「それは、わしだ。」
「と、フクロウが言った。 ・・・って、鳥じゃん!」
「ただの鳥ではない。 猛禽類だぞ。」
賢者はふふんと笑った。
「まあ! さすが役職が付いてるだけあって
こいつら (小人) と違って、人間的余裕がありますのねえ。
人間でもなく、鷲 (わし) でもなく、フクロウだったけど。」
「ほお、なかなかウイットに富んだ人間だの。」
「ええ、高貴な血筋には知性も必要で。」
賢者と黒雪姫は、ふぉっふぉっふぉっ ほほほ と笑い合った。
「この森もどんどん汚れていってる気がするのお。」
小人たちが嘆く。
「で、何故人間が入り込んだのか、賢者さまにもわからんそうな。」
「信じがたくて見に来たんだが、本当だったな。
わしのところにも、何も情報は入ってきとらんのだよ。」
「賢者、まさかの役立たず・・・。」
暴言を吐く黒雪姫を小人たち全員が蹴った。
とことんローキックである。
「しかし妖精王さまが、この事態を知らぬわけはない。
きっと何か理由があるのだ。
おまえたち、しばらくこの娘を預かりなさい。」
これには小人たちからブーイングが噴出した。
「ええー、何でわしらがー?」
「しょうがないだろう!
この娘が妖精の森を我が物顔で闊歩したら、どうなる事やら。
被害は最小限に抑えねば。」
「じゃ、賢者さまが預かってくださいよー。」
「もちろん、そうしたいのは山々だが」
と言った途端、風鈴がヂリヂリ鳴り始めた。
「わ、わしはこれから、妖精王さまを探しに行ってくるので忙しいのだ。
よって、分業、という事で、よっ、よろしく頼むぞ。」
賢者は慌てて飛び去った。
「賢者って、知恵を武器にした詐欺師みたいなものなのね。」
黒雪姫の素直な感想に、小人たちは内心思った。
それを言っちゃおしまいじゃろう・・・。
だが、風鈴は鳴らなかった。
「何? 妖精王って普段どこにいるか決まってないの?」
「いや、大抵は妖精城にいらっしゃるのじゃが
今は実りの季節で、あちこちで祭が行われているじゃろ。」
「ああ、稼ぎ時のドサ回り中ね。」
小人たちが黒雪姫を蹴る。
「妖精王さまは劇団じゃない!」
「人間界にも来てるの?」
「いや、人間界は神界の管轄なんで
妖精界からの介入は出来ない決まりなんじゃ。」
この言葉には、黒雪姫も驚いた。
「神、いるの?????」
「ありゃ? 人間界は儀式とかする、と聞いたが。」
「いえ、するけど、あんなん単なる行事だと思ってたし。」
「そういう不信心じゃから、こういう目に遭っとるんじゃないんか?」
「うわあ・・・、かも知れない・・・。
神様、ごめんなさいーーーーー!」
黒雪姫は、ひざまずいてブツブツと祈りだした。
「届けば良いのお、その祈り。」
「届いてもらわんと、わしらが困るしのお。」
小人たちも、ほとほと困り果てているようである。
続く
関連記事 : 黒雪姫 5 10.7.15
黒雪姫 7 10.7.22
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イキテレラ 1 10.5.11
黒雪姫 1 10.7.5
投稿者: あしゅ
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黒雪姫 6
-
漢萌
かんもえーーー? と、勝手に妄想笑いをしてたら
かんぽう という読みだった。
汚したようで、ほんとすいません。
この化粧品は、平安時代のレシピをよみがえらせたんだと。
すんげえ長期間の熟成が自慢だそうだ。
お試しセットを2種類使用した。
( ) は現品の容量と値段。
ここのは大抵のアイテムに、大サイズと小サイズがあって
もちろん大の方がお得。
こういうmlあたりいくら、の計算は、親切でしてると思われるだろうが
もちろん自分のために必死で算数しているのだ。
じゃないと、しねえよ、こんな計算。
ml ÷ 円 だか、円 ÷ ml だか
そっからして混乱させられるんだよ!
