義務教育時代以来、一度もした事がないインフルエンザの予防接種。
思い返せば、小中学の時って、しょっちゅう注射されてなかったかあ?
生徒たちは、何の注射かもわからんの。
いや、私だけが説明を聞いてなかったのかもだ知れんが。
そういや小中学ん時は、インフルエンザになった記憶はない。
その代わり、普通の風邪とか気管支炎とかにはマメになってた。
予防接種が効いていたんかな、とも思うが
学級閉鎖も何度かあったんで、それは定かではない。
で、毎年インフルエンザが流行るわけだけど
違う型が流行ったり、副作用とかが言われていたりで
何となく予防接種はしなかった。
いつもの診察の時に、何気なく
「予防接種って必要ですか?」 と、質問をしたら
「今年は絶対に受けた方が良いですよ!」 と、力説され
待合室の長椅子にグッタリ横たわっている人や
トイレを往復しているやつれたサラリーマンなどを目撃してたので
んじゃあ、一応やっとこか、と軽く思ったのである。
一旦、受付けに行き、書類を書かされ、処置室で注射をされる段取り。
私と一緒に、サラリーマンっぽい男性が入ったのだが
そのおやじが、何のレディファーストぶっとんのか
私に 「お先にどうぞ」 と、順番を譲ってくれた。
大人の対応として優雅にお礼を言い、椅子に座ったが
腹の底で、おめえ、注射が恐いだけだろ! と、突っ込んでいたら突然
うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!
と、叫びたくなるほどの激痛が襲った。
インフルエンザの予防注射、むっちゃくちゃ痛いぞ!
TVでガキがギャアギャア泣き喚いていたのを
鼻で笑って、ほんとすまんだった。
私も地位と名誉さえなかったら、泣き喚きたかったよ。
と言うか、それまでは上品なレディのフリをしてたのに、我を忘れて
「いってえええええええええっっっ」 と、叫んでしまったほどだ。
あの雄たけびは、待合室まで響いたぞ・・・。
いや、マジでそんだけ痛かったんだって!
その様子を見て、順番待ちのおやじがものすげえビビっていた。
「そんなに痛いんですか?」 と聞かれ
「生涯で一番痛い注射でしたわ・・・」 と答えてあげた。
自分だけ痛いのはムカつく、という妙な平等思想で
おやじの苦悶の反応が見たくて、退室せずに観察していたら
何? その爬虫類みたいな無反応は?
と、種族を疑いたくなるほど、おやじ、自然体。
あぜんとしている私に、打ち終えて
「針が刺さったのもわかりませんでしたよ?」 と
逆に不審がられる始末。
あげくが、「痛みに弱いんですね」 とか、半笑いされ
ふざけんな! 採血とか大好きなんだぞ! と、見栄を張りたかったが
注射を打った途端、インフルエンザにかかった気分になって
ちょっと体がダルいー、風邪っぽいー、と自己暗示に陥って
弱っていたので、すごすごと帰ったさ。
あれ、私の時に痛いツボに間違って入っちゃって
こりゃいかんと、おやじの番で修正を掛けたか
おやじはメタボ体型だったので、神経が肉に埋もれてたのか
絶対にこのどっちかだぜ。 と、思わんとやっとられんわ!
注射を打った直後あまりの痛さに、うずくまって
その部分をギュッと握り締めたので
「あっ、触らないで!」 と、看護婦さんに怒られたんだが
そういう、いらん対応をしたせいなのか、数日経った今でも
注射を打った部分が、赤く硬く腫れてるは、痛いは、かゆいは
何かもう、副作用レベルで辛い。
インフルエンザの予防注射って、こういうものだっけ?
以前、注射の痕が脂肪の塊みたいに、ポッコリ残ってしまった人を
見た事があるが、まさか、ああはならんだろうな?
これで違う型のインフルエンザに掛かったら、天を呪うぞ。
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