投稿者: あしゅ

  • 温暖化

    地球温暖化は、ないと思う。
    この私説のソースもない。
     
    勘のみで!!!
     
    なあに、私の勘もそうバカには出来んぞ。
    目=悪い 耳=悪い 口=悪い 性格=悪い 頭=悪い 顔=悪い
    と、3重苦どころじゃない、能力の持たなさなのだから
    根拠のない勘ぐらい、少々冴えていたとて良いではないか。
     
     
    もう、初手から話がオカルトもどきになってしまっとるが
    私が生きてきて学んだ事を、ここに遺したい。
     
     歴史が動く時は、誰かが儲かる時
     
    何かもう、人類の足跡、全部これっぽい。
    誰かが陰でコソコソしている気配がするから
    何につけても、陰謀説が出てくるんだろうけど
    実はそれが儲け話だった、じゃ、巻き込まれる平民は悲しすぎるから
    壮大な闇の組織が地位と名誉をかけてうんぬんお金じゃないのようんぬん
    ・・・てな感じで、世間は無理やり納得させられるんだと思う。
     
     
    温暖化をTVでしきりに言い出した時に
    今度は何なんだろう? と思っていたら
    「原子力発電はCO2を出しません」 だろ。
     
    そんで、エコエコオール電化エコエコオール電化と騒ぐ。
    これはもう原子力利権だと、すぐわかるよな。
     
    そもそも原子力ってさ、日本にとっては石油代替だったと思うんだ。
    何で原子力を選んだか、っちゅうと、これも私の勘のみで語るけど
     
     
    日本には、“非核三原則” っちゅうのがあって
    「つくらない 持たない 持ち込ませない」 だっけ?
    そういう、“暗黙の了解” があるんだ。
     
    うん、確かこれは法律ではなかったはず。
    調べるのが面倒なんで、そこのおめえにパス!
     
    先進国で核なし、これさ、国としてはすげえ地位が低いと思うよ。
    皆、斧を持ってるのに、何で俺だけカッターナイフしかも小? みたいな。
     
    よって日本としては、技術の高さでアピールしたいがために
    “核の平和利用” と銘打って、原子力発電に力を入れたわけだ。
     
    とか言う話に、世間ではなってるけど
    実際は、いつでも核兵器を作れるようにしておきたかったんだろう。
    いや、そうじゃないと困る。
    そんぐらいの狡猾さがないと、世界と渡り合えないよー。
     
     
    その原子力の芽が潰れた今、ちょっと文句を言いたくねえ?
    原子力はクリーンなエネルギーです、って
    最低最悪に世界を汚してしまったじゃないか。
     
    自民党の原子力推進は、核保有の思惑もあっただろうけど
    民主党のCO2削減は、原子力推進による利権目的のみだったわけで
    何だか余計にタチが悪いよな。
    本気でクリーンだと思ってたとしたら、手に負えない花畑脳だし。
    まあ、私が売国奴嫌いだから、民主党のする事は全部嫌いなだけだけどさ。
     
     
    あれ? 話が逸れてるよね?
    元に戻して、何で温暖化じゃないか? っちゅうと
    いや、知らんよ、温暖化してるかも知れんけど
    それは人間にどうこう出来るレベルじゃない、と思うんだ。
     
    それを真剣にどうこうしよう、というヤツらは
    利権狙いか、マジで洗脳されてるのかのどっちかだと思う。
     
     
    気温の上昇やオゾンホールなどは
    すべて、太陽の状態が影響を及ぼしている気がする。
    何か、言ってる順番も違うと思うんだ。
     
    オゾン層に穴が開いたんで、UV-Cまで入ってくる
     → 太陽から何かビームみたいなんが出てるらしいけど
       それで穴が開いたんじゃねえの?
     
    CO2が増えて気温が上がって温暖化
     → 太陽が熱く?なったんで、気温が上がってCO2が増えたんだろ
       CO2排出量のトップは海水の蒸発だってよ。
     
     
    CO2排出量について調べてみたら
    日本の場合、産業によるものが大部分で
    一般家庭での排出量は、全体の1割程度なんだよ。
     
    これを減らそうとすると、資本主義日本の
    経済基盤を崩す事になりかねず、ものすごく心配。
     
    日本のCO2排出量を見たら、世界60ヵ国で5番目に多いんだけど
    トップ2のアメリカと中国が抜きん出てCO2ハアハアで
    日本は世界1位のアメリカの5分の1なんだ。
     
    んで、“1人あたりのCO2排出量” に換算すると
    日本はちょっと数えられないぐらい低い。
    そう、何位か書いてないんだ。
    エコエコ言ってるサイトは、こういう日本が立派なとこは
    きちんと書いていないのは何でだよ?
     
    私が見たのは、2004年度のデータで
    2008年は、相変わらず世界では5位だけど
    日本のCO2排出量は、2004年より3%減っている。
    2009年も5位だけど、更に2008年より2%減っている。
     
    で、2010年は “過去最悪” なんだと。
    これ、日本あんまり関係なくねえ?
     
    えっらい日本が悪者のように言われてる印象なんだけど
    ほんの少し調べただけで、あれえ? となるんだよー。
     
    ひでえ事を言うけど、エコエコ言ってるのは
    騙されやすいお人好しな日本人と
    世界でも、クジラを食うのは野蛮、とか
    地球の気をめぐらせて瞑想を、とか言う変わり者だけじゃねえの?
     
     
    ちょっと考えてみたんだけど
    陸地は海に浮いてるわけではないよな。
    だから、氷が溶けてもコップから水はあふれない説は当てはまらない。
    氷が溶けると、海面は上昇するはず。
     
    でも、暑いなら海水はどんどん蒸発するわけじゃん。
    海水面、そんなに上がらないと思うんだ。
     
    んで、暑くなるって、世界が熱帯に近づくわけだろ。
    熱帯って湿気凄いよね。
    雨林も凄い。
    なのに世界の砂漠化って、湿気どこに行くんだろう?
     
    どうも深刻な問題は、温暖化じゃなく砂漠化の方だと思うんだけど
    砂漠化の理由って、気温の上昇だけにあるわけじゃないよな。
     
    暑くなって豪雨になると、河の氾濫等で地面が削られて
    土部分が流されて砂漠になる、と聞いた事があるけれど
    もしかしたら、地球って表面全体に薄っすらと水が張られた状態へと
    向かっているんじゃないんか?
     
