いまだに熱が下がらず、天国への階段を上り続けている私だが
この後に及んで、38.8度の熱が出た時には
さすがに解熱剤を飲む決心をした。
何か39度以下の熱は、体にとってメリットばかりなので
無理に下げなくて良い、とか言う話もあるが
気 力 が 持 た ん わ !!!
高熱で解熱剤を飲む時の注意点は多々あるが
私的に一番やっかいなのが、汗である。
拭いても拭いても出るし、着替えしまくりでいらん洗濯物は増えるし
汗を気にせずに寝ていられる工夫はないものだろうか、と
熱出しまくりだった熊本時代に考えた。
そこで思いついたのが、バスローブ。
ババアのこんな話題は、何かのセクハラになるかも知れんが
想像せずに読めば支障なし。 おめえの心の濁りの問題だ。
真っ裸で、ロングのバスローブだけ着て寝るのだ。
ただしパンツを履かないと、トイレが異様に近くなるので
そこは各自、応用してくれたまえ。
ところでこのバスローブだが
10年ほど前に買った時は、えれえ高かった。
こんなタオルの縫い合わせのようなんが、何でこんなに高いんだよ?
確か2万何ぼしたぞ。
洗い換え用に2枚欲しかったが、とても買う気になれなかったところに
在りし日のかあちゃんが、食事のついでにデパートに寄るけど
何か買ってきてあげようか? (肉とか、の意) と
言ったのをこれ幸いに、「バスローブ!」 と、たかった。
その時はとことん無視されて、牛肉などを貰った気がするが
何故か数ヵ月後に、バスローブを渡された。
そのバスローブが、2万何ぼした私の買ったのより遥かに良い品で
一体いくらしたんか、しつこく訊いたが
「贈り物の値段なんて言わないものなのよ、ほっほっほ」
と、満足気な顔であしらわれて終わった。
これ以上突っ込むと、説教されるハメになるので退くしかなかった。
そのバスローブは、今の私よりは確実に高いであろう。
にしても、バスローブって何であんなに高いんだよ?
いまだにわからねえ。
で、金箔で残飯を包むも同然のように
そのたっかいバスローブを着て、枕にバスタオルを敷く。
何故かっちゅうと、ババアになるにつれて
汗が出る位置が頭部へと変わってくるんだよ。
多くのババアが、普通のハンカチじゃなくて
タオル地のを持ってる理由がわかったよ。
体は服である程度吸い取るけど、頭部は滝流れだもんな。
そして枕元には、脱水症状を起こさないための水。
喉が渇いた時は既にヤバいと思え。
水はとにかく、飲みたくなくてもチビチビでも飲め。
アンド、リップクリーム。
顔面で、熱で一番ダメージを受けるのは唇だ。
皮剥けして血を見る前に、こまめに塗れ。
これらの用意が出来たら、後は寝るだけだ。
憂いなく寝まくれ。
バスローブを着た私、まるで大金持ちのようだったぞ。
ブランデーグラス! ブランデーグラス!
だが目覚めた後、まくり上がりまくって
とんでもない状況になっとったがな。
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