非通知番号は、着信拒否にしているので
妙な電話は掛かってこないだろう、と、思っていたが
間違い電話がよくあるのが迷惑である。
契約したての頃は、よく以前の持ち主に掛かってきていた。
しかも、電話会社から掛かってきた時には
「そちらは ○○○子さんじゃないんですか?」 と
フルネームで訊ねられたので、私は以前の持ち主の名を知っている。
個人情報もへったくれもねえなあ、K○DIさんよ。
携帯番号は、解約したら2年は寝かせる、と聞いたが
それはウソだと、確信したぜ。
携帯から携帯へ掛ける場合、何故間違うのかがわからない。
普通は番号登録をして掛けないか?
家電から私の携帯への間違い電話の留守録で
熟年のご婦人らしき声で
「脚立を出しといてって、見つからないのよ、どうするのよ?」
「倉庫にあったけど、どれなの?」
「重くて持てないわあ」
と、何度も入っていた時には、何となく納得はできた。
家電の番号登録は、年寄りには理解しがたいものらしい。
うちの母親も電話番号は紙に書いて、電話機の側に貼っていた。
父親が、何故かそれを見ても電話を掛けられなかったのは
不思議な話だが、これはまた別の問題をはらんでいるようだ。
(父は生涯で一度も、自分で電話を掛けた事はなかった。
人に掛けさせて、代わるというシャチョー方式のみ。)
多いのが、仕事関係の間違い電話。
留守録に入ってる内容は、急ぎとか、とても重要な事ばかりで
最初の頃は、他人事ながら心配して
「間違ってたようなので」 と、わざわざ
折り返し電話をして、忠告してあげてたが
あまりに頻繁で、しかもあらゆる人からなので、こっちも
「重要なら間違うなよ」 という鬼のような心に変貌してしまい
放置するようになった。
何故、携帯の留守録によく入っているのかと言うと
私ってば、出掛ける時に、よく携帯を家に忘れるんだな。
“携帯” してねえと、携帯電話の意味がないっちゅうに!
ちょい前の週末の夜、携帯が鳴り、出ると
「○子さーん?」 と、中年男性のすげえ嬉しそうな声。
私は○子さんじゃないので、「間違いだよ、このクソボケがあ!」
と、答えても、何の罪もないところだったが
その中年男性の声が、あまりにワクワクドキドキしてたので
ついこっちも、声をワントーン上げて可愛い子ぶって
「いいえ、違いますう (はあと)」 と、答えてしまった。
その男性は、ひどく落胆しつつ詫びて電話を切ったが
ははーん、知り合った女性に嘘番号を教えられたな、と推測。
こういう可愛げのある間違い電話なら、腹も立たんが
間違って掛けてきたくせに、 「あんた誰?」 とか聞かれると
見ず知らずのおめえに、何でこっちの素性を言わにゃならん?
と、激しくムカつく。
「人に訊ねる時は、まず自分が名乗れ!」 と
礼儀作法の最低基準を説教したいが、こっちはか弱い乙女で
そういうドグラと揉めて、もしもの逆切れの嫌がらせが恐いので
こういう場合の対処がわからず、とても困る。
(ドグラ = ロクでもないヤツという意味の九州のどっかの方言。
何か語感がピッタリだろ?)
ここらへん、穏便に済ませられる都合の良い方法がないかなあ。
ほんと、こういうヤツ多いんだよー。
以前に、「はい」 と、電話に出ていたら
礼節に厳しいが、世間知らずの父に
「電話に出る時は、『はい、○○です』 と、出なさい」
と、怒られた事がある。
電話は、掛ける側が相手の領域に踏み込む事になるので
「○○と申しますが、××さんのお宅でしょうか?」
と、名乗るのが礼儀である事。
妙な会社からの、番号順プッシュの勧誘電話も多く
やたら名乗ると、逆に情報を与えてしまう事を
延々と説明して、納得させた。
携帯の場合、ほぼ必ずアドレス登録をするので
そういう口上もいらなくなったが
初めて掛ける相手には、ちゃんと気を遣うべきである。
間違った場合も、謝罪をして切るのは当然。
何度も連続で間違って、しまいにゃ私が出た途端
ブチ切りなど、失礼にも程がある!
「すみません」 のひとことが、そんなに言い辛いか?
言ったら何か爆撃的な大損でもするんかよ?
そのひとことで、すべてが丸く治まるのに・・・。
電話1本まともに掛けられなくて、人間としてどうなんだよ!
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