「清き1票を、清き1票をどうかお願いします!」
ヨネ 「選挙たいねえ・・・。」
ウメ 「ようやく選挙ばい。」
ヨネ 「今回はまともな政権になると、よかけど。」
ウメ 「今度、民主政権になったら、うちゃ、もう日本なんか知らんけんね。
税金も払うのを止めて、生活保護ば申請しちゃるばい。」
ヨネ 「ミリタリージャケットにレザーパンツとブーティを
着用しとるババアは、誰も生活を保護してくれんと思うけんど。」
ウメ 「それを言うなら、おめえも豹の絵のトレーナーで
ケモナー・ババアになっとるが。」
ヨネ 「お、おめえ、今、かなりの数のマニアを敵に回してしもうたど。
うちまで巻き添えにするのは止めてくれんね。」
ウメ 「てか、おめえ、そのトレーナー、どげんしたとね。」
ヨネ 「いい加減に、“どげんした?” ていう事柄は
嫁の仕業と察してくれんね。
これも当然、嫁が買うてきたったい。
『おかあさま世代ならこれですよねー。』 て。」
ウメ 「ピリカラ、親切か嫌がらせかわからん高度なコミュをしてきよんね。」
ヨネ 「おめえやチヨさんを知っとって、これを買うてくるとだけん
嫌がらせんつもりかね。」
ウメ 「うち、“ミセス” ジャンルのファッションには、うとかばってん
こん前、そういう柄ばかりのショップを見かけたけんチェックしたとよ。
そしたら、そこ、豹顔ニットが5万以上したばい。
この手を着るババアは意外や意外、金持ちじゃよ。」
ヨネ 「ヴェルサーチとか着とる人、騙されてなかかと思うもんね。
何で大金はたいて、あぎゃん妙な柄の服ば着せられなんのか。」
ウメ 「おめえんとはトレーナーだけん
ピリカラお得意のパチモン真に受けだろうけんどん。」
ヨネ 「それを着とるうちが一番バカ、という話じゃなかね。」
ウメ 「おめえが家で外見に構わんけん、ピリカラにナメらるっとよ。」
ヨネ 「もう、うちゃ、女部門も主婦部門もリタイアでよかけん放っといて。」
「この鬼瓦権蔵 (おにがわらごんぞう) に、どうか清き1票を!」
ウメ 「何ね、こん、たけしのする面白ろなかギャグキャラんような名は。」
ヨネ 「知らんたい。 朝も早うから、よろしくよろしく、で
ゆっくり寝られんで参るわ。」
ウメ 「ババアになって、意外だった事て色々あるけんどん
年寄りちゃ、朝5時に起きるもんと思うとったら
まさかの10時まで爆睡とは、我ながら驚きたい。」
ヨネ 「夜中に何度もトイレに目覚めるけん、眠れんで
起きるのが遅くなるとよね。」
ウメ 「おめえはネットで夜更かしだろたい。」
ヨネ 「ババアは闇に紛れてネットで破壊工作たい。」
ウメ 「公安には気ぃつけなっせよ。」
ヨネ 「そう言えば、チヨさんとこのご主人が亡くならした時
昼飯にも来んけん、さすがに見に行ったら・・・、て感じだったもんね。」
ウメ 「死亡時刻が夜中の12時ていう、まさかの空白の時間帯で
チヨさん、『夫の死体を12時間も放置してたなんて恥だわ』 て
おいおい、そっちかい、な方向で嘆きよらしたもんね。」
ヨネ 「・・・そん時、おめえ何て言ったか覚えとるね?」
ウメ 「うち、何か慰めたかいね?」
ヨネ 「おめえがマトモな慰めをするわけなかろうも。
『冬場で寒いけん、腐らんかったのが幸いじゃね。』 て言うたとよ!」
ウメ 「ええーーー? 覚えとらんわ。
チヨさんは何て答えたと?」
ヨネ 「『ほんと、そうよねえ』 て言いよらしたよ。」
ウメ 「慰めになっとるじゃなかね。」
ヨネ 「おめえとチヨさん、気が合うとるよ。」
ウメ 「はあ? あぎゃん泡が割れんバブル・ババアと一緒にしてほしくなか!」
ヨネ 「それを “同族嫌悪” て言うとよ。」
「鬼瓦、鬼瓦権蔵をどうかよろしく!」
ウメ 「ほんと、うるさかね。
選挙ん時しか来んヤツに、よろしく出来んばい。
せからしか! と叫んで
こん、イデアコのゴミ箱ば投げつけてよかね?」
ヨネ 「そぎゃん表沙汰な反社会的活動は、自分ちでやんなっせ。」
ウメ 「・・・あら、こんイデアコは本物ね。
ピリカラ目利きかと思うたたい。」
ヨネ 「『ゴミを入れるものに1000円以上、よく出せますね。』
て、イヤミを言われたたい。」
ウメ 「ピリカラに値段を教えたとね?
そん内、おめえんゴミ箱はパチ・キティーに入れ替えられて
これは玄関に飾らるっかもよ。」
ヨネ 「いかにもありそうな嫌な事を言いなんな!
て言うか、さすがの嫁もキティーぐらいは本物を買うじゃろ。」
ウメ 「選挙に一緒に行くね?」
ヨネ 「たかが投票に女学生連れションモードね?」
ウメ 「チヨさんが、投票後に執事カフェに行こうてたい。」
ヨネ 「“お嬢さま” て呼ばれるアレね。
ほんに、チヨさんも大概にせんと、痴呆と思わるっよ。」
ウメ 「ピリカラとチヨさん、割に足並みが揃うとるよね。
微妙に後からやってくる感が。」
ヨネ 「ああ、それがあるけん、先端を知っとるつもりのおめえとしては
一緒にしてほしくなかったいね。」
ウメ 「・・・まあ、うちもそう網羅はしとらんよ。
ネット右翼のおめえには負けるたいね。」
ヨネ 「うちはネット右翼じゃなか!
うちのマネをしとるヤツをネット右翼て言うとよ!」
ウメ 「おめえ、意外に何様じゃね。」
ヨネ 「生きてきた年月が違うけん、一緒にせんでほしか!」
ウメ 「その言葉に、日本中のすべての老人の叫びが集約されとるね。」
ヨネ 「そこらん若造も老いたらわかるたい。」
ウメ 「そうじゃね。」
ウメ 「んじゃ、またね。」
ヨネ 「うん、またな。」
ウメ 「・・・・・・・・」
ヨネ 「何ね?」
ウメ 「ちょっとピリカラ、注意した方がよくねえ?」
ヨネ 「ああもう! パチモンを探せ! は、そろそろ止めてほしか。」
ウメ 「でん、そん靴はさすがにいかんばいた。」
ヨネ 「ん?」
(FERRAGAO)
ウメ 「・・・・・・・・・・」
ヨネ 「・・・・・・・・・・」
評価: ideaco (イデアコ)
コメント:たまには真面目にレビューするねっ! ・・・店で見ただけだけど・・・。 ← 一番最低 シンプルで使い勝手が良い実用品こそが私の理想。 このゴミ箱も、中にレジ袋をかぶせて外側で隠すタイプ。 とても実用的でお勧め! |
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