昨今の育児書は、子供の “心” を大事にするような風潮らしいけど
まずは子供の “命” を守る事が一番だと、私は思う。
まずは身も蓋もない鬼畜な事を言うけど
割にこれは、世の隠された本音。
他人は、迷惑な子供なんか可愛くない。
他人が、「子供だからしょうがない」 と言うのは
自分自身にそう言い聞かせて、忍耐力アップを図っているのである。
決して、その子供を許しているわけではない。
なお、この記事は全編に渡って
“私” が狭い範囲で経験したり感じたりした事を
独断と偏見に満ちた意見で言っているので
全部が全部、全員が全員、そうではありません。
また、私の言う事が正しいわけでもないかも知れません。
単 な る 個 人 の 一 意 見 !
私が遭っている、近所の騒音問題の一例で説明をすると
関連記事: 騒音のつらさ 12.10.16
1.幸せな人なら、笑って許す。
2.でもちょっと疲れてきたら
「あの家族、宝くじでも当たって
どこかに引っ越して行ってくれないかしら」 と思う。
3.自分がしんどい時は、とにかくどっかに行け、と願う。
4.病んできたら、ついつい 「死ねばいいのに」 と思ってしまう。
5.自分が不幸に思えてきたら、「死ね!」 と呪う。
6.・・・・・・・・・・・・
この 「死ね」 な、実際に何度も聞いた事があるよ。
走り回っていたり、奇声を発している子供を遠目に見つつ
「うっせーな、死ね、クソガキ!」 と、つぶやいて通りすぎるのを。
今時は簡単に 「死ね」 と言われるんだよな。
自分が言われるのは、当然キッツいけど
他人が言われるのを聞くのも、自分に関係がなくてもかなりズキッとくる。
と言う私は上の3番まで到達し、あやうく4に行きかけた。
このままいけば人を呪うかも知れない、そう案じて薬を処方してもらった。
もう、安定剤ではダメで、抗ウツ剤になった。
その時に思ったのが、「こりゃ、殺したくもなる。」(6)
今までに、ご近所トラブルで多くの殺傷事件が起こっていて
何も殺さなくても・・・、とニュースを観ながら思っていたけど
当事者になって、ようやくその心理がわかったような気がする。
もし私がブレーキの壊れたヤツだったら
騒音住人を殺しに行ったかも知れない。
そして標的は、間違いなく騒音を出していた子供。
親ではなく子供を狙っていたであろう。
騒音トラブルを訴えた時に、ある男性が怒った。
「言われる方も被害者なんですよ!」
その男性の娘さんが、よそのマンションに住んでいるけど
自分の子供の出す音で下の階の住人から苦情がきて、ノイローゼになりそうだと。
その時は、こっちが加害者のように言われ
私が悪いんだろうか、と自分を責めたけど
何か月もそれについて自問自答してきて、ふと気付いた。
その男性は、娘さんにしつけをしなかったのかも知れない。
しつけられなかった娘さんもまた、我が子をしつけられない。
確かに娘さんは被害者である。
モラルのない親の。
この一件で、騒音問題の根本に気付いた。
すべては、しつけ。
子供が住宅街の路上でギャアギャア騒ぐのも
駐車場の車の横でボール遊びをするのも
ショッピングモールで突然奇声を発するのも
家の中で走り回るのも、子供の仕事ではない。
子供は、しつけをしないといけない生き物なのだ。
それをしないと、人間社会で生きにくくなる。
可愛い我が子が出す音は、親には気にならないだろうけど
他人には、ものすごく耳障りな場合が多い。
この時に恨まれるのは、親だけじゃなくて子供も。
我が子が他人に、「死ね」 と思われているなど
想像もしないから、親は対処をしないのであろう。
しかし親が子供をしつけないと、その子は無神経な人間に育ちかねない。
“天然” とか言われている内は、まだ良いけど
無神経は他人の迷惑を考えない上に、人を傷付けもする。
他人の “ムカッ”“イラッ” に気付かず、どんどん流して
当人は何事もなく生きているつもりでも
そういう、「死ね!」 と思われかねない行為を繰り返していると
本当に殺しにくるヤツがいないとも限らないのが、人間社会の恐いところ。
しつけは、モラルや道徳を学ばせる事である。
それは、社会の中で人をイラ立たせないための作法を養う意味を持つ。
しつけがなされていない人間は、その無神経さで
普通の人が、10年の内に10人に憎まれるところを
100人に憎まれるかも知れない、という
いわば “リスク” が、はね上がる。
10人の内に、ヤバいヤツが入っている可能性より
100人の中に入っている可能性の方が、高い。
つまり、人間関係において、トラブルの危険性が強まるわけだ。
“しつけ” が必要な理由は、これなんだ。
しつけは、子供に制限をかける事ではなく
生存率を高めるための予防策なのである。
せっかく産み育てた子を殺されたくないんなら
「子供だからしょうがない」 とか言っていないで
ちゃんとしつけるのが、親の義務であり、愛だと思う。
注: この記事で言う “しつけ” は、最低限のものである。
しつけは、出来て初めて 「しつけた」 と言えるんだぞ。
「しつけてるのに・・・」 は、しつけていない段階の話。
評価: カワセ(KAWASE)
(2012-04-05) コメント:“子供 うるさい” で商品検索をしたら、これが出てきて、もう・・・。 まさかとは思うけど、集合住宅でこれは や め て !!!!! |
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