TVで討論番組をやっていた。
お題は 「いじめる側といじめられる側、どっちが悪い?」
結果は 「いじめる側が悪い」 が、6:4ぐらいで多かった。
「いじめられる側が悪い」 というヤツの言い分は
「いじめられる側にも原因がある」
「いじめられる側は反抗できずに弱いから」
途中、元教師で、今はいじめ相談所に勤めている女性が出て
いじめられた体験を話す子に
「みんな辛かったね。 何もできなかった自分が悔しい。
いじめた子に代わって謝るしかできない。
ごめんなさいね。」
と、芝居がかったヒューマニズムをふりまき
さすがに会場は冷えまくっていた。
番組の最後は、いじめに遭って自殺した子の親の
インタビューを流し、会場号泣で終わり。
最初から最後までイライラさせられた番組だった。
「どっちが悪い?」 はああああああああああああ?
いじめる側が悪いに決まってるだろうよ。
いじめられる側に原因があっても
それを解決するには、何通りも方法があるのに
いじめという方法を取る自体で、既に悪い。
この番組はいじめをどうにかしたくはないのか?
こんなお題で何か進展するのか?
番組の意図するとこがよくわからん。
単に不幸話を羅列して、傷の舐めあいをしようってか?
いじめは何も学校内だけではない。
会社でも近所付き合いでも社会全体でも
人が複数いるところには必ずある。
学校でいじめられてたヤツが、卒業すれば終わりじゃねえんだよ。
いじめられる度に、泣き寝入りしてやり過ごすのか?
いじめをどうにかしたいのなら
被害者には被害者の戦い方があるというのを教えてあげるべきだ。
被害者ヅラってのも、戦うには武器にはなるが
それだけで乗り切れるものではない。
いじめられた子は、涙するほど可哀想で
厳しい事など言えなくなってしまうが
その子の人生で、いじめが起きる可能性は永遠に続く。
本当にその子の心安らかな人生を望むのなら
慰めるだけでなく、知恵をつけさせてあげるべきだ。
番組に出てきたいじめ相談所の女性を見てると
その時の心の傷は癒せるかもしれんが
また起きるかもしれんいじめの対策には
役立っていなさそうに思える。
一緒に泣くだけでは何の解決にもならんわ。
では、その解決法とは?
それは状況によって違う。
ケースによって、公的機関に訴えるのがいいのか
本人だけで戦うのがいいのか変わってくるからで
まさにケースバイケースである。
ただ、ひとつだけ言えるのは
「そこが世界のすべてではない」
いじめる側もいじめられる側も、狭いコミュニティに
どっぷり浸かっているので、そういう衝突が起きる。
いじめなんて、ほんとーーーーーーにくだらん。
くだらんのに、やり口がどんどん陰湿化しているのは
いじめる側に妙な知恵がついてきてるからだ。
いじめられる側も進化しないと、太刀打ちできない。
「告げ口すると、もっとひどくやられる」 ってのは
後手後手に回ってるから。
すべてを巻き込んで自爆したるぐらい、腹をくくれ。
嵐と違って、通り過ぎてはくれんものには
ぶつかるしかないだろう。
いじめに対しての私のスタンスはこれだ。
これができないからこそ、いじめられるんだ、という
話もあるが、私もいじめられた経験はある。
・・・が、自覚はなかった・・・。
今思えば、あれっていじめだよな、って感じなのだ。
小学校低学年の時、上級生の男の子数人に
コブを作り、ケガをし、服を破かれ
ズタボロになって毎日帰宅していたのに
何で気づかないのやら。
毎日泣いて帰るのに、それを苦にもしてなかった。
どころか、いじめる子の判別もできてなかった。
どこまでアホだったんだか、今となっては笑い話だが
私がまともな知能のガキだったら、悲劇が起きてたのかも。
でも、あの時の私には、学校が世界のすべてではなかったので
校内で起きる事ばかりを考えてはいなかったせいだと思う。
その後もいくつかいじめに巻き込まれたようだが
全部、自覚がなかった。 (後々、人に言われて気付く)
こういうヤツが周囲にいたら、さぞイライラすると思う。
私なら、余計にいじめるがなw
経験から、このふたつを推奨する。
・世界をあっちゃこっちゃに持てば、余裕がでる
・自分の脳みそ、神経の状態によって剣と鎧を選べ
私のようなアホは少々突付いても気付かんもんさ。
最後に、いじめるヤツと傍観者に進言。
人は集団に頼ると自分の制御が難しくなる。
永久的に安住できる集団なんて存在しないので
常に背後に気をつけれ。
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