「乾燥肌 & 普通肌 スターターキット」 ¥2100
美容水 いぶき 10ml (120ml ¥3150)
明 10ml (120ml ¥1250)
幽玄麗 2m (30ml ¥6300)
彩 1.4g (18g ¥3990)
大サイズで計算してみると、¥1692.88
小サイズだと、¥2006.7 分のセット。
「敏感肌 トライアルセット」 ¥2100
美容水 いぶき 10ml (同上)
しなやかオイル 3ml (30ml ¥3150)
祥 2g (27g¥16800)
大サイズで計算してみると、¥2084.4
小サイズだと、¥2257.5 分のセット。
どうやらこのメーカーは、小サイズでセット価格を設定しているらしい。
<全成分>
美容水 いぶき (化粧水) 水・ジュウヤクエキス・甘草エキス・
クリノハエキス・ハブソウエキス・
ニワトコエキス
明 (化粧水) 水・エタノール(天然酒精)・コメヌカエキス・
甘草エキス・オウバクエキス・ドクダミ・
ケツメイシエキス・トウキエキス・レモンエキス
幽玄麗 (美容液) 黒砂糖・ハチミツ・水・コメヌカエキス・
エタノール(酒精)・ヨクイニンエキス・
オウバクエキス・甘草エキス・ドクダミエキス・
トウキエキス・ケツメイシエキス・ニワトコエキス
彩 (バーム?) ゴマ油・ミツロウ・ホホバ油・トコフェロール・
トウキエキス・シコンエキス
しなやかオイル (オイル) ゴマ油・ホホバ油・
トコフェロール(小麦胚芽油)・
トウキエキス・シコンエキス
祥 (クリーム?) ハチミツ・黒砂糖・コメヌカ・ヨクイニン・水・
オウバク・甘草・ニワトコ・トウキ・ケツメイシ・
ドクダミ・カミツレ・コメヌカエキス・
オウバクエキス・甘草エキス・ドクダミエキス・
ケツメイシエキス・トウキエキス・
ヨクイニンエキス・カミツレエキス
ここの化粧品の使い方って、化粧水を撫でるように塗ってから
その後に美容液やらクリーム? に化粧水を混ぜて塗るんだ。
何にでも化粧水を混ぜるみたいで、それが楽しい。
と言うか、化粧水で薄めんと、油っぽすぎるんだ。
そんで価格的にも、原液で使えるかい! という値段なんだ。 私には。
化粧水は、オーガニックコスメの化粧水よりは、まだ潤う。
私の肌にはエタノールがダメなんで、明はともかくも
いぶきは、誰にとっても支障ゼロだと思う。
効果は、お試しセットなんでよくわからん。
(いつもこの調子のレポで、ほんとすいません)
匂いもそんなにひどくない。
ただし幽玄麗と彩の匂いは凄いぞーーーーーー。
幽玄麗は漢方薬っぽい。
しっとりは・・・よく覚えてない、すまん。
薬みたいなもんだと思えば納得できるような
不思議な雰囲気の化粧品なんだ。
彩は紫雲膏って知ってるか? 字が間違ってるかもだが
ゴマ油がベースの漢方の傷薬なんだ。
匂いも色も塗り心地もあれにそっくりで、ニキビが出来てしもうた。
ゴマ油も私のツラにはダメなんかいのお・・・。
えーと、いつもいつもわからんわからんしか書かないレポで
何のために存在するのかわからん、私のコスメ記事で
まことに申し訳ないので、ちょっと趣向を凝らしてみる。
使ってて楽しかったか? ☆☆☆☆☆
経済制裁のない生活だったら、また買いたいか? ☆☆☆☆
じっくり使えば、効果を期待できるか? 年単位でなら☆☆☆☆☆
人にお勧めできるか? ☆☆
自分一問一答、やってみた。
☆は5個が満タン。
人にお勧めが低いのは、マニアックすぎるかも、と思ったから。
効果は5年10年と使って合えば、飛びぬけて美しくなれる気がする。
何その長期戦、って感じだけど
美しいおばあさまが使っている、というイメージなんだ。
化粧品好きには、ねえねえちょっと使ってみて、と
ささやきたい、珍味的なジャンル。
だけど和の化粧品なので、私的には信頼度は抜群にある。
あっ、季節を選んで試してみてくれ。
使い心地は、不器用な化粧品たちだから。 -
黒雪姫 5
「まあ、今までのいきさつはわかった。」
「気の毒な境遇で、大変じゃったの。」
小人たちが、黒雪姫をねぎらう。