     
    だったら、人間はそれに合わせて生活を変えるべきで
    温暖化を止めようとするのは、やっぱりムダだと思うんだ。
     
    努力は何でもムダじゃないかも知れないけど、温暖化の場合
    努力を推すヤツは儲けて、実際に努力をする平民は苦労するのみだろ。
    そういう協力は、したくないなあ・・・。
     
    と言う事で、私は温暖化は放置。
    ただし、必要以上の森林伐採は控えてほしい、ぐらいかな。
    消費は経済活動なんで、遊びやムダは大事にしたい。
     
     
    星はどんどん熱くなっていって、最後は爆発して
    すべてを吸い込むブラックホールになって消滅する
    と、理科で習った記憶がある。
     
    アホウなガキだった私は、その時に
    私が掃除させられる教室の、後ろの隅にでも
    ブラックホールが出来て、ゴミを吸い取ってくれよ
    と思ったが、そんなん出来たら自分も吸われて死ぬっつの。
     
     
    そんな事はどうでも良い。
    要するに、世界的な気温の変動って地球の老化じゃねえの?
    と、利口なオトナになった今、思うんだ。
     
    人間、日々体調が違うのに
    地球だって体調不良の時もあるだろうて。
    そもそも、台風の対応だって出来ないのに
    温暖化とか寒冷化をどうにか出来るわけがねえ。
     
    私は今、ガリレオぶっている。
    「それでも地球は老いている」
     
     

    評価:

    ナシカ


    ¥ 15,700

    コメント:日によって未確認非行物体が出る場合がある、という設定にしてくれたら楽しいと思うんだ。 それも球体型や葉巻型とか色々あって、円盤型が編隊を組んでいたら大当たり、とか。 見つけたらデジカメで激写! なんて熱くなれると思うんだ。

  • かげふみ 23

    「・・・とは言ったものの、心配でたまらんのじゃ!」
     
    ソファーに座って茶を飲みながら叫ぶジジイに
    主がマウスをせわしなくクリックしながら答える。
    「私も、隠居したはずのジジイが何故いつも目の前にいるのか
     幻覚でも見えてるんじゃないかと、己の視力が心配でたまらんわー。」
     
    「ええい! わしが来ると悪いんか!」
    「べーつーにーーー?
     グリスが帰ってきて調子づいてるのは構わんけど
     余分な問題をほじくり出されかねんのが恐ろしいだけですよー。」
     
    「・・・そうなんじゃ・・・。
     わしも問題が起こるのが恐いんじゃ。」
     
     
    カチッ カチカチッ カチカチカチカチカチカチカチカチ
     
    「・・・あんたのパソコンは、そんな連打が通じるのかね?」
    「・・・・・フリーズしたんですー・・・・・。」
    「あんたの操作を見とると、早すぎると思うんじゃが。」
     
    「開くのに、いちいち年齢確認をされる、
     画像だらけのサイトしか見ないヤツは
     そりゃ、待ち慣れてるでしょうけどねー。」
    主はジジイを横目で睨みながら、電源をブチ切りした。
     
    「また、ザツな事をしよる・・・。」
    「うっせー! どいつもこいつも同じ事を言うんじゃねー!」
     
    ジジイはリリーに訊いた。
    「いつもこの調子かね?」
    「はい。 先週も電気部に怒られていらっしゃいましたわ。」
    リリーは自分のデスクで、フェザータッチでキーを打ちながら答えた。
     
    「ふうむ、何に関しても平等にザツなんじゃのお。」
    ジジイの妙な感心に、イラ立った主が墓穴を掘った。
    「私が他の何に対してザツな事をしてると言うんですー?」
     
     
    その言葉に、ジジイが思い出す。
    「おっ、そうじゃそうじゃ、こやつと話すといつも脱線する。
     グリスの事なんじゃがの・・・」
    「あー、それはそっちで随時適切な処置をお願いしますー。」
     
    「ほおら、ザツに扱いよる。」
    「そんな事はないですよー。」
     
    ジトーッとしたジジイの視線が、主に突き刺さる。
    耐え切れず、音を上げる主。
    「もうーーーっ、一体何なんですー?」
     
    「グリスの女性問題じゃ!」
    「あー・・・、それはそっちで以下同文ー。」
     
     
    パソコンを再起動する主に、ジジイが詰め寄る。
    「逃げるでない!」
    「すいませんー、“それ” 関係、苦手分野なんですー。」
     
    主の珍しい敗北宣言に、ジジイが胸を張る。
    「心配すな、わしもじゃ!
     じゃが、ひとりよりふたり、ふたりより3人
     知恵を出し合えば何とかなる。」
    え? わたくしも頭数に? と、チラッと見るリリー。
     
    「バカとバカが考えても、バカの二乗になるだけだと思いますがねー。」
    主が懲りずにまたマウスを連打しながら、面倒くさそうに答える。
     
     
    「グリスが “住民との交流” をするつもりらしいが・・・」
    「私の止めとけ提案、無視ですかいー。」
    「いいから聞け!
     わしが思うに、それは危険が一杯だと思うんじゃ。」
     
    ジジイは、ガッと立ち上がって熱弁をふるった。
    「グリスはあの通り、男前じゃ。
     住人の女性が思いを寄せるのは当たり前じゃ。」
     
    「グリス、誰かと恋愛してるんですかー?」
    「いや。」
    「誰かがグリスに片思いをしてるんですかー?」
    「いや。」
    「・・・妄想、お疲れ様ですー。」
     
    「わしが言うとるのは、グリスがいくら純真な気持ちで
     次期主として振舞っても、邪念を抱く女性が出てきて
     トラブルになるやも知れん、という恐れなんじゃ!」
    「・・・姑根性、お疲れ様ですー。」
     
     
    とことん相手にしない主に、リリーが口を出した。
    「主様、元様の懸念は、確かに想定して対処すべき事ですわ。」
    ヘ? と、驚く主に、今度はリリーが語る。
     
    「裁判にも関わっていた頃の経験から申し上げますが
     レイプや痴漢などの性犯罪が、親告罪なのを良い事に
     中にはフラれたなどの腹いせに、でっち上げをする女性もいるんです。
     次期様がそういう事に巻き込まれないとも限りません。」
     
    「ああー、なるほどー!」
    犯罪系の話になると、イキイキとする主。
     
    「それに、今後の主様方の結婚はどうなさるおつもりですか?」
    このリリーの質問に、ジジイと主は顔を見合わせた。
     
     
    「私はババアだから、考えた事もなかったわー。」
    「わしも、せいぜい覗き見ぐらいで満足しとったから
     家庭を持つ事など、想像もせんじゃったのお。」
     
    ロクでもない犯罪告白に、ドン引きする主とリリーをよそに
    ジジイは考え込みながら続けた。
    「しかし、ここは原則 “ひとり” じゃからのお・・・。」
     
    「でも、そういうのは人権上、無理っぽくないですかー?」
    主の意見に、リリーが補足をする。
    「ここは表向きは、税金でまかなっている元犯罪者厚生施設ですから
     住人たちには、その “ひとり” の原則は適用できますし
     長老会所属の者たちは、館以外へと所属替えをすれば済みますけど
     管理人である主様は、どうしようも出来ませんよ。」
     
     
    「ううむ・・・。」
    話が意外な方向にいって、悩みまくるジジイ。
    グリスは主・命だから、他のおなごとの結婚の心配はないとは思うが
    グリス以降の主をどうするか、じゃなあ・・・。
     
    「じゃあ、性犯罪冤罪の回避の件も含めて
     グリスを交えて、話し合う事にしましょうー。」
    こと館の事となると、主も苦手分野とか逃げてはいられないらしい。
     
    「でも、何かうっとうしい予感がするので
     冤罪うんぬんは、ジジイとリリーさんとで
     前もってグリスに忠告しておいてくださいねー。
     私が加わるのは主の結婚設定のみ、という事でよろしくー。」
     
    ああ、やっぱり逃げれる部分は、とことん逃げる気だ・・・
    ジジイとリリーは、同時に同じ感想を思った。
     
     
     続く 
     
     
    関連記事 : かげふみ 22 12.1.11
           かげふみ 24 12.1.17
     
           かげふみ 1 11.10.27 
           カテゴリー ジャンル・やかた
           小説・目次 

  • 国名

    私は世界地図を国名まで明確に描ける!
    ただし、南太平洋とカリブ海の島々以外。
     
    と友人に自慢したが、実際に描いてみると
    思い出せない部分が多々あり、えらいな狼少年になってしもうた。
     
    まだ不十分なんかな、とショボくれて帰宅したが意外な事に気付く。
    トイレの中でなら完璧に描けるのだ!
    ただし、南太平洋とカリブ海の島々以外。
     
     
    私はトイレで地図を見る。
    その理由は、便秘解消法 08.9.26 に書いてある。
    これ、本当に効くんで、便秘に悩む人は試してみて欲しい。
     
    長年、地図を見てきたんで、マジで描けるのだ。
    ただし、南太平洋とカリブ海の島々以外。
    何で島々は覚えにくいんだろうな?
     
