投稿者: あしゅ

  • 継母伝説・二番目の恋 11

    「あたしのお友達。」
     
    事務室で書類を探す公爵家の娘の背後で
    少し息切れしつつも、弾んだ軽やかな声がする。
     
    公爵家の娘はまず作り笑いをして、それから振り向いた。
    「王妃さま、どうなさいましたの?」
     
    王妃は用があるならば、その者を呼べば良いだけである。
    だけど、その命令すら出せないらしい。
    この広い城内を、どれだけ探し回ったのやら・・・。
     
     
    「湖、行きたい。」
    この少女は、相変わらずそういう事ばかり。
    公務をしないと、王の寵愛が消えたらどうするのよ・・・。
     
    胸の中ではそう思うも、“王妃さま” に、あまりキツい事も言えない。
    「わかりました。
     では、召使いに命じましょう。
     誰かおらぬか?」
     
    廊下に出て叫ぶ公爵家の娘の腕に、王妃がしがみつく。
    「あたし、あなたと行きたい。 あたしのお友達。」
     
    公爵家の娘は、突然触られた事にちょっと驚いたが
    少しムッとした。
    この少女はこの調子で、王にも媚びているのかしら?
     
     
    「・・・今日ですか?」
    公爵家の娘の冷たい眼差しに、王妃はうつむいた。
    「・・・ダメなら、明日・・・。」
     
    このような時には、思わず溜め息が出るものである。
    が、公爵家の娘は笑顔で言った。
    「わかりましたわ、王妃さま。
     それでは明日は湖で昼食を摂りましょう。」
     
    王妃がモジモジとうつむいて、しかし嬉しそうに微笑む。
    何て小さく可愛い少女なのだろう
    王が惚れ込むのもわかる。
    けど、だけど・・・。
     
    見下ろすこの目の冷たさに気付かれてはいけない。
    公爵家の娘は、書類を見るフリをしながら背中を向けた。
     
     
    翌日、湖へとやってきたふたり。
    他の者も誘ってはみたけれど、うやうやしく断わられた。
     
    王妃が一緒だからだとは思うけど、このあたくしも軽んじられているようね。
    公爵家の娘はイライラしていた。
     
    ふと気付くと、王妃が皿を並べている。
    「おまえたち・・・。」
    召使いたちを睨むと、慌てて否定する。
    「違います!
     王妃さまがどうしてもご自分でなさりたいと・・・。」
     
     
    まるでままごと遊びをするように楽しそうな王妃に
    公爵家の娘は、喉まで出掛かった説教を何とか飲み込む。
     
    「出来た!」
    王妃がニコニコと声を掛ける。
    「この料理、あたしの国の料理。」
     
    「え・・・、王妃さま自らが料理を・・・?」
    更に呆気に取られる公爵家の娘の手を掴んで
    グイグイとテーブルに引っ張っていく王妃。
     
     
    「材料が同じじゃないから、ちょっと違う。
     けど、この料理、美味しいと褒められてた。
     どう?」
     
    王妃の期待に満ちた眼差しに、お小言も言えず
    仕方なく料理を口にする公爵家の娘。
     
    その料理は、今までに食べた事がない味だったけど
    スパイスが利いていて、確かに美味しい。
     
    「あら、これは美味しいですわ。
     チキンに、こういう味付けがあるとは。
     この国では思い付かない香辛料の配合ですわね。」
     
    その賞賛に、王妃は喜びのあまりに公爵家の娘に抱きついた。
    「良かった。
     あたし、どうしても食べてもらいたかった。
     でも、スパイス、ない。
     でも、外で食べると美味しい。
     だから・・・。」
     
     
    公爵家の娘は、一生懸命に言葉を探す少女に少し同情をした。
    このお方は寂しいのだろう。
     
    そうよね、南国では鮮やかな色の花に囲まれて
    小鳥を指に乗せて、伸び伸びと歌っていた。
    その周囲には、見守る両親らしき人や兄姉たち
    飲み物を運ぶ使用人でさえ笑顔だった。
     
    あの暖かい色の生活から一転
    今は誰も知り合いがいない東国での、王妃暮らし。
     
    東国に温情がないわけではないけれど、宮廷は政治の場。
    そこで暮らすのは、東国の貴族の生活に慣れていないと辛いであろう。
     
     
    あたくしも少し厳しすぎたようね。
    もっと長い目で見守ってあげるべきかも知れない。
     
    「わかりましたわ、王妃さま。
     お心遣い、ありがとうございます。
     さあ、一緒に食べましょう。
     これ、本当に美味しいですわよ。
     こちらのスープも、初めていただくものですわ。」
     
    公爵家の娘の言葉に、王妃は嬉しそうに笑った。
     
     
     続く 
     
     
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          継母伝説・二番目の恋 1 12.6.4 
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  • KBヘアカラートリートメント

     シャンプー後にトリートメント代わりに塗って
    5分、長くても30分ほど置いて洗い流すだけで
    白髪が染まっていく、というアレだ。
     
    販売元 株式会社 三和通商
    北海道産昆布 (注1保湿成分) + 馬油 (注2エモリエント成分) で
    髪にやさしいヘアカラートリートメント (染毛料)
    KBヘアカラートリートメント (ブラック) 200g 4095円
     
     
     
