バレエやソシアルダンスを観るのが好きである。
子供の頃から、自分の体が激しく固いので
柔軟な人が羨ましくてしょうがないのである。
だったら、床運動を観てればいいと思うだろうが
あれを観るぐらいなら、雑技団でいいんじゃないか?
やっぱ美しいっぽいものを観たいんだ。
ソシアルダンスはともかく
バレエを観ていると、何というか、不思議なのだ。
異生物間恋愛 (白鳥の湖) 、焼き鳥 (火の鳥)
死に掛けた鳥 (瀕死の白鳥) 、妄想ジジイ話 (ドン・キホーテ)
ガキの寝ぼけ夢話 (くるみ割り人形) などなど
これらを、つま先立ちで回ったり跳んだりして
ああ・・・、何だか大層な事をやっとるなあ・・・、って感じ。
これが旧ソ連の人々には、一番の娯楽だったんだろ?
各町には必ずバレエ劇場がひとつはあって
バレエダンサーは花形職業だと聞いたぞ。
・・・このお遊戯会が・・・?
何を情緒のない見方をしとるんか
それで楽しいんか、と、激しく追求されそうだが
これが、何か知らんが楽しいのである。
(感性が欠如しているくせに
こういう芸術的なものに、興味があるんだ。)
大体、演劇とかでも、劇場で観ると
役者たちが大声を張り上げ、大げさに動き回り
現実にそんなヤツはおらん! だろ?
あれは遠くで観ている人のために
デフォルメされているんだよな。
観ていると、とても気恥ずかしいがな。
ソシアルダンスは、最近TV番組でもよくやるが
本場のダンスはあんなもんじゃない。
イギリスのブラックプールっていう大会を観た事があるが
選手たちは会場中を全力疾走し回っていて
もうゼイゼイで、すんげえハード! と、驚いた。
それまでは、エロオヤジとホステスがテレテレ踊るもの
と、思っていたんだが、それを観て興味を持ったのだ。
どこの世界も、プロは凄いよなあ。
パソコンTVで、アメリカの男性のみのバレエ団
グランディーバを観たが
感想は 「熊川哲也って上手いんだなあ」 だった。
熊川哲也ってのは、日本人で初めて
イギリスのロイヤルバレエ団で、プリンシバルになった人で
これはどんだけ凄いかというと
日本人のF1レーサーがシーズン総合優勝するぐらい?
いや、グランディーバも上手いらしいんだが
私クラスの素人になると、何かと比べないとよくわからんのよ。
どうやら、コメディバレエ団らしいんだが
バレエに詳しくないので、どこがギャグなのかがさっぱりだった。
ああ・・・私も180度開脚をしてみたい、と願うが
中学の時から、前屈で指が床に付かなかった、この鋼鉄ボディ
クレ556でも注入したいぐらいだぜ。
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