投稿者: あしゅ

  • 少子化の原因

    今、産め育て働け と強制されている人々
    それは多分、私たちの世代あたりのせいだ。
    本当に申し訳ない。
     
     
    私の世代のサラリーマン家庭の母親は
    ほとんどが専業主婦だった。
    うちの母親も専業主婦であった。
     
    私の父は、母を名前で呼んだ事はない。
    「おりゃ!」 と呼ぶ。
    母は、はいはい、と来る。
     
    私に母の話をする時は
    しらふの時は、「母親は」「おまえの母は」
    酔っている時は、「おかあちゃんは」 と言う。
     
    私が両親を何と呼んでいたか。
    “パパ”“ママ” である。
    両親は、“おとうちゃま”“おかあちゃま” と
    呼ばせる予定であった。
    潜伏のどっかに書いているが、兄はそうしつけられた。
     
    ところが時は高度成長期時代。 ・・・かな? よくわからん。
    一般家庭にはTVが普及し
    アメリカのドラマなどが人気を博する。
     
    来る人来る人に、「パパはどれー?」「ママはどれー?」
    と訊かれた私が、両親をパパママと呼ぶのはごく自然な流れ。
     
     
    さあ、問題はここである。
    アメリカのドラマは、父母である前に夫と妻。
     
    夫は妻を名前で呼ぶどころか
    和訳で言うところの、“愛しの君” 的表現の
    「マイハニー」 とかなんとか、デレてチュッチュしよる。
     
    TVを切れば、家の中では父親が母親を 「おい」 と呼ぶ。
    「靴下はどこだ?」 などと訊かれるようじゃ、妻失格。
    さすがに父も自分で身支度はしていたが
    パンツから帽子にいたるまで
    すべてを順番通りに用意しておくのが、妻の役目である。
     
    それは長男にも適用される。
    跡取りである長男は、父親に次いで偉い立場。
    あれやこれやと世話を焼く。
     
    しつけの良い家庭だったら、娘は良妻賢母になるよう育てられるが
    うちのかあちゃんは、私を甘やかしに甘やかしたので
    私は何も出来ない無知な女性にと育ってしまった。
     
     
    私の場合、母親を家政婦だと思った事はない。
    ちょっと脳の出来が悪いガキだったので
    母親の仕事が何なのかすら、考えた事はなかった。
    ただ母親は、私を可愛がって面倒を見てくれる存在だったのだ。
     
    母親とは、そういうものだと思っていたので
    子供嫌いの私に、それが出来る自信がなかった。
    よって私は、早くから子供を持たない選択をした。
     
    「我が子となると違うよ」 という人もいるけど
    人ひとりを生み育てるのに、そういう賭けは出来ない。
     
    「子供が欲しい」 と言われた事もあるけど
    「うん、育てるのはお願いね。」
    と言ったら、さっさと諦められた。
     
    病弱なので、残りの私の健康は多分犠牲になる。
    それでも、産むのは産んでも良いんだよ。
    だけど子育ては自信がないんだ。
     
     
    東京でひとり暮らしを始めて
    気軽に母親に頼れなくなって初めて
    “料理” というものが、こんなに面倒だったのか、とわかり
    結婚して一軒家を建てて初めて
    “家事” というものが、こんなに大変だったのか、とわかった。
     
    妻の仕事だけでもおおごとなのに
    “母親” までは、愚鈍な私には無理だぜ。
     
     
    私の場合は、こうだったけど
    私と同世代の女性たちは、さぞかし “母親” という職業が
    しいたげられたものに見えていたと思う。
     
    ウーマンリブとか叫ばれ出して
    女性は家に縛られなくても良いんだよ
    自由に出来るんだよ、と教えられてるのに
    結婚したら、夫の親から孫産め攻撃だ。
     
    孫を産んでも、男子を産むまで攻撃は止まない。
    おめえんちは、どっかの高貴な御方ですかと!
     
    甘やかされて育った夫は、ママンママン
    離婚するなら、産んだ男子は置いて行け
    子供が出来ない石女 (うまずめと読む。) は追い出せ
    男子を産めない女腹は離婚だ
     
    だったら外で働くよ!
     
    こうなるのも無理はないわな。
    そんでそういう女性は、我が娘に自立できるよう教育を施す。
    可愛い我が子を、どっかの家族の奴隷にさせられたくないから。
     
     
    これが少子化への流れだと思う。
    私たちの世代の頃は、嫁を奴隷に扱う家も多かった。
    信じられないような酷い話も耳にした。
     
    現実にそういう悲劇が起きる可能性があるのなら
    愛する我が子には、予防線を張るよな。
     
     
    少子化になる過程で存在したひとりとして、詫びているわけだけど
    本当に悪いのは何なんだろうな?
     
    “家” に嫁ぐ風習か?
    嫁を同等に扱わない事か?
    男尊女卑か?
     
    どれも改善は出来る問題なんだけど
    子供を産み育てる期間が
    まるで自分の人生のロスのような気がするんだ。
     
    こう思う女性って、結構いるんじゃないか?
    これって、生き物としてマトモな感覚じゃないと思うんだが
    何なんだろう?
     
    もしかして私のようなヤツは、人類の自殺細胞なんじゃないだろうか。
    子孫を残さず、家を途絶えさせる役割り。
    やはり人類は増え過ぎているのかも知れない。
     
     
    関連記事 : 少子化対策 10.11.16

  • 亡き人 1

     あれっ・・・?
     
    あたりをキョロキョロと見回す。
    うっわー、真っ暗。
    私、また夜まで昼寝しちゃった。
    ああ・・・、空しい・・・。
     
    にしても、夜ってこんなに真っ暗じゃないよね?
    電気電気、あ、あれっっっ???
    スイッチ、どこにあったっけ?
    え? ちょっ、私、ついでに記憶もない?
     
    え? え? って事は、もしかしてここ病室か何か?
    私、記憶喪失とかで入院させられてんの?
     
