うちの家訓には、発熱時に冷やす、という項目はなかった。
幼少時、どうされてたのかというと、薬を飲まされて放置。
ここでちょっとグチを言いたいが
私がガキの頃、風邪薬は苦い粉だったのだ。
粉と言っても、顆粒じゃなくサラサラの粉。
グラニュー糖じゃなく、小麦粉。
苦い上に、水を含んだ瞬間ダマになってへばりつき
それが中々取れずに、ものすごく飲みにくい。
これを何の工夫もなしに、素でそのまま飲まされる。
嫌がると、ものすごく怒られるのだ。
薬が嫌なら病気になるな、みたいなムチャを散りばめてさ。
ある時など、咳き込んで口に含んだ薬を吐き出した事があって
その時は烈火のごとく怒りに怒られた。
今ならわかるが、4~5歳のガキにそれは無理だろうー。
うちの親、ちょっと知恵が足りないか
ナチュラルに虐待風味だったんか、のどっちかだ。
ちなみに、子供用の甘い風邪シロップというものの存在を
小学校に入って同級生情報で知って、親に直訴したが
「あんな子供騙し」 と、鼻で笑われて終わった。
だから、子供を騙し騙し投薬するんだってばーーー!
それが子供の扱い方なんだってばーーーーー!
私の幼少の頃の病気時の思い出は、冷遇しかない。
氷水でタオルを冷やして、おでこに乗っけてもらって
とかいう、人類共通のメルヘンは、元共産主義の父親の
「そんな無意味な事を」 のひとことで、うちではなしになった。
実際に調べてみると、冷やすのは確かに医学的には意味がないらしいが
精神的には、ものすごくありがたいと思うぞ。
話が逸れたが、そんな生い立ちなので、発熱時に冷やす習慣がない。
が、アイスノンは持っている。
自分では買わないので、出自は100%景品か貰い物である。
通常は冷やさないが、今回は高熱も出しているので
脳細胞が煮えて死にまくっていそうで、とても恐く
何か脳みそのヤバ気なとこだけでも冷やそうと
アイスノンを初めて使ってみた。
マジックテープが付いているタイプ
これがな、とても 臭 い んだ。
タオルで巻いていても、臭いがムンムンしている。
そのタオルが触れていた部分、枕とか服とか
そこにも洗濯をするまで、臭いが付いて取れない。
もちろん巻いたタオルは危険物扱いレベルである。
どういう臭いかっちゅうと、上手く言えないんだが
ビニール?プラスチック? っぽい臭いに加え
異物臭、きっとメイドイン日本の西臭。
包装は捨てたし、古いもので詳細な身分もわからず
本体にも書いてなかったけど、これ絶対にメイドイン日没する国だろ!
それともアイスノンって、こういう臭いがデフォなんだろうか?
冷やすのは確かに気持ちが良かった。
病状に良いか悪いかはわからんが、気分には良い。
が、あの臭さが耐えられない。
あげく置いた場所に臭いが移るという、感染率の高さもやっかい。
洗ったら臭いが落ちるんだろうか?
しかし、体力ゲージがレッドゾーンの今この時に
アイスノン洗浄には残りHPを回したくない。
よって、冷凍庫の隅に封印。
冷凍庫の中では臭いは、そこまで発さないからである。
やっぱり単なる場所取りだったんか、こいつ・・・。
コメントを残す