    どれが製品名なんだろう?
    “保湿成分” と “エモリエント成分” の違いは? が
    何故か半額の2100円になってたんで、お試し購入。
     
     
    どう見ても合成色素入ってますお疲れ様でした、だけど
    はなから “天然” をうたってないのでそれは言い掛かり、な全成分
     
    水、セテアリルアルコール、ペンチレングリコール、
    パルミチン酸イソプロピル、グリセリン、シクロメチコン、
    ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド、ジメチコン、ジメチコノール、
    セタノール、ステアリルアルコール、ステアルトリモニウムクロリド、
    褐藻エキス、馬油、プラセンタエキス、加水分解コラーゲン、
    クチナシ黄、クチナシ青、ウコンエキス、ムラサキ根エキス、
    グリコシルトレハロース、ビス(C13-15アルコキシ)PGアモジメチコン、
    ポリクオタニウム-10、ヒドロキシエチルセルロース、デキストリン、
    加水分解水添デンプン、BG、エタノール、イソプロパノール、エチドロン酸、
    AMP、BHT、フェノキシエタノール、香料、
    (+/-)HC青2、HC黄4、HC赤3、塩基性青99、塩基性茶16
     
     
    私さ、今年の春先の異常乾燥からずっと
    インディゴにカブれてカユカユだったんだよー。
    あげくに、何か病気したじゃん。
     
    その時に、自分染め、面倒くせえなあ
    こういう万が一の事態には、あの胡散臭い塗って洗い流すだけで、あら!
    のトリートメント式の毛染めが便利じゃないかなー、と思ってたんだよー。
     
    病中に髪の心配なんかしてる場合じゃない、と言われるかもだけど
    寝込んでヨレヨレのところに、白髪ボウボウとか
    ほんと、行き倒れ老婆なんだよー。
    な? 白髪隠しだけは大事だろ?
     
    で、インディゴでカユカユだから、銅線色ヘア覚悟で
    100均ヘナブラウンのみで染めたんだよ。
    そしたら、微妙にカユカユでさ。
     
    え? 100均のヘナのブラウンって
    本当にインディゴが入ってたんだ???
     
    とか、四方八方を敵に回してる? 私・・・。
     
     
    まあ、そのブラウンでも、ものすごい赤オレンジで
    100%ヘナをする、ひとかけらの勇気も失ってなあ・・・。
     
    そこに、これが怪しい半額だよ。
    買っちゃったよ、普通買うよ
    人はこうやって坂道を転げ落ちて崖を踏み外して
    ・・・私、また敵を増やしてる?
     
     
    さあ、360度全方位から銃口が向けられたところで
    結論を言おうではないか。
     
    おい・・・、これな、数回で染まるぞ!!!
     
     
    太くて硬くい下ネタじゃねえぞ!な髪質は染まりにくいので
    シャンプー後に乾かして塗れ、とか
    たわけた注意書きがしてあったけど
    私は太くて固くてまあご立派な頭髪だけど、おまけに多いけど
    そんな手間を掛けるぐらいなら、大人しくヘナをするわ!!!
    と、意地になって手抜き塗り、しかも貧乏なので節約の少量を
    ザツに塗ってたんだけど、3回目であれ? と思って
    知人に確認してもらったところ
     
    染まってる!!! おめでとう!!!!!
     
     
    ここで残念なお知らせだけど
    私はインディゴと変わらず、カブれとります。
     
    それは良いんだけど、全然よくないけど、置・い・と・い・て、
     
    寝てる時に無意識に首とか掻いているらしく、朝起きたら爪が黒いんだよ!
    枕カバーにも黒いシミが着いたし
    風呂場で塗ってる時も、床にこぼれたのをちょっと放置したら
    色が染み付いて落としにくいし。
     
    で、皮膚に色素が付いてるのかな、と疑問に思って
    湯船に浸かってる時に、指で顔の皮膚を擦って角質を削り取ってみたんだよ。
    (美人は真似するな。 もちろんブサイクももっての他だぞ。)
    そしたら、取れた角質がドス黒いんだよ!
     
     
    よく考えたら当たり前なんだけど
    髪に付いてるものって、顔や首にも付いている!!!
     
    これに気付いてから、何となく自分の顔色が黒く見えるのは
    ノーシーボ(プラシーボの逆で、悪い思い込み) ・・・かなあ?
     
    知人に爪を見せたら、「染まってない?」 と言われたし
    これ、上半身全域に渡って黒ずむかも。
    全身が大まかに、上から下へ黒グラデーションになってねえか、恐い。
     
     
    でも、合う人は良いんじゃないかと。
    匂いも合成毛染めの匂いがするけど、すぐ慣れます!
     
    つまり、家で合成ヘアカラーを使うのを考えたら
    手間はものすごく省けるかと。
     
     
    ・・・どうしよう、フォローの仕方がわからないや。
    あ、美容師さんはとても喜んだぞ。
    ヘナって、すっごい膜感バシバシで
    髪にハリが出すぎて、扱いづらかったんだと。
     
    「染まり具合もヘナと変わらないんだから
     これにしちゃいなさいよ」
    とお勧めされちゃったが、ヘナは臭いので
    美容院には、ヘナ取れかけの時にしか行かないんだ。
    予約が取れないと、もう白髪出現カウントダウンって状態の時。
     
    つまり、このヘアカラーの染まり具合は、ヘナ取れかけレベル!
     
    ・・・ああ・・・、ほんとどうしよう
    私はこれ、成分を気にしなければ、ラクで便利だと思うんだけど
    褒めれば褒めるほど、ドツボにハマっていってる気がするーーーっ。
     
     
    あ、もうひとつ注意ね。
    これは担当の美容師さんから聞いた話だけど
    どこのメーカーか言わなかったけど
    昆布由来のヘアカラートリートメントをしている人は
    それを使うのを止めて1年以上経ってからか
    メーカーが出してる専用リムーバーで完全に落としてから
    毛染めに来てください、ってよ。
     
    緑になるんだと。
    本当に真緑になるんだと。
    フォレストグリーンみたいな緑に!!!
     