     
    グチャグチャになった頭を抱えながら
    あたりを見回してみるが、明かりひとつない。
     
    ・・・隔離病棟って言うより、刑務所の懲罰房・・・?
    まさか私、犯罪犯して服役してるとか?
     
    そう思った瞬間、激しい目まいがして、うずくまった。
     
     
    ふと気が付くと、部屋の中にいた。
    あ、夢だったー、良かったーーー。
     
    ホッとしたのもつかの間、背後で人の気配がする。
    振り向くと、こちらを見て驚いた表情の若い男性が座っている。
     
    「あなた、どっから・・・!」
    そう言い掛けてよく見ると
    ここ、私の部屋じゃない!
    どっから来たのは私の方じゃんよー!
     
    慌てて、青年に頭を下げた。
    「えっと、何でここにいるのか、よくわからないんですけど
     人様のお宅に勝手に上がりこんでいたようで
     ほんと、申し訳ございません。
     すぐ出て行きますんで。」
     
    相変わらずビックリ顔の男性だが、とにかく勢いでごまかして
    おおごとにされる前に、ここを脱出せねば
    そう思い、ドアに向かおうとした瞬間、青年に呼び止められた。
     
     
    「あ、あの、待ってください!」
    あいたー、正気に戻られたーっ。
     
    ガックリしたが、何とか言い逃れをしようと奮闘する。
    「ほんとすいません、ほんとすいません
     明らかに怪しいでしょうけど、ほんと何かの間違いですんで
     何とぞご容赦ください、出来れば通報とか勘弁してくださいーーー!」
     
    両手を合わせて平に頼み込んでいたら、青年が呆れ顔になった。
    「・・・驚いた・・・。」
     
    ええ、ええ、そうでしょうとも。
    こんな夜中に、得体の知れない女が部屋に上がりこんでさ。
     
    何でこうなったのか、私にもよくわからないんだけど
    とにかくこの状況では、私側に非があるのは明白。
    私、マジ犯罪者になっちゃうじゃんー。
    どうやって、この窮地を切り抜けたら良いんやらーーー。
     
     
    頭をフル回転させて、算段していると青年が言った。
    「あの、あなた、死んでますよね・・・?」
     
    「はあああああ?」
    ああ、しもうた、気違いはこいつの方だったか、と激しく脱力する。
     
    「うーん、自覚ないんですかー。
     まあ、だからこそ迷っているんでしょうけどね。
     そこの水、取ってくれます?」
    「は? これですか?」
     
    掴もうとした自分の手が、ペットボトルをすり抜ける。
    「ひいいいいいいいいいいいいいいいっっっ!!!
     超能力ーーーーーーーーーーっっっ!!!」
     
    「いや、そっちの超常現象じゃなくて、心霊の方ですって。」
    青年が立ち上がって近付き、ペットボトルを手にした。
     
     
    「・・・うそ・・・、私、霊?」
    「はい、霊です。」
    「じゃ、あなた見えるヒト?」
    「はい、ぼく見えるんです。」
     
    「へえ、すっごーい、霊感あるんだー!
     私、そういうの全然ないから、興味あるんですよねー。
     どんな感じで見えるんですかあ?」
     
    ちょっと呆れる青年。
    「・・・あなたにも、もう見えてるんじゃないですか?
     “そっちの世界” に入ってるんだから。」
     
    「ええー、私そういうのほんとダメで・・・」
    言いながら、青年が指差した方を見たら
    血まみれの女性が、部屋の隅に浮かんでいる。
     
     
    「いやあああああああああああああっ
     マジ恐ーーーーーーーー!!!
     やめてーーーーーーーーっっっ!!!」
     
    叫んだ途端、血まみれ女性がフッと消えた。
     
     
     続く。
     
     
    関連記事: 亡き人 2 10.11.19
          
          カテゴリー 小説

  • 少子化対策

    何で最近、黒い話題しか書かないかっちゅうと
    また委員会を観てしまったからで
    あれで脳みそボッフンボッフン血管ブッチンブッチン
    その鬱憤晴らしに、記事を書き殴るせいである。
     
    悪いのは私じゃない事はわかったな?
     
     
    誰も言わない、真の少子化対策を言おう。
    何故誰も言わないかっちゅうと
    あまりにも人権を無視しまくった意見だからである。
     
    だけど、子供を産んだ事がすべての免罪符のように勘違いする
    モンスター育児ママが増えている昨今
    「少子化対策に効果的なのは、本当はこれなんだよ
     でもこれをしたくないから、世界中が悩んでるんだよ。」
    という事を、今一度女性たちに思いだしてほしいのだ。
     
     
    少子化対策は、ズバリ女性たちに
    子供を産むしか能がない と思わせる事である。
     
    情報も知識も与えず、教育も受けさせず
    働いたとしても、賃金も最低にする。
    その分、男性の賃金を引き上げ
    終身雇用制度を復活させ
    専業主婦と子供らを余裕で養えるよう、職場環境を整えるのだ。
     
     
    どっかの研究チームが発表してたのを読んだ記憶があるが
    知能が高い女性ほど、子供を産みたがらない傾向にある
    という研究結果が出たそうな。
     
    そりゃそうだ、と思う。
    知能が高く、教育を受けた女性なら
    他人の人権をきちんと捉えているから
    我が子を老後の介護要因として、アテにはしない。
     
    そして今の世の中には、他に
    やり甲斐のある事や、楽しい事がいっぱいある。
    心身共に自立しているので、人にも依存しない。
     
    そして第一線で仕事を出来る能力があるので
    自分を試してみたい、等々
    出産子育て以外に、やりたい事がたくさんあるであろう。
     
     
    要は、女性に知恵を付けさせたらいけない、って事だ。
    女性が子供をたくさん産み育てながら
    やりたい事もやっていくようにするには
    社会改革に、ものすごく手間ひま費用が掛かるのだ。
     
