ババア’s トーク 3 選挙

「清き1票を、清き1票をどうかお願いします!」
 
ヨネ 「選挙たいねえ・・・。」
ウメ 「ようやく選挙ばい。」
 
ヨネ 「今回はまともな政権になると、よかけど。」
ウメ 「今度、民主政権になったら、うちゃ、もう日本なんか知らんけんね。
    税金も払うのを止めて、生活保護ば申請しちゃるばい。」
ヨネ 「ミリタリージャケットにレザーパンツとブーティを
    着用しとるババアは、誰も生活を保護してくれんと思うけんど。」
 
ウメ 「それを言うなら、おめえも豹の絵のトレーナーで
    ケモナー・ババアになっとるが。」
ヨネ 「お、おめえ、今、かなりの数のマニアを敵に回してしもうたど。
    うちまで巻き添えにするのは止めてくれんね。」
    
ウメ 「てか、おめえ、そのトレーナー、どげんしたとね。」
ヨネ 「いい加減に、“どげんした?” ていう事柄は
    嫁の仕業と察してくれんね。
    これも当然、嫁が買うてきたったい。
    『おかあさま世代ならこれですよねー。』 て。」
ウメ 「ピリカラ、親切か嫌がらせかわからん高度なコミュをしてきよんね。」
ヨネ 「おめえやチヨさんを知っとって、これを買うてくるとだけん
    嫌がらせんつもりかね。」
 
ウメ 「うち、“ミセス” ジャンルのファッションには、うとかばってん
    こん前、そういう柄ばかりのショップを見かけたけんチェックしたとよ。
    そしたら、そこ、豹顔ニットが5万以上したばい。
    この手を着るババアは意外や意外、金持ちじゃよ。」
ヨネ 「ヴェルサーチとか着とる人、騙されてなかかと思うもんね。
    何で大金はたいて、あぎゃん妙な柄の服ば着せられなんのか。」
ウメ 「おめえんとはトレーナーだけん
    ピリカラお得意のパチモン真に受けだろうけんどん。」
ヨネ 「それを着とるうちが一番バカ、という話じゃなかね。」
ウメ 「おめえが家で外見に構わんけん、ピリカラにナメらるっとよ。」
ヨネ 「もう、うちゃ、女部門も主婦部門もリタイアでよかけん放っといて。」
 
 
「この鬼瓦権蔵 (おにがわらごんぞう) に、どうか清き1票を!」
 
ウメ 「何ね、こん、たけしのする面白ろなかギャグキャラんような名は。」
ヨネ 「知らんたい。 朝も早うから、よろしくよろしく、で
    ゆっくり寝られんで参るわ。」
ウメ 「ババアになって、意外だった事て色々あるけんどん
    年寄りちゃ、朝5時に起きるもんと思うとったら
    まさかの10時まで爆睡とは、我ながら驚きたい。」
ヨネ 「夜中に何度もトイレに目覚めるけん、眠れんで
    起きるのが遅くなるとよね。」
ウメ 「おめえはネットで夜更かしだろたい。」
ヨネ 「ババアは闇に紛れてネットで破壊工作たい。」
ウメ 「公安には気ぃつけなっせよ。」
 
ヨネ 「そう言えば、チヨさんとこのご主人が亡くならした時
    昼飯にも来んけん、さすがに見に行ったら・・・、て感じだったもんね。」
ウメ 「死亡時刻が夜中の12時ていう、まさかの空白の時間帯で
    チヨさん、『夫の死体を12時間も放置してたなんて恥だわ』 て
    おいおい、そっちかい、な方向で嘆きよらしたもんね。」
 
