乙女の揺らぎ

ストレスが溜まったような気がするので発散のために
ナイスバディ主張をしよう。

関西人が私に言った。
「きみ、関西に生まれていたら良かったのにねえ」
また、ヨシモトとかそういう話か? と、ムカつきつつ理由を聞いたら
「そんだけスタイルが良かったら宝塚に入れただろうに」
これは意外な話である。

「あああ? 入学には顔の審査もあるでしょ」
「顔は厚化粧でなんとでもなりまっせ」
「・・・あんた、宝塚をナメてるんですかい」
「アホでっかー? 顔は整形すりゃすむだろうけど
 足の長さや身長はどうにもならんでっしゃろ」
 (一部、明らかに間違ってる関西弁表記あり)

これを聞いて、目からウロコだった。
そうか、そうだよな!
いくら大改装になろうと、顔は整形できるもんな!

いやあ、久々に直で褒められたよー。
最近、ナイスバディへの自信が揺らいでたけど
これでまた調子ブッこけるってもんさー。

おまけに、これは他人が言った事だから、自画自賛にはならんだろー。
私の人格も守られて、すげえ一石二鳥ネタ!

と、大喜びしたが、自慢にはなってるんだよな。
しかも、顔論外の暗黙の了解な会話で
よーく考えると、ケナされてるような気もする・・・。

些細 (かあ?) な事はおいといて
乙女心はヨワヨワなので、時々自分に対して
まったく自信がなくなる時がある。

原因は、数センチの段差でつまづいた、とか
見事にどーーーーーーでもいい事なんだが
なんせ私が持ち合わせている自信というのが
まったく根拠がないものなんで
些細な事でさえ致命傷になるのである。
豆腐を突付くとすぐ崩れるってやつだ。

この自信喪失というのは、実にやっかいなものなのである。
何かクヨクヨしてしまう。
忘れっぽいので、何が原因で何にクヨクヨしてるのかを忘れても
なお、よくわからんなりに、とりあえずクヨクヨしてしまう。

こういう時は、自分の唯一の長所を武器に、自信回復を図るのである。

やり方はこうだ。
友人に電話するなり 「私ってナイスバディよね!」 と、叫ぶ。

友 「はあ? 何をいきなり???」
私 「まだまだ神田うのレベルは保ってるよね!」
友 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   ・・・・・・・・・・・・・うん・・・・・・。」

私 「何だ、その間は! 思ってねえんかよ!」
友 「あんたを素直に褒めるのイヤなんだよねーーー」
私 「何だよ、それ!
   友達の唯一の長所を褒めてやらんで何が友情だよ!」

ここでひるむんなら、私の友達という立場はやっとられん。

友 「じゃ、私の長所も褒めてよ」
私 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   ・・・・・・・・・頑丈・・・・・・・・・? (大真面目)」
友 「・・・・・あんた・・・・・・」

ここからケンカになると思うだろうが
友人も色々と大変な人生を送っているのである。
「そんな事より、ちょっと聞いてよ」 と、始まる。

で、友人のグチを聞いて、あーだこーだ言いたい放題言って
友人スッキリ (一部疑問符)、私やる気満々で
四方八方オールオッケー!

世の繊細な乙女たち、揺れ動く心はこうやっておさめろ。

・・・ただし、自画自賛への強引な賛同要求は
長所が一箇所で、あとはサイテー! ってヤツに限る。
私のように、体はよくても頭も顔も根性も悪い、とかじゃないと
「何、贅沢ぬかしてんの?」 ってなるからな。
ほーっほっほっほ

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