     
     
    さあ、こっから更に鬼畜な事を言い出すんで
    さすがに伏字や当て字を多用する。
    想像力を駆使して読んでくれ。
    ただし、おめえのその想像が当たってるとは限らんからな。
    勝手に想像して怒るなよ。
     
    なお、この記事は完全にフィクションで
    特定の団体人物国家等には、何ら関係ありません。
    この記事は、環境に配慮をして、地球に優しい素材で
    CO2も出さないかも知れません。
     
     
    子供が多けりゃいいか、っていうと
    そういうわけではないのが、また悩ましいとこである。
     
    宙語句の一人っ子政策が証明してるだろ。
    ピーッが何億人いようが、タメにならんどころか
    国の足を引っ張る、と。
     
    日本でも、湖駄句参ほどピーッが多いもんだ。
    中には子供がたくさんいて、子育てしつけ教育もちゃんとして
    お母さん自身も社会に貢献している、という場合もあるけど
    それは “超人” に分類しても良いと思う。
     
    私が今までに見聞きした湖駄句参は
    当社比8~9割方ピーッで
    おめえらがいくらピーッを量産しても
    ピーッが増えるだけで、国のためにはならんよ・・・
    と、空しい気持ちにさせられる。
     
    本当に遺伝子を残して欲しい、真っ当な人々は
    子供がいないか、いても一人二人なのだ。
    おまけに離婚しよる。
    自立してたら、結婚も無理に続ける必要ないもんな・・・。
     
     
    どこそこの国では今大変で、湖友たちがえらい氏んでる
    とか言ってるけど、そこってその分大量に有まれていると思う。
     
    だからって、知ったこっちゃないって言ってるわけじゃないけど
    どうも世界の歴史を見ると
    環境が危険になると、人間は湖友を有みたがる気がする。
     
    スリルと星浴が直結しやすいのと
    種の存続のプログラムが発動するんじゃないか?
    そんで、・・・娯楽がないと説句素に走るんじゃないかと。
     
    教育どころじゃない、命に危険のある世界だと子沢山・・・。
     
     
     
    もう、身も蓋もない意見ですまんけど
    日本は少子化対策より、他の方向を考えた方が良いと思う。
     
    そんな頑張りたい女性、どんだけいる?
    子供を何人も育てつつ、社会で戦士として戦いたいという
    スーパーウーマン、そんなにいないだろ。
     
    そういう女性は頑張れば良いけど
    全員が全員、産みまくって育てまくって
    働きまくれ、って酷だろう。
     
    夫の育児休暇もさ、数ヶ月で何をするんだ? という感じで
    それで育児参加をした! とデカいツラをされたくないだろうよ。
    すまんな、私は出自のせいで
    周囲には 「靴下どこー?」 な男性ばかりだったんでな。
     
     
    出産子育てをファッションのように扱っているようで
    最近の論調には、ちょっと違和感を感じる。
    “地域で子育て” も、何だか矛盾だし
    私のような非人道的な案など、間違っても公的に出せないんで
    苦しんで悩んで、迷走してるよな。
     
    育児休暇とか、子に頼らないとか
    女性もバリバリ働くのが当然とか
    キレイ事を当たり前にするから
    余計に出産にブレーキが掛かるんだと思うがなあ。
     
     
    てかさ、この狭い島国で1億人、多すぎるだろう。
    人口、もうちょい減って良くねえ?
    だったら少子化を受け入れる方向で、どうだろう。
     
    何だか税金を納めてない人々が、想像以上に多い気がするけど
    そういう方々はいらないんじゃないかしら?
     
    そういや、ちょい前の100歳越えお年寄り実在せずブームは何?
    もしかして日本の平均寿命、もっと低くねえ?
    だとしたら、ちょっと朗報じゃないか?
     
     
    まずは、年寄りの存在確認を徹底する。
    年金を払ってない人への支給を、状況によって見直す。
    これだけで年金の支給がかなり減って、若者たちは助かる。
     
    女性たちの権利を守るなら、少子化はしょうがない。
    少ない人数で日本を回していく対策をする。
    間違っても移民受け入れは、したらダメだ。
     
    労働力や資源は、国外に外注外注の
    かなり特殊な国家になるだろうけど
    それをクリアしたら、少子化は問題なくなるはず。
     
     
    日本の若い人たち、勝手な事ばっかり言ってごめんな。
    年寄りのひとりとして、責任を感じるよ。
     
    できれば、年金を貰い始める前に死にたいと願ってるんだが
    役立たずほど長生きするもので、ほんとすまん。
     
     
    関連記事 : 少子化の原因 10.11.18

  • 小説を書いて

    黒雪姫が、とりあえず終わった。
    バラ撒いた謎の解明をせにゃならんので
    続編続編と、延々続くんだけど、立て続けに書くと
    黒雪姫シリーズが私の代表作になってしまう。
     
     
    何を文豪みたいな事を言いたれているか、っちゅうと
    「ええー、そんな私なんてー・・・」
    とか、謙虚たれて謙遜ぶって
    作者の体面みたいなんを守るために
    イヤイヤ渋々のフリをして
    発表しているものを、喜んで読みたいか?
     
    私は、どんなくだらんものでも
    「これだああああああああああっっっ!」
    と、出されたものに敬意を表したいんだ。
     
    この程度で何を威張っておる! と
    ちゃぶ台返しをしたくなる場合もあるけど
    それでも “どうだ!” の方が、すがすがしくて好きなんだ。
     
     
    ここで、ついでの噛み付きをするがな
    「あんなもの小説じゃない」 とか、思われてるかも知れんけど
    その通りかも知れんけど、私は小説を読まないんで
    小説がどんなものかすら、わからん。
    が、その “あんなもの” を、私の小説だと自称する。
    “小説” というものを知らんくせにな。
     
    それがヘタだろうが、稚拙だろうが
    私は小説を書いてるつもりなんだ。
    “小説のようなもの” とか、言い逃れはしないぜ。
    このブログにアップされているのは
    私が書いた “小説” だ!!!
     