    トイレでしか地図を見ていないせいか
    トイレでしか地図を思い出せなくなるとは!
    ほんと、人生って奇跡に満ちてるよな。
     
     
    で、アフリカの国々を見ていて思ったんだけど
    “共和国” って付く国って、ロクでもねえ情勢な場合が多いよな。
    とか、暴言を思いつつ、ふと国名を調べてみたら
    アフリカってほとんどの国に “共和国” が付いてるんだよ!
     
    え? ええっ? アフリカ、ごめん!
    でもおめえんとこ、ほとんどの国で割とロクでもねえよな
    独裁だの内戦だの動乱続きで。
     
    とか、更に失言に失言を重ねつつ
    ついでに世界の国々の正式名を調べてみたら
    これまた、ほとんどの国に “共和国” が付いてて
    えええええええええええええっっっ?
     
     
    “共和国” とは英語で、“Republic” と書くようだ。
    アフリカ南部のジンバブエの正式国名は、“ジンバブエ共和国” で
    英語で書くと Republic of Zimbabwe。
     
    “共和国” の意味は、民主主義とどう違うんかよくわからん。
    “国政をトップが決めるんじゃなく政府が決める方式の国” かなあ?
    それなら、世界で一番多い国名は “共和国” で当然だよな。
     
    日本もそうだけど、天皇制なので
    厳然たるトップがいる、と世界的には見なされているわけだ。
    天皇は国の “象徴” という、あいまいな位置づけなので
    イギリスの “君臨すれども統治せず” とも違う。
     
    そこで日本の政治は、“民主主義” と言っているけど
    実際は資本主義の権化だと思う。
     
     
    ちなみに日本の正式国名は、“日本 (ニッポン)。
    英語で書くと、“Japan”。
     
    こういう単純な国名って、意外に少ない。
    インド! とか、ロシア! とか、カナダ! とか。
     
    あ、ごめんpart2。
    調べてみたら、結構あったわ。
     
    でも、“○○国” と付いてる国がほとんどだから
    単純な国名だと逆に、何で? と
    思ってしまうレベルの少なさには違いない。
     
     
    上で出たイギリスの正式国名は
    United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland
    えーと、“グレートブリテンと北アイルランドの王国の連合” かな。
     
    グレートブリテンって、あのイギリスの島の名前らしい。
    んで、“北アイルランド” ってのは
    わかりにくいけど、アイルランド島の北部分も英国領なんだよ。
     
    イギリスとアイルランドは隣同士の島で、昔っから覇権争いをしてきたんだ。
    で、アイルランドの北部分をイギリスが取ったんで
    今でもそれを取り戻そうと、紛争が起きている。
    イギリス国内で爆弾テロを起こす事で有名なIRAは
    Irish Republican Army “アイルランド共和軍”。
     
    この問題、プロテスタントとカトリックという
    宗教の違いによる確執が大きくて
    こういう宗教問題は、日本人の私には
    調べても調べても、あまり頭に入ってこない。
     
     
    あ、隣の国と言えば、驚いたのが韓国。
    北朝鮮は英語で Democratic People’s Republic of Korea
    “朝鮮民主主義人民共和国” だから
    Democratic は “民主主義”、People’s は “人民” であろう。
     
    その名前負けはどうでも良いんだが、問題の韓国。
    英語では、Republic of Korea。
    直訳すると、“朝鮮共和国”。
    “大韓民国” って、えらい大きな風呂敷を広げとるなあ。
     
     
    “合衆国” と付くのは、アメリカだけかと思ったら
    実はもうひとつあって、それは何とメキシコ!
     
    でもアメリカが、United States Of America なのに
    メキシコは、United Mexican States なんだよ。
    ほんっと英語、わかんねえよな。
     
     
    世界にひとつの国名と言ったら
    南米のボリビア多民族国、Plurinational State of Bolivia
    欧州のルクセンブルク大公国、Grand Duchy of Luxembourg
    南太平洋のサモア独立国、Independent State of Samoa
    アフリカ南東にある島のコモロ連合、Union des Comores
     
    そしてリビアの正式国名がものすごい。
    大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国
    英語では Socialist People’s Libyan Arab Great Jamahiriya
     
    “ジャマーヒリーヤ” って何かしら? と思ったら
    カダフィ大佐の中の少年の心が暴れて自作した言葉のようで
    “民衆が支配する共同国” みたいな意味らしい。ة
     
     
    さて、こっからグチグチグチグチ言うけど
    今回の記事は、友人の前でかかなくて良い恥をかいたあげくの
    地図見直しで、日常生活ではどうでも良い事を
    自分で勝手に疑問に思って調べたんで
    得意げにちょっとだけ披露するつもりが
    英語表記の写しに、ものすごく苦労させられ
    しかも国名を丹念に調べて回らねばいけなくなる、という
    自爆テロを起こしたのは、何のためなのかさっぱりわからない!
     
    絶対に写し間違い、国名見落とし、勘違い 等があると思うので
    気付いた人は、優しく指摘してくれないと泣く!
     
     

    評価:

    やのまん


    ¥ 5,424

    (2008-07-18)

    コメント:レビューにあるまじき単語、「これ欲しい!」。 素材はプラスチックらしい。 ちゃんと書いておけアマゾン。 直径15.2cmで2786円のもあり。 何で数字が全部ハンパなんだよ? 15cmの2785円、30cmの5425円は不可能だったのか?