    この話を聞いて、美容師さんの意図から大きく外れて
    へえ、あの塗って洗い流すだけのあれ、
    髪にそれだけ成分が残るって事は、ちゃんと染まるんじゃねえ?
    と使う気になった私を、チャレンジャーと呼んでくれ。
     
    ・・・実際は、“半額” というチャーム魔法をかけられて
    昆布はロクに入っていない品を買っちゃったがな・・・。
     
     
    とりあえず、あれもダメ、これもダメ
    顔とか首とか、めっちゃカユカユーーー
    な私に、希望の明かりは灯るのだろうか・・・。
     
    ああ・・・、こめかみとか耳が痒いーーー!
     
    でもほんと、合う人で成分を気にしないなら良いと思うよ。
    いや、こんなハードルの低い勧められ方はされたくないだろうけどさ。
     
    今度は天然の昆布ヘアカラートリートメントを使ってみるよ。
     
     
     

    評価:

    三和通商


    ¥ 1,330

    コメント:グフッッッ・・・、“半額” だという2100円で買ったのに、アマゾンは1829円ーーーっ??? アマゾンの嫌がらせ、きたこれ。 ブラウンとライトブラウンもあって、そっちは1600円台と1700円台だった・・・ゴフッッッ・・・(吐血)

  • 継母伝説・二番目の恋 10

    「よろしいですか?
     王妃として、国の政策にも精通していなければなりません。
     代々の王妃さまは、主に国民の生活の保護活動をなさいました。
     他国からいらした王妃さまには、わかりにくいでしょうから
     この国の大まかな流通事情から説明いたしますわね。」
     
    そこから詳しく教えたというのに
    王妃は今、自分の隣で口ごもって涙ぐんでいる。
    貴族議員たちとの会議の席で。
     
     
    この、だんまり王妃の脳天を叩き割りたい衝動に駆られたが
    公爵家の娘は、無理に笑顔を作って言った。
     
    「王妃さまは、こうおっしゃりたいのですわ。
     今年は綿の出来が良い見通しなので
     他国への流通を抑えて、備蓄しておくべきだと。
     ですわね? 王妃さま?」
     
    公爵家の娘が、王妃に同意を促すと
    王妃はとまどいながら、うなずいた。
     
     
    「しかし、今回は綿の出来は他国も同じく良いようですぞ。」
    大臣のひとりが口を挟む。
    ほほほ、それを待っていたのよ。
     
    「ええ、他国は喜んで豊作の綿を消費するでしょうね。
     そこで来年の春にでも、薄手のコットンドレスを流行らせるのですよ。
     他国は冬物で綿を使い切るでしょうから
     来年の綿の収穫期までのドレス市場は、うちの独壇場になるでしょう。」
     
    「どうやって流行らせるのです?」
    「それは、王妃さまを筆頭に、我が国の美しい姫君たちが
     お召しになればよろしいのですわ。
     民衆は高貴な方のファッションを真似たがるものです。
     綿の衣服は安価ですから、買いやすいと思いますわ。」
     
     
    つい立ち上がって熱弁をふるった直後に、慌てて王妃に訊く。
    「と、おっしゃってましたわよね?」
    王妃はボーッとしている。
     
    あれだけ説明したのに、何時間も本を積み上げた横で懇々と教え聞かせたのに
    王妃はひとことも喋ってくれなかった。
    それどころか、何ひとつ覚えていないみたいだ。
     
     
    この王妃さまは、本当に頭が悪いお方のようね
    あたくしはこれから一体、何十時間、何百時間を
    ムダに使わなくてはならないのかしら・・・
    公爵家の娘は、肩を落としつつも足早に廊下を歩いた。
     
    しかし、自分の靴の先から窓の外に目を上げる。
    人に教える分、自分の実になるものだし
    それがあたくしの役目よね。
     
    窓の外の光景は、新緑に包まれていた。
    丘の上に建つ広大な城は、見晴らしの良さが絶品だが
    時間に追われる公爵家の娘には、風景など目に入らない。
     
     
    今日の会議では出しゃばり過ぎたわ。
    こんな事で、王妃を差し置いているように見えたら
    王妃を愛する王の不興を買ってしまう
    充分に注意をして振舞わないと・・・。
     
    公爵家の娘がそう心掛けるにも関わらず
    王妃は一向に何も覚えなかった。
     
    会議では、公爵家の娘の “通訳” が続く。
     
     
     続く 
     
     
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          継母伝説・二番目の恋 1 12.6.4 
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  • メールは届いていないのか?

    「友達やめます
     一切連絡してこないで」
     
    この言葉を読んだ時には、心臓に鎌を刺されたかと思った。
    胸は痛いし、手は震えるし、立っていられないほどのショック。
     
    何とか、その時間に連絡が取れるヤツにメールをしたよ。
    「ごめん、今から電話して良い?」
    そんで了解を貰ったので即行電話して、慰めれ慰めれと騒いださ。
     
     
    前に記事でちょろっと書いた事がある、この体験。
    ほとぼりが冷めただろうから、詳細を。
     
     
    事の起こりは、メール。
     
    その友達は、学生時代からの長い付き合いなんだけど
    正直、縁を切りたかったんだけど
    こっちが行方不明になっても
    実家に連絡を取って突き止められる、という切れなさで
    まあ、腐れ縁ってやつなんかな、と諦めてたヤツ。
     
    そいつさ、自分からのメールではやり取りするんだけど
    こっちからのメールには、まったく返事をくれないんだ。
     
    自分が読んだだけで、連絡を取り合ってる気分になってるのかな
    と思って、気にせずにたまにメールを送っていた。
     
     
    だけど重要事項の連絡に、やっぱり返事がなく
    こういう大事な用件の時に返事がないと、とても困るんだけど
    ちゃんと読んでるんだろうな、とイライラしたけど
    もう放置していたら、そいつから年賀メールがきた。
     
