投稿者: あしゅ

  • 責任能力

    最近、イラ立つ事件が多いので
    ここで書きまくって発散している。 という事で
    今回は 精神障害や心神耗弱状態の責任能力の有無 と限定する。

    と、偉そうに前置きをしといて、いきなり手の平を返しちゃうが
    この問題、知識が少ないのだ。
    だから今回は、質問形式で疑問符だらけの内容になる。
    知ってる人、教えてください。

    犯罪加害者の場合の “責任能力” とは
    「被告人がまともに物事を判断して行動できる状態にあったか」
    という事だと捉えている。

    未成年の場合は
    「まだ知識もない子供だから、ちゃんと教育をしたら
     真面目な大人になれる可能性がある」
    って配慮で、罪に問われないんだろ。

    これが成人で精神障害の場合は、責任能力がないって無罪になる。
    この “精神障害” とは、“精神病” も含まれる。
    てか、現状では精神科通院歴の有無が重要となっている気がする。

    逆に、飲酒をしての犯罪や、覚せい剤を打っての犯罪は
    被告人がいくらその時にまともな思考能力を持たなくとも
    「飲酒やドラッグをするのは本人の自由意志」 で
    そのあげく勝手にトチ狂っての結果の犯罪行為という事で
    責任を問われる事になる。
    えーと、このわかりやすい例が、飲酒運転での事故かな。

    ここで解せないのが、精神障害や心神耗弱による無罪放免である。
    罪を犯したのは精神障害のせいで
    その精神傷害になったのは、本人のせいではないって理由らしい。

    でも本格的 (?) な精神病を患っている人は
    他人に対しての攻撃性を持つ事は少ない
    という精神科医の学説もある。

    普通のヤツが、ちょっとヘンな方向に行っちゃった
    ってのが一番危ないらしい。
    これは明らかに本人の責任のような気がするぞ。

    心神耗弱はもっとわからん。
    そこまでテンパって殺人とかするのは、充分に本人のせいじゃないのか?
    こんな性質のヤツがウロついてたら、危なくてしょうがねえぞ。
    それとも、心神耗弱は減刑はあっても無罪放免はないって事か?

    私の感覚では、精神障害があろうと
    普段から社会で生きている以上は、社会のルールに従うべきだと思う。

    傷害とか殺人とかしてもしょうがない精神障害なんてアリかよ。
    そんなん閉じ込めとけよ。
    何度も言うが、他人に危害を加えない、という
    最低限のルールも守れんヤツに何の権利があるんだ。

    人を殺していいか悪いか判断できんヤツに
    何で権利だけ、通常通り当てはめようとするんだ?
    施設で保護すりゃいいんじゃねえのか?

    それにかかる費用を、税金で賄うのが国民の手助けという事で
    当の本人たちは、すまん、差別的な意見かも知れんが
    “普通の感覚” じゃないんで
    “普通の待遇” を望む気はないんじゃないのか?
    それとも、そういう都合のいいとこだけ主張があるんか?

    よって、私は精神障害や心神耗弱に情状酌量はあっても
    責任能力の有無を問う必要はないと考える。

    責任能力を考える場合、精神疾患の知識がないと無理だよな。
    “人格障害” と、“精神障害” と、“精神病” 
    更に言えば “異常” の区別を
    どう分けりゃいいのかわからん。

    実は有識者たちもわかってないんじゃないのか?
    国民に納得のいく線引きができんだろ。

    ・・・てか、“人権” って、本当の正体は何なんだ?
    一般人の持ってる人権と違うモノが存在してるような気がするぞ。

  • 死刑制度反対

    私は死刑制度には、断固反対である。
    何故ならば、これは国家による殺人
    えーと、言わば “仇討ち代行” みたいなもん?

    何があっても、人は人を殺してはいけない。

    とか書くと、えれえ人権擁護派に思えるかも知れんが
    まあ、読んでくれ。 “私” だから。

    無期懲役はおいといていい。
    まずは、更正システムを、もっと効果的なものに整備し直す。
    それでちゃんと更正できたヤツは、釈放や恩赦があっていいと思う。

    だが、それができないヤツには
    それに終身刑制度を追加するべきである。
    恩赦なしで、一生、塀の外に出られないやつ。

    でも、凶悪犯罪者を国民の税金で養うのは嫌なので
    粗食プラス強制重労働で、自分が生きるだけの金は稼いで貰う。

    娯楽も最低限の暮らしも必要ない。
    権利ってのは、義務を果たしているヤツのための物だ。

    これだけでもひどい意見だが、更に鬼提案がある。
    もういっちょ、終身刑の上に “極刑” をおいてほしい。

    女子高生ドラム缶詰め殺人とか、妊婦腹切り裂き事件とか
    人智を超える鬼畜どもに与える処罰である。

    まず、こいつらには健康に気を配った生活をさせる。
    そして生存には支障のない臓器を移植用に摘出する。
    角膜とか腎臓とか2つあるし、肝臓の一部もいいだろう。
    移植費用の黒字は国庫に入れるか、被害者救済にあてる。

