人生相談　５　ひきこもり

　＜質問＞

ヒキです

　＜回答＞

とうとう１行相談キターーーーーーーーーーーーっっっ！！！

と、盛り上げてみましたが、これは相談ではなく自己紹介ですね。
比企さんだか、日置さんだか、本当にひきこもりなのか知りませんが
そんな真実はどうでもいいです。

１行文の無礼野郎は、この人気のない人生相談のために
あえてひきこもりとして、私の役に立っていただきましょう。

だけど、題材がひきこもりですかあ・・・。
よくわからないし、ヘビーで扱いに困りますね。
ま、どうせ自作自演ですし、“私”　ですし
上っ面だけなぞって、テキトーな返事をしてもいいですよね。

では、ヒッキーさん、
まず、あなたが何故外に出たくないのかを自問自答してください。
もし何かのＰＴＳＤが思い当たるとか
外に出ると動悸や吐き気がする、といった症状があるなら
速やかに誰かに病院に引っ張っていってもらうように。
そんなディープな相談は、私にはするべきではありません。

そこで、強引にインドア嗜好だと設定させてもらいます。
自作自演のコツは、自分の都合の良い様に
物事をねじまげて解釈する事です。　これ、とても大事ですよ。

うんうん、気持ちはとてもわかります。
私も、自分の天職はアラブの第４夫人だと思うんですよねえ。

「ＰＣとゲーム機とホームシアターセットがあればいいわ。
　あっ、運動不足は困るから、プールとジム
　専属トレーナーも付けてね。　できればビリー希望。
　偏食だから和食の達人も。」
これで一生、監禁生活オッケー！

第４夫人ともなれば、お情けで引き取ってもらったようなもんだし
第１～第３夫人が高齢でも、下に若い第５第６夫人がいれば
お召しもほとんどなく、気楽なもんでしょう。
実に完璧な中間職、隙間産業です。

ネットで本や化粧品を注文し、掲示板に　「死ね！」　と書き込み
もう、笑いが止まらない日々ですね。

たわごとは　“今のところ”　は、このぐらいにして
そんな私がひきこもりにならないのには理由があります。
家の中だけでも充分に楽しいのですが
私には外の世界にも、楽しい事があるのです。

多分あなたは、外の世界に期待感がないのでしょう。
ここが、こもるかこもらないかの境い目だと分析します。

期待感がない、という心理もちょっとわかります。
私も同じ土地に数年いたら、飽きてしまうからです。
地理がまったくわからず迷う新鮮さが、たまらなく楽しいので
ホイホイ移住を繰り返して、腰が定まりません。
引越しはとてつもなく面倒くさいのですが・・・。

自分のテリトリーの外に楽しみがないのは
そこで嫌な目に遭うからなのでしょう。
それは正直、あなたが悪い。

自分が傷付く事を、必要以上に怖れていませんか？
傷付くのは、自分を研磨する行為だと考えてください。

傷も増えりゃあ、平らになるってもんです。
心っていうのは、耐性も免疫も持ち合わせているのです。
筋肉と同じで、鍛えなければ寝たきりになってしまいます。

さあ、あなたの心の運動不足を解消するために
外界と接触して、泣いて帰ってきましょう。

それを繰り返す様をブログにでも書けば
ドラマ化の話が来るかも知れません。
その際は、クレジットに　「恩人あしゅら様に捧ぐ」　とでも書き
一生恩に着てくれれば、金品の謝礼要求などいたしませんとも。

しかし多くの場合、最初のきっかけは　「ただ何となく億劫」　で
家の中にこもっている内に、外の世界が大きく変貌した気がして
自分が置いて行かれた感があり、余計に出たくなくなった
というパターンではないかと思います。

それだったらノープロブレム。
世間には、あなたより遥かに恥ずかしい人々がウロついています。
（関西は、３人に１人はナチュラルにこんなヤツらです。
　それこそ、マジで移住をお勧めしますね。）

関西じゃなくても、普通の人は他人の事をそう気にはしていません。
よくいる噂好きなおばさま方は、それが娯楽なのです。
ターゲットがあなたじゃなくてもいいのです。
自分がテーマパークになったつもりで
「楽しみを提供してあげる」　ぐらいの余裕をかましておけば
（あなたの身内以外は）　全員幸せで、目出度い事です。

あなたが私の天職の第４夫人のように
一生こもってオッケーな立場なら、何も問題はないし
第４夫人も捨てられる恐れがあるように
いつ何時、何が起きるかわかりませんよね。

だから、外での楽しみも味わえるように準備をしとくべきです。
ムダな準備だったとしても、楽しい場所が増えたら結構な事でしょう？

ひきこもるのは自由ですが
「あわよくば」　という、何がしかの腹黒い欲望を胸に
世間を徘徊する楽しさを知っておいてください。
（あっ、犯罪行為はやめておきましょうね）

「家の中も楽しいけど、外も楽しい」　という余裕が
逆にひきこもりを数倍楽しくしてくれるのですから。

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