デパートには何でも売っていると思っていた。
私がデパートが好きなのは、そう歩かずに
オープンスペースの店を見て回れるからである。
以前にデパートにパンツを買いに行った時も
そういう “ショップ” に行っちゃったんだな。
注: この記事で言う “パンツ” は下着の事ね。
きらびやかなお店には、レースてんこ盛りの布最小限の下着しかなく
レースにかぶれる私には、どうしようもなかった。
しょうがねえので、その店でおそらく一番の
レース最小限、布ふんだんのパンツを買って帰ったが
一 度 も は い て お り ま せ ん 。
そもそも私は下着はラクなのならば、どうでもいい。
「おしゃれは下着から」 と言うけど
私から言わせれば、「おしゃれはボディーから」 だよ!
ほら、毛ガニだって、あんな気色悪いのに
中身は、あら、美味しい! だろ?
ボッロボロの下着の下がナイスバディー、
これ、最強のギャップ萌えじゃねえ?
と、黒を白く言い張ってきたわけである。
いらん例えに出された毛ガニ、大激怒だな。
そんな私は、故かあちゃんがニッセンを見ている時に
「あ、これもついでに注文してー。」 でパンツを買っていた。
30歳過ぎて夫がいる身になっても!
かあちゃんは娘の選ぶ、ブルマーのようなパンツに
さすがに、女としての資質を疑ったのか
「もうちょっと可愛いのを選びなさいよ。」 と言うてきおった。
レースにかぶれるから、と答えると
「良いレースを選ばないからよ。」
かあちゃんのこの “良い” は、ケタが違うので
じゃあ買うてくれよ! とも言えない。
だってクリーニングに出せないなら、風呂場で手洗いだぜ?
珍しく謙虚するけど、そこまで自分の体は上等ではないと思うんで
そんな手間の掛かる包み布はいらん!
関西に来てからも、かあちゃんは時々
もうすっかり把握した、私好みのパンツを送ってくれてたが
ある日突然、紙パンツを大量に送りつけてきた。
これは何の意味が隠されてるんだろう? としばし悩んだが、何の事はなかった。
災害時のためのものだそうだ。
「箸を洗うのも面倒くさい・・・。」 と
ちょっとスサんでた時にボヤいたひとことで
親戚総出で、私に割り箸を送る運動をしてくれたんで
とうとうパンツを洗うのも面倒になった、と思われたんかとビビったよ。
ちなみに紙パンツの履き心地は試してない。
災害時にはくものだから、もしはいて災害が起こったら恐いじゃん!
うかうか、試しばきも出来ねえよ。
こっから生理の話題になるけど、生理時って余計に腹を締め付けたくないんで
私は普通のパンツでしのいでいる。
・・・・・・・皆、最初からナプキンの付け方を知ってたか?
数十年前のナプキンは、接着テープが先っぽに横にだけ付いてたんだよ。
もうわかるな?
高校生になって、グチったんだよ。
ねえ、生理って生理痛だけでも辛いのに
あのテープで皮膚がすっげえ痛くない?
私の声が聞こえていた全員が、バッとこっちを見たさ。
どうやってナプキンを付けてんの? と訊かれまくったんで
当たり前のように、接着面を肌に付けてる、と言うと大爆笑。
あれ、パンツ側に付けるものだったんだな・・・。
言われてみたらそうだけど、パンツに貼るようになって漏れるようになったぞ。
皮膚はズレんが、パンツはズレる。
まあ、だからこそ生理用ショーツがあるわけだがな。
ここまでが前置き。
こっからの一番重要な本題、ほんの数行で終わると思う・・・。
生理用にしていたパンツが、度重なる接着テープの攻撃によって穴が空いたんだよ。
私は平気で、穴の空いたパンツもちろんエロ用ではないのをはけるんだが
今回のその穴は、図ったかのように肛門のところに
限りなく真円に近い形で空いちゃったもんで
とてつもない微妙な気持ちになってのお・・・。
これはこれで見ようによっちゃ、エロと言えそうな気もするけど
しょうがねえ、捨てるしかあるまい、と
ハサミで細切れにチョキチョキして捨てたさ。
ロクでもねえパンツは、干すのと捨てるのに気を遣うよな。
中身のない毛ガニも・・・、毛ガニに謝るすみません!!!