  • かげふみ 22

    主がイヤな事を言った。
    「午前中はあなたの好きな事に時間を使いなさいー。
     私が死んだら、自分の時間など持てなくなりますからねー。」
     
    「主様! 死ぬなんて縁起でもない事をおっしゃらないでください!」
    「順番的には、それが現実なんだけどー。」
    「主様!!!!!」
     
    グリスがあまりに怒るので、主は折れた。
    「はいはいー。 私が楽隠居をするまでは
     あなたの執務は午後から、という事にしますからねー。」
     
     
    これは主なりの、グリスへの気遣いだった。
    若者は、午前中と夜ぐらいは自由な時間が欲しいだろう
    主はそう思ったが、グリスが決めたスケジュールは実にタイトなものだった。
     
    毎朝6時に起きて、1時間は道場で体の鍛錬をする。
    そして週に3日は勉強その他、1日はジジイの話、残りは館の見回り。
    土曜日曜は一応休みにするけど、予備として考える。
    食事は3食とも、住人用の食堂で食べる。
    夜は9時に部屋に戻り、入浴をして本でも読みながら
    遅くとも12時までには眠る。
     
    うーん、私だったら夜中3時ぐらいまでゲームをして
    朝は11時ぐらいまで寝たくるけどなあ
    主はグリスの勤勉さが、逆に心配になるぐらいだった。
     
     
    グリスの館の見回りは、自分なりに考えた方法だった。
    「私は “館” の事だけを考えてきましたー。
     “館” の事は、私の代で何としても安定させるつもりですー。
     だからあなたには、私がしなかった事、
     つまり、“住人たち” の事を一番に考えてほしいんですー。」
    主のこの頼みを実現させるための策である。
     
    これを相談された時に、ジジイは少し迷った。
    「いいか? グリスよ。
     誰とも仲が悪くなってはいけないが、同時に誰とも仲良くなっちゃならん。
     主を見てみい。
     常に自分ひとりで動いておる。
     そりゃ世話係などはおるが、仕事関係以外の付き合いはないじゃろう?
     トップに立つ者は、孤独に耐えられる事が第一の条件なんじゃよ。」
     
    その言葉に、グリスは異議をはさんだ。
    「でも、リオンさんは?」
    「あれも仕事の一環なんじゃよ。 お互いにな。」
    「では計算ずくでの付き合いなんですか?」
     
    ジジイはグリスの若さに、つい微笑んだ。
    「のお、グリス、おまえの年じゃと
     損得のない愛や友情が尊い、と思う気持ちもわかる。
     じゃがな、純粋な打算というものも確かにあるんじゃよ。
     あやつらは、打算や損得で己を犠牲に出来る人種じゃ。
     正義がひとつじゃないのなら、それも悪い事ではない、と思わんかな?」
     
     
    「・・・難しいです・・・。」
    考え込むグリスの肩を、ジジイがポンポンと叩く。
     
    「考えてもわからない事は、おまえにはわかる必要がないのか
     いずれわかる時期が来るのか、どっちかじゃろう。
     年寄りの言う事なぞ、とりあえず覚えておけばよいのじゃよ。」
     
    グリスには、その言葉がとても大事なヒントに思えた。
    改めて、ジジイに向き直って深く頭を下げた。
     
    この国には、頭を下げる習慣はないが
    館では主が、しゅっちゅう “日本式お辞儀” をしているので
    住人たちの間でも、頭を下げる行為が習慣化されていたのである。
     
     
    「おじいさま、いつもありがとうございます。
     お教えを守って、一生懸命頑張りますので
     これからもご指導をよろしくお願いいたします。」
     
    この言葉に、ジジイはジーンときた。
    主からは聞いた事もない言葉じゃのお。
    あやつは、うるせえ クソジジイ 死ね! しか言わん。
    ほんに、この子は良い子じゃ。
     
     
    気を良くして言う。
    「グリスや、おまえのしたいようにしなさい。
     ジジイはいつでも、おまえの味方じゃぞ。」
     
     
     続く 
     
     
    関連記事 : かげふみ 21 12.1.6
           かげふみ 23 12.1.13
     
           かげふみ 1 11.10.27 
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  • ちゃん付け

    コメント欄で、美人に優しくしてとお願いしたら
    動揺されまくりながら、ちゃん付けされた。
     
    その意外な言動に激しく驚かされたが
    ちょっと思うところがある。
     
    あしゅちゃん・・・
     
     
    うちのかあちゃんは、私をちゃん付けしていた。
    それは、溺愛している娘だから、普通っちゃあ普通だが
    うちのかあちゃんは、普通じゃないので
    “ちゃん付け” の効果が際立って目立ったわけだ。
     
    つまり、どんなにロクでもねえ事を言おうが
    それはすべて娘への愛ゆえだから、しょうがない
    と思わせる、目くらましパワーが
    かあちゃんの “ちゃん付け” には秘められていたのである。
     
     
    私が小学校1~2年の頃、毎日学校帰りには
    5~6年の男子数人に暴行を受けていた。
     
    “イジメ” と言わないのは、よくわからないからである。
    髪を引っ張り回され、服を破かれ、殴られ蹴られ
    石を投げられ、時にはお金や物も盗られる。
    これ、強盗じゃねえ?
     
    まあ、そういう感じで、毎日血だらけで号泣しつつ帰るのだけど
    うちのとうちゃんは、それを 「子供のする事だから」 と言う。
    ただでさえ、よそものなので
    文句を言おうものなら、村八分になりかねない状況である。
     
    しかもうちは権力者。
    ひとことの苦情が、大きな波紋を呼び起こしかねない。
     
     
    幸いにも私が、自我のない頭の悪いガキだったので
    自分のされている事を理解せず
    すぐ忘れて、翌日には普通に登校していたので
    かあちゃんは我慢できたようである。
     
    可愛い娘が、他人のガキに暴力を受けても
    何も出来ないなど、母親としてさぞかし辛かっただろう。
    私が血をダラダラ流しながら泣いているのを抱きしめながら
    かあちゃんが私に言う。
     
    「・・・あしゅちゃん・・・、金持ちケンカせずよ。」
     
     
    ・・・今思えば、おめえは愛娘に何ちゅう教育をしとるんか!
    と、かあちゃんに激しく説教したいが、よく思い返すと
    うちのかあちゃんの言う事、全部こんな
     
    100円札 ← 硬貨じゃなく紙幣の時代! を出して言う。
    「あしゅちゃん、この紙を食べてもお腹は膨れないでしょ?
     お金はただの紙切れでしかないのよ
     お金は使わないと、意味がないのよ。」
     
    少食な私が、お菓子を食い残すと
    「あしゅちゃん、貧乏な子はおやつに草を食べてるのよ
     こんな贅沢をしてたらバチが当たるわよ。」
    ・・・草は、実はおめえの娘も食っていたんだぞ。
     
    野山には、食える実や草が結構あるんだ。
    野いちごとか、むっちゃ美味かったし
    校庭の花壇の花の蜜は、全部私が吸ってた事を
    うちのかあちゃんは知らない。
     
     
    まあ、こういう具合に元富豪だったかあちゃんが
    えらい何様な教育を私に施してくれたお陰で
    落ちぶれてド貧乏になった今でも、私の心は裕福である。
     
    一事が万事、かあちゃんがこの調子で
    欲しがる前に揃えてくれたので
    私はあまり欲がない性格になったようだ。
     
    昔と比べて、生活レベルが4分の1ぐらいまで減ったけど
    この “4分の1” って、なってみると、ものすごい差なんだけど
    私には耐えられるんで、持てない荷物は背負わされないもんなんだな
    と、人生の真理を実感している最中なんだけど
    それでも老後の心配は尽きないわけだ。
    あ、今はまだ老中な。
     
    こんなババアに育ったのは、かあちゃんのあの
    むちゃくちゃな経済教育のお陰だと感謝しているよ
    かあちゃん、割にありがとうー。
     
     
    話を戻して、何が言いたいかと言うと
    うちのかあちゃんは、結構な黒い事を言ってたわけだが
    丁寧な言葉遣いと、“ちゃん付け” で
    その黒さを和らげていた、という事。

    つまり、私ももちっと丁寧な言葉遣いにしたら
    もっとロクでもねえ事を言っても、見逃してもらえるんじゃないか? と。
     
     
    ただ “ちゃん付け” には、ひとつ問題があるんだ。
    私の今までの経験上、呼び捨て出来ないヤツとは真に仲良くなれない
    というジンクスがある。
     
    これがあるからこそ、このブログではいきなり呼び捨てをしてきたんだ。
    実は皆と仲良くなりたいのさ。
     
    でも、暴言失言の目くらましになるかも知れない
    という魅力は捨てがたいので
     
    ここは、これから ちゃん付け推奨 で!!!
     