    次に、人体実験のサンプルになってもらう。
    わざと潰瘍を起こさせて、服薬の効果を調べるとか
    皮膚を焼けどさせて、塗り薬の効果を調べるとか
    通常、動物でやってる研究の実験台にするのである。

    医療技術の進歩にも貢献できて
    ただ殺すより、ずっと有益だろう。
    もし死んじゃったら、即、全臓器摘出で研究や移植。

    ようするに、私の死刑反対は
    「殺さなきゃいい」 というだけの考えなのだ。

    すんげえ非人道的な意見だろ。
    一瞬で殺す死刑の方がよっぽど親切だよな。

    だけど、屠殺した牛豚を残らず食うようなもんだぜ。
    全身を世のため、人のために使われる。
    本人はまったく嬉しくないだろうけどな。

    これを考えると、牛豚もどう食われようが
    ただ殺されるのと、何の違いもないのかもな。

    私の案を肯定できるいい例が、宅間守の死刑執行。
    あれは、あいつの自殺の手伝いをしたようなもんだ。
    死にたいヤツを一瞬で殺して、それで終わりじゃん。

    被害者の遺族はそれでいいんか?
    よくねえだろ。 死刑しか極刑の選択がなかっただけだ。

    もっと突っ込めば、ああいう極悪な加害者が更正して
    「ごめんなさい」 で、真っ当に生活していった場合
    周囲関係者は良かった良かった、だろうが
    それで遺族たちは救われるんか?

    殺された家族は戻ってはこない。
    事件後、自分たちの人生はめちゃくちゃである。

    「何でうちの親を子供を殺す前に、それに気付いてくれなかった?」
    「言われて気付くんなら、あんな事件を起こす前に
     何故、少しでも考えてくれなかった?」

    もう、まともになれるんなら
    最初から本人や周囲がちゃんとせえよ! って言いたいよな。

    遺族たちには、恨みつらみや後悔で生きていってほしくはないが
    こればかりは、当事者の気持ち次第で
    多分、多くの犯罪被害者たちは、辛い日々を過ごしていくんだろう。

    加害者がとことん苦しんで、世間の役に立って死ぬのなら
    少しは気が晴れるんじゃないのだろうか。

    山口母子殺害事件の加害者は
    今は死刑制度しかないから、しょうがない。

    万が一、無期懲役にでもなって刑期を終える日がきたら
    被害者の夫がどんな事をしても殺すだろう。
    残された夫に、そんな道を歩んでほしくない。

    私も昔は “人道的” に、死刑反対論者だった。
    だが、女子高生コンクリ詰め殺人事件や
    山口母子殺害事件の加害者の手紙や
    数多くの想像もできない惨殺事件を見てきて、考えが変わった。

    明らかに、犯罪の傾向が変わってきている。
    昔の法整備や罰則制度、“信じる心” のまま
    対応するのが、本当に最善なんだろうか?

    人は生きていくためには、自分を正当化しなければやってられない。
    たとえ一時は反省したように見えても
    何年か後には、その時の気持ちを忘れて
    「あの時は、自分の周囲の環境が悪かったから」
    「若気の至り」 などと思う事もある。

    それが些細な失敗や、単なるヤンチャだったら、それもアリだが
    強姦殺人や子供殺しなどを犯したようなヤツは
    どんな自己正当化も、絶対に許せない。

    それでなくとも、凄惨な犯罪を起こすヤツは
    通常の感覚では理解できない神経の持ち主のようだから
    “一般人” と、同じレベルで考慮してあげても
    向こうには通用しないんじゃないのか?
    と、最近は思うようになってきた。

    幼女を強姦して殺して
    「悪魔が命じた」 とか、のうのうと言うヤツ。

    おっしゃ、わかった。
    おめえの主張を信じよう。

    だが、おめえは魔界の住人扱いだ。
    人権は人間のためにあるものだから、おめえには適用しねえ。
    悪魔とともに滅びてしまえ!

  • 実名報道 遺族の訴え

    マスコミは “強姦” という表現は絶対にしない。
    これは何故か?
    強姦は不名誉だという風潮が一般的だからである。

    女の子が汚されて殺されたのを、世に知らしめるのは可哀想
    という “配慮” から “性的暴行” “暴行” “乱暴”
    という単語に置き換えられる。

    これらの単語から、我々が連想するのは “セックス” である。
    「無理にセックスされて殺された」 と聞くと
    そりゃ恥ずかしいと思うのは一般的であろう。

    何かの本で読んだ強姦話の一部を書こう。

    東南アジアでの戦争で、米軍兵士がある村にたどり着いた。
    村に幼い娘がいて、その子を兵士数人で強姦した。

    娘にフェラチオをさせようとしたが
    幼女だから口が小さくて入らない。
    兵士は銃の台座でその子の歯を全部叩き折り、フェラチオさせた。

    何人もの兵士に輪姦され、女の子は瀕死だった。
    兵士は 「このまま生きてても可哀想だろう」(!!!!!)
    と、けいれんしている女の子の頭に弾を撃ち込んだ。

