マルチ商法の得意分野は、健康食品と化粧品。
その理由は、「思い込みで効果がどうにでもなる」 からである。
いや、ほんとこうなんだよ、美容ってのは。
まともな商売をしているメーカーでも
使用者をいかに “心理的に” 満足させるか、を重視して
容器や香料、広告戦略を研究しているんだから。
マルチ化粧品の勧誘をする人は大抵、こう言う。
仕組みを理解していない場合 → 「うちはマルチではない」
仕組みを理解している場合 → 「マルチは違法ではない」
マルチとは、MLM (マルチレベルマーケティング) で
元々は、まだ流通システムが確立していない時代に
アメリカの広大な土地に散在する消費者のために
発達した営業法だと言われている。
この歴史があるために、マルチ商法の合法性が通り
今では 「MLMとマルチとは違う」、などの意見もあり
“マルチまがい商法” という言葉までできた。
しかし、無理な勧誘に繋がるシステムは
立派に法に問えるのである。
勧誘を断りたい場合は、これを伝え
「私は今、無理な勧誘を受けていると感じます。」
と、はっきり言うのが良い。
では、マルチ化粧品にハマる心理。
マルチ販売の勧誘は、洗脳が基本。 宗教みたいなものだ。
よってたかって説得し、その気にさせる。
そのムチャクチャな話を信じ込むヤツが、ハマるのである。
化粧品の場合は、早く言えば無知なヤツほどハマる。
お手入れに無頓着だという証拠。
だから力説されると鵜呑みにして、そのまま思い込む。
マルチ化粧品を勧誘する場合に、よく使われる理論がある。
資○堂などの国内大手化粧品を例に出して
1.「原価数円の物を、何千円で売っている」
2.「利益優先で、体に悪い物がいっぱい入っている」
まず1、ケンカを売っとんのか?
最初に誰が言い出したか知らんが
化粧品の原価と販売価格の差に怒る愚か者、逆に問うぞ。
「おめえの飲んでいるミネラルウォーターの原価はいくらだ?」
答、0円。
水が湧いている場所全部を、企業が所有している場合や
自治体による徴収がある以外、誰でも湧き水はタダで汲める。
1円も掛けずに、六甲に行っておいしい水を汲む事ができるか?
できねえよな。 交通費、容器代が掛かる。
化粧品の場合は、先駆者は成分の研究開発費が掛かる。
特許を取ったとしても、独占できるのは5年 (だったはず)。
5年後には、他の企業が自由に使えるのだ。
当然、研究開発をしていないから、もっと安くで配合できる。
それプラス、歴史。
その会社が顧客を得るためには、研究開発と共に
さまざまな対応、販売員教育、広告戦略を積み重ねてきている。
ブランドの真の価値、価格は、信用なのである。
これらすべてに、人の手が掛かっている。
人の手が掛かれば掛かるほど、値段も高くなるのは当たり前。
つまり、“ほとんどの消費行為は、人件費を払う事” なのだ。
これがわからない内は、1円も出すな、大バカ者!!
2なんか、もう憤死させるつもりか、って感じ。
どこよりも利益優先はおめえの会社だろ。
契約金や入会金など、大手化粧品会社は取らんぞ。
“体に悪いもの” と言うけど
これを言い始めたら、化粧品は使えない。
皮膚科の塗り薬も、石油由来のワセリンが基材なのでダメだな。
大手化粧品メーカーは売れている分、データが豊富に集まり
購入者を人体実験に使っているようなものである。
歴史の浅い新参メーカーより、よっぽど安心だろう。
てか、「安全性」 とか言って、他社を非難している会社ほど
成分表を見ると、ロクでもねえ物が入ってるんだよな。
化粧品の価格と品質の話になると、えれえ長くなるので割愛する。
(目の前でのうのうと言うなら、何時間でも説教しちゃるぞ)
ただひとつだけ断言する。
他社を非難して自社を勧めるメーカーに、まともなとこはない!
マルチ化粧品にはまるヤツは
たとえ、そのメーカーの商品を使うのをやめても
また似たようなメーカーを渡り歩く事が多い。
マルチ化粧品会社ってのは
どこも同じような売り文句を唱えるからなのだろう。
よほど根強く洗脳されているんだろうな。
“普通” の化粧品に戻れないみたいだ。
「私は商品を購入するだけだから」
というのは、何の言い訳にもならない。
商品を買うだけで、マルチに加担している事になるんだぞ。
(買った事がある私も同罪です、すいません。
詳細は、下にリンクがありますので、そこを。)
「製品は良いから」
これは、その製品が自分の肌に合うだけの話で
普通に販売されている製品で、同じように合うものは必ずある。
はっきり言う。
市販されている化粧品で、突出した物などない。
どれも一長一短。
ただし、ぼったくりは確かにある。
が、本人がそれで満足し
被害者が出てない場合は、おめでたいだけ。
マルチは、販売方法のせいで被害者が必ずいるから
関わらないようにしてください、って事。
化粧品に限らず、妙な売り方をする製品を
わざわざ買う必要はまったくない。
多数のメーカーから自由に選べる状態で買ってほしい。
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