     
    いきなり妙なルールを作って、ほんとすまんこったが
    色々実験してみたいお年頃なんだ。
    何せ、地獄への門がちょっと見えてるんで焦っててな。
     
    どうしたら、なるべく人を傷つけずに
    言いたい放題できるか、それを模索中。
     
    私のこの右往左往に付き合ってくれ。
      
     
    あ、義務じゃないし強制じゃないぞ。
    合わない人は、私がちゃん付けを試してるのを見守ってくれれば良いから。
    「止めろ」 という、毎度の意見も随時、受け付けております。 うへへ
     
     
     

    評価:

    株式会社 ユナイテッドジェイズ


    ¥ 380

    コメント:持ってる人の人格を疑われかねない、危険度NO.1の扇子。 いくら冗談とは言え、その冗談を選ぶのも本人次第だもんな。 そこ、見逃しはしねえぜ!  ところでこの商品、アマゾンサイトじゃ598円になってるんだけど、何その段階的値上がりは???

  • かげふみ 21

    数ヵ月後、グリスは館に戻ってきた。
     
    メールをもらったジジイが、朝からスキップをしながら来て
    うっとうしくウキウキソワソワとしていたので
    それを見た全員が、グリスの帰還が今日だと知った。
     
     
    館に到着したら、部屋に荷物を運ぶ前に
    真っ直ぐに執務室に向かったグリス。
    ドアを開けた途端、ジジイが大喜びして迎えた。
    ジジイと挨拶をしていると、主が書類を見ながら入ってきた。
     
    「主様、ただいま戻りました。」
    グリスの声に、主は平然と応える。
    「はいー、お帰りなさいー。」
     
    棒読みで返事をしつつ、書類から目を上げ
    グリスを見た主は、ギョッとする。
    育ったとは思ってたけど、間近で見たらこんなにデカいとは・・・。
     
     
    見上げる主を見下ろしながら、グリスは感動した。
    以前は主様がとても大きく見えたものだ。
    でも大人の男性から見ると、主様は細くて小さくてか弱い女性だったのだ。
     
    何だか、お可愛らしい
     
    そう思ったら、無意識にクスッと笑っていた。
     
     
    その “クスッ” が、グリスの運命を変えた。
     
    この子もこんなに大きくなったんだから
    これからは一人前の大人として、対等に付き合おう
    主はデカくなったグリスを見て珍しく殊勝に、そう思ったのだ。
     
    なのにグリスがタイミング悪く、“クスッ” などとするから
    それが、カチーーーーーンときたのである。
     
     
    こいつ、ちょっとばかりデカくなったからと思って
    偉そぶってんじゃねえぞ!
     
    主はグリスをジロリと睨むと、プイッとそっぽを向き書斎に入って行った。
    グリスはこれ以来、主に下僕扱いをされる事になる。
    弱い者にももちろん容赦なく強いが
    強い者にはより一層牙を向くのが、主の無謀な習性だった。
     
     
    ジジイは、主の機嫌損ねの理由も、グリスの “クスッ” の気持ちも
    端で見ていて理解できたので、ただハラハラするだけで
    何の役にも立たなかった。
     
    グリスも自分のウッカリを自覚したが
    迷いがなくなって図太くなったのか
    とにかく主の側にいられれば、それで良いのだ。
    自分のこの変わりように、自分でも驚いた。
     
     
    「グリスや、とりあえず着替えておいで。
     それから茶でも飲みながら、話を聞かせてくれんかのお。」
    ジジイの促がしに、ようやくグリスは懐かしい自分の部屋へと戻っていった。
     
    ジジイが執務室で待っていると、リオンがやってきた。
    「グリスくんが戻ってきたんでーすねえ。」
    「何じゃ、早耳じゃのお。」
    「私も卒業と帰宅の連絡は受けていたんでーすよお。」
     
    リオンは、グリスの後見人であった。
    グリスが入国する時は、将軍が身元引受人になったが
    その後、リオンがひんぱんに館を出入りするため
    利便性のため、と自ら後見人を買って出たのである。
     
     
    「お待たせしました。」
    グリスが部屋に入ってきた。
    「おおー、大きくなりまーしたねえ。 何cmありまーすかあ?」
    「187cmです。」
     
    ジジイとリオンは将軍の見立てに感心した。
    グリスに会いに行った時に、遠目でその姿を見て
    長老会秘密臨時会議で言っていたのである。
     
    「30m先ぐらいの姿しか見ておりませんが
     あれは186 ~ 188cmぐらいありましたぞ。」
    さすが軍人は目標物の洞察に優れている。
     
     
    「さあ、学生生活の事を聞かせておくれ。」
    「お友達は出来まーしたかあ?」
     
    ふたりにせかされ、グリスは勉強やバイトや寮の話を
    写真や動画を見せながら話した。
    その話から、グリスにとって有意義な経験だったと
    ジジイとリオンはうかがい知る事ができた。
     
     
     続く 
     
     
    関連記事 : かげふみ 20 11.12.26
           かげふみ 22 12.1.11
     
           かげふみ 1 11.10.27 
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  • 2012年さっそくの後悔

    ちょっと聞いてくれよおおおおおお
    私さ、この年末年始、おそらく史上1番のダメ人間っぷりだったよー。
     
    大掃除だけは、きっちり終わらせたんで
    ものすごく気ぃが抜けてしまって
    年末に食料品を買い出しに行ったっきり
    家に立てこもってゲーム三昧しちゃったよー。
     
     
    何かさ、年を取ったせいか、長時間同じ姿勢だと
    そこで体が固まるんだよ。
     
    ゲームって、はっと気付くと夜中の1時2時だろ。
    さすがに、“寝るのは布団で” と決めているんで
    移動しようとすると、ギ・・・ギギギギギ、って感じで
    油切れを起こしたように、関節が動かないんだよー。
     
    んで、布団に入っても背中が痛くて眠れないんだ。
    あげくが、首を寝違えちゃってさー。
     
     
    自分がクズになってる、と感じたので
    近所の神社に初詣でには行ったけど
    もう、そっから先には
    見えない結界が張ってあるかのように、行く気がしねえ。
     
    梅田に行って、モンハン協力プレイとかしようかとも思ったけど
    よーーーく考えたら、私のゲームはヒマつぶしなんだよ。
    ゲームをする相手がいるなら、喋りてえよ。
     
    思い出したよ、ネットゲームをやってた時の事を。
    皆、必死こいてモンスターと戦ってるのに
    私だけ、草むらに座ってダラダラと喋ってたんだ。
    よく、経験値泥棒と言われたもんだぜ。
     