「しかし、何故窓ガラスが割れておるのじゃ?」
「家の中に入るために、やむを得ず・・・」
「ドアに鍵は掛かっとらんのにか?」
「ええええええええっ、そんな無用心な!」
「ここいらには、通常は侵入者はおらんのじゃよ。
と言うか、ドアに鍵を何個かけようが
窓を割って入ってこられたら一緒じゃろ。」小人があごで割れた窓を指し示したので
バツが悪そうに黒雪姫が目を逸らした。
「・・・まあね。」
「で、何でわしらの家に入って来たんじゃ?」
「火を点けっ放しで、火事になると大変だと思って・・・。」
チリンチリンチリンチリンチリンチリンチリン
「鍋のシチューが5分の1に減っておるが?」
「火にかけっ放しで、蒸発したんじゃないでしょうか?」
チリンチリンチリンチリンチリンチリンチリン
「・・・・・すいません、腹が減って盗み食いいたしました・・・。」
「最初からそう言えば良いんじゃ。
妖精族は親切なヤツが多いんじゃから、咎めはせんよ。
そ れ ほ ど は な。」
黒雪姫は正座させられて、この後30分ほどネチネチと説教された。
「にしても、人間が妖精の国に紛れ込めるとは不思議じゃのお。」
「うむうむ、妖精王さまが守っておられるはずなのに。」
「この娘をどうしたものかのお。」
横から黒雪姫が口を挟む。
「ちょっとー、娘娘言わないでくださいません? 無礼者さんたち。
私の事は “黒雪姫様” とお呼び。」
「うむ、わかった。
それで黒雪をどうするか、ちょっくら賢者さまに訊いてくるかの。」
「黒雪 “姫” ! 姫!! ひ・め !!!」
黒雪姫の怒りをよそに、小人のひとりがさっさと家を出て行った。
「よーし、わかった!
あなたたちがその気なら、私にも考えがあるわ。
さあ、あなたたち、自己紹介なさい。」
仁王立ちの黒雪姫の前に、残りの小人6人が並ばされる。
「わしはアレクサンデル」
「わしはハドリアヌス」
「わしはクレメンス」
「わしはユリウス」
「わしはニコラウス」
「わしはマルティヌスで、今出て行ったのがベネディクトゥスじゃ。」
「・・・・・・・・・・・・
何かその名前群、こんな話で気軽に使うのはヤバい気がするわー。
テキトーに縮めたイヤなあだ名をつけようと思ってたんだけど
絶対にどっかの良識筋からクレームが来ると思う。
しかも正式に。」
黒雪姫は、しばらく頭を指で突付いて悩んでいた。
「よし、しょうがないわね。
あなたたちの名前は、“おい”“ちょっと”“そこの” 等
男尊女卑の夫が妻を呼ぶような、芸のない言い方にするから。
呼ばれたら、そこらへんにいる一番近くの者が対応するように。
どうせ7人もいたら、個性なんかこっちには関係ないしね。」
そんなひどい、何て事じゃ、あんまりじゃないか
と口々に文句を言う小人たちを無視して、黒雪姫は話題を変えた。
「ところで、賢者さまって誰なの?」
続く
関連記事 : 黒雪姫 4 10.7.13
黒雪姫 6 10.7.20
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イキテレラ 1 10.5.11
黒雪姫 1 10.7.5 -
オードリー ローズヒップ
オードリー ローズヒップ 10.7.14
オーガニックコスメは、ほとんどがヨーロッパ製である。
たまにオーストラリア、アメリカを見かけるぐらい。
そこに、日本製の “自然化粧品” を発見。
意外にも、日本にもオーガニックコスメメーカーが結構あるみたいだ。
オードリー・インターナショナルという会社の、ローズヒップシリーズ。
山形で作られている無農薬のローズヒップを配合した天然コスメ。
水分はすべて白樺樹液で、水は1滴も使ってないそうだ。
ローズヒップは肌のハリに効果があるので、興味を持った。
お試しセット ¥840
ローズヒップの石鹸 15g (70g ¥1260)
ローズヒップの化粧水 10ml (100ml ¥3990)
ローズヒップのクリ-ム 3g (30g ¥4830)
¥578円分だから、ここのセットはかなりの割高。
<全成分>
石鹸 : 石鹸素地、シラカバ樹液、ローズヒップエキス
