今回の話題は、病院に巣食うジジイども。
ヤツら、何故あんなに看護士さんにうるさく話し掛けるんかな?
百日咳に風邪とリンパ腫らしをトッピングしちゃったせいで
発熱してるのに通院してる方が病状悪化しねえ?
というほど、点滴を打ちに通ったんだが
いつも点滴室には、ジジババが根付いていた。
ババは大人しくて良いんだ。
しかし、ジジイがうるさいうるさい。
何故か1点滴あたり、1ジジイがダダをこねよる。
その内容は、大抵が点滴時間がいつもより何分長い、というもの。
そりゃ、残り寿命の単位が
“年” じゃないお方もいるかも知れんが
数分のロスに文句を言う高速度生活をしているとは思えんがのお。
と思っていたら、1時間掛かるとトイレに行きたくなるそうな。
なるほど。
てか、だったら文句を言うより先にトイレに行けばいいのに
一通り文句を言わないと、しかも同じ事を2度ずつ言わないと
トイレに向かわないのが不思議だ。
ジジイの膀胱タイマーは、結構高性能かも。
そんな中、最高にわけわからんジジイがいた。
公衆電話は、100円を入れたらお釣りが出ない、と言うのだ。
受付けで10円に両替してもらえますよ、と言う看護士さんに
でも1時間話す事もあるので、10円だと足りない、と。
だったら10円を大量に用意して、入れながら話せば?
と、それ以上にない完璧な解決法を提示した看護士さんに
それは出来ん、10円玉は重たい ← !!
100円でお釣りを出してくれ、とゴネる。
それをするには、第三者が隣で時計を持って計らにゃならん。
それに、今の公衆電話の中のお金の所有権は誰にあるんだ?
てか、それ以前に、公衆電話で1時間話すって
おめえQ2でもしとるんかよ?
何かもう、聞いててイライラしてきて
「ジジイ、これを使うがいい!」 と、持ってるテレカを
ジジイのツラにパシーンと叩きつけたくなったが
ジジイの色恋に投資をしたくないので
ひたすら、看護士さんに同情するに留めた。
看護士さんたちの受け答えを聞いていて学んだよ。
わけわからん事ばかり言う相手には、オウム返しだ!
「今回の点滴は長かったぞ」「長かったですねえ、すみません」
「トイレに行きたくなるんだ」「行きたくなりますよね、すみ略」
「100円でお釣りが出ない (2度目)」「出ないですよねー」
「1時間話す事も (2度目)」「1時間話すんですかー」
うーむ、看護士さんたちって、すげえ大変だよな、と思っていたら
Q2ジジイが、「おーい、これ抜いてー。 電話しに行くからー。」
ちょ、おめえ途中で点滴の針を抜いてまで、一体何の電話を!
そこまで厳守せにゃならん電話って何なんだよ?
まさかおめえ、仮釈中か?
ジジイは点滴を外してもらい、公衆電話に向かっていった。
私が病院から出る時にも、まだ電話中だった。
あんだけ年寄りだと携帯は無理なんかな、と思ったが
翌日の点滴帰りに、病院入り口に立っていた70台後半とおぼしき
ごく普通の老婦人が、携帯を片手で打っていた。
ちょっと腰の曲がった、正直貧乏臭い格好のその老婦人が
・・・キツツキテクだった。 思わず凝視した。
私でも出来ねえよ、あんな携帯メールの早打ち・・・。
年寄りも色々。 嘘のような本当の出来事。
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