     
    私って、ほんと人間が好きなんだよな。
    なのに孤独なのは、多分、執着が少ないからだと思う。
     
    趣味が多いんで、寂しさを紛らわせる手段は持ってて
    だからわざわざ出会いも望まない、という悪循環。
     
    だってさ、この年での新たな出会いって難しいぜ。
    同年代は子供も孫もいるのが普通で
    そういう事に忙しいんで、話してても面白くないんだ・・・。
     
    頭が固いし、ネットは恐い、とか言うし、ゲームなんて美容なんて、だし
    共通点を探すのが、ほんっと難しいんだよー。
     
    私が群れの流れから外れたんだろうけど
    年々孤独になっていくよな・・・
    と、コタツに入って不吉な分析をするぐらい、正月はヒマだった。
    ヒマ過ぎて、禁を破ってネットに入ったぐらいだもん。
     
    んで、ツイッターで人と話して癒されたんで
    またリアルに戻って、モンハンに励んだけどな。
    リアルもネットも、どっちでも私は変わらん事をしてるような気がする。
     
     
    頭痛肩凝り首凝り背中の痛みで、ゲームを中断して
    ボーッとTVを観てて気付いた事があるんだ。
     
    いや、孫が帰省して家族でWii、というCMを観て思ったんだよ。
    私の時は、観たくもない歌合戦とかを何時間も観せられて
    ほんと苦痛だったんだよなあ。
     
    今は家族が集まったらゲームをするんか。
    でもこういう皆でワイワイ系、飽きるの早いんだよなあ。
    んで、これがゲームだ、とジジババに認識されると
    孫たちも後々困るだろうなあ、くだらんソフトばかり贈られたりして
    とか思ってたんだが、その時にふと閃いた。
     
    もしかして、うちの親は
    “皆でTVを観るのが家族団らん” だったんか?
     
    歌合戦にしてもWiiにしても、どっちもTVの前に座っている。
    “TVを観る” ってのが、家族の交流の手段か!
     
    あー、なるほど。
    いつもは私を部屋に追い払う、うちの親も
    年末年始ぐらいはTVを観せてあげよう、と思いやってくれたんだな。
     
    ・・・・・これだよ、私が群れからはぐれた原因は・・・・・。
     
     
    私は親元にいる間は、TVをほとんど観せてもらえなかった。
    よく、「友達の話題に付いていけない」 とか言うけれど
    そういう支障はなかった。
     
    だって、わからない話題に対して質問してたからだ。
    それ何? どういう事? 教えて、で
    へえ、いいねえ、うちは親が厳しくて、と嘆くと
    皆、説明してくれたし、雑誌とか持ってきてくれた。
     
    仲間外れどころか、より親切にしてもらえたよ。
    お陰で、当時のTV番組の大体の基礎知識は持っている。
    11PMとか、男子が事細かに解説してくれたし。
     
    私がTVを所持したのは、多分20歳過ぎてからで
    最初は面白く観てたんだけど、すぐ飽きた。
    きっと、“TV脳” ってあると思う。
    私には、TVは受け付けにくいものだったし。
     
     
    多くの人々と私の違いは、TVを観てるかどうかだと思う。
    同じものを見聞きして、感情を共有するのが
    わかりやすい “仲間” の分類のひとつだろ。
     
    子供の頃は、皆が観ているTV番組について
    興味津々で素直に質問できたから、優しくしてもらえたんだけど
    今は、TVを鵜呑みにする人を軽蔑する気持ちがあるんで
    群れられずに孤独なんだと思う。
     
     
    ああーーー、なるほどーーー
    私の人生の仕組みが、ひとつわかったような気がする。
     
    TVって、本当に日本を根本から握っているんだなあ。
    そういう国の未来、厳しいような予感がするけど
    マヤ暦は2012年で終わってるらしいんで
    今年がどういう年になるのか、色んな意味でドキドキだよな。
     
    んで、私の孤独加減も、そろそろリミット近辺だよな。
    ここらへんも、ちょっと考慮すべき時期だよな。
     
    何にせよ、初ブログにふさわしくない陰気臭い話題だったけど
    反省はしていないもんな、困ったもんだよな。
     
     
     

    評価:

    任天堂


    ¥ 19,800

    (2006-12-02)

    コメント:この生産終了というのは、初代機らしい。 大抵の初代機はワキの甘さで、技術的なマニアに需要があるんで記念アフィリ。 このハードは値上がりまではしないと思うんで、買い置きは推奨しないぞ。 普通の人の遊びには新しい機種を買うべし。

  • 今年の10小ニュース

    いや、“10大ニュース” とか言ってしまちゃったら
    文字通り、重くて大きい事件事故災害が目白押しじゃん。
     
    そういう良識的な事は、私以外の全員がやってるだろ?
    私はくだらん事しかしたくないんだ、わかってくれよ!
     
    さあ、年末の病身で壊れております。
    ああーーーん私壊れちゃうー下ネタ的な意味じゃなくガチで脳やら腎臓が!
    (関連記事: ボーコレン 11.12.22 )
     
     
    で、今年最後の記事として、総括のつもりで
    10個の小さい私事を言えば良いんだろ?
     
    ・・・・・・・・・・・・・・・
    今年、何かあったっけ?
     
    夕べ何を食ったかすら覚えてねえのに
    1年間、しかも小さい事柄なんぞ、記憶に残ってるわけがねえだろ!
     
    あっ! 世間が “10小ニュース” をしない理由が今わかった!!!
     
     
    相変わらずの、考えなしの発進and尻すぼみ がバレたわけだが
    “変わらない” というのは、ものすげえ安心感だろ?
    ものは言い様だよなー。
    これが文豪の言葉マジック! ほーほほほほほほ
     
    だけど、よーく考えてみい。
    しばらく会わなくても、遠ざかっていても、自分がどう変わっても
    ここに来れば、いつものドバカすぎる私がいる。
    これってあるようでいて、そうそうあるもんじゃないぞ。
     
    私もその内、ボケてのたれ死ぬわけなんだから
    生きている内に、私に感謝して尽くせ!
     
    あ、今、うちのとうちゃんが毎年の大晦日に
    「来年も家族みんなで」 と言っていた気持ちが少しわかった!
     
    そうかあ、人は道の終わりが地平の向こうに見えた時に
    ようやく “今” を大事にしようとするんだな。
    ま、私は皆に 「大事にしてくれ」 と言ってるわけだがな。
    ・・・性悪・・・
     
     
    今年は、この調子で終わるぞ。
    だって普通は、皆1年どうもありがとう
    ほんとにほんとにありがとう感謝してるよ来年もよろしくね
    と、良い話に持っていってるじゃん。
     
    実は今年もそういう気持ちなんだけど
    それこそ、そういうのは世界中がやっている。
     
    だから私は、ああー? 1年の終わり?
    関係ねえよ、私はいつだって同じようにここで荒れ狂うんだから。
    と、肩肘はって来年を迎えたいんだ。
     
     
    あれっ? これ、何かのフラグ立っちゃってる?
    「これがこいつの最後の記事だったな・・・」
    みたいに、ヤバい終焉になりそう?
     
    うーむ、でも、悪人が良い人になった時が
    大抵、寿命カウントダウンになるし
    どう振舞えば、私が天下泰平でいられるんだろう?
     