化粧水 : 白樺樹液、セリシン、ローズヒップエキス
黄カラスウリ完熟果肉エキス、ローズ油、ゼラニウム
クリーム : ホホバ油、ミツロウ、セリシン、白樺樹液、
ローズヒップエキス、ローズ油、ゼラニウム
クリームがニキビができてダメだった。
私にはどうもミツロウがニキビの元になるらしい。
ミツロウだけじゃなく、シアバターとか
植物性ワックスは、私の顔の皮膚との相性が悪いんで
ほんとオーガニックコスメのクリーム系を探すのに苦労している。
ザラザラした感触なので、手の平でよく練らないと塗りにくいけど
ベタベタした使い心地で、翌朝もしっとりしている。
乾燥肌の人には向いてるような気がする。
使い心地は、ちょっとタウトロッフェンの
サンドロンバームを思い出した。
化粧水は、・・・割に水・・・。
でも匂いがすっごく良い。 すぐとぶけど。
他のオーガニックコスメの化粧水よりは潤いがある。
すぐ乾燥するけど。
石鹸は、何かものすごくしっとりする。
匂いはよくある無添加石鹸の匂い。
油っぽいあまり良い匂いじゃない、あれ。
泡立ちは、普通 ~ 良い の部類。
石鹸の表面がデコボコで、手作り感のやり過ぎ演出だと思うんだが
冬に向けてなら、この石鹸は良い、と思う。
この化粧品を試したのが暑い時期だったのが、もったいなかった。
オーガニック系は、涼しい時期に試すべきだという気がする。
暑くもなく寒くもない時期。
何? その都合の良い季節限定は、と思われるだろうけど
正味な話、オーガニックコスメはな、理想的な湿度と気温の時じゃないと
使 い 心 地 が 悪 く て た ま ら ん のだよーーー!
国産だろうが外国製だろうが、自然派コスメっちゅうのは
暑い時期はベタつくし、寒い時期はパサつくし
ほんと、己の肌の機能に大部分を期待、みたいな作りなんだ。
これはもう、しょうがない事として割り切って
創意工夫で乗り切るしかないのだろう。
ちなみに私の場合、普通の化粧品では冬は楽勝だったけども
夏場のお手入れは、やっぱり苦痛だったな。
日本の夏というのは、どんな化粧品も邪魔になるもんさ。
で、この化粧品、お勧めか?
・・・うーん、妙な期待感はある。
寒くなったら、また買ってしまうかも。
化粧品って、ほぼ8割が夢で出来ている、というのが
コスメマニアのなれの果ての私の結論なので
そういう意味では、オードリー、上出来だと思うんだ。
メーカーも、こんな感覚の持ち主には何の評価もされたくないだろうけど
ほんとすいません。 -
黒雪姫 4
「あの・・・、もし、起きてくださらんかな?」
「んあ?」
体を揺さぶられた黒雪姫は、目を覚ました。
あら、いけない、満腹になったらつい寝てしまったようですわ。
「って、ええっっっ?」
目の前にズラリと並ぶ小人たちに、動揺させられる。
「ああ・・・、疲れてるのかしら?
物が何重にも見える・・・。」
目頭を押さえる黒雪姫に、小人が優しく答える。
「いいや、わしらは7人いるんじゃ。
ほれ、ちゃんと服の色も違うじゃろ?」
「あら、それは失礼いたしました。」
改めて小人たちを見回す黒雪姫。
「・・・えっと、皆さん、児童じゃないですよね?
白髪だし、シワだらけだし、肝斑あるし
もしかして、人権に守られてる人たちですか?」
「問題発言はやめてくださらんかのお。
わしらは妖精じゃ。」
「あっ・・・、そっち系でしたか・・・。
どうもすいませんでした、では私はこれでおいとまを・・・。」
ヘコヘコと頭を下げながら、中腰で出て行こうとする黒雪姫を
小人のひとりが止めた。
「待たんか!
おまえさん、ここにいて何を言うとるんじゃ?」
「はいいいいいい?」
「ここは妖精の森じゃぞ?
ここにいるという事は、おまえさんも妖精だという事じゃ。」
「いいえ、とんでもない、私は正常・・・ゴホッ いえいえ、人間です。」
「人間? 嘘付け!
そのキングコングのような風情
どう見ても野人じゃないか!」
や・・・野人・・・・・・・?
この言葉に黒雪姫がブチ切れた。
「あーーーーーーーっ、もうーーーーーーーーっっっ!!!!!
