梅雨の晴れ間

梅雨時期に2日晴れたら、大忙しである。

うりゃあ! 布団干しーーーっ!
うりゃあ! 大物の洗濯ーーーっ!
うりゃあ! ベランダ掃除ーーーっ!
うりゃあ! 押入れの換気ーーーっ!

何故2日目かっちゅうと、前日が雨の場合
いくら快晴でも、地面から湿気が昇るので
布団干しはダメなのだ。

うちは羽毛羊毛なので、本来なら干しても陰干しだし
と、アッパークラスぶっていたんだが
この前、ふと不安を感じて、改めて表示を確認したら
「干せ」 って書いてあるじゃねえかい。

はああああ? おめえ羽毛羊毛じゃなかったんかよ!
むーーー、安物だから、色んな物質が混在しているんかも。

分解してみるわけにもいかないので
今後もこの正体不明の物体にくるまれて寝るしかねえのか・・・。
何か気色悪いぞ。

布団乾燥機もあるんだが、干すのはタダという
貧乏臭え言い分で、大都会の空気に晒している今日この頃だが
これが田舎だと、干し物の隙間とか裏に
足長バチが入り込んで、刺されたりするんで
(どっちもどっちだが) それよりマシだろ。

私が健気に、朝飯も食わんと顔も洗わんと日焼け止めも塗らんと
掃除洗濯に奮闘していたら、隣の空き地で草刈りをし始めた。

こら、ジジイ! 今8時!
(住宅街の騒音のひどい作業は、朝は9時からがマナー)
しかも、おめえんちの草刈り機の音はF15並みだぞ?
(TVの音もかき消されるレベル)

でも、熊本時代に隣の空き地が草ボウボウで
虫が異常発生して、えれえ目に遭った事があるんで
マメな草刈りはありがてえ。

しかし、今の隣のジジイの草刈り作業は
時々 「ギャインキイイン」 と
刃が何かに当たった音がして機械が止まり、ドキッとする。
電動草刈りの刃は、石などに当たるとパーンとはねて
それで足切断の事故とかが多いのだ。

ジジイはひとりで作業をしているので
この場合は当然、私が救助に行かにゃならんのだろうなあ。
足ブチ切れ血ドクドクの惨状に耐えられるだろうか・・・。

携帯とタオルと止血のビニールひもとハサミを用意して
とか、心の準備をしている最中にも
何度も何度も 「ギャアアアン」 と、不審音が鳴る。

このクソジジイ! ちったあ眼前を確認して刈らんか!!
ジジイの安否をチェックしに、窓際に行く度に怒鳴りたくなるぜ。

ジジイは私の心配など知りもせず
呑気に丸一日掛けて、草刈りを終えて帰って行った。

おめえは私に密かに見守られているってわけで、微妙にメルヘン。
ジジイ、おめえは幸せ者だぜ。

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