ビューティーコロシアムを観ていて、ふと疑問が浮かんだ。
キレイになった女性たちは、どういう今後を過ごすのかな? と。
と言うのも、今回のビューティーコロシアムは
途中からしか観ていないのだけど
観た女性のほとんどが、「恋人を作りたい」 と言っていたからである。
私も含めて、美容マニアというヤツの多くは
正直、男性には目がいかないのである。
本来、美容というものは、全体のバランスを考えて
トータルで美が底上げされたら、それが真の効果というものだが
マニアは、マニアってる部分だけにこだわってしまう。
男性は大まかな全体像で判断する。
これが当たり前の正当な対人評価なのだが
「何となく今日はキレイだね」 じゃなく
「ファンデを変えた?」 に、激しく手応えを感じ
それを言ってくれるのは、同じ女性だからである。
最近マッサージしてて、あごのラインにシャープさが出たのを
見抜いてくれない? 新色の口紅に気付いてくれない? って感じで
もう、重要なのはとてつもなく先っぽの細かい枝葉!!
とにかく自分が力を入れた部分限定で認められたがるのである。
これがババアになると、見た目年齢判断という項目まで加わるので
女性は女性でも、“同年代” という条件がついてしまう。
細かい年齢の区別など、同年代じゃないとわからないだろ。
実際キレイになりたければ、化粧品を買い足すより
ヘアスタイルの見直しや、服を買う方が効果的だとわかってはいても
何はさておき、アイシャドウの新色や限定品コスメを
買い漁りに走るのは、マニアゆえの悲しいSAGAなのだ。
だから今までお手入れすらロクにしていなかった女性が
プロの手を借りて急にキレイになった場合に
どういう方向に行くのかが、とても興味がある。
化粧品は消耗品なので、追加追加で買い続ける必要がある。
その際には、流行も考えなければいけないし
自分の衰えも計算しなければならないので
最初に揃えた物、習った知識だけでは、美を維持できず
結構な手間と努力が掛かるものなのだ。
これを考えると、美しくなってモテたとしても
その状態を保たなければ、一瞬の事で終わってしまうので
美容に目を向ける必要が出てくるよな。
しかも美容はプラシーボの権化のようなものなんで
イヤイヤやっていたら効果が出ず
どうしても熱中せざるを得ず、熱中すると同性の目の方が気になる。
もう、お手入れの大変さをわからない男性はどうでも良い。
結果、こっち側へようこそーーー。
と、マニアの私は思ってしまうのだが
これと違う道があるのだろうか???
私にマニアの資質があったから、マニアになったのだろうけど
女性は全員、美容には興味があるものだと思い込んでいるので
ビューティーコロシアム出演者の行く末が気になってしょうがない。
まあ、このうっとうしさに付き合ってくれるのは
いくら女性とは言え、同類のみだと言う事はわかっているんだが。
しかしマニアでいるには、経済力が必要である。
いつまでも道楽をしとらんと、限りある資源で美しくなるには
何を塗っても傍目からはそう変わらないアイシャドウに大枚はたくよりは
服を優先的に買わねば、とゲランのカウンターの前を素通りし
服売り場に行った私は、ひと皮剥けたかも知れない。
度を過ぎた快楽は、貧乏人には無謀なんだよな。
デパートに行って、コスメを買わなかったなど初めてだぜ。
ああ、そうか、急に変身した人には
“バランスの良い美の追求者になる” という道もあるんだな。
なんだ、単に自分がマニアの中でも極端だっただけの話か。
ヘンな疑問を持って、妙な理論を展開し、いきなり自己解決して
わけわからん内容をそのままアップして申し訳ない。
春が近いんで、脳の働きがちょっとな。
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