殺されかけて国を追われて何日もさまよって
あげくが人外扱いかいーーーーーーーーーっ!」
ドカッと殴った壁にボッコリ穴が空いてしまったので、小人たちが慌てた。
「ち、ちょっと、落ち着いてくれ。
人間だと言うのなら
何故おまえさんがここにいるのか説明してくれんか?」
黒雪姫は、止める小人たちを両腕にぶら下げたまま話し始めた。
「私は東国の王のひとり娘でした。
ああ、別に姫という事で、身分の差など気にする必要はありませんのよ。
己の分をわきまえて接していただければ、それで充分ですわ。
ほほほ。」
小人たちがドン引きしている空気も読めず
黒雪姫は、一通りの説明をした。
「うーむ、どうにも解せんのお。
あんたが国一番の美女だって?」
「ええ、まあしょうがないのですわ、そこは。
うち、山岳民族の国で、ゴツい女が多くって。
そんな中でも、権力で美姫を嫁に貰える王のもとに生まれた娘が
とりあえず一番マシなツラになるのは当然でしょう?」
「マッチョブス揃いの国、っちゅう事じゃな?」
「ま、平たく言えば。」
黒雪姫は、あっさり認めた。
「そこに、えらく美醜にこだわる後妻がおいでになりやがって、もう・・・。
少々美人だったとしても、30代と10代とじゃ話にならないでしょ?
それを 『小娘には負けない!』 とか、周囲を威嚇しまくって
“あえての” だの、“まさかの” だの、いらんオーラむんむん放出で
ほんと肉食系熟女って、手に追えませんのよ。」
「ふむ、皆、この娘は嘘はついてないようじゃ。」
「じゃあ、本当にこの娘は人間なのか?」
「うむ、風鈴が鳴っていない。」
「風鈴?」
小人は窓の上に掛けてある風鈴を指差した。
「あの風鈴は、風によって鳴るのではなく
誰かが嘘を付くと鳴るのじゃよ。」
黒雪姫は妖精界の不条理に目まいがした。
「・・・そんなもの置いといても、誰も損しかしないような・・・。」
しかし少しだけ誘惑に駆られ、風鈴の側に何気なくブラブラと近付いた。
そして誰にも聴こえないような小声でつぶやいた。
「・・・・・・・・ 私は美人。」
チリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリン
「おおっ? 凄い勢いで風鈴が鳴っておるぞ!」
「誰かとんでもない大嘘を付いたのか?」
小人たちが大騒ぎする中、黒雪姫は険しい表情でその場を離れた。
続く
関連記事 : 黒雪姫 3 10.7.9
黒雪姫 5 10.7.15
カテゴリー 小説・黒雪姫シリーズ
イキテレラ 1 10.5.11
黒雪姫 1 10.7.5 -
2010年 参議院選挙
すんません、今日は何の価値もないグチを垂れ流す。
もう、機嫌が悪いったら。
ブラック・マンデー!!!
土曜の夜に、ニンテンドーDSをしながら
ゴルゴ13の録画を延々観てて、気が付いたら夜中の3時過ぎ。
そんで慌てて寝たんだけど、当然翌日の起床は昼過ぎだわな。
もうそれだけで、その日がやる気なしにならんか?
時計を見て、ああ・・・ と落胆して
渋々布団を畳んでいたら、背中グキッだよ!
5月から雨が多くて、布団も干せん日々が続いて
布団乾燥機は持ってるけど、15年ぐらい前ので
電気代や発火率が高い気がして、恐くて使えないんだよ。
だからうちの敷き布団、すっげえ重くなってるんだ。
あんな鉄板級を敷き畳みしてたら、そりゃ筋がやられるわ!
そもそもさ、何で華やかな週末の夜にゴルゴだよ?
これはひかりTVの録画なんだけどさ、何でゴルゴ?
他にもっと観るべき番組がたくさんないかあ?
しかし、ここの一番のポイントは
週 末 の 夜 に 予 定 な し
ここじゃないか、と思うんだ。
どんだけ孤独老人、しかも病弱なんだ? と
自分を責めて責めて責め抜きたいわ!!!
で、日曜の選挙、実はどうなったのかよく知らん。
投票には行ったけど、前回の衆院選の民主圧勝のトラウマで
恐くて選挙番組を観られなかったんだ。
ドラクエ9やってたよ!
ゆとり世代とは程遠いけど、自主ゆとり乙だよ。
ほんと、いいババアが情けないよ。
で、さっきニュースで見たら
自民ちょい勝ちのようで、ちょっとホッとした。
日本国民の皆様、信用しなくてすまんだった。
岡部まりが落選したのが意外、みたいに言われてるけど
それ、当たり前じゃないか?
