TVで北朝鮮の報道がしょっちゅうある。
以前は 「国民が飢えていて、今にも大量に死者が出そう」 だったが
今は、「兵士の間でも政治に対する不満が出て来始めているので
崩壊は時間の問題である」 というニュアンスに変化している。
この報道は、どうも信用できない。
何故なら、あの国の考え方は
“自分を省みずに何でも人のせい” なので
不平不満はどういう状態でも言いまくっているだろうからである。
つまり昔から国民は、陰では普通に不満を言ってたと思えるわけで
それをどっから撮って持ってきたかはわからんが
いかにも最近のみの傾向のように報道している事に、疑問を持つのだ。
私は、北朝鮮の崩壊はないと予想する。
上下関係がはっきりしている場合ほど、状況は動かなくなるからだ。
特に隷属意識が強い民族ならなおさら。
朝鮮で暮らしていた人の話を聞いた事があるが
朝鮮人というのは男性も女性も、自分より下の人間を容赦なく虐げ
その様子は見ていてドン引きさせられたらしい。
あるお姫様など、「ハンカチが出てない」 みたいな
実にくだらん理由で、靴でお付きの女中さんを滅多打ちにした。
事ある毎に、花瓶を投げつけたり、キックの嵐をお見舞いしたりで
「王族とは思えない品のなさ」 と、日本人連中は軽蔑したそうである。
「朝鮮人は、何かあった時にはモラルも情けもない」 と
数人の人から聞き、当時は信じられなかったが
ここ数年の朝鮮関係の言動の不思議さを考えると
そういう性質なのかも、と、思った方がしっくりくる。
北朝鮮は、幹部たちだけが豪勢な暮らしをしているので
不満の溜まった末端兵士に歯向かわれるとヤバい、と、言われる。
だが、その可能性は薄いと思う。
兵士は、一般市民を見下し威張り散らし、権威欲を満たし
自分たちはこいつらに比べると恵まれている、と、納得している。
兵士であるだけで、特権階級なのだ。
もし兵士たちがクーデターを起こして、平等な国にしたら
虐待していた一般市民に処刑されてなぶり殺されるのがオチ。
よっぽどの後ろ盾がないと、自分の身が危ない。
その後ろ盾となりうる、中国やロシアや韓国も
難民が迷惑なので、独裁政権を倒してほしくはないであろう。
よって、金正日の息子の代になった時に
幹部9 : 平民1 の格差を、7 : 3 あたりで
ちょっと柔らかい政策に転換するように促して行くような気がする。
人道主義を唱えるヤツが、ちょっかいを出さなければ、の話だが。
つまり、北朝鮮は今後も国の存在的には安泰で
南北統一は、あっても何十年も後の話になるだろう。
現在の 「崩壊間近」 と言いたげな報道は
「あいつら、どうやらマトモになろうとしてるよー」 と
日本国民に錯覚させて、「だったら助けてあげようか?」
という気にさせ、援助を引き出そうとしているのではないか?
表の顔は、核を武器に強気で脅し、ビビらせ
裏の顔は、考え込むフリをして、共感を求める。
テキトーに流して、関わらないのが一番だ。
日本のTV局がこれに気付いてないわけがない、と、思うんだが
そ知らぬフリで疑わしい報道をして
一体どういう思惑で、何をどうしたいんだろう?
コメントを残す