     
    で、話を元に戻すと
    私の本質は、やっぱりホラーなんだよ。
    血みどろの暴力劇を書きたいわけだ。
     
    でも、それだと、全員ドン引きだろ。
    ホラー、映画の分野でも人気ないもんな・・・。
     
    私のような上品な淑女が、血ドバーとか
    書くのが価値があるのに
    世の中はそれを理解してくれん。
     
    しょうがない、世の多くの天才は
    死後に評価をされるものだから
    きっと私もそれなんだろう、と自分を慰めているさ。
     
    わかっとる!
    関係ない方向に自画自賛に走ってる気もせんでもないから!
     
     
    あー、もう、何でこう狂ったナビのように
    横道に逸れまくるんだろうな。
     
    とにかく、この次は違う内容のを考えていて
    それは多分、楽しい話ではない。
     
    黒雪姫シリーズは、喜劇なので
    安心してアップ出来るんだけど
    マイ趣味系小説は、こうやって言い訳をせにゃならんほど
    アップするのが恐いんだ。
     
     
    と言うかな、“小説を書くのが趣味” と言っていたけど
    調子に乗ってました、ほんとすみません。
     
    ジャンル・やかた は夢が基で話は出来上がっていたし
    パロディなので
    パクれば良かったんで、ラクだったんだけど
    1から脳内で作り上げるとなると、ものすごい苦労・・・。
     
    創作がこんなに大変だったなんて・・・。
    ほんと筆が進まないんだ。
    本職の方々の苦労を、ちょびっと知る事が出来たかも。
     
    でもドS私はここに宣言して、自分を追い込む。
    あさってから新しい話を、一日おきにアップする!
    さあ、必死こけ、私。
    どこぞの政党のように、公約破りはするなよ。
    出来ないなら寝るな!
     
     
    ・・・こんな事をやってて何になるか、というと
    別に意味はないかも知れないけど
    やり遂げる事で、自分の存在意義を確認したいのかもな。
    ダラケきった人生に渇?
     
    でも正直、今回の宣言は本当に辛い。
    あまり苦労話をするのもどうかと思うけど。
     
     
    でも、私、何のかんの言って、やれると思う。
    “火事場のバカ力” を出す瞬間って
    ものすごく快感なんだよ。
    だからついつい、自分を追い込んでしまうんだ。
     
    こういう事は、これで最後にして
    のんびりと記事なり小説なりを書いていきたい。
    寿命を縮めてる気がするし
    ババアには結構危険な遊びかも。
     
    皆、自分縛りという、私の変態嗜好につき合わせて、ほんとすまない。
    来年は、“安心して見れるブログ” を目指したい。
     
     
    最後に、またまた余談になるけど
    小説を書き始めてな、少し生活が変わったんだ。
    本とかマンガとか映画とかドラマとか、観なくなったんだよ。
     
    観るのは、自分が書かないであろうジャンルの
    推理系や刑事もののみになっちゃったよ。
    (恋愛ものはどうしても観る気がせず・・・。)
     
    だってさ、パクリ、したくないじゃん。
    パクるつもりはなくても、記憶の隅に残ってて
    それを自分の創作だと勘違いする可能性もあるわけじゃん。
    でも観ていないなら、知らないなら
    “カブった” と、堂々としていられるだろ。
     
    小説書きを趣味にするなら、情報系の調べ物以外は出来ない。
    何かそんなんやってたら、器が小さい人間になりそうだけど
    米粒に絵を描く人もいるわけだから
    小さくても良いかも知れない、と
    自分を誤魔化している真っ最中である。
     
    そんで、この記事はうっぷん晴らしと時間稼ぎである・・・。

  • 核武装

     ああ・・・、今週は偏向思想3部作か・・・。
     
    楽しいおとぎ話の “黒雪姫” が終わった、っちゅうに
    その合間合間に、国防だの裁判だの
    このバランスの悪さは何なんだよ???
     
     
    「日本も核を持つべきなんじゃないのか?」
    こういう言葉が最近言われだしているが
    皆、ちょっと待ってくれ。
     
     
    尖閣諸島漁船衝突ビデオ流出 10.11.8 の記事のコメント欄で
    “そこまで言って委員会” に、ちょろっと触れた。
     
    日本という国を憂える有識者が出ている番組だと思っていたが
    衆院選の前に、「民主党に一度任せれば良い」 と
    いきなり言い出したよな。
     
    一度任せたら、その一度の期間で
    日本はスカスカにされるじゃないか!
     
    あいつらは一体どういう思想なんだよ?
    この前の日曜に観たら、民主党の悪口を言ってるし
    自分が言った事を棚上げして、持論をどんどん変えていってないか?
     
    色々と裏の事情があるんだろうけど
    影響力の大きいTV、という媒体に出る人たちが
    軽々しく屈してはいけないと思う。
     
    原口議員を総理に、とか言ってるらしいけど
    あんな注目されたいだけの腹話術人形をトップにしたら
    日本はそれこそ傀儡国になってしまうだろ、アホか!!!
     
    で、核武装、言い出してるんだな、委員会・・・。
    ほんっと、皆、こういう問題は
    声の大きさに惑わされずに、自分だけの意志で考えてくれ。
    とか言ってる私も、今から説得に入るけどな。
     
     
    世界で日本だけが持っているカードが1枚だけある。
    それは、“唯一の被爆国” これ。
     
    敗戦、大量虐殺、という
    望んでいないものすごい大きい代償と引き換えに
    日本はこの唯一無二のカードを手にした。
     
    このカード、ジョーカーだぞ!
    使いようによっちゃ、黄門の印籠レベルで強力だぞ。
    なのに何故、日本はこのカードの価値に気付かない?
     