ヨネ 「・・・そん時、おめえ何て言ったか覚えとるね?」
ウメ 「うち、何か慰めたかいね?」
ヨネ 「おめえがマトモな慰めをするわけなかろうも。
   『冬場で寒いけん、腐らんかったのが幸いじゃね。』 て言うたとよ!」
ウメ 「ええーーー? 覚えとらんわ。
    チヨさんは何て答えたと?」
ヨネ 「『ほんと、そうよねえ』 て言いよらしたよ。」
ウメ 「慰めになっとるじゃなかね。」
ヨネ 「おめえとチヨさん、気が合うとるよ。」
ウメ 「はあ? あぎゃん泡が割れんバブル・ババアと一緒にしてほしくなか!」
ヨネ 「それを “同族嫌悪” て言うとよ。」
 
「鬼瓦、鬼瓦権蔵をどうかよろしく!」
 
ウメ 「ほんと、うるさかね。
    選挙ん時しか来んヤツに、よろしく出来んばい。
    せからしか! と叫んで
    こん、イデアコのゴミ箱ば投げつけてよかね?」
ヨネ 「そぎゃん表沙汰な反社会的活動は、自分ちでやんなっせ。」
 
ウメ 「・・・あら、こんイデアコは本物ね。
    ピリカラ目利きかと思うたたい。」
ヨネ 「『ゴミを入れるものに1000円以上、よく出せますね。』
    て、イヤミを言われたたい。」
ウメ 「ピリカラに値段を教えたとね?
    そん内、おめえんゴミ箱はパチ・キティーに入れ替えられて
    これは玄関に飾らるっかもよ。」
ヨネ 「いかにもありそうな嫌な事を言いなんな!
    て言うか、さすがの嫁もキティーぐらいは本物を買うじゃろ。」
 
 
ウメ 「選挙に一緒に行くね?」
ヨネ 「たかが投票に女学生連れションモードね?」
ウメ 「チヨさんが、投票後に執事カフェに行こうてたい。」
ヨネ 「“お嬢さま” て呼ばれるアレね。
    ほんに、チヨさんも大概にせんと、痴呆と思わるっよ。」
 
ウメ 「ピリカラとチヨさん、割に足並みが揃うとるよね。
    微妙に後からやってくる感が。」
ヨネ 「ああ、それがあるけん、先端を知っとるつもりのおめえとしては
    一緒にしてほしくなかったいね。」
    
ウメ 「・・・まあ、うちもそう網羅はしとらんよ。
    ネット右翼のおめえには負けるたいね。」
ヨネ 「うちはネット右翼じゃなか!
    うちのマネをしとるヤツをネット右翼て言うとよ!」
ウメ 「おめえ、意外に何様じゃね。」
ヨネ 「生きてきた年月が違うけん、一緒にせんでほしか!」
ウメ 「その言葉に、日本中のすべての老人の叫びが集約されとるね。」
ヨネ 「そこらん若造も老いたらわかるたい。」
ウメ 「そうじゃね。」
 
 
ウメ 「んじゃ、またね。」
ヨネ 「うん、またな。」
ウメ 「・・・・・・・・」
ヨネ 「何ね?」
ウメ 「ちょっとピリカラ、注意した方がよくねえ?」
ヨネ 「ああもう! パチモンを探せ! は、そろそろ止めてほしか。」
ウメ 「でん、そん靴はさすがにいかんばいた。」
ヨネ 「ん?」
 
(FERRAGAO)
 
ウメ 「・・・・・・・・・・」
ヨネ 「・・・・・・・・・・」
 
 
 

評価:

ideaco (イデアコ)


¥ 3,500

コメント:たまには真面目にレビューするねっ! ・・・店で見ただけだけど・・・。 ← 一番最低  シンプルで使い勝手が良い実用品こそが私の理想。 このゴミ箱も、中にレジ袋をかぶせて外側で隠すタイプ。 とても実用的でお勧め!