    良い機会だと思い、当たり障りのない質問の返事を送ってみた。
    向こうから始めたメールなら、返事がくるだろうし。
     
    「あけましておめでとうございます。
     今年もお互いに元気に過ごせると良いね。
     ところで私からのメール、届いている?
     何度送っても返事がないから、心配なんだ。」
     
     
    その返事が3日後に来て
    「あたしは元気だよー。
     健康診断も異常なし。
     今度どこどこに行くんだ。」
     
    え? こいつ、さっきの私の返事を読んでないんか?
    と思ったけど、正月早々ケンカをふっかけたくないので
    また耐えて放置した。
     
     
    んで、数ヵ月後、どうしてる?メールが来たので
    「こうこうこういう連絡を、いついつにしたけど
     大事な案件の時は、『わかった』 ぐらいの返事はくれ」
    と返したら、それに対する返事が

    「はあー?
     何それ
     聞いてないよ」
     
     
    もう、この言い方にカッチーン! ときて
    今まで私から何通もメールを送ってるのに
    それに返事をしないのは何でだ? と、責めたんだよ。
     
    向こうは、
    「メールなんて来てない。
     メールチェックは必ずしてるもん」
    この一点ばり。
     
    私なら、「え? ごめん、知らなかった。
    何か行き違いでもあったかも。 今度から気をつける。」
    と、とりあえず言って、調べてみるけど
    そいつ、「あなたからのメールなんて一通も来ていない
    えらく怒ってるようだけど、本当にあたしは知らないよ」
    と、そんなに怒ってなかったのに
    マジで激怒したくなる事を返すんだ・・・。
     
     
    もう、こりゃダメだ、と思って
    「あなたがウソをついていないのはわかるけど
     私からしたら、そういう受け答えは辛い。
     もうこの話は終えて、時間を置こう。」 と送った。
     
    そして自然消滅を願ったのだ。
    そしたら冒頭の言葉がメールで・・・。
     
    確かにその提案には賛成だけど
    人を傷付けるとわかっている捨てゼリフはどうかと。
     
    てか、おめえの言い分だと
    私からのメール、一通も届いてねえんだろ?
    だったら私からの連絡なんて、今後もありえねえじゃん。
     
     
    で、傷ついて他の友達に泣き付いたんだけど
    本当にメールが届いてないんじゃ? と言われた。
    けど、残ってるんだ、私の携帯に過去に送ったメールが・・・。
     
    「え? 去年のメールが残ってるの?」
    と、大爆笑されたが、私に一番メールを多くくれるのは
    当時は管理人ぷらちッだったんだよ。
     
    この言葉に真に驚けるのは、ぷらちッ本人しかいないであろう。
    だってぷらちッとも2ヶ月に1度ぐらいしか、やり取りしてねえもん。
    私、ほんと携帯を活用してねえんだよ。
    おまけに友達も少ないんだ。
     
     
    そういう悲しいカミングアウトはどうでも良いとして
    友達がふと漏らした疑問が気になってな。
     
    「その人ってさ、あなたから一通もメールが来ないのは
     何とも思わなかったのかね?」
     
    そういやそうだな。
    自分からのメールには答えてくるけど
    私からは一切連絡をしてこない、って
    それで “友達” と思えるのかなあ?
     
     
    そこで、携帯に詳しい人に訊いてみたんだ。
    そしたら、こっちからの “返事” は届いているので
    メールは全部届いているはず、と答が返ってきた。
     
    んで、件のやり取りメールを見せてみろ、と言われ
    良いんだろうか? と迷ったけど
    絶交したんで良かろう、と見せたさ。
     
    すると、携帯通、とても恐い事を言ったんだ。
    「この人に、悪意を感じるんだけど・・・」
     
    いや、確かに相手は性格は良くないけど
    悪意とかはない、そういうヤツじゃない、と庇ったら
    だったらこの証拠メールを突き出して非を認めさせれ、と言う。
     
    相手、行く機会のないえらい遠方にいるんだよ・・・。
    それに非を認められたら、付き合いが続くじゃん。
    それは辛い。
    頑固なタイプは好きじゃないんだ。
     
    だから向こうの方から付き合いを切られたのは
    後腐れがないだろうから、ラッキーだったけど
    それでも切られると傷付くんでのお・・・。
     
     
    携帯通でも真相はわからなかった。
    返事が来てないメールは、パソコンにも残ってるはず。
     
    パソコンメールも携帯メールも
    私からの連絡にはほぼ返事なし。
    10数年のうちでパソコンに1~2通ぐらいかな、返事があったのって。
     
     
    これは何か設定的な問題なのか?
    それとも本当に私のメールには気付いてないのか?
    故意に返事しない場合、その心理は?
     
    私としては、相手がおかしい気がするんだけど
    そんなヘンなヤツには思えないんだ。
    私にも何か問題があるんじゃないか? と不安でな。
     
    ヨリを戻したくないし、自分の正当性など正直どうでも良い。
    だけど、真相を推理したいんだ。
    ちょっと不思議じゃないか? この事件。
     
     
    相手には接触したくないんで
    ここで意見を募って、可能性を模索したくてさ。
    一体どういう事だと思う?
     