     
    爆撃されたのが日本だからだろ?
    死んだのが日本人たちだからだろ?
    これが他の国だったら、これ以上にない被害者ヅラで
    色んな権利を勝ち取っているだろうよ。
     
    日本は、黙っていても、親切な誰かが気付いて配慮してくれる
    と信じ込んでいる民族なので、謙虚に微笑んでいるだけ。
    他国にそこを付け込まれて、食い物にされているのに、だ。
     
     
    さあ、こういう日本が核を持ったらどうなる?
     
    核を持っちゃった事で、“被爆国” という
    被害者技は使えなくなってしまう。
    あーあ、世界にひとつだけの技、台無し・・・。
     
    となると、通常の国のように
    核撃つぞー核撃つぞー、と威嚇せにゃならんのだが
    “日本のくせ” に、それが出来るんか?
     
    振り上げた刀は、下ろさなきゃならない。
    体面を取り繕う事が出来て、無事に鞘に収められるか?
    叩き下ろすしか出来ないのが、日本じゃないのか?
     
     
    正直言って、我が国ながら日本、最低だよ。
    シロアリに巣食われている木造住宅も同然だ。
    負けた途端、勝とうとしていた頃の気持ちを忘れて
     
    すいませんすいません
    今後の世界は人類全部平等に国境なんか関係ないよね
    隣近所とは仲良くしとかなくちゃね、迷惑かけちゃったしね
    遠くの人たちとも上手くやっていかなくちゃね、地球はひとつだしね
    うち、少しは経済的に余裕があるしね
    困った時にはお互い様だよね
     
     
    キレイ事を並べ立てて、逃げてねえか?
    まあまあ、なあなあ、で平和になった時期など
    地球上の歴史上、一瞬たりともねえんだよ。
     
    誰かがどうにかしてくれる、とバカな期待をしとらんと
    自分の立ち位置は自分で決めろ。
    話はそれからだ。
     
     
    こういう国、ニッポンには、核武装は合わないと思う。
    そんな人マネをしようとする前に
    被爆国ソードを使う練習をしろよ。
     
    世界でも特殊な感覚の国なのだから
    戦い方も特殊で良いじゃないか。
     
    勝つには自分のペースに持って行く事が絶対条件。
    自分の価値を知って、自分だけのやり方で世界とわたり合え!
     
     
    :  世界にひとつだけの技
    : 
    : モニターの向こうに並んだ
    : いろんな兵器をみていた
    : 人それぞれ好みはあるけど
    : どれもみんな凄そうだね
    : 
    : この中でどれが一番だなんて
    : 試してみたら最後だよ
    : 持ってる事自体、辛いだろう
    : そんな凶器をどうするの?
    : 
    : それなのにきみら外人は
    : どうしてそうも取りたがる?
    : 一国一国違うのにその中で
    : 一番になりたがる?
    : 
    : そうさ 日本には
    : 世界に一つだけの技
    : ひとりひとりの犠牲の果ての
    : この技を活かすことだけが
    : 真の平和の基となる
    : 
    : 
    : 困ったように笑いながら
    : 内心怒っている人がいる
    : 示された選択肢はどれも
    : 隷属だから仕方ないね
    : 
    : やっと部屋から出てきた
    : その人が抱えていた
    : 大量の “却下” の書類と
    : 悔しそうな横顔
    : 
    : 小さい島国だけれど
    : それでも僕らは笑って生きた
    : 誰も気付かない隅っこだけど
    : 世界の一部なんだ
    : 
    : そうさ 日本も
    : 世界に一つだけの国
    : 隣は隣 うちはうちで
    : 他国に迷惑を掛けることなく
    : 協力し合っていけばいい
    : 
    : 小さい国や大きな国
    : 一つとして同じ国はないから
    : 世界はひとつにならなくてもいい
    : それぞれの道を歩もうよ
     
     
     
    最初の相手は中国だが
    なあ、何で中国が “大国” なんだ?
    世界大戦、戦勝してねえぞ、あの国。
    どさくさ紛れの火事場泥棒が得意なだけじゃねえ?
     
    独裁政権の国を測るには
    GDP (国内総生産) じゃなくて
    GNP (国民総生産) のが重要じゃねえ?
     
    中国の強みは、はったりかましが上手いとこだという気がする。
    てか、独裁国家って全部そうじゃん。
    案外世界はそれを知っていて
    本気で騙されているのは、日本だけかも知れないぞ。
     
     
    TVに出ている人が言ってるから、といって
    間に受けてばかりいるヤツがいるから
    今の日本になってしまってるんじゃないか。
    核なんて言う前に、青い鳥 (被爆国カード) が
    自分ちの鳥かごにいる事を思い出せよ。
     
    あっ、もちろん自衛隊という名の軍隊の装備は万全に整えてね!
    他国、ぜんっぜん信用できないから。

  • 黒雪姫 42

     「まあまあ、またお会いできるとは!
     あの時はロクにご挨拶も出来ずに・・・。
     え? 北国の王子におなりに?
     それは本当に喜ばしい事ですわ!
     あなた、王様、このお方が黒雪姫の恋人ですわよ。
     ほほほ、そうスネずに。
     第一王子、こちらにおいでなさい。
     ほら、以前話したヘビ王子、それがこのお方よ。」
     
     
    「王子が許されて、北国の王子として
     人間界に組み込まれたらしいぞ。」
    「おお、賢者さま、それは良かったですな。」
    「妖精王さまも神さまも、粋な計らいをするもんじゃて。」
     
    「そして王子は、黒雪姫と再会できたらしい。
     黒雪姫は北国に嫁ぐらしいぞ。」
    「ほお・・・、あの女を嫁にしたい男がいるとはのお。」
    「わしらは何度投げられた事か。」
    「じゃが、あの王子の母はハブ女王じゃし。」
    「あの女も大蛇も変わらん凶暴さじゃしのお。」
    「わしらも、また会えるかのお?」
    「うーん、もちっと心の傷が癒えてからにしてほしいのお。」
     
