以前は、プレゼントプレゼント、ケーキケーキ
パーティーパーティー、という世間の浮かれポンチぶりを
うっとうしく思っていた私だが、最近、意味がちょっとわかった。
クリスマスってのは、別に楽しい事ではなく
“ひとりでいちゃいけない” と、皆が認識している日なんだな。
プレゼントで親や恋人の愛を確認する日でもある。
子供の頃に、幼稚園で 「サンタなんかいない!」 と、主張したら
親が呼び出しをくらって教師に説教された
というヤツの話を聞いて、何となくそう思った。
私は逆に、サンタの意味をかなり大きくなるまで知らなかった。
それは私の生まれ育った貧農の村では
経済的にプレゼントどころじゃなかったんで
親一同、サンタのサの字も言わなかったし
学校もそういう事情を考慮して、行事系一切なしだったからだ。
私は毎年プレゼントを貰っていたけど
“新しいお洋服” とか、事典とか、名作文学集とか
(幼稚園のガキにだぞ?
飛び出す絵本すら 「こんなくだらない物」 と
買ってもらえなかったんだぞ!
あああーーー、根に持つーーーーーっっっ)
見事にいらないツボを突いた物ばかりで
しかも堂々と親の選択購入を全面に押し出してくれてたので
何の夢も希望も喜びもなかったもんだ。
そういう環境に育つと、イベントに興味が薄くなるのであろう。
プレゼントという物に対しても、飛び出す絵本のトラウマか
“役立つ物!”“実用品!” という、ある種殺伐とした感覚なので
花などを送る気持ちがいまひとつ理解できないのだ。
てか、今の時代、アレルギーとかも考慮せにゃいかんだろ。
私も花粉症だが、スギとか貧乏臭え木ではなく
マジに花の花粉でなる高貴な花粉症なので
花のプレゼントは本当に困る。
そんな枯渇している精神の持ち主な私だが
今年のクリスマスには野望があった。
それは “サタン・クロース”。
現役プロレスラーが、地獄のサンタに扮して
イヴの夜に殺戮をして回るホラー映画である。
「ベリー苦しみます!」 とか、広告されちゃ
これはもう観るしかねえだろー。
これをちょっと楽しみにしてたんだが
今はDSで手一杯で、映画を観る余裕がねえ。
まあ、新作料金でレンタルするような内容でもないだろうから
後々ゆっくり観るとするか。
<クリスマスとは何の関係もない余談>
ニンテンドーwiiがとても気になってるのだが、雑誌に
「あのリモコンひとつ買えば、wiiが遊べると思っている
ゲームに縁のない人々も興味を示す・・・」 と、書いてあって
「えっっっ?
あのリモコンが本体じゃなかったんか!」
と、ヘビーゲーマーの私でさえ驚いたぞ。
あのCMだったら、あのリモコンにすべてが入ってると思うよな。
ゲーム屋にリモコンが並んでるのを見かけてたから
「wii、すげえ余ってるじゃん。」 とかナメてたし・・・。
調べてみたら、真の本体は
PS3よりちょっと背が低い縦置きタイプだった。
むむ・・・不意を衝かれたぜ。
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