Comments

“ババア’s トーク 3 選挙” への3件のフィードバック

  1. あーみんZのアバター
    あーみんZ

    ゴミ箱でこんな高い製品あるんですね!
    驚きです。

    いやー。今回も大笑いしながら
    このシリーズ見ました。^^

    今日は疲れたのでこのブログをちょっと見て
    寝ようかとも思ったのですが
    このシリーズがあったので
    サクサクと読みました。

    そうなんですよね!
    政治家って選挙時は障害者向けの
    授産施設やデイケアに来るんですよ!
    いっつも視察にも来ないのに!
    (忙しいのかもしれませんがね)

    今回は比例代表の票には民主党は入れないことにしてます。
    某党に入れます!

    第三極が注目されてますが
    70歳まで老齢年金を渡すのを引き上げるって
    維新の会は言っていて
    誰が入れるか!!と思って維新の会に入れるのを
    辞めます。
    現与党が若者が働けなるからと
    シルバー人材への助成金を減らし
    そのせいで両親の生活が大変になってるのに
    その上、老齢年金を引き上げるってどういうことでしょう。
    (まあ、うちは両親とも70代ですけどね・・・)

    「お役所のご法度」という本があります。
    近くのブックオフに安く売っていたので買いました。
    学生時代に読んだ本です。
    役人は予算をいかに取るかを考えていて
    減額されないように毎年くだらないことをして
    予算を使い切ります。
    そういうことを書いてある本です。
    もう20年近く前の本です。
    20年も経つのにお役人の考え方は変わってないです。

    ご存知でしょうが、年期末の道路工事がいい例です。
    予算を使い切るために道路工事をしています。

    なんだかな~。

  2. あしゅのアバター
    あしゅ

    あーみんZちゃん、来るよね、施設に。
    どこの誰とも知らないオヤジ候補者に
    握手を強要されて気持ち悪かった。

    日本に握手文化はねえっつの!
    あれ、セクハラじゃねえの?

    そうなんだよー。
    維新、“普通” と違う感覚が随所に入っていて
    それがものすごく不信感に繋がっているんだ。

    年金受給年齢の引き上げ、罠だよな。
    死んだはずの老人たちの年金を
    家族が受け取っていた事件があったじゃん。
    あれは氷山の一角で、日本の長寿は虚構だと思う。

    “死の尊厳” のガイドラインを定めて
    無理な延命治療の有無を、本人が決められるようにする
    これだけでも、幸せに死ねる年寄りも増えると思う。

    そうそう。 予算を使いきらないと
    「おたく、金そんなに必要じゃないね?」 と
    大幅にカットされてしまうからなんだよねー。

    年末に一気に工事するのは
    途中で事故があったら、それに予算を使う必要があるから
    ギリギリまで使えない、という事情もあるし。

    何よりも “貯金” が出来ないのが
    万が一の時に恐いのは、国も個人も一緒だよねえ。

  3. ICEのアバター
    ICE

    道路工事の予算って、住民の要望より既にかなり少ないんだよ。うちの辺は要望出しても「5年以内には・・・」って感じ。
    今、市内で側溝の溝蓋の工事してるけど(コンクリートのガタガタのやつからステンレスのやつに変える)あれ全部終わるの10年以上かかりそうなペースだもん。

    年度末に工事が多いのは、あしゅちゃんが言うとおり、何か道路陥没とかでっかい事故があったらいかんから。
    よし予算大丈夫そうだぞ!って工事にかかっても、全道路一気にやると迂回路が無くなっちゃうから、数十メートルづつやるしか無くてずーっと工事が続くんだよ。

    ただ道路工事やって、2か月後に水道の工事・・・とかいう事はあるから「一緒にすればいいのに、舗装費用がもったいねー」ってのはあるよね。

    私が心配なのは下水道とか水道管の老朽化なんだ・・・。

    あれは何日も止められないし、補修に金がめっちゃかかるから、つけたら最後定期補修なしに何十年も放置なんだ。そしてあちこちが一気にだめになる。
    東京なんかはその工事するぐらなら、遷都した方が安いってぐらいらしくて・・・。ああ恐いわ。

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