何でタレントに政治を任せなきゃならんのだよ?
百歩譲って、平和時ならともかくも。
大体さ、選挙カーで 「お願いしますお願いします」
だから何をだよ?
あんなん、TVの音が聞こえんから
絶対にこいつだけには入れん! と思うだけだぜ。
ああいう選挙のやり方こそ、旧態然としている、ってやつだろ。
今の政治の何が悪くて、そこをどういう方法でどうしたい
こういう事を周知してもらえる事をしてくれよ、と言いたい。
とか言ってるけど、熊本時代はTVでする選挙演説を観てたし
新聞についてくる候補者のプロフィールも熟読してたんだよ。
そこで気が付いたのが、その手の作戦は
共産党が一番上手いんだ・・・。
それだけで判断すると、あやうく洗脳されかけるんだ。
そういや、元共産党幹部だったうちの父が言ってたけど
共産党は議論させたら絶対に負けないんだそうだ。
これを知ってから、そういう候補者の主義主張も
アテには出来なくなった。
どうせ選挙前は皆、調子の良い事しか言わんしな。
では何で選ぶか、っちゅうと、もう答はひとつだろ。
“日本に対する愛国心” を持っていて
日本人を差し置いて、外国人に優遇措置を取らない党。
果たして、こんな党があるのか怪しいものだが
とりあえず民主党は日本にはいらない。
私はこういう考えで投票した。
この考えは、皆に押し付けまくりたい。
以前に、日本国籍を取るのなら日本人として歓迎する、と書いたけど
中国の女性が日本国籍を取って
「それは便宜上で、私は中国人です。中国人は皆そう。」
とTVで言っていたので、ネットでも少し調べてみた。
結果、私の中では少なくとも中国人は
日本国籍を取っても、日本人扱いはしない。
むしろ、日本国籍を取らないでもらいたい。
日本を愛して、日本のために想いを馳せる人だけ
日本国籍を取ってほしいと願う。
愛国心を持つのが右翼と呼ばれるなら、私は右翼で良いよ。
戦争? 他国が日本に害を及ぼすなら戦うに決まってるだろ。
自分からは絶対に、他国に食って掛かる事はしない。
それが太平洋戦争以降の日本人。
だから現代の日本が起こす戦争は支持する。 -
黒雪姫 3
山ぶどうを頬張り、種をペーッと吐き出しながら黒雪姫はイラついていた。
ああ、肉が食いとうございます、油ものが食いとうございます。
毎日毎日、植物だけじゃ力が出ないわ。
にしても、この森、もう4日も歩いているのに
終わりどころか、何の変化も見られない。
北に向かっているのは確かなのに、樹木の種類も変わっていないし。
黒雪姫は、太陽の位置を再確認した。
1日の終わりには、寝る前に槍の柄に傷を入れる。
そうしないと、日数の感覚がなくなるからである。
ついこの前、秋節祭が行われたばかりだから
これからどんどん寒くなる。
マジでヤバいわ
この時期が一番、食い物が多く実る季節だけど
早いとこ人里にたどり着かないと、冬になったらアウトだわ。
明日は少しペースを上げましょう。
ここまで来ての方向転換は、一番してはいけない事。
このまま行けば、いずれは北国の領土に行き着くはず。
国交がない遠さ、というのをナメてたわ・・・
黒雪姫は、北へ向かった事を少し後悔していた。
木の上で寝るのは、相変わらず慣れない。
朝になって気が付くと、必ず落ちている。
しかも打撲とかやっている。
もう、最初から地面で寝ようかしら?
結局落ちてるんなら、ケモノ避けになってないし。
黒雪姫は、また地ベタの上で目覚めた事にウンザリして
そのまま仰向けに寝っ転がっていた。
・・・ん?
地面に付いた後頭部に、微かに振動が伝わった。
慌てて耳を地面に付ける。
誰か近くを通っている?
黒雪姫はそのままズリズリと這いずって、茂みへと身を隠した。
世の中、良いヤツばかりとは限らない。
しばらく辺りを伺っていたが、何の動きもない。
茂みから茂みへとほふく前進をしていたら、匂いが漂ってきた。
こ、これは飯の匂い!
高貴な鼻では、多分ホワイトシチューと推測!
ど、ど、ど、どっから?
黒雪姫は、なめた指を掲げた。
ほぼ無風だけど、あっちからの空気の流れを感じる。
きっとあっちに民家があって、そこで飯を作っているんだわ!