    それはすべて村の広場で行われたので
    物陰から怯えつつ一部始終を見ていた村人に
    「葬ってやれ」 と言い残し、兵士たちは去った。

    処女じゃない成人女性が強姦された場合も
    診察すれば、すぐわかるという。
    膣の入り口も内部も裂けて傷だらけだからだそうだ。
    肛門が裂け、腸が破れている事もある。

    強姦される場合、まず暴力を受ける事も多い。
    抵抗されないように痛めつけるのだ。

    顔が原型を留めないほどに腫れ上がっていたり
    鼻骨や頬骨、肋骨、手足まで折れている事もあるらしい。

    幼女の場合は、股関節が脱臼して
    以後、普通に歩行できなくなる事もあるという。

    これがセックスか?
    被害者はセックスをされたんか?
    普通の感覚の持ち主なら
    こんな状態の女性とセックスできるか?

    強姦はセックスではない。 残虐行為である。
    我々の想像するセックスとは、まったく別物なのだ。

    見知らぬ通行人の手足を切り落として回るような
    犯罪に遭うのと同じで
    決して “不名誉” ではなく、汚れてもいない
    “普通” の犯罪被害者なのだ。

    抵抗できず、大人しく挿入だけされた強姦被害者の
    “精神的苦痛” もまた同じである。

    と言っても、いまいち理解しにくいから
    あえて、鳥肌の立つ残虐な例を挙げたのだ。

    上に書いたような目に遭わされるかも知れない
    という恐怖が襲ってきたら、気が狂いそうになる。
    無抵抗でも責められないよな。
    これを “苦痛” と呼ばずして何と表現する。

    「強姦は我々の知っているセックスではない
     TVや小説にあるような生やさしい物でもない」
    という事を認識すれば
    強姦は不名誉という感覚も、世の中からなくなる。

    強姦の被害者家族が、事件の詳細を報道してくれと望むのは
    「我が子は汚されてなんかいない!」
    という気持ちからだと思う。

    遺族が 「被害者の顔写真と名前を出してほしい」
    と望むのはどういう心理からか?

    TVでは連日、犯人の顔と名前がデカデカ報道される。
    これじゃ犯人が主役で、被害者は脇役だ。

    報道を見る第三者も、犯人を 「ひどいヤツだ」 と憎むが
    顔も名前も出ない被害者に対しては
    一被害者としてしか認識できず、共感も薄くなる。

    たとえば、幼女が強姦されて殺されたとする。
    報道では 「暴行を受け殺害された」 とされる。

    ところが遺族の周囲では、どこの誰だかわかっている。
    ある事ない事、噂話が飛び交うだろうし、中には
    「強姦されたなんて、もうお嫁にいけないだろうし
     殺されて良かったかも」
    なんて、信じられん事を言う鬼畜もいるかも知れない。

    これが被害者家族の二次被害のひとつ。
    被害者家族なのに、娘を殺されたのに
    「あそこのご家庭、娘さんが・・・」
    なんて、ヒソヒソ言われたら
    どれだけ受けなくていい傷を余分に受ける事だろう。

    引っ越しても、縁が切れない知人も多く
    一生、陰で噂をされて、傷は増える一方である。

    だったら、顔写真と実名を出し被害の詳細を報道して
    「うちの娘はこんなにひどい事をされた。
     残された私たちの気持ちを察してほしい」
    となるのは充分に理解ができる。

    日本全国から同情を受けたら、心無い噂をするヤツは
    人でなし決定で、多少は減るかも知れない。
    堂々と被害者という立場を明示した方が
    被害が追加されなくて済む可能性もあるのである。

    もちろんこれは、副産物で、本当の親の気持ちはこれだろう。

    「娘は生きていた。 存在していた。
     ちゃんと名前がある。
     匿名の死にして、存在を消さないでほしい。」

    被害者の人権を守るのなら
    その死の無惨さをきちんと認識し、悼むべきで
    隠し通して、目をそらそうというのは
    面倒を避けようとしてるとしか思えない。

    「遺族の傷が早く癒えるように」 って
    傷は一生消えないんだよ!

    変な方向に騒ぎまくって、無神経なインタビューとかして
    尊厳を持った節度ある報道をしないからこうなるんだろ。

    ここに書いたのは、単なる私の想像である。
    私が被害者家族の立場になったら、どうするかはわからない。

    だけど、実名詳細報道を望む家族の心理を
    肯定してほしいとの想いから書いた。

    私にしては、配慮しまくったんだが
    被害者家族を傷付ける表現がない事を切に願う。

  • 嘘つく人々

    嘘。 これについて、最近考えが変わってきた。
    以前は 「嘘は良くない」 という小学校の道徳教育が効いてて
    自分は絶対に嘘は付かない、と、思っていた。

    しかし、よおおおおおおく考えてみたら
    無意識に付いているのである。
    「嘘を付かない」 と言ってる事自体、嘘だったわけで、とほほ。

    しかし、嘘の種類によっては
    あながち、悪い一辺倒じゃないような気がする。
    日常での嘘を付く相手は、自分にとって大事な人が多いだろ?
    嫌われたくないっていう健気な気持ちじゃないのか?

    私の場合の嘘は、叔母に 「ちゃんとしてる?」 と聞かれ
    ちゃんとしてねえのに 「してる」 と答えるし
    昼過ぎまでグダグダ寝ている時に、兄から電話があって
    「寝てたか?」 と聞かれ 「寝てない」 とか。

    もうほんと、すげえくだらん保身で
    普段はそういうのはまったく気にしてないんだが
    親族にだけは、何故か咄嗟に嘘を言ってしまうのである。

    これは単純に、普段から大きな説教をくらいまくっているので
    せめて小言は言われたくない、というあがきであろう。

    バレバレなのに、わけわからん力技な嘘で
    言い逃れをしまくる彼氏や夫がいるが
    多分それと同じ心理なんだろうなあ。

    悪い事を告白して懺悔するのは、一見正しく思えるが
    言った側は、言ってスッキリ、と
    重荷を降ろせて、そりゃよかろうが
    言われた相手は、その罪を受け入れて
    場合によっては許してあげなければならず
    すんげえ精神的に苦痛を強いられるので
    「わざわざ言うな! 一生隠してろ!」 って心境になる。

    この前TVで、夫が浮気をして、夫自身がその秘密に耐えられず
    妻に告白して許しを請って、妻は表面上は許したが
    本当はどうしても許せず、自分も浮気をして苦しむ、という
    ドツボ転落なドラマがあったが、それが良い例だ。

    夫が反省してて、二度と同じ過ちを繰り返さないのなら
    妻は一生隠しててほしかったんだろう。
    その葛藤が、妻を同罪に走らせたのだ。
    (私なら一生、下僕決定でこきつかってやるがな)

    男女関係系の大抵の秘密は、バレた途端に嘘に変化する。
    この場合の問題は、その大きさや密度ではなく
    それを隠し通せるかで決まる。
    罪をひとり密かに、一生背負って苦しむのも
    罰のひとつだと思って、耐えてのたうち回っとれ。

    普通の状況下での嘘は、悪意がない嘘が多いと思うが
    犯罪関連の嘘は、理解し難い。

    話題の画家の盗作疑惑も、日本人とイタリア人の画家の
    (和田なんたらとアルベルト・スギだっけ?)
    どっちかが嘘を付いているんだろ?

    絵を見ると、もはや “盗作” などと手ぬるいレベルではなく
    “模写” や “贋作” の域に達しているぞ。

    どっちも画家として上手くて
    普通に描いても評価されるはずなのに
    何故モチーフや構図を真似なければならないのかがわからん。

    というか、プロの画家を盗作してどうするつもりだったんだ?
    バレないとでも思っていたんだろうか?
    ここまで騒がれて、なお嘘を付くなど、あとどうすんだろう?

    奈良の長男が母親弟妹を殺して放火した事件も
    成績の事で父親に嘘を付いて
    バレたくないからやっちゃった、って
    おめえ、どっちがより怒られると思ってるんだ?

    てか、あれ、父親を殺すのが一番早くねえかあ?
    逆らえないヤツには嘘で逃げて、弱いヤツに危害を加えるって
    こいつ、未成年だが、根本的に犯罪者体質のような気がするぞ。

    嘘を繰り返していると、いつしか自分もその嘘に取り込まれて
    脳内で大嘘ワールドが展開し始めるらしい。

    これはすなわち “本当の自分” がなくなってしまう事。
    人を騙していると同時に、自分をも騙してしまっている。

    これで、法に触れるとか、人を傷つけていない限り
    良いのか悪いのかは、私には判断できん。
    “特殊な感覚の持ち主” としか思えないからで
    自分が正義の基本形の自信はないしな。

    色んな種類の嘘があると書いたが、総合的に考えると
    嘘とは、反省とセットで使用できるかが
    善悪の分かれ目になってくるだろう。

    というか、絶対にバレない技術と根性を持っていない限り
    嘘を付かない方が
    いや、嘘を付くハメになるような、いらん事をせん方が
    結局はラクだし、自分のためになるんだよな。

  • 痒い!!!

    よく覚えてないんだが、確か5年以上前からか、体中が痒くなった。
    一日中、部分的に痒いんだが、特にひどいのは夜寝ている時。
    布団に入ってから痒みが増すのはもちろんだが
    熟睡していてもバリバリ掻いているらしく
    朝起きると、水もはじく美しいこのお肌が
    まるでM嬢のように体中ミミズ腫れになっている。

    広範囲に痒みがあって、場所もあちこちで特定できないので
    塗り薬は役には立たない。
    そこで痒み止めローションを使用してみた。
    (ウレパールとか数種類出ている)

    ところが、これ、まったく効かないのだ。
    しかも乾燥による痒みを想定しているからか
    すんげえベタベタして、洗い落とすまでそれが持続して
    服が肌にペタペタついて、かなり不愉快な塗り心地なのだ。
    (何をしても無理な超乾燥肌の人にはいいかも。
     多分、顔にはまずいと思うんで体限定ね。)

    薬屋に行って、薬剤師に相談をしたところ
    「乾燥によるものですね」 と言われた。

    ふざけるな!
    こんだけお手入れをしている私に限ってそれはない!
    と、胸を張って断言できるので、飲み薬を選んでもらった。
    長期服薬できるように、漢方系。
    これを飲むと痒みが緩和されるので、ずっと服用していた。

    学生時代に友人が
    「あの子、しょっちゅう体を掻いてるんだって」 と
    同じクラスの女の子を遠目に見つつ、噂話をした。

    見ると結構可愛い子で (同じクラスなのに初めて見た気がした)
    「可愛いじゃん」 と言ったら
    「うん、だから彼の友達が 『いいな』 と思って
     ちょくちょく見てたら、いつ見ても体を掻いてて
     それでついたあだ名が “ボリボリ” だってよ」 と、笑う。

    その子はいらん恋心を持った男に、逆に笑い者にされてしまった。
    いい迷惑だよな、ひでえ話だ。

    今だったら 「アレルギーとかじゃないんか?」
    と、指摘できるが、その頃の私は
    そういう高度 (?) な知識はなかったので
    「世間の目は厳しいんだなあ」 と、思っただけだった。

    私の場合、医師に相談した事も何度かあるが
    いつも 「アレルギーですね」 で、まったく解決しなかった。

    アレルギーの原因になる物質は、膨大な数にのぼるので
    ある程度、候補を絞れる場合じゃないと検査できないそうだ。

    ダニとかハウスダストとかの環境的な原因じゃなさそうなんだよな。
    だって九州から関西に引っ越した時に
    寝具も一式変わってるし、環境も気候も違うし
    原因の候補すら、まったくわからねえ。

    とりあえず、今通っている病院の担当医にも相談してみた。
    (肝臓がわけわからんと腫れてるので治療中)

    その医師曰く、先天的じゃない限り、突然治る事も多いとか。
    「たとえば子宮筋腫なんか、年を取ると小さくなりますしね」
    おいおい、それって老人のガンの進行が遅いのと同じで
    老化したせいで、悪い細胞の活動も弱まるって事だろ。

    「原因がわからずに身体機能が狂う人っているんですよ」
    ようするに虚弱体質って言いたいんだろ?

    しゃあないなあ
    「わたくし体が弱いの」 は、お嬢様のたしなみのひとつだしな。

    ババアになって感覚が鈍るその日を待ち焦がれとくよ
    と、“アレルギーの薬” とやらを貰ってきたが
    肝臓治療中にいいんか?

  • 何故 人を殺しちゃいけないの?

    上の問いの答は、真面目に答えるなら
    「命は尊いから」 しかない。

    大体、命が何故尊いのか? というとこから、よくわからん。
    なのに、一体何の洗脳なのか、「命大事」 の思想が
    こびりついていて、ハエですら殺すのに戸惑うんだよな。
    脳裏に芥川の “蜘蛛の糸” が浮かんだりしてさ。

    「仮死状態になってくれーーーーー!」 と
    ハエタタキを振り回し、結局ついうっかり
    「そこまでせんでも」 というほどミクロな厚みまで潰してしまって
    もう、内臓ビチャーで、余計に非道に陥ってるっつの。
    (ハエを潰したときに出る緑の液って何なんだ? 胆汁?)

    そんで後味の悪い事、悪い事。
    殺させるな! 私のテリトリーに入ってくるな!
    と、怒りがわくが、戦争なんて案外こういう感覚かも。

    こういうあいまいな答じゃ理解できんガキには
    「あなたの大事な人が死んだら悲しいでしょ?
     誰にだって死んだら悲しんでくれる人がいるの。
     誰にもそういう悲しい思いをさせちゃいけないのよ。」
    と、“自分がされて嫌な事は人にもするな” も、ついでに教える。

    これは要するに、不可侵条約的な教えである。
    「私もおめえにいらん事はせんから
     おめえも私に迷惑は掛けるなよ」 って意味である。
    “持ちつ持たれつ” “お互い様” の逆バージョン。

    別に誰が死んでも悲しくない、というアナーキーなガキには
    「犯罪を犯すと捕まるぞ」 で、しゃあない。

     犯罪を犯すと捕まるのは、法律違反だから。
        ↓
     法律とは、皆が安心して暮らせるための決まり事。
        ↓
     もし法律がなかったら
     道を歩いてても、いつ何時誰が襲ってくるかわからんし
     家に帰ったら家財道具残らず盗まれてるし
     そんな世界で幸せに暮らしていけるか?
        ↓
     だから自分のためにも法律は守ろうね。
     
    と、こんなもんでどうだろう?

