レビュー” の意味がわかっとんのかと) ホイホイは中にいるし、ホウ酸団子は死体の行方が不安だし、アシダカグモはまずおめえが恐え! なので、嫌がらせ目的の消極的措置が一番無難だと思うんだ。 |
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