     
    とりあえず、タイトルにも出した責任を取るつもりで
    今年の10小ニュースね。
     
    1.そう言えば、あれから訓練ジジイを公園で見かけて
    2.無事だった事に一瞬、喜んだんだけど
    3.そのジジイが1人目のか2人目のかわからなくて
    4.どうやら私は最初の訓練ジジイの顔を忘れちゃって
    5.こうなったら、訓練ジジイが何人存在したのか怪しくなっちゃって
    6.最低2人は実在しているのは確かだけど
    7.若い男性の存在も見え隠れしてるし
    8.今言えるのは、犬はとりあえず健在。
    9.長々と引っ張ってきた話が、こんな結末を迎えるとは
    10.さすがの私にも意外で、皆、ごめんね。
     
    どうだ? 上手く10でまとめただろう?
    もう何が何やら、苦し紛れにも程があるよな。
    ( 関連記事: 訓練ジジイの謎 11.12.12 )
     
     
    官公庁の休みが、29日~3日の強行軍らしいんで
    いつものお上にならえ、は今年は止めとく。
     
    だって3が日の翌日からなんて、余韻がねえじゃん。
    ここで、ものすごーーーく下ネタを言いたいけど
    自粛するのは、私の成長の証し。
     
     
    今回の正月休みは、今日28日でブログ更新を終えて正月休みに突入する。
    来年は、1月5日から記事を書く予定。
     
    もし出てこなかったら、正月中に何かあったな、と思ってくれ。
    連絡が出来る場合は、ツイッターでするから
    それすらない時は何かもうヤバい状態だから、心配よろしく。
     
     
    休み中にネットインする時は、ツイッターやコメント欄に来るよ。
    でもきっとリアル私は、モンハンの黒猫に回復薬を盗まれて苦労してると思う。
    あの泥棒猫、ほんとどうにかしてくれよー。
     
    うん、正月休みはすべてゲームに捧げるYO!
    えっ? 孤独ババアに他に何をしろと? おめえは鬼か!
     
     
    来年の目標は、何の努力もせずにカリスマブロガーになって
    アフィリでウッハウハのセレブで、老後の貯蓄が出来る事かな。
     
    えらい生々しい目標ですまんけど
    孤独ババアの現実なんてこんなもんだYO!
     
     
    んでは・・・、結局言っちゃうけど
    どうもこれがないと、締まらないんだよなあ。
    私、何のかんの言っても常識的だしなあ。
     
     
    皆様、今年も一年ありがとうございました。
    また来年もいつものように、ここでな。
     
    んでは、良いお年をーーー。
     
     
    ああ・・・、フラグがはためいてる気がする・・・。
     
     
     

    評価:

    丸惣


    ¥ 1,785

    コメント:アマゾン・・・、何で国旗のカテゴリーが “おもちゃ&ホビー” だよ?  ああ? 自国を愛すると右翼なら、日本以外の国は右翼だらけだぞ。 アメリカを見ろ、家庭で国旗が飾られてるだろ。 日本も国旗を大事にせえ!

  • ランシノー

    ラノリン100%のアメリカの商品。
    何で、ランシーノじゃなくて、ランシノーなんだよ?
    普通つけるとしたら、ランシーノだろう!
     
    おおっと、今回は名前にまで盾突いてるが
    動機は、間違った名で探して苦労した恨みのせいだ!
    これを人は、“逆恨み” という。
     
    7g 1050円
     
     
     
    更にかぶせて文句を言うけど、予想外だったのが、・・・・・・。
    箱を見て、うんうん、と押入れに入れといて
    冬になったんで使おうと、箱を開けて中を見たら
    何かもう、細菌兵器のカプセルのように空間に浮いてる包装で
    出てきた本体は、魚肉ソーセージ (細) の太さのチューブ。
     
    魚肉ソーセージ (細) も、まさかこんなところで
    例に挙げられるとは思わなかっただろうけど
    おめえ、太いタイプは美味くないのは何でだ?
     
     
    と、関係ないインネン付けは、また次回にネチネチするとして
    お、やっすーい、と喜んで買ったのに
    1050円という、漱石ひとりが急激に割高に思えてきたのは
    箱がデカすぎるせいだよ!
     
    この箱だと、30gは入ってると思うじゃねえかよ
    書いてるよ、箱に大きく堂々と書いてあるよ、7gって。
    でも、ラミネートチューブに
    何でこんな、弾力ある護衛紙の包装がいるんだよ?
    同じ外国産ラミネートでも、シュミテクトなんて
    ギリギリのデカさの箱にゴロンと入れられてるぞ!
     
    こんな箱じゃ、7gと書いてあるのを見ても
    この箱に見合う容積で7gの
    とても比重の軽いクリームだと思うじゃないか!
     
     
    今回は名前から包装から、重箱の隅ホッジングをやっとるけど
    もう、すべてにおいて、“自己責任” なイチャモンだよな。
     
    で、私の意に添わぬ事への恨みつらみは、どうでも良いよな
    わかったよ、肝心の商品説明な。
     
     
    ラノリンとは、羊の毛の脂だそうだ。
    羊の “毛”  の脂って、毛から出るの? 毛穴から出るの?
    と調べてみたけど、よくわからん・・・。
     
    どうも、毛に含まれる成分っぽい。
    という事は、これは動物性オイルだよな?
    動物の “毛” は、動物か・・・?
    うーむ、わからん、わからなさ過ぎる!
    が、植物ではない事は確かだ。
    羊から植物、生えてたら気色悪すぎる!!!
     
     
    ・・・何で今日は文句モードなんかな・・・
    私、不幸なんだろうか?
    はい、ちょっと休憩ねー。休憩終了ー。
    えーと、保湿系化粧品によく入っているラノリン。
    だったら原液で使ったら良いじゃない!
    と思うのは、ごく自然な流れだよな。
     
    まあ、それが固形だったのは良い。
    7g 1050円なのも良い。
     
    解せないのが、何故、鉛筆臭いんだ?
     
    目ぐすりの木茶 11.7.22 から、こっち
    鉛筆臭え鉛筆臭え、と、しつこいようだけど
    本当に鉛筆の匂いがするんだよ、ランシノー。
    羊って文房具の匂いがしてたっけ?
     
     
    まあ、それも別に良い。
    文房具、好きだから。
     
    でもこれがな、伸びないんだ。
    伸びにくい、じゃなく、伸びない。
    “にくい” という、あいまいな話ではなく
    はっきりくっきり、“ない” と断言。
     
    だって手にとって、手の平をこすり合わせて
    その手の平で、顔を押さえるようにつけていくつもりだったのに
    手の平がこすれない!
     
    ギギッとブレーキがガッツリ掛かったように
    手の平、1mmも動かないんだよ。
    タイヤにこいつを塗れば、凍った道でも滑らないんじゃないか?
     
    温め? やったよ、まず最初にやったよ
    だけどこいつには、温もりなんて必要なさそうだよ
    だよな、自分が羊を雨や寒さから守る存在なんだもんな
    熱で溶けてちゃ、夏場の羊はポマードテッカテカオヤジ風味になるよな。
     
    これを単体で使うアホウがいない理由がよくわかった!
     
