私の買い物というのは、例えばファッション関係や食器など
多くの商品が並ぶ中で、「これだ!!!!!」 と
ひときわ惹きつけられる物が存在していて
惚れ込んで喜んで買う、というパターンである。
こうやって買うから、大事に長年愛用でき
私は結構、物持ちが良いのである。
だが化粧品に関しては、この買い方が出来ないのである。
化粧品、大大大好きで、化粧品フロアに一日中いたいぐらいなのに。
私の化粧品の買い方は、基本、指名買いである。
雑誌やネットで調べて、これは良さそうと思えるやつを
カウンターで 「これください」 って方式。
化粧品でも、化粧水や美容液などのお手入れ用は
この買い方で何ら支障は出ないのだが (効果はともかくも)
アイシャドウや口紅などのメイク用品が、これじゃダメなのだ。
雑誌で、これいいかも、と思って、カウンターに買いに行っても
実物を見ると、何となく魅力を感じない。
で、買うのをやめてしまう。
私が現在持っているアイシャドウは全部
東京にいた兄に頼んで買ってきてもらったもので
もう半腐れでもしててもおかしくないほど、昔のものなのだ。
アイシャドウなど、そうそうは減らないので
何年経っても、メイクボックスに転がっているんだよ。
しかし昔のと今のとでは、同じ色味でも質感が違い
それがメイクの古い新しいを左右する要因のひとつなので
いい加減、新しいアイシャドウを買わないと・・・
と思って、何度もカウンターに足を運んではいるのだが
半年以上経ってるのに、まだ買えてねえ!
カウンターで魅力のないアイシャドウを眺めてて
こいつが家にあったら愛せるだろうに・・・
と、思いつつも、どうしても購買意欲が湧かず
手ぶらで帰宅、の繰り返しを何回した事やら。
どうやらメイク用品は、沢山並んでいると
私には魅力を感じることができないようである。
これはもう、通販か人に頼んで買ってきてもらうしかない。
実は今年初めあたりに、アイシャドウを探し始め
カウンターのおねえさんの世話に恐縮して (つまり、流されて)
買ったアイシャドウがあるのだが、それがまた似合わない!
途中で面倒くさくなって、試し塗りをせずに買うという行為は
若いなら勢いでどうにかなるが、ババアには禁物だと
つくづく思い知らされたぜ。
パールやラメの入り具合、粉の乾燥度、色と顔色の相性など
似合う似合わないがはっきりしてしまう。
せっかく買ったので、ごまかしごまかし使っているが
メイクアップじゃなく、メイクダウンしてしまっているよ・・・。
かと言って、カウンターじゃ絶対に買わずに帰るから
最終手段としては、ババアブランドでの指名買いしかない。
ババアブランドの色物なら、乾燥対策も考えているだろうし
パールもラメも、そんなに入ってないであろうし
間違ってもキテレツにはならないであろう。
とりあえず、ゲランとYSL、コスメデコルテあたりを狙うか・・・。
とか、悩んでいると、よくこう言われる。
「化粧品なんて、どこも皆同じじゃないの?」
アホか!!!!!
じゃ、おめえは 「日本の飯屋は結局全部同じ」 と思えるのかよ?
同じような食材や調味料を使ってても、それぞれ味が違うだろう。
化粧品だって同じ成分でも、ほんの0,00何mgの違いが
その製品の仕様を大きく変えるんだぞ。
・・・ま、私にはそんな微妙な違いはわからんが
それでも各メーカーの使い心地や色の傾向の差は、何となくわかる。
というか、好きだからこそ、愛という名のこだわりを持つのさ。
さて、ブランドサイトでチェックして
メモを片手にカウンターに突進して
ひったくるように買って帰ってくるか。
ああ・・・こんなに好きなのだから、ゆっくり吟味して
これぞ!! という、ときめきとともに買いたいなあ・・・。
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