     
    「久しぶりじゃな。 ヒッヒッヒッ」
    「・・・魔女か・・・。」
    「あたしが奇跡をあげたのに
     結局捕まるとは、あんたも能がないねえ。」
     
    「そもそも最初に敗戦した時点で
     妖精界から逃げるべきではなかった・・・。」
    「じゃあ、あたしが東国に連れてってあげたのは
     いらん世話だと言うのかい?」
     
    「おまえは実に上手くやった・・・。
     “奇跡” という言葉は、わたくしの誇りまで奪い去った・・・。
     いや、そんな言葉を真に受けた時点で
     わたくしはもう誇り高き女王ではなくなっていたのだろう・・・。」
     
    「泣き言はいらないよ、気持ちはわかるけどさ。
     今回の観察では、あんた以外の動きが面白かったしね。
     まあ、それもあんたの働きのお陰だろうから
     ひとこと挨拶に来ただけさ。」
     
    「魔女よ・・・、おまえは何故妖精王の結界を通れるのだ・・・?
     ここは何者たりとも入れぬ、妖精王の牢。
     何故おまえはそこにいる?」
     
    「ヒッヒッヒッ、質問されるのは好きだよ。
     答えるとは限らないけどね。
     ・・・ま、いいさ。
     あたしゃね、何にも属してないから
     結界どころか、時間も関係ないのさ。」
     
    「属してない・・・?」
    「そう。 あたしゃ、少し道筋を曲げて
     こうなるはずなのがどうなるか、それを観察するのさ。」
     
    「よくわからぬ・・・。
     それで何になるのだ・・・?」
    「さあてね。
     あたしにもわからないよ。
     意味はまた他に誰か、考えるヤツでもいるんだろうさ。
     あたしゃただ水面に石を投げて、波紋を見て楽しむだけさ。」
     
    「残酷な存在もあったものだな・・・。」
    「おっと、逆恨みはやめとくれ。
     あんたの現状は、しょせんあんたの資質さ。
     あたしゃ行くよ。 じゃあね。」
     
     
    4回も突付いたというのに、今回は失敗だったね。
    さあて、次はどこへ行くかねえ。
     
    魔女と名乗る観察者は、星のきらめく闇の中でノートをめくった。
     
     
     
    「エ・・・? 結局 ワシ 出番ナシ・・・?」 by 樫の木
     
     
     
             終わり 
     
     
    関連記事 :  黒雪姫 41 10.11.9       
           
           黒雪姫 1 10.7.5  
           
           小説・目次  
     
    音声ブログ : 黒雪姫 1 10.10.27 by かいね
          

  • 裁判員制度と死刑

     ああ・・・、小説 “黒雪姫” のクライマックスの前後で
    こういう偏った思想の記事を書くなど
    ほんと世間の出来事は、間が悪い、っちゅうか
    私の事情をおもんばかってくれよ、っちゅうか
     
    初めて通りがかる人、このブログはいつもは
    フレンドリーでメルヘンで爽やかで
    ビューティフルヒューマンライフな記事ばかりなんだよー。
    ここ数日だけ特別に妙な雰囲気なだけだよー。
     
    なじみのヤツらは口を閉じておきなさい!
     
     
    死刑を求刑された裁判で、無期懲役の判決が出た。
    その時にやっとわかった、裁判員制度の意味が!!!
     
    ああーーー、そうだったんかー
    何でもかんでもアメリカのマネをしやがって、とか
    裁判官の世間知らずさを、国民に押し付けやがって、とか
    苦々しく思っていた、この裁判員制度だが
    その導入には、重大な目的があったのだ。
     
    それは、死刑制度の事実上の廃止
     
    うわーーーーーー、やられたなあ。
    たまーーーに、こういう上手い画策をかますんで
    油断ならないんだよな、日本政府。
     
    これで日本は重罪を犯しても、極刑が短縮自在の無期懲役、と
    犯罪者天国になっちゃうなあ。
     
     
    裁判員制度の導入が、何故死刑廃止に繋がるのかって?
    逆に問うけど、おめえ、人に死刑判決を出せる?
     
    私は、犯罪者など社会にいらない、と思っている。
    この世はマトモなヤツだけで回せば良いんだよ。
    自分がマトモかどうかはともかく
    私は他人の財産や生命を脅かしたりしていないから
    かろうじて生かされてもらっても良いはず。
     
    犯罪者など、軽微な罪でも全員死刑で良い。
    私はそう断言する。
    でも裁判員になったら、軽い判決にする。
     
     
    いっつもこのブログで、ロクでもねえ事をキイキイ言っていて
    それはもしかして、自分の命を賭けている事になるのかも知れんけど
    そういう私でも、人の命は賭けたくねえぞ。
     
    正しいかどうか、神のみぞ知る私の主義思想で
    しかも勉強もしていない分野に、志してもいない分野に
    何の口出しが出来るっちゅうんだよ?
     
    だから裁判員の要請が来たら
    私は無罪にしか出来ないから
    死刑にしたい場合、私、関係ないから
    おめえらだけで決めろよ、と逃げる。
     
    遺族の人の気持ちはわかるけど
    その代行は、私には出来ない。
     
     
    もし戦争になったら行くさ。
    日本を守る! という気持ちで
    トリガーをひいたり、スイッチを押したり
    ひとりでも多くの “敵” を
    家族も愛する人もいる “敵” を殺してくる。
     
    でもその後の自分の人生は、多分廃人も同然だと思う。
    どういう状況であろうと、人を殺しておいて
    正気でいられる自信がない。
    得意の自己正当化も、これに関しては無理であろう。
     
    戦争はそういうものであって
    誰かが行かねばならないのなら
    老い先短い愛国者の私が行って良いよ。
    そしてその時には、相当な罰の覚悟をして行く。
     
