リップペンシル

化粧用のペンシルタイプって、便利なようで不便じゃないか?
芯に油分が多いんで、シャープナーで削ると
刃のところに削りカスがベッタリ付いて、シャープナーの掃除が大変。

裏の細かい隙間にも入り込んで、綿棒でも落とせない。
油分は酸化するから腐りそうなんで、きっちり落としておこうと
爪楊枝などを使って、チマチマチマチマ掃除をするんだけど
1回削る度にこんな手間が掛かるのなら
鉛筆型の手軽さも帳消しじゃねえか? と疑問が湧くぜ。

それに先を尖らせるには、どうしても芯を削り落とすハメになり
多分、顔に塗ったくるより、削って捨てる方が多いような気がする。
普段削りカス以上の無駄遣いをしているくせに
そういう些細な部分だけが、もったいなくてしょうがないのは何故だ?

よって私はペンシル系は、ホルダータイプに移行している。
が、削るタイプの方が、種類や色数が豊富なんで
メイクボックスからの完全排除が困難なのが辛いところだ。

リップペンシルは、ババアにとっては必須アイテムらしい。
美容常識的には、唇の輪郭があいまいになって
リップメイクがだらしなくなるので、リップライナーで締めろ
という話だが、それって何歳ぐらいからよ?

私の唇の輪郭は、まだあいまいにはなってはいない。
ただ、輪郭部分が微妙にワントーン暗くなっちゃってるのだ。
淡い色の口紅やグロスのみのリップメイクをすると
ひと昔前の輪郭だけ濃色でライン取りして
中をベージュで塗るという、古臭い仕上がりもどきになってしまう。

だからリップラインを明るい色で潰したい。
そういう願いで、リップライナーを探しているんだが
明るい色は発色が悪いという特性が、探索の障害となっている。

写真のリップペンシルは、右がロゴナの02番
マロウという色で、1470円。
左はコスメデコルテのマジーデコOR250 3150円。

ロゴナのは、タール色素不使用に惹かれて買ったんだけど
ネットで 「淡い色の口紅用にはこれ」 みたいに書いてあったのに
実際の色はローズ赤で、淡い色の輪郭には無理。

リップライナーには元々保湿力がないので
唇全体に伸ばして色を薄めると、すぐに乾燥してしまう。
リップクリームやリップ下地の上に重ねても、色が乗りにくいし
保湿力のある口紅やグロスは油分が多く落ちやすいので
上に重ねてガードしても、輪郭だけ残る崩れ方をする。
よって私には濃い色のリップライナーは、困った存在である。

マジーデコのは、パールの利いたオレンジベージュ。
「ホルダータイプでブラシも付いてる淡い色」 という条件で選んだのだが
手の甲では発色したのに、唇上にはまったく色が付かない。
(そんな試し方しかせずに買うのが悪いんで自業自得だけど
 テスターは出来るだけ唇に塗りたくないんだ。)
使っても使わなくても変わらない1品である。

どうやら、ちょっとでも油分があると乗らないようで
唇を粉でかなり押さえないと、発色してくれない。
そんなパサパサの状態でのリップメイクは
即、荒れ皮剥けになってしまうので
輪郭部分にだけ、コンシーラーや、ファンデと粉を使ってみたけど
やっぱり肌と唇では質感が違うせいか、浮く + 乾く。
どうあがいても、キレイにラインが書けないという
おめえ唇用じゃねえんか? な性能である。

これは、この商品全部の質が悪いんじゃなく、淡い色特有の性質なのだ。
マジーデコの他の濃い色のライナーは、普通に発色すると思う。

口紅でもベージュは、他の色に比べて乗りが悪い。
多分、白い色素が格段に伸びが悪い特性があるんじゃないかと推測する。
淡いピンクの口紅でも、パールピンクは良いけど
白ピンク色になったら、全体にムラなく塗るのが難しいだろ。

本当にこの法則があるのか知らんが、実感として化粧品の色物って
パールでムラの出具合を誤魔化しているとこがある気がする。

とか、冷静に分析している場合じゃなく
割と差し迫った状況で、唇の輪郭のくすみをどうにかしたいので
リップライナーを発掘したいんだけど
マジーデコ、3000円じゃん、そんなん放置腐らせ出来んよー。

と言うか、過去に持っていたリップライナーを使い切った事は1度もない。
古くなってヤバそう、という理由で捨てたのが多いんだが
削っても削っても次から次へと、芯全部が折れるのもあったし
開封直後に、芯が木枠からスポッと抜けたのもあったんだぞ。
リップペンシルって、何たる地雷アイテムだよ。

今回も、他のリップライナーを腐らせ捨てして、買った2本なので
とにかくこいつらを使い切らないと、次のを買ったらダメだと決心。

にしても、このリップライナー、どうしたもんか・・・。
自分の買い方の甘さとメイクテクの乏しさを、つくづく思い知ったぜ。

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