さて、捨てた分、補充をせねば。
というか、パンツ、あるんだけど、どれもレースがついてたり苦しかったり
ああ・・・、どこかにワカメちゃん愛用のようなパンツが売ってないものか・・・。
そしたら “衣服売り場があるスーパーにある” という情報をGET!
早速行ってみたさ。
私の住んでる地域は、夫婦仲が良いんか、買い物好きの男性が多いんか
老夫婦が揃って買い物をしているシーンが日常に見られる。
行った下着コーナーにも夫婦が3組いた。
ただしデカパンの売り場なので
何ちゅうか、アラナナ? (アラウンド70) 夫婦ばかり。
ばあさんが、茶色に近いベージュのパンツを手に
「ああ、これこれ」 と言った。
そうそう、それが一番アウターに透けないんだよな
さすが、わかっていらっしゃる、と心の中でばあさんを賞賛。
で、ふと横にいたじいさんを見ると
妙に哀愁を漂わせて紫のパンツを凝視していたのが、おかしくておかしくて
この時ほど、マスクをしていて良かった! と思った時はなかったぜ。
じいさんは、ばあさんにちょっとは色気のあるパンツをはいて欲しいようだが
そんな事を言うと、ばあさんからどれだけスケベ扱いの罵倒をされるやら。
長年連れ添ってきたじいさんの、危機回避能力ブラボー!
ちなみに私も、レースいっちょもない茶色に近いベージュにしたさ。
それがパン透けしちゃならねえ、ババアのたしなみ!
2種類買って帰ったんだけど、帰宅して値札とか外してたら片方が薬品臭くてさ。
最近、気を抜いててついつい忘れがちになるんだけど
ハッとタグを見たら、中国製・・・。
でももう片方は何も匂わないので、タグを見たら
日本製 福助 ばんざい!!!
中国製のって、何でああ薬臭いんだろう・・・。
翌日もう一度、福助を買いに行ったさ。
私が買ったのは、アマゾンにはなかったんで
代わりに同じく日本製のグンゼを。
デカパンをはいてきて、ひとつ良かった、と思うのは
皮膚に下着跡があまり付いてない事。
小さいパンツは皮膚を締めるので、黒ずみやすいし
歳を取ると、いらんところに段差がある腹や尻になる。
尻はな、入浴の時に絹の布か米ぬか袋で軽くクルクルと3周ぐらい撫ぜ
風呂上りに保湿力の強いクリームで、外から内へとマッサージして
それを続けて数年で、やっとどうにかなる、という
お手入れが効かない部分なんだよ。
だって座る時に尻に全体重が掛かるだろ?
贅肉の歪みだけじゃなく、角質化によるブツブツも出来るんだ。
よって本来なら、ノーパンがベストなんだけど・・・、なあ?
だから、パンツは考えて選ぶべき。
ヘソあたりまでの大きいパンツなら、段がついてもそれはウエスト。
色素沈着を起こす足の付け根のゴムは
力の限りにグイグイ引っ張って、ビロビロに伸ばしてはく。
おしゃれは未来も想定してこそよ、ほーほほほほ
ほい、本題、数行で終わり。(本題、どこ???)
評価: GUNZE(グンゼ)
(2011-03-01) コメント:若い娘さんたち、これをはきなされ。 年齢とともに下着の締め付けで色素沈着や肉の段差ができるので、“ウエスト” 部分にゴムがくるものを。 色気もほしいならノーパンか、特殊なところでふんどしを。 ババアの言う事は聞いておけ。 |
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