    もう、無理やりゴリ押しで伸ばして顔を押さえて
    手の平から顔への、ラノリン移動をしているけど
    もしかしたらラノリン、やっぱり割高かも知れない。
     
     
    保護力は、見越した通り最強!
    ちょっとつけ過ぎると、何か痒くなるほどベッタベタ。
     
    “保護力” と書いたのは、保湿力に優れているのか定かではないからだ。
    だって、この前にサメ油とか使っちゃってるんだよ。
    魚類 → 哺乳類 の動物油の重ね付けだよ。
    こう言うと、ちょっと気持ちが悪いよな。
     
     
    1.顔を水洗いするのみ
    2.ロクに拭かずにスクワランを塗る
    3.ここで気が向けば、水のようなフラワーウォーターをスプレーする
    4.ランシノー2mmぐらいを無理に塗る
     
    11月末から、このお手入れを1ヵ月ぐらいやってみたところ
    肌が見事にカッサカサになったんで
    スクワランとフラワーウォーターとランシノーには
    肌を良くしてくれる栄養みたいなものは
    いっちょも入ってない事が判明。
     
    “天然100%” って、こういうもんかな・・・。
    しょうがねえ、こういうムチャな実験は
    ババア肌には取り返しが付かなくなりそうで怖いんで
    エセナチュラル系コスメのクリームでも組み込むかな。
     
    とりあえず、動物性オイルは染み込むんで蓋にならない
    という私の説は、このラノリンで覆された。
    こいつは正に、天空の鎧レベル!
     
     
    ま、このラノリン100%を使って
    天然とか純粋とかも良いけれど
    やっぱり混ぜ物をした方が良い場合もある、と実感。
     
    これにビタミンCとか合う植物オイルとか、アロマオイルとか
    混ぜてコネて、自作クリームを作ったら楽しいだろうなあ。
    いや、言うだけで自分ではしないけどな。
     
     
    ちなみに、これ、箱にデカデカと乳首に塗れ! と書いてあるんで
    買うのにものすごく勇気がいるぞ。
    ネットで買え、ネットで。
    ほらほら、下に親切心でアフィリを貼ってあるだろ? な?
     
    え? おめえ記事内で散々文句を言ってるじゃないか、って?
    ばかもの! 人の話を鵜呑みにせず、自分で試せ!
    ほれほれ、ズズイと、ささ、どうぞどうぞ、ポチッとな
    後悔は一緒にいやそのゲホゴホ
    そ こ ま で ひ ど い シ ロ モ ノ で は な い
     
    てか、ここまでヒドい使用レポも、そうないだろうな
    ・・・いや、私のブログにはあるかも・・・?
    (一番タチが悪い、“自覚なし”)
     
     
    真面目な話ラノリンは、使いにくいけど悪くはないと思う。
    というか、ガード力は、あのシアバターの遥か上を行くと思う。
    ほんとに少量で、ガッツリとバリアを張ってくれる。
    これは見えないラップパックをしてる、と言っても過言ではない。
     
    私は冬は、また買うと思う。
    夏場は無理無理ほんと無理!
     
     
     

    評価:

    カネソン


    ¥ 945

    コメント:ランシーノじゃない、ランシノー、ラ・ン・シ・ノ・-。 伸ばすのはシとノの間だ。 スペルをよく読め、リコメン堂。 英語偏差値40台の私に指摘されるなんぞ恥を知れ。 というか、確かにランシーノと言いたいよな。 収まりが悪いぞ、何で “らんしのお”?

  • かげふみ 20

    「で、どうするんだい?」
    訊くアスターに、迷いなく答えるグリス。
    「うん、帰るよ。」
     
    「そうか、寂しくなるな・・・。」
    無理をしながら笑顔を作るアスターに、グリスは気遣って言った。
    「でも、せっかく入らせてもらった学校だから
     ちゃんと卒業してから帰るよ。
     それまでもうちょっとの間だけど、一緒にいられるよ。」
     
     
    グリスのその表情を見て、アスターは驚いた。
    「もういつもの、いや、前よりも大人びたんじゃないか?
     驚いたな、あの一瞬で・・・。
     主様というのは、きみにとってどれだけの存在なんだい?」
     
    その言葉を聞いて、グリスは思い出した。
    そうだった、ぼくの命は主様にもらったものだった。
    ぼくのすべては、最初から主様のものだったんだ。
    ぼくは何を迷っていたんだろう?
     
     
    「心配を掛けてごめん。
     そして、本当にありがとう。
     アスター、きみはぼくの一生の恩人だよ。」
     
    ふたりは固く握手をし、抱き合った。
     
     
    少年たちが爽やかな青春劇を繰り広げている時
    館では薄汚いオトナたちの見苦しい言い争いが勃発していた。
     
    「何ですぐに電話に出らんのじゃ!」
    「電話してる最中に電話に出れるわけがねえだろー!」
    「電話って、・・・グリスからか?」
    「はーん、番号教えたのはおめえだなー? クソジジイー!」
    「そんな事はどうでもよい! で、グリスは何じゃと?」
    「知らんわー! こっちが訊きたいわー!
     まったく、よってたかって、わけわからん事ばっかり訊きやがってー。」
    「ええい、あんたじゃ話にならん! リリーちゃんを出せ!」
    「自分で本人に掛けろー!」
    ブチーーーッ
    「あっ、もしもし? もしもし? あのバカ女、切りおったな!」
     
     
    ジジイはすぐさまリリーに電話を掛けた。
    「時計の秒針の音がうるさい、と怒鳴っておいででしたわ。」
    「何じゃ? そりゃあ???」
    「さあ?」
    「と言う事は、マズい結果にしてしもうたんか?」
    「さあ?」
     
    電話を切った後、ジジイは途方に暮れた。
    どうしたもんじゃろうか?
    あの主の事だから、絶対に穏便に済ませとらんはずだ。
    何だか大変な事になっとるような気がする。
     
     
    ・・・ここは、わしがグリスに電話で・・・
    いや、直接会いに行った方が良いかもしれん。
     
    右往左往しているジジイの横で、携帯がコンバットマーチを奏で始めた。
    グリスからのメールの着信音である!
    (ちなみに主からの着信は、ジョーズの出現音に設定している。)
    ジジイはガバッと携帯に飛びつき、慌てながら開いた。
     
     おじいさま ご心配をお掛けした事と思います
     長々と館を空けて申し訳ありませんでした
     きちんと学位を取ってから帰りたいので
     あと数ヶ月は掛かると思いますが
     どうかこの我がままをお許しください
     
     
    おお!!!!!!
     
    何かよくわからんが、帰ってくるつもりらしい!
    グリスよ、わしは嬉しいぞ!!!!!
     
     
    ジジイが目を潤ませながら、携帯を頭上に掲げて
    ロッキーのテーマのBGMよろしく勝利のポーズを取っている時
    主は壊れた時計を片付けるレニアに、ギャンギャン怒られていた。
     
    「物を壊すなど、DVですのよ! パワハラですのよ!
     良いお歳をして、そんな分別もお付きにならないのですか?
     今度こんな事をなさったら
     あなたの寝室で、あなたのゲーム棚の前で泣き喚きながら
     あのうっとうしいコードの束を引きちぎりますわよ!」
     
    それは主にとって、最大の脅し文句であった。
    主は縮み上がって土下座した。
     
    「すすすすすいませんでしたーーーーーーー!
     もう二度とこのような不祥事は起こしませんからーーーーーー!」
     
     
    フン、と鼻を鳴らすレニアを、リリーは仰天した顔で見た。
    この館で最強なのは、この人かもしれない・・・。
     
     
     続く 
     
     
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