    もちろん、私への苦言も歓迎。
    だけどこの記事じゃ、私に非、ないよなあ
    だって全部、私の一方的な言い分だもんな。
     
    でも私の握ってる情報は、これだけなんだよ。
    自分の非がまったく見当たらない、というのも
    私にしたら、何だか居心地が悪い・・・。
     
    ここまで私に正当性があって良いもんだろうか?
    という、わけわからん不安が、ほんとイヤ。
     
     
     

    評価:

    日本医学


    ¥ 2,410

    (2006-08-21)

    コメント:これは便利かもー。 きちんとした検査への取っ掛かりになるだろうし、気軽に在宅で出来るところが良いよな。 あの病院の待ち時間、毒沼のようにライフゲージを減らしてくれるもんな・・・。 他にも色んな検査キットがあるみたいだぞ。 Let’s 健康診断!

  • 継母伝説・二番目の恋 9

    何故あやつはいつもいつも、あたくしの邪魔をするの!!!
    公爵家の娘は自室に戻るなり
    ソファーに積み上げているクッションを殴った。
     
     
    事の始まりは、国事会議。
    東国は、王妃も政治に関わるシステムである。
     
    これも “女王” がいた頃からの慣例である。
    ひとりの突出によって、後続の者たちの役目も広がる。
     
     
    かつての女王が、ボランティアに熱心だった事から
    以降の歴代王妃たちも、主に国民の生活の保護に尽力してきた。
     
    しかし現王妃は、会議で発言をした事もない。
    ボーッと座っている姿を見ると
    果たして言葉が通じているかも怪しい。
     
    本来は、側室は政治には関与しないものだが
    さすがにこの田舎王妃には、貴族たちも政治への期待はしない。
    その代わりに公爵家の娘が、王妃の “教育係” として
    会議への出席を望まれて、出席するハメになったのである。
     
    こういう事態は、今までにないので
    さすがの公爵家の娘も、どう振舞ったら良いのか上手く掴めない。
     
     
    そんな事情の中、ベイエル伯爵が言い出した。
    「都の東の養護院の、後期の運営はどうなさいますのかな?
     王妃さまが仕切っていらっしゃった事なので
     わたくしなどが、差し出がましい口出しとは思いますが
     予算案の提出もまだのようで
     経理の者も困っておるようでしてな。」
     
    公爵家の娘は、王妃になる可能性があったので
    王妃の一通りの仕事は学んではいた。
     
    が、それも “一通り” であって
    実際には王妃になってから、周囲から指導を受けつつ覚えていくのである。
    現王妃には、誰も指導をしてくれないどころか
    会議の場で、このようなイヤミを突然言われる。
     
     
    王妃がオドオドしているが、ここで自分が口を出して良いものか
    公爵家の娘が迷っていると、ベイエル伯爵が調子づいた。
     
    「それとも、王妃の予定があった姫さまが処理なさるんですかな?」
     
    公爵家の娘が、扇をパシッと閉じた。
    「もちろん王妃さまは、その事は
     ちゃんとお考えになっていらっしゃいます。
     今、調整段階に入っているところですわ。」
     
     
    言った後に即座に後悔をした。
    多分その “調整” は、自分がする事になるであろう。
     
    だけど今回の王妃だけ例外、というわけにはいかない。
    そのフォローのための “お友達” なのだから、自分は。
     
     
    公爵家の娘は、会議が終わった後
    まるで散策に行くようなフリをしつつ
    誰にも気取られないように、書庫へと急いだ。
     
     
     続く 
     
     
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          継母伝説・二番目の恋 10 12.6.28 
          
          継母伝説・二番目の恋 1 12.6.4 
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  • 仕えられる人

    人間を2種類に分けるとする。
    人を使う人と、人に使われる人。
     
    私はもうここに来る全員が予想しているように、使う側
    ・・・・・・ではないのだ。
     
     
    私はまがりなりにも一応は、九州女なので
    主人に仕える事をよしとする。
    ただし、九州女にあるまじき、何様な条件付けをするがな。
    私が仕えるに ふ さ わ し い ご主人様の場合に限る、と。
     
    女医タレントの西川史子が、「私は尽くす女」 と言って
    それはないない、とバッシングをされていたが
    あれはこういう事なのだよ。
    私には西川史子の言いたい事が、とてもよくわかったぜ。
     
    私をひれ伏させる事が出来るヤツがいたら出てこいやー
    そりゃもう、心置きなく仕えさせてもらうぜ! って事なのだが
    もっと他に気立ても見目も良い娘さんたちが沢山いるので
    わざわざこんな面倒くせえ女性を相手にする必要もないわけだ。
     
     
    私のラブリーメイドさんっぷりを力説しているが
    この記事の本題は、“ご主人様” の方である。
    タイトルをよく読め。
     
    世の中にはな、素でご主人様体質のヤツがいるのだよ!!!
     
    ご主人様、っちゅうと、威張り散らして鼻にかけて
    すんげえヤなヤツ、ってイメージしかない。
    私も平民なので、そう思っていた。
    ところが、いたのだ。 身近にご主人様体質が。
     
    それは私の母親。
     
     
    ここで皆に問いたいが、人が仕事をしている横で何をする?
    自分も仕事をしている、という場合なら
    人をコキ使うのは、大好きなんだよ、私は。
     
    でも、たとえば家電が壊れた、だので
    修理屋さんがうちに来るとか、掃除屋さんを頼むとか
    他人が働いて自分が何もしない状況、ってのが
    もんのすごーーーく苦手なのである。
     
    え? 人が働いてるのに私は何もしなくて良いの?
    という気分にならんかあ?
    自分ちに人が来てるんだから、接待も必要だろ
     
    でも、こっちがそういう事をやってると
    間違いなく相手の仕事の邪魔になるんだよな。
     
     
    だから私は家電等が壊れると、世界が終わった気分になるのだが
    うちのかあちゃんは、それを感じない人種である。
     
    昔のある日、英語で言うところの ロングアゴーとか言うやつ?
    実家にノコノコ行くと、掃除をしている女性がいた。
    隠居後、週に2回掃除の人を頼みやがっていたんだ。
    庭師さんも頼んでいるし、ほんに羨ましい財力である。
     