     
    だけど裁判にその覚悟は出来ない。
    死刑判決など出したら、一生苦しみ悩む。
    以降の人生、迷いの渦だと思うんだ。
     
    そんな重大な決断は、私には出来ない。
    だからもし、自分が犯罪被害者の遺族になっても
    もう犯人に死刑は望まない。
     
     
    戦争の件はともかくも、裁判で死刑判決を出せる人がいるのだろうか?
    比率で言えば、多くはないんじゃないか?
    きっと皆、「何で私が」「何で俺が」 と思うはず。
     
    よって、前例主義の日本の裁判では
    死刑は存在はするけど、どんどんお飾りの刑になっていくであろう。
     
    本職の裁判官が死刑判決を下せば、死刑確定もありえるけど
    世論がどんどん、死刑を嫌う傾向になっていく気がする。
    そうなると、裁判官も死刑判決を下しにくくなる、って寸法だろう。
     
     
    裁判員制度、考えたヤツ、凄いな・・・。

  • 黒雪姫 41

    荒野の石ころによろけ、パンプスを脱ぎ捨てて黒雪姫が飛ぶ。
    両手を広げて、ガッシリと抱きとめてくれたのはヘビ王子であった。
     
    「まさかあなたが、こんな出迎えをしてくれるとは思いませんでしたよ。」
    王子の驚きに、黒雪姫も同意する。
     
    「自分でもビックリよ。
     何かわからないけど、むっちゃ盛り上がってるわ。」
    お互いにギュッと相手を抱きしめる。
     
     
    「で、何でここにいるの?」
    「3年前に妖精王さまに許されて、神さまが人間にしてくれました。
     私はいきなり北国の王子になったのです。」
     
    「何よ、その反則技。
     やっぱあいつら、万能じゃないの・・・。」
     
     
    「姫、顔を見せてください。」
    黒雪姫が王子の胸から顔を上げる。
    「逞しくなりましたね。」
    「うん、腕なんかあなたの太ももぐらいあるんじゃない?」
     
    王子が黒雪姫から1歩下がり
    黒雪姫の手を取り、右ひざを付いて頭を下げた。
    「黒雪姫、私、北国の第一王子ジークの妻になってください。」
     
    「え? あなたの名前、ジークなの?
     北国に行ったら竜と戦うハメになりそうでヤだなあ。」
    「ひ、姫ーーーーー・・・・・!」
     
    泣きそうな顔になった王子に、黒雪姫は あはは と笑った。
    それから、一礼して丁寧に応えた。
    「喜んでお受けいたします。」
     
     
    黒雪姫のゴツゴツの手に、丁寧に口付ける王子。
    それから、お互いの従者の方に向かって叫んだ。
     
    「「 このお方は私の婚約者です! 」」
     
    北国側も東国側も、呆気に取られていた。
    ふたりの世界にも程がある、という話である。
     
     
    「首都からここまで1ヶ月ぐらい掛かるんですよ。」
    「こっから東国の城までは40日ぐらいかな。
     北国方面も私が道を作ってあげるわよ。」
    「相変わらず頼もしいですね。」
    「ママンはどうしてるの?」
    「母はまだ妖精王さまの下で幽閉中ですよ。」
    「うちの継母は3人の子持ちになったのよ。」
    「私たちにも沢山子供ができると良いですね。」
    「卵で産まれるんかな?」
    「なわけないでしょ!」
    「あはは」
     
     
    話が尽きないふたりは、手を繋いで荒野をゆっくり歩き出した。
    黒雪姫が脱ぎ捨てたパンプスを王子が拾い、履かせる。
     
    そしてまた手を繋ぐ。
    そして見つめ合う。
    そして微笑み合う。
    そして歩き始める。
     
    そしてふたりの未来がひとつになった。
     
     
     続く
     
     
    関連記事 : 黒雪姫 40 10.11.5
           黒雪姫 42 10.11.11
           
           カテゴリー 小説・黒雪姫シリーズ
           
           黒雪姫 1 10.7.5  
           
    音声ブログ : 黒雪姫 10,10,27 by かいね   

  • 尖閣諸島漁船衝突ビデオ流出

     このビデオについて、色々言うと
    私がスーパーハッカーだと疑われそうでイヤだな。
    私はハッカーではない。
    管理人ぷらちッにとっては、クラッカーかも知れんがな。
     
     
    さて、このビデオを観たが、意外な内容でもない。
    漁船じゃなくて、漁船偽装していた工作船を
    ついうっかり停船させようとしたんで
    逆切れされた、という事じゃないかと思う。
     
    日本側での領海侵犯をして漁など、よくある事で
    普段そういう場面を見たら、ちょっと調べて
    「あまり調子こくなよ」 で解放、という
    不文律があるんじゃないか、と思うんだ。
     
    というか、日本の海上では密輸が行なわれているらしい。
    実際にその現場にいた事がある人から聞いた事だから
    きっと一部の地域の一部の人々の間で、普通の事なんだろう。
    密輸物資が、物か人かはわからんけど。
     
    もちろん、そういう事を見て見ぬフリをするのは
    現場の海上保安庁も自衛隊も不満だろうが
    “上” から、事をおおごとにするな
    というお達しが出てるから、しょうがなく従っているのだろう。
     
    これはあくまで私の推理なだけだが
    そんな事をやっとるから、竹島は乗っ取られるは
    尖閣諸島周辺に調査基地を建てられるは
    盗人猛々しい事この上ないのだが
    一番悪いのは、なあなあで済まそうという日本政府だよな。
     
     
    細かい民族は別として
    大まかに言うと、アジアは3タイプの顔がある。
    中国朝鮮日本の東アジア系
    東南アジア諸国の南太平洋系
    インド系。
     
    インドが何故アジアなのか、ほんと解せない。
    インドはどっちかっちゅうとアラブだろ。
    でもサッカーとかでは、アラブもアジア枠になってるし
    ほんと白人基準、アジアは “その他大勢” 扱いだよな。
     