    法整備が成されていない世界ってのは
    “北斗の拳” のリアル設定みたいなもんだ。

    一般民衆は、いつ賊が襲ってくるかわからん世界で
    ビクビクオドオド暮していて
    その内に、腕力の強い人間離れした (外見も) 悪党が
    「俺様が法律だ!」 とか勝手に言い出して、徒党を組んで
    機嫌の良し悪しで殺人とかしてくれるんだよ。

    こんな世界に誰が生きたいかあ?
    来るか来んかわからん世紀末救世主を待つより
    こうなる前に、一般民衆で一致団結して
    決まり事を作っておいた方が安全だろ。

    「命は尊い」 のは、もう充分にすり込まれているが
    人間は生きている限り、他の命を奪い続ける宿命にある。
    呼吸をするだけで空中の微生物?を殺す、とか言うし
    歩いてるだけでダニを踏み殺しているかも。

    命が平等で尊かったら、飲み食いすらできなくなってややこしいんで
    もう、すんげえザッパに 「共食いはすな」 が
    人としての基本中の基本でいいんじゃねえのか?

    ちなみに私は 「命は平等」 とは思っていない。
    ローマ法王と隣のおやじなど、比べるべくもなし。
    シャチョーと平社員ですら格差があるぞ。

    命の優先度は、そいつの未来性と社会貢献度で決まる。
    よって、私はとってもLight!
    村を救うために生け贄になってくれ、と言われたら
    しゃあないなあ・・・と、ズブズブ埋まっちゃうぜ。

    〆は、まさに “墓穴” だな!!

  • 男女の友情はあるか?

    このタイトル関連の揉め事が非常に多い私なので
    しょっちゅう、どっかで書いている気がするんだが
    きれいさっぱり、まったく覚えてねえ。

    同じ事を何度も初めてのように言うのは、ジジババの基本性能。
    自分もいずれそうなるんだから、今は温かい目で辛抱強く聞けや。

    「男女間に友情は成り立つ事はあるか?」

    この問いに、男性のほとんどは 「ない」 と答え
    女性のほとんどは 「ある」 と答える。
    この答の2極化は、単純に明確な男女の性の違いなんだろう。

    女性の中の女性な私も、もちろん 「ある」 派だが
    友情は一方的には成り立たないものなので
    男性が 「ない」 と言えば、ないんだろうな
    と、最近は、自分の感覚を間違いかも、と感じつつも
    希望を捨てきれず、やっぱり 「ある」 派だ。

    女性の大多数の意見は
    「男女以前に人間として付き合う事ってあるんじゃない?」
    「そう、いつもいつも愛だ恋だはないでしょ」

    女性の少数派、「友情はない」 派の言い分は
    「ええー、友達扱いされる女性って
     女としての魅力がないだけなんじゃないのお?」

    ・・・・・ああ、そうかもな・・・・・。

    って、いらん世話じゃ、黙っとれ!
    バトルモードチェンジするぞ、こらあ!!

    「ない」 派の男性に聞いた意見で、ひでえと思ったのが
    「何でわざわざ女性を友人にする必要がある?」

    友人にするなら、感情的で無知な女性などいらず
    男性だけで事足りる、という考えだ。
    これって、表立っては言わないものの
    内心では思ってる男性が多いんかも。

    「ない」 と言う男性の多くは
    「目の前に自分に好意的で、一緒にいて楽しい女性がいたら
     そりゃ・・・モゴモゴ・・・。」
    と、大なり小なり “あわよくば” 根性にまみれていた。

    「ある」 と言った男性の意見で、一番多かったのが
    「友情はあると思うけど、自分の妻・彼女には
     『男女間に友情はない』 と言う。」 という意見。

    自分は女 (友達) と楽しくやりたいが
    妻・彼女には男友達と遊んでほしくないという
    都合の良い感覚じゃねえのか?

    ここまで 「ない」 と、意見がはっきりしているのに
    男性は矛盾する反応をよくする。

    「いいお友達でいましょう」 は
    男性の誰もが一度は言われたセリフだろう。

    友情がないと断言しているのなら、この言葉は
    断りの言葉だと即座に理解できるはずなのに
    「どういうつもりなんだろう?」 とか悩む。
    これ、おかしくねえかあ?

    ここで、女性全員が口を濁す真実をズバリ書こう。

    女性には男女間の友情はある。
    友人としての立場の時に、恋人昇格の可能性はある。
    だが、告白して 「友達」 と言われた場合は
    「あなたを男性としては見られない」 って意味だ。

    これを言われた後、恋人になれる可能性はあるか?
    もちろんある。

    ただし、大金持ちになった、デブってたのが痩せた、整形した
    何かで大成功した、などのオプションが必要になる。

    つまり、彼女が知ってる今の自分では可能性がないって事。
    諦めて友人でいるか、よそに行くか、努力するか。

    あっ、オプションなしでの可能性が1個あった!
    友人としてずっと側にいて、彼女が不幸のどん底に陥った時に
    ここぞとばかりに、支えて支えて支えまくるのだ。
    彼女が自分に依存するようになるまで。
    (これ、恩知らずな女には効かないぞ)

    男女間は友情のあるなしで揉める事が実に多い。
     ・ とりあえず、空気を読む
     ・ 自分勝手な解釈は命取り
    この2つさえ守ってれば大丈夫!

    ・・・・・と、太鼓判は押せない・・・・・。
    「えっ、あんだけイイ顔しといて眼中になしかい?」
    というような女、実際いるもん。

    保護を求めて男心をわし掴むのは
    女性の本能で、恋愛感情とは別物なのかもな。

  • 梅雨の晴れ間

    梅雨時期に2日晴れたら、大忙しである。

    うりゃあ! 布団干しーーーっ!
    うりゃあ! 大物の洗濯ーーーっ!
    うりゃあ! ベランダ掃除ーーーっ!
    うりゃあ! 押入れの換気ーーーっ!

    何故2日目かっちゅうと、前日が雨の場合
    いくら快晴でも、地面から湿気が昇るので
    布団干しはダメなのだ。

    うちは羽毛羊毛なので、本来なら干しても陰干しだし
    と、アッパークラスぶっていたんだが
    この前、ふと不安を感じて、改めて表示を確認したら
    「干せ」 って書いてあるじゃねえかい。

    はああああ? おめえ羽毛羊毛じゃなかったんかよ!
    むーーー、安物だから、色んな物質が混在しているんかも。

    分解してみるわけにもいかないので
    今後もこの正体不明の物体にくるまれて寝るしかねえのか・・・。
    何か気色悪いぞ。

    布団乾燥機もあるんだが、干すのはタダという
    貧乏臭え言い分で、大都会の空気に晒している今日この頃だが
    これが田舎だと、干し物の隙間とか裏に
    足長バチが入り込んで、刺されたりするんで
    (どっちもどっちだが) それよりマシだろ。

    私が健気に、朝飯も食わんと顔も洗わんと日焼け止めも塗らんと
    掃除洗濯に奮闘していたら、隣の空き地で草刈りをし始めた。

    こら、ジジイ! 今8時!
    (住宅街の騒音のひどい作業は、朝は9時からがマナー)
    しかも、おめえんちの草刈り機の音はF15並みだぞ?
    (TVの音もかき消されるレベル)

    でも、熊本時代に隣の空き地が草ボウボウで
    虫が異常発生して、えれえ目に遭った事があるんで
    マメな草刈りはありがてえ。

    しかし、今の隣のジジイの草刈り作業は
    時々 「ギャインキイイン」 と
    刃が何かに当たった音がして機械が止まり、ドキッとする。
    電動草刈りの刃は、石などに当たるとパーンとはねて
    それで足切断の事故とかが多いのだ。

    ジジイはひとりで作業をしているので
    この場合は当然、私が救助に行かにゃならんのだろうなあ。
    足ブチ切れ血ドクドクの惨状に耐えられるだろうか・・・。

    携帯とタオルと止血のビニールひもとハサミを用意して
    とか、心の準備をしている最中にも
    何度も何度も 「ギャアアアン」 と、不審音が鳴る。

    このクソジジイ! ちったあ眼前を確認して刈らんか!!
    ジジイの安否をチェックしに、窓際に行く度に怒鳴りたくなるぜ。

    ジジイは私の心配など知りもせず
    呑気に丸一日掛けて、草刈りを終えて帰って行った。

    おめえは私に密かに見守られているってわけで、微妙にメルヘン。
    ジジイ、おめえは幸せ者だぜ。

  • パン

    何はなくとも白米命! だからではないが
    私は焼いてないパンは食べられない。

    いや、パンは元々焼いてある物で
    焼いてないパンはイースト菌発酵中の生地だろ
    という突っ込みは一切受け付けん。

    ようするに、冷たいパンが嫌いなのだ。
    何でかわからんが、焼かずに食ったら胸焼けがする。

    だから、菓子パンでも必ず焼いて食う。
    アンパンももちろん焼く。
    メロンパンも当然焼く。

    カレーパンやジャムパンやカスタードパンなど
    そのまま焼けないやつは、アルミホイルでびっちり包んで
    トースターで5分ぐらい温めまくる。

    この妙な習性のせいで、菓子パンの選択肢が
    ひじょーーーに狭められて困るが
    何か “菓子パン” って単語が不愉快なので
    元々あまり食わないのが幸いだ。

    大体 “菓子パン” って、何なんだ?
    菓子か? パンか? どういう地位にいるんだ?

    パンなら主食だろ。
    あんな甘かったり辛かったりする
    自己主張の激しい食物をおかずと共に食えるか?

    菓子なら、あんだけ腹にたまる物を一体いつ食うんだよ?
    おやつにしても食い過ぎだろ。

    飯時のコンビニで、牛乳と菓子パンを買うヤツを見て
    「え? それ飯?」 と、思いつつ
    おにぎりを握り締めている自分も目クソ鼻クソなのか?