    と思ったのも、つかのま。
    もう、間が持たなくて困る困る。
    自分ちでもないのに気を遣って、ウロウロするので
    「仕事の邪魔になるから、こっちに来ときなさい」 と
    かあちゃんに怒られる始末である。
     
    そういうかあちゃんは、実に優雅に時を過ごしていた。
    ちゃんと皿まで付いてる茶器でティーを飲みながら
    覗かれても支障のないマトモな小説を読んで
    まるで家の中には、自分以外の誰もいないかのようにくつろいでいる。
     
     
    掃除の人が帰ってから、訊いてみた。
    人が働いて自分が遊んでいるのって、罪悪感はないんか? と。
    すると、「あの人たちはそれが仕事なのよ」 みたいな事を
    何ちゅうか、イヤミなく自然に言うのである。
     
    えー、私には無理だなあ、落ち着かないじゃん と言うと
    ああ、あなたは育ちが良くないしね と
    実の親が言ったらダメだろ、という事をサラッと言いやがった。
     
    かあちゃんは幼い頃から使用人に囲まれた生活だったそうな。
    何でそれを私の代に持ってこないのか、と責めると
    ごめんなさいね、おとうちゃまが貧乏だったのよ と謝られた。
     
    何で貧乏人と結婚するんだよ と突っ込んだら
    今の貧乏な父の遺伝子じゃなければ、私は生まれてないので
    金持ちと結婚した場合は、私には一切関係ない
    みたいな正論を、ほほほ と笑いながらされ
    どう転んでも貧して鈍な運命かよ、私は! と、とてもイラついた。
     
     
    かあちゃんを見ていて思う。
    他人が横で自分のために働いているというのに
    あんなに自然体にくつろげるのは
    そういう境遇に生まれ育った者じゃないと無理! と。
     
    威張るでもなし、見張るでもなし、気遣うでもなく
    仕事人に全任せして干渉しないなど
    どんだけ人に、させ慣れてるんやら。
     
     
    使用人が大勢いる家の裕福具合など、想像も付かない愚民の私は
    仕事人の後ろをウロウロして、「あっ、ハサミがいるんですね」 とか
    気を利かせようとするだけじゃなく、沈黙に耐え切れず
    「この機械は何ですかあ?」 などと質問したりして
    マリオで言えば、クリボーのような存在になっておる。
    えらい微妙感ただようザコキャラなのが悲しいが、それが現実。
     
    今までの経験で、男性は会話と手が連動する、と知った。
    つまり会話をすると、手が止まるようになっているようだ。
    なので、話しかけるのは極力ひかえている。
     
     
    ていうか、もうどうすりゃ良いのかわからんので
    最初に訊いちゃうよ。
    「私、どうしてたら良いでしょう?」 って。
     
    皆、こっちの事は気にせず、自由にしててください、と言うんで
    その “自由” の度合いがわからねえんだよ! と思いつつ
    「他の人はどうしてますか?」 と、具体的に訊くと
    座ってTVを観てる人が大半だそうだ。
     
    「とにかく、くつろいでてください。」
    と、とても優しい事を言ってもらえるが
    私の “くつろぐ” は
    座椅子に寝転んで、足をコタツの上に乗せて、ケツを掻きながら
    ベビースターラーメン (チキン味) や柿の種を食いつつ
    ゲーム or ホラー なので、出来るわけがねえ!
     
    しかし、そこまで己をさらけ出したくないので
    「ではすみませんが、よろしくお願いします」 と言って
    普通に座って、観たくもねえTVを点けてボーッと眺めている。
    もう、10秒が6分ぐらいに感じるよ。
     
    普通に座るだけでも腹筋にこんかあ?
    ほんと普段の生活って、意外なところで露呈するよな。
     
     
    ああ・・・、仕事人来訪ってほんとしんどい・・・。
    実は家電が壊れたんで、こういう記事でグチグチと・・・。
     
     

    評価:

    iwaki


    ¥ 1,260

    コメント:二重構造のグラスはな、むっちゃ重宝するぞ! 水滴が発生しにくいはず。 ・・・いや、私は冷たいお飲み物は飲まないんでな。 すぐに腹を下す壊れババアだもんで、いついかなる時でも、“温かいお飲み物” だよ。 ヌルい、流行ってくれよ!

  • 継母伝説・二番目の恋 8

    公爵家の娘の寝室は、王妃の部屋の隣になった。
    公爵家の娘の寝室から、王妃の部屋へと内ドア続きになっていて
    王妃の部屋からは王妃の寝室へと行ける。
     
    王は時々、公爵家の娘の寝室へと入って行った。
    そして王妃の寝室へと、こっそりと行くのである。
     
    公爵家の娘に手を付けない、というのは
    王と公爵家の娘とで、密かに取り決められた事。
    それは、公爵家の娘を尊重すると共に
    王妃への配慮でもあった。
     
     
    普通なら、側室の子に王位継承権を与えるのを嫌う風潮も
    今回ばかりは、風向きが違っている。
     
    『あの田舎王妃はもう、しょうがない
     王の恋の相手として、遊んでいてもらおう』
     
    よって国一番の大貴族である公爵家の、その娘を側室にしておいて
    手を付けないなど、王として許されないのである。
     
    この問題があるせいで、公爵家の娘と王妃の寝室を
    内ドア続きにしたのであった。
    王が公爵家の娘の元へも、通っているように見せかけるために。
     
     
    しかし、そういう時間稼ぎも長くは続かない。
    王と王妃の子供が男の子であれば、きっと大丈夫。
    王妃を皆に受け入れられて貰い
    自分もさっさと嫁いで、子を産まねば。
     