さっきまでの用心深さを全忘れして、黒雪姫は飯の匂いへと突進した。
たどり着いたのは、一軒の民家。
都会に疲れて田舎を美化したリーマンが憧れるログハウス。
おおっ、家!!!!!
走り寄った黒雪姫は、一瞬ちゅうちょした。
・・・何かこの家の作り、やけに小さくない?
ま、私の実家、城だし、平民の家はこんなもんなんでしょ。
窓から覗き込むと、人気のない家の中のキッチンでは
鍋から湯気が上がっている。
おっと、火を点けっ放しで外出しちゃいけませんわ。
親切なこの私が、消火して差し上げましょう。
うりゃあ! ユダも見惚れた南斗水鳥拳!
アーンド、ピッキング。
黒雪姫は、かかと落としで窓ガラスを蹴り割り
手を差し込んで、窓のカギを開けた。
続く
関連記事 : 黒雪姫 2 10.7.7
黒雪姫 4 10.7.13
カテゴリー 小説・黒雪姫シリーズ
イキテレラ 1 10.5.11
黒雪姫 1 10.7.5 -
ババアのメイク
ここ数年で40代用のメイク雑誌が出現し、とても喜ばしい。
ほんと、「待ってました!」 だったよ。
もちろん買って読んださ。
だけど、お手入れは高級化粧品
切った塗った埋め込んだ引っ張った注入した、が当たり前。
お手入れと外科施術で若さを保っているので、メイクは普通の方法。
アホか!
世のババアが全員、金に余裕があると思うな!!!
と言う事で、その類の雑誌の講読は止めた。
昨今のTV雑誌では、いかに若く見られるか、に焦点を当てとるが
日本は結局、若さ信仰がやめられんのか!
私は私の年齢を謳歌しつつ、美容をしたいんだ。
ほんと生きててすいません、な人格ではあるが
それでも生きてる奇跡を満喫したいんだ。
だから若さなどという、昔の事にこだわりたくない。
若さは若い者に任せとけば良い。
そんで美容雑誌の言ってるババアメイクは、何か違う。
一般ババアは、ああいう能動的なメイクじゃなく
とにかく、汚く不自然にならない事に心血を注ぎたいはず。
私のこの感覚、他のババアとズレてるか?
巷で “魔女” とか呼ばれている、ああいう女性たちと違って
フツーにババアになってる女性には
メイクで遊びたい気持ちなど、なくねえ?
私は体型は充分に魔女クラスだけど
顔がブサイク過ぎるんで、メイクで自分を主張はしたくないぞ。
他の方面でハッスルしたいんで
ツラは清潔感ときちんと感を出したいだけだ。
こういう想いで、ババアのメイクシリーズを書いているんだけど
私の出す情報が正しいとは言えない。
私の年代の、美容の正解を見聞きした事がないからである。
自分で試行錯誤するしかないのだ。
私の年代、もしかして過渡期かも知れない。
メイク雑誌もせいぜいが40代までのメイクだろ?
こっから後が混乱時期なのに、プロは指導してくれない。
一番汚い年代に、どうしろって言うんだよ?
でもババア予備軍の者たちよ、、恐れる必要はない。
私も以前は、全方位砲撃オッケーの体勢だったけど
何だか最近は、戦闘は年下に任せてしまうのだ。
いわゆる自分では動かない重役体質?
これになっちゃってさ。
引退とかしたんじゃなく、自分の価値の幅が広がったんで
美容面は、お世辞だけでもうで腹一杯、みたいな。
弱気? ふざけんな!
普段から努力しとかんと、お世辞も言うてもらえん
それがババアだ!
美容に興味がある人は、どうも攻撃的でイケイケで
若い内はそれでも良いんだけど、真のババアになったら
心が菩薩になってるんで、美容も合わせて
大らかな心でやりたいんだよな。
よって私の美容記事は、最低限で消極的な内容なのだ。
フツーのババアの、最善な美容を探っていきたい
という野望を秘めて。 -
黒雪姫 2
夜行性の動物の方が危険なのよね。
日が沈む前に、登れる木を探しておかないと・・・
黒雪姫は枝ぶりの良い木に、よじ登った。
城の方向を確認したが、もうかすんで見えない。
今までこんなに城から離れた事はなかった。
今、何時かしら?
貴婦人は少食がマナーだから、空腹には慣れているけど
こんなに疲れたのