せっかくコートを買ったのに、寒くてしょうがないのに
ひとり越冬な格好をして浮きたくないので
周囲が寒いと言い出すまで、耐えに耐えていた私。
とうとう、“関西で初雪” のニュースを目撃!
高笑いをしつつ、そそくさとコートを着て出掛けた。
友人の買い物に付き合うのさ。
友人もさすがにコートを着ていたので、安心したのに
私を見るなり、「必ず一歩先を行ってるよね。」 と言う。
ええええええええええええええっっっ!!!
「ヘン?」 「ヘンじゃないけど」
「似合ってない?」 「似合ってるけど」
「おかしい?」 「おかしくないけど」
イライラしてきて、「けどけど」 って 「けど」 の後は!!
はっきり言えよ! と、怒ったら
「アンダーワールドみたい」 と、わけわからん事を言う。
映画だそうだが、私は観てないんだ。
それに出てくる吸血鬼の女性のようだと言われる。
「マトリックスみたいな感じか?」 と、聞くと
「それとはちょっと違うイメージ。 アンダーワールド。」
益々わけがわからなくなったあげくに
新しいコートを着た喜びも、きれいさっぱり消えうせたわい。
後日、友人に再び突っ込んで聞いた。
「もしかして、“痛いババア” になってた?
あのコートを選ぶべきじゃなかったかなあ?
今後のためにも正直に教えて。」
と、低姿勢でお伺いを立てると
時期的に早いだけで、痛くはないし
何よりああいうコートが似合う人ってあまりいないから
良いと思うよ、という答が返ってきた。
何かすげえ引っ掛かって納得できないけど、あまり追求すると
友人も 「悪い事を言ったかも」 と、気にするだろうから
これ以上はこの話題は出さないでおくしかない。
そこで自力解明、と、ネットでアンダーワールドを調べてみた。
あああああーーーーーーーーーー
orn と打ちたいほど、すげえ納得。
そうだよ、私はこういうファッションが好みなんだよ。
本当なら、このコートに安全ピンやらチェーンをつけて
金具ジャラジャラのブーツを履きたいぐらいさ。
でもそれは年齢に関係なく、普通にきっついのでしない。
が、知らず知らずに趣味が出てたんだなあ・・・。
まさに “特殊な趣味の人” って丸わかりだ。
実際、すんげえ似合うんだが
そこいらのスーパーにいると浮くような感じ。
それに夜見ると、霊と間違われそうな不気味さもある。
冷静になって考えると、普段着には辛いんかも。
「似合う人があまりいない」 じゃなく
正しくは 「着ようとする人があまりいない」 だろう。
友人、優しいーーーーー。
かあちゃん、またやってしもうたかも・・・ と
しばらく落ち込んだけど、いや、今も落ち込んでるけど
買っちゃったものはしょうがねえよな。
これをいかに普通に着るかに心血を注がねば。
しかし、こんな大物を普通に着られるんだろうか?
これ一枚で全身の印象を左右してしまうぞ?
軽いので、風にバサバサなびきやすいから
広がって悪目立ちしないように
努力として、チミチミ裾を絞ってみた。(紐がついているのだ)
丈も長すぎるのが敗因かも知れないけど、これはどうしうようもない。
足が寒いんで、ロングのが欲しかったんだし。
これにはロングブーツは、それこそ 「何者?」 だな。
欲しかったんだが、買わない理由ができて儲けたぜ。 クスン
しかし、ここまで後悔した買い物はかつてないぜ。
今までも妙な格好をしてたと思うんだが
(本当に妙だと自覚があるなら、はなからしないんで、予想として)
人目を気にするようになったとは、私も立派な大人になったって事か?
ああ、大人って制限厳しい。
写真? ねえよ。 撮ったとしてもアップしねえよ。
極貧の中、大枚はたいて買ったから
絶対に5年は着続けるつもりなので、批判が恐いんだ。
グチを垂れ流したかっただけだが
それだけじゃ気が済まないので、要所要所で自賛しているのさ。
真に受けて見たがるなよ?
関連記事 : コートを買った! 06.11.7
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