    公爵家の娘にとっては、タイムリミット付きの
    王妃の “教育係” の役目であった。
     
     
    王妃はそんな事情を知らず
    のんきに公爵家の娘と、本当に “遊ぼう” とする。
     
    「あたしのお友達、あそこの丘の向こう、どうなってる?
     行ってみたい、連れて行ってほしい。」
     
     
    王妃が “あたしのお友達” と言えば、公爵家の娘である。
    その南国なまりの口調は、甘く優しく
    まるで小鳥がさえずるような響きを持つ。
     
    しかも王妃がそう呼ぶのは、自分だけである。
    王妃の “友達” は、公爵家の娘ただひとり・・・。
     
     
     続く 
     
     
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          継母伝説・二番目の恋 9 12.6.26 
          
          継母伝説・二番目の恋 1 12.6.4 
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  • 色付きリップクリーム作り

    鏡を見ずにグリグリ塗れて、荒れも少ない色付きリップクリームにハマってから
    口紅というものは、混ぜるために買うようになった私。
     
    メイベリン ウォーターシャイニー 302 ダイヤモンドダイヤ
    1000円台 ← また値段を忘れたのかよ!
     
      
     
     
    色付きリップクリームの、パールオレンジが欲しいので
    今回の顔ぶれはこいつら。
     
     
     
    左から、アウェイクのリップグロス 色も値段もかすれて見えねえ
        色が付きにくい、キスミー シャイングロス ピュアピーチ 値段忘却
        混ぜ用に買ったメイベリン 1000円台
        本当のリップクリーム、サナ うるおい大使 値段忘れた
     
    肝心な情報を、ことごとく忘れとるが
    私がここで言うても、どうせおめえら忘れるだろ?
    一緒にすな、ってか? ・・・ショボン 
    (ケンカを売っときながら被害者ヅラ)
     
    左端の黄色いのは、レンチンするための弁当用容器
    銀色の棒は混ぜ用ヘラ。
     
     
    1.これらを全部、このようにヘラでゴリゴリ削り取る。
      ヘラの消毒や、リップクリーム本体の除菌は
      各々の唇の敏感度によって、自己責任で工夫せえ。
      ちなみに私は、こういうとこは器がデカい。
      (つまり、ティシューでぬぐうだけ)
     
      
     
     
    2.容器の大きさを考えて、自分の頭で量を調節すべし。
      ・・・アウェイクは、開けた途端、酸化した油の匂いがしたので欠席。
     
     
     
     
    3.これをレンジでチンする。
      10秒じゃ足りず、20秒やっても全然で
      1分してようやく溶けたので、この量なら多分1分30秒。
      
      んで、ムラになってるので、レンチンの前にあらかじめ
      ヘラで全体的にグリグリ混ぜておいた方が良い。
      
      にしても、チンしてる間中、焼きイモの匂いがしたのは何故だろう???
     
     
     
     
    4.これを容器に入れられないわたくし。
     
     
     
    アルミホイルを敷いておいて、ほんとーーーに良かった!!!
    覗き込んでみると、全然量が足りない。
     
     
     
     
    5.こんなにテキトーにしたのに
      出来上がりは普通に使える色付きリップクリームに。
      こうじゃないと、この私が手作りなんかしないって。
     
      
     
     
    ヘンな形のまま固まってるのが臨場感!
    ちなみに、色比べをしたのは
    上、バーツビーズのテインテッドリップバーム レッドダリア
    中、私的に神の ティファ カラーグロス 11.3.11 
    下、今回、作った色付きリップクリーム
      
      
     
     
     
    配合によって、固まり具合の速度が違うけど
    1日置いておけば、使えるようになるはず。
     
     
    衝動買いとか考えなしの浪費で、使えない口紅がある人は
    口紅同士でも、この方法は有効なのでぜひ。
     
     
    先日、知人女性に 「どうしてそんなに唇がプルプルしてるんですか?」
    と、めちゃくちゃ嬉しい事を言われた!!!
     
    素早く天狗になって、色付きリップクリームの作り方を伝授したが
    ひとこと褒めると15分ぐらい説明を始めるヤツって、褒めたくねえよなー。
     
    でも、私は色付きリップクリームにしてから
    唇の色のくすみが取れてきたので
    ほんと世の中の女性全員に勧めて回りたいよー。
     
     
    ちなみに、アウェイクのリップグロスは
    口のところのパッキンがどうしても取れないので
    逆さまにして袋をくくりつけて干したけど
    中身を全部出して、更に除菌するのに嫌気が差したので
     
    ・・・捨てたさ・・・。
     
     
     

    評価:

    バーツビーズ


    ¥ 1,040

    コメント:これ、ちょっと柔らかさが足りないけど、きっちり色付くリップクリームだぞ。 6色あるんで、手作りしなくても望む色が見つかるかも。 全色揃えたいだろうけど、この手のナチュラル系は腐りが早いんで、そこ注意な。

  • 継母伝説・二番目の恋 7

    王妃の姿を見た公爵家の娘は、ドアを蹴り開けて叫んだ。
    「誰かおらぬのか!」
     
    公爵家の娘の怒声に、慌てて召使いたちが走り寄る。
    「は、はい、何事でしょう?」
     
    「ええい! 『何事』 ではない!
     王妃さまのドレスが朝のままなのは何故だ?
     おまえたちは、王の妃に恥をかかせたいのか?
     それはすなわち、王さまに恥をかかせる事になるのだぞ?
     今度このような事があれば、打ち首にしてくれるわ!」
     