    こんだけ私を悩ます事自体、許せない存在だよな、菓子パン。

    パンは米や麺と同じ主食、という感覚なので
    焼きそばパンは理解できなかったが
    関西人はお好み焼きとご飯というセットらしいので
    (ほんと、この食い方も理解できんが)
    これもアリかな、と、オトナな心で薄々思い始めた。
    もちろん、焼きそばパンは食った事はない。

    もっと厳密に言えば、おかずがある場合
    食パンやロールパンも却下。
    甘すぎるだろ、こいつら。
    朝飯にパンとコーヒー紅茶ってのは
    よっぽど胃腸絶好調か、気分的に無敵の時だけだ。

    主食として君臨するパンは、フランスパンである。
    (スペインのパンとか、ユダヤのベーグルパンだとか
     インドのナンとか、何か色んな国の色んなパンがあって
     甘くないのもあるようだが、割とパンを軽視しているので
     わざわざ手に入りにくいものを支持しようとは思わん。)

    で、パンは焼いたら素で食う。
    何か塗る場合は、バター! バター! バター!
    マーガリンは容赦なく油扱いしちゃる。

    1個、入手しにくいパンの塗りアイテムで
    ついうっかり好きになってしもうたやつがあって
    それはニンニクチーズみたいなもので
    米をほとんど食わない非国民の兄が買ってきた物なのだ。

    これがまたカリカリに焼いたフランスパンに合って美味え!
    (ただし、朝っぱらからは食えんクドさ)
    って、メーカーとか全然覚えてないので
    こんな役立たずの情報を書いても、誰も歓迎はせんよな。

    私にしては大絶賛のフランスパンだが、ひとつ欠点がある。
    皮?は鋼鉄のごとく固く、中はふっくら、ってのが鉄則だが
    ボンヤリ食ってると、たまにこの外側の皮?が
    口内にグサッっとくる時がある。

    皿うどん (固い焼きそば) のパリパリ麺が
    喉に刺さったりするのと一緒の原理だな。

    おめえ、食い物のくせに、何、凶器と化してるんだよ!
    と、イラッとさせられる。

    シチューの時は、絶対にフランスパンだが
    あれ1本はデカすぎるし、日持ちがしないので
    十字マークの丸いパンか、ラグビーボール型のパンも
    似たような味で代用できる。

    どっちにしても、パンはあまり食わないので
    甘くないなら良し、と、ユルユル設定で生きていけるさ。

     余談だが、“私” を時々打ち損じて
     “綿塩” と出るが、綿塩って何だよ?
     そんな物体、この地球上にあるんか?
     おめえも菓子パンと同じ分類の箱に入れられたいんか?

     私のPCなら、そんぐらい察して
     気を利かせた変換をせえよ!
     (何かイヤな事でもあったんか、私?)

  • 相も変わらず、初手からタイトルの話題じゃないんだが
    この前、ふと気配を感じて振り向いたら
    ベランダの手すりにスズメがとまっていた。
    しかも、こっちにガン付けしやがってて
    一瞬、誰かの式神かとビビったよ。

    無視 (虫のダジャレでタイトル通り!) しようとしたら
    そのスズメ、部屋の中に入って来ようと網戸にバタバタしやがんの。

    何だ何だ!!! と、すげえ驚いたが
    その時はすんげえ大雨だったので
    きっと雨宿りをしたかったんだろうな。

    ふざけんな!

    おめえがどっかの悪い魔女に姿を変えられた公務員なら
    入れてやらん事もねえが
    (定番の “王子” は却下。 公務が大変そうだもん。)
    ところ構わず排泄行為をする鳥類は軒下で雨をしのげ!
    と、すべてなかった事にして流したさ。

    ここ数日、夜になると虫が部屋の中に入ってくる。
    フラフラとドンくさい小バエのような虫。
    「あみどに虫こない」 をスプレーしているのに
    一体どっから入り込むんやら。

    こいつ、とことん生命力が弱いようで
    せっかく人んちに侵入したのに、ボロボロ死にまくって
    最初はその死体を捨てるだけで穏便に済ませていた。

    しかし、飲み物に浮かぶは、TVのモニターを這うは
    翌朝、あちこちに屍になって点在してるは、で
    えれえ、うっとうしい。

    相手は虫だし、と、ハイレベルな忍耐力で耐えていたんだが
    事もあろうに 「大神」 のヤマタオロチ戦の時に
    耳に入ろうとしやがり、もう、ブチーーーッッッ! と来て
    (それでもオロチ戦は超・根性でこなす)
    何が 「命は尊い」 だよ! と、豹変し
    独裁者のように片っ端から殺しまくらせてもらったさ。

    その日から、夜は虫殺しにいそしんでいるが
    こいつら、殺っても殺っても無限大に湧き出て
    思わぬ大量殺戮に発展している。

    床に這いつくばって、ティッシュでブチブチやってると
    自分のその姿が、民話の鬼ババとシンクロして
    私は毎晩、一体何をしてるんだ、と、空しい空しい。

    関西は九州より虫が少ない。
    ゴキブリなんか、こっちに来て1度しか出現してないし
    ムカデやカマキリ等に至っては、生存確認すらしていない。

    都会だから当然なんだろうが
    虫は南に行くほどデカくなる、って話は本当だな。
    実際に目撃したゴキブリは、東京、九州と比べて
    南から、大・中・小と、キレイに縮んでるもん。

    九州は気候環境ともに虫天国である。