    で、その顔が何かっちゅうと
    東南アジアの各国政府の顔を見てみれ。
    どの国も、中国系がものすごく多い。
     
    中国はジワジワと、その国に入り込んでいるのだ。
    日本なんか、顔が似ているだけに気付きにくいけど
    日本人のフリをした他国人が、もう政界中央にいるかもな。
     
    何より恐ろしいのは、中国系が日本の土地を買っているらしい。
    千葉の山とか茨城とかいう話。
     
     
    この手の話題に関して、私はもう絶望しているので
    持論を展開する気もしない。
    今回も書くつもりはなかった。
     
    ただな、ひとつだけ書き残しておきたかったんだ。
     
    :2010年9月25日 自民党の丸山和也参院議員が
    :尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件での、中国人船長釈放に抗議するため
    :菅内閣 仙谷由人 (民主党) 官房長官に電話をかけた。

    :「訴追、判決、送還と法律に従って粛々とやるということではないのか」
    :と丸山氏がただすと、仙谷長官から反論が。
    :「そんなことしたら(同年11月に横浜で開かれる)
    : アジア太平洋経済協力会議(APEC)が吹っ飛んでしまう。」
    : 
    :「日本が中国の属国になる」 との懸念を伝えると、
    :「属国化は今に始まったことではない」 と応じたという。
     
     
    属国化は今に始まったことではない
     
     
    あ、政治家たちはわかってて、やってたんだ、と知って
    今更、まだここまでショックを?
    と自分でも不思議なぐらいに、衝撃を受けた。
    私、それでも民主党に何かを期待していたんだろうか?
     
     
    もう、この国の年寄りは全員死ね! と思う。
    “平等” をファッションで思想にした年代は、責任を取るべき。
    てか、目が覚めないのが不思議でしょうがない。
    どういう洗脳なんだろうか?
     
     
    すまんの、こんなグチ記事で。
    普段は気付かないフリをするようにしているんだけど
    それでもたまに激しく落ち込むんだ。
     
     
    そうそう、挑戦学校が無償化されるってよ。(11月6日のニュース)
    日本人を拉致したくせに、その日本で
    祖国の主義思想や日本憎しを教え込んでいる学校に
    日本は援助金を出すんだってさ。

  • 黒雪姫 40

     ようやく荒野手前まで着いた。
    臨時に張られたテントのひとつで
    黒雪姫を中心に、幕僚たちの会議が開かれていた。
     
    「では、ここら一帯を切り開いて関所を作ろう。
     私は明日荒野に入り、そのまま北を目指す。
     供は4人、途中で交代させつつ行く。
     交代の際には、こちらは新しい地図の写しを持たせるので
     そちらからは飲食物を頼む。
     何かあったら、その都度ハトを飛ばす。」
     
     
    黒雪姫が説明していると、テントの外が騒がしい。
    「何だ? 何かあったのか?」
    隊長が顔を出すと、兵士が動揺して言った。
     
    「今、北国の使いという者がやってきました!」
    テントの中も、ザワついた。
     
     
    北国? 北 “国” ?
    神さまたち、ちゃんと北国を直してくれたんだ!
    黒雪姫は安堵のあまり、胸を押さえて手を机に付いた。
     
    「北国の方も、国交のために南下をしていたらしく
     荒野の向こうに宿泊地を設営したそうです。
     それで明日、北国の高官が来るので
     こちらの長と謁見したいと申し出ております。」
     
    「ふむ、礼に適った申し出じゃの。」
    隊長がヒゲを撫でながら、満足気につぶやく。
     
     
    「では、明日は私が行こう。」
    黒雪姫の言葉に、侍従長がジロッと睨んだ。
    「ドレスを着てくださいね。」
     
    驚く黒雪姫。
    「えっ? ドレスなんか持ってきてるの?」
    「もちろんです。」
    「この鍛え上がった体で?」
    「はい。」
    「男の女装に見えると思うよ?」
    「致し方ありませんな。」
     
    まさかこんな落とし穴があるとは!
    黒雪姫は愕然とした。
    東国が変態国に思われなきゃ良いのだが。
     
     
    翌日、朝早くから湯浴みをし、ドレスを着た黒雪姫。
    「もうーっ、無防備に日焼けなさるから
     ファンデのノリが悪いわんっ。」
     
    「すまん、こういう事態は想定してなかったもんで・・・。
     と言うか、おまえ、いつからいた?」
    クネクネしながら黒雪姫にメークアップをするのは
    オカマの兵士である。
     
    「今まで出番がなかったんで、お気付きにならなかったでしょうけど
     姫さまいらっしゃるところに、美容係は必ずお供しますわん。
     こういう場所には女性は無理だから
     男のアタシが待機してますのよん。
     やっとお役に立つ事ができて、嬉しいですわん。」
     
     
    「へ、へえー・・・。」
    とまどう黒雪姫に、カマがズケズケ言う。
    「ああーーーんっ、これじゃメイクしない方がまだマシなぐらいっ!
     口紅もアイシャドウも似合わないし
     お粉も顔中浮いちゃったわんっっっ!」
     
    「あ・・・、すま・・・。」
    ものすごく無礼な事を言われてるのに
    申し訳ない気持ちになるのが不思議である。
     
     
    もう、メイクアップなんだかメイクダウンなんだか
    ドレスアップなんだかドレスダウンなんだか
    わからない身支度を終えて、北国の使者を待つ黒雪姫。
     
    「おいでになりました。」
    その声に、テントを出て見ると
    荒野の向こうに、数人の人影が見えた。
     
     
    その人影が徐々にくっきりし始めた時
    その内のひとりがこちらに走り始めた。
     
    黒雪姫も走り出した。
     
     
     続く
     
     
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           カテゴリー 小説・黒雪姫シリーズ
           
           黒雪姫 1 10.7.5