     
    公爵家の娘の剣幕に、召使いたちは縮み上がった。
    「何をしておる!
     さっさと仕度をせぬか!
     じき、昼食会。
     間に合わなんだら、わかっておるな?」
     
    召使いたちが慌てて散り散りに走り去る姿を見て
    公爵家の娘は、ふん! と鼻息を吹いた。
     
    褐色の肌の王妃は、国民にも受け入れられず
    ただでさえ身分が高い者ばかりが集う城では
    余計に、さげすまれている。
    そのせいで、召使いたちも世話を手抜きするのである。
     
     
    王の隣に王妃が立ち、王妃の隣に公爵家の娘が並ぶ。
    これが公式の場での、当たり前の光景になってしまった。
     
    多くの者たちは、やはりあの王妃では公務は勤まらない
    と、陰であざ笑いつつも
    これで王室も安定するだろう、と安心したのだが
    公爵家の娘を一番歓迎したのは、他ならぬ王妃本人であった。
     
    王妃には公爵家の娘は、“お友達” なのである。
    この事からいっても、王妃には王妃たる自覚がなかった。
     
     
    公爵家の娘は王妃の顔を真っ直ぐに見て、きつい口調で言った。
    「王妃さま、この国にはこの国のしきたりがございます。
     王妃さまがそれを守らせないのは
     この国の伝統を壊す事になるのですよ。
     王妃になったからには、覚悟をして
     この国の王の妃にふさわしい態度をお願いします。」
     
    王妃は、うつむいた。
    「ごめんなさい・・・
     あたし、迷惑、かけている・・・?」
     
    王妃のこの言葉に、公爵家の娘は落胆した。
    そういう問題ではないからだ。
     
    「それは良いのです。
     あたくしがいるのは、そのためでもあるのですから。」
     
    そう言いながらも、公爵家の娘には光明が見えなかった。
    この国の魑魅魍魎 (ちみもうりょう) たちがウロつく城で
    田舎者のお姫さまが、地位を築くのは確かに難しい。
     
     
    王妃さまの “お友達” でいるのは
    想像以上に大変な事なようね・・・。
     
    公爵家の娘は、再びドアを蹴り開けて叫んだ。
    「遅い! まだ着替えが始められないのか!」
     
     
     続く 
     
     
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          継母伝説・二番目の恋 8 12.6.22 
          
          継母伝説・二番目の恋 1 12.6.4 
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  • ボートピープル

    生活保護の不正受給のニュースを観て、思い出した。
    今、熊本にボートピープルは来ているんかな?
    私が住んでいた頃は、しょっちゅう天草に中国からの難民が漂着していた。
     
    その人らは、小さい木の船に何十人もすし詰めにされて
    夏場なんか、何人も船倉で圧死や蒸し死にしていたらしい。
     
    そういう事もあって、最初は同情されていたんだけれど
    蛇頭と言われる中国人マフィアが手引きをして
    日本上陸をした人々が犯罪組織の一員になったり
    上陸してすぐ、地元の民家に泥棒に入って
    金品や衣類、食料を盗んだり
    歩いている人を強盗したりするので
    世間の目もどんどん厳しくなっていった。
     
     
    熊本市内では、一時期よく検問が行なわれ
    何かと思ったら、漂着した人捜索だった。
     
    TVのローカルニュースでも、よく取り上げられていて
    北九州あたりから、迎えの車が来るので
    主要道路で検問をする、との事だった。
     
     
    海辺の住人にインタビューしている映像もあって
    インタビュアーが、何故ボートピープルだとわかるのか?
    と訊いたら、答が 「臭いから」 だ。
     
    確かに狭い船に、何日もギュウギュウ詰めになるのだから
    いくら民家に忍び込んで、服だけ盗って着替えても
    風呂に入らなければ、臭いもするであろう。
     
    にしても、そういう映像をよくTVで流したものだ。
    今なら絶対にカットされるよな。
     
    ちなみに、答えていた地元のじいさんは
    「○m離れてても臭う」「皮膚も垢だらけ」 と
    ほどほどにしとけ、と思うほど念入りに解説していた。
     
     
    長崎、福岡などにも、中国から一斉に難民が押し寄せた時があって
    それからは、熊本ではコンスタントに毎年何隻も
    難民を乗せた船が漂着していたので
    しまいには報道すら、されなくなっていた。
     
    検問はあったので、ああ、また着いたんだな と
    図り知る事が出来た。
     
     
    この話を関西の人にすると
    「またまた、嘘でしょうー?」 みたいな反応をされる。
    今はどうだか知らないけど
    私がいた当時の熊本では、本当に起きていた事なのに。
     
    日本海側の、「海から男たちが来て人をさらう」 という話も
    実際に住んでいない人が聞いたら
    「またまたー、何の怪談?」 となるのであろう。
     
    拉致問題も、最初はそうやって相手にされなかったのかな
    と、ふと思った。
     
     
    だがしかし、関西にとっては他人事ではないのだよ
    熊本のボートピープルの問題は。
     
    熊本に上陸して、上手く迎えに拾われた人々は
    関西に潜伏する、という噂だからだ。
    そんで働いてマフィアに借金を返したら
    祖国の家族に送金を始めるのだろう。
     
    大阪が生活保護支給率で、全国No.1だというのは
    こういうボートピープルが、申請しているからかもな。
     
    こう言ったら、関西の人は青ざめる。
    どんな僻地で起ころうが、日本全国に無関係ではいられないよなあ。
     
     

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    (2003-06-30)

    コメント:汗や体臭予防にNo.1の実力を誇るアルム石。 石タイプは濡らして使うんだけど、使用後に拭かないと溶け出して容器の底がベタつく、と聞いた事があるんだ。 これならシートタイプなので汚れないし、出先でも手軽に使えるよな。