現代のフェミニズム

男女平等は、精神的には当たり前の事である。
しかし社会的、物理的には違うと思う。
男女は区別されなければならない。

フェミニズムというのは、最初は
(さあ、こっから既に知識が怪しくなってくるぞ)
男性の身の回りの世話をする役目や
その家の財産の一部でしかなかった女性にも
参政権を与えようとする運動だったはずである。

これは女性の社会的立場を確保し
男性の付属品として以外に、生きる可能性が出てきた事になる。

ウーマン・リブとか中ピ連とか、よく知らない。
だが、彼女らのお陰で今の女性は
伸び伸びと生きられるようになったらしい。

アメリカの 「奥さまは魔女」 ってTVドラマ、
あれを今観ると、能無しのくせに威張る夫と
甲斐甲斐しく仕える美人妻という、日本っぽい話なのだが
当時はあれがアメリカの理想の姿だったらしい。
今のアメリカとは似ても似つかないよな。

ニコール・キッドマン主演の映画
「ステップフォード・ワイフ」 も
そういう理想の家庭を実現させようとする町の話だ。
(こっちは妻が自立心を思い出し、ワヤになったが)

アメリカでも、こういう葛藤があるんだな、と興味深かった。
男女同権を都合良く勘違いする人権擁護派は、どこの国にもいて
しかも、こぞって強い勢力のようだ。

と言うのも、最近のフェミと呼ばれる論理は一体何なんだ?
専業主婦をバカにしたり、ジェンダーフリーとか称して
男女の性別をまったく無視する方向に行っている。

それでいて、同じDVを受けてる被害者でも
女性だったら、言い分を一方的に支持してもらえ
男性には救済措置はほとんどないらしい。

これはどういう “平等” なんだ?

女性が第一線で働くのは結構な事である。
でも、家庭に入りたい女性も (男性も) いる。
そこは自由な選択肢があっていい。

もちろん専業主婦をけしからんと言うのはごく一部だろう。
しかし、共働きで夫婦が家事を分担って実質可能か?
もし子供が出来たら?

ここらへんで平等を言うのは、とても無理があると思う。
その結果が、今の少子化なのではないだろうか。

そもそも、家事分担と言い張るヤツは公務員家庭なのか?
9時5時の就業時間なら、それも可能だろうが
そんな職場は滅多にない。
公務員でさえ職種によっては激務なのに
民間企業で規定の退社時間に帰宅できる人など、閑職だろう。

男性と同じように働く妻なら、就業時間も同じようなはず。
帰宅が夜の9時10時で、それから家事。
これで子供が出来たらどうなる事やら。

いくら保育の補助とか整備されても、それじゃ子供を親元から離し
一箇所で育てる某共産国家とどう違うんだよ?
女性が社会に出て、男性と同等に働き
子供をバンバン産み育てる社会など、どう法整備をしても不可能である。

男女平等と少子化は深い因果関係がある、と
世界各国の出産率に結論が出ているように思う。

もうひとつ、男女平等の弊害がある。
私はこの時世では、女性と子供は社会で守るべきだと思う。
あまりにも犯罪の被害に遭う機会が多いからである。

「いい大人なんだから」 って、バカ女、多いぞ?
ギリギリになるまで危機を察知しない鈍感脳で
まさに 「体は大人、頭脳はお子ちゃま」 だ。

男女平等なら、自分の身は自分で守るのも当然だろ。
でも、男性の力には女性は絶対に敵わないって。

種ども、大事な畑 (さあ、これらは差別用語か?) たちが
ドグラに荒らされるのを黙認してていいのか?

こういう男女平等思想は、極左志向に見える。
フェミは実は、共産主義と根っこは同じだと思う。

平等だから、と女性ひとりで出歩き
男女平等などどうでもいい鬼畜に犯されてたら、やっとられんだろう。
だから、全員くまなく同じ思想を持ってない限り、成り立たない。

男女平等の言葉自体が、昔の権利闘争の聖戦で美化されているし
一見マトモな事を言ってるように聞こえるのがやっかいである。

しかし、深く問いたい。
今のそれに個人の思想の自由があるのか?
人権、平等を振りかざし、正義ヅラをして
言葉狩り、ひいては思想狩りまでやっているように見える。

表面的な事ばかりにギャアギャア目くじらを立て
本当に重要な根本の問題からは目を逸らす。
人権、平等をしきりに言うヤツが
こんなロクデナシばかりなのはどういうわけだ?

個人個人が平等で自由な世の中など、ありえない。
世界中の社会主義、共産主義国家が倒れている史実で
机上の空論と知っていいはずなのに
一体どんな背景のヤツが、こういう事をガナり立てているんだか。

見果てぬ理想に目が眩んでしまったら
到達しない結果にたどり着こうとする過程で
様々な弊害が出てくる事に、早く気付くべきである。

女性が家を二の次にしたら、社会はやっていけない。
また、男性の賃金が下がったら、家庭はやっていけない。
少子化はその最初の兆候である。

政府は専業主婦と、扶養家族を持つ夫の優遇をした方が
少子化に歯止めが掛かると思う。

“家” というのが、いかに大事か
男女の役割りの差というのは歴然とあるが、そこに優劣などない
という感覚が、人間社会の真の健康な在り方である。

何にしても、その気のないヤツも動員して、全員一丸参加など
負け戦末期の余裕のない様相も同然だろう。

そこらへんの心理操作をフェミは実に上手くやっている。
ただ、こいつらって、真に日本のためにはならんと私は思うがな。
政府にこそ、もちっとこいつらの小ズルさを見習って
国政対策を立ててもらいたいもんだ。

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