「あそこのあれ、どうだった?」 と、聞かれ
「うーん、がなしかないかなあ。」 と、答えた。
「どういう意味?」 「だから、がなだって。」
「“がな” って何?」
「えっ? “がな” って、こっちじゃ通用しないの?」
「しないしないw」
方言だったとは・・・と、びっくりこきつつ
説明しようとするが、方言を翻訳って意外に難しい。
「えーと、“値段の分の価値しかない” って事かなあ。」
「ああ、なるほどー。」
スムーズな会話の邪魔になって申し訳ないので
できるだけ方言は使わないようにしよう
と、心掛けているのだが、判別が難しいんだよなー。
最近、友人と話してて途中で気付いたのだが
純粋な関西人である友人が 「~しなっせ」 とか、言っている。
これは確か熊本?弁だったはず。
「何で熊本弁を使ってるの?」
「うつったw」
「関西人はなまりに厳しいだろ。
妙な方言を使ってると、本来の関西弁に支障が出るんじゃねえ?
やめなっせよ。 (← もうここで既に・・・)」
「あまりにも自信満々になまられてるから、ついw」
・・・いや、自信満々じゃねえんだ。
本当にわからないんだよな。
しかし、友人に害まで及ぼすとは、このなまりをどうにかせんとー。
とは言え、この頃益々言語にうとくなってしまっている。
関西に来た当時は 「おおっ」 と、気付いていた関西弁も
耳が悪いんか、音感が鈍いんか
聞き慣れてしまった今では、標準語と区別が付かないのだ。
関西人は関西弁に厳しい。
よそ者が使う中途半端な関西弁を嫌う傾向がある。
私には完璧な関西弁は絶対にマスターできないと断言できるので
なまりを直すなら標準語にした方が良いだろうが
これはもう、学校とかに行かないと無理っぽい。
なまりどころか、元々の発音がおかしいので
多分、周囲の人々は人権的配慮で
より一層、優しくしてくれてるような気がするんだが
そういう負担を掛けるのも如何なものかと思う。
言ってはならない本音を言うと
自分でも諦めているとこで努力をするのが、すげえイヤ。
気にしている弱点ほど、こういう傾向ってないか?
改善しようとやってるのも、みじめったらしい気分になる。
できる限り、目を逸らしていたい。
そうやってルーザーに成り下がっててもいいんだが
周囲に迷惑を掛けるのは不本意なので
ちょこちょこ言葉のアクセントについて
質問をしたりしているんだが、ここは関西。
教えてくれるヤツが標準語で教えてくれてるのかすら怪しい。
というか、相変わらず言語のルールがまったくわからん。
アクセントって、全単語丸覚え? 文章のアクセントも?
何が何だかわからんのに、どうにかできるんだろうか?
皆口を揃えて 「普通にしてていいんだよ。」 と、言ってくれる。
それは温情じゃなくて?
関西で永遠に九州あたりのなまりを使ってていいんか?
時々この話題に関して、グチグチ書いているのは
一向に進歩せずに、数ヶ月おきぐらいでくじけるからである。
同じ事の繰り返しをやってるわけだ。
そもそも、人の話すら聞いてないヤツが
言語の細かい部分に気を回せるかよ?
無駄無駄無駄無駄ーーーーーーーーっ!!!
さて、しばらくブーたれておこう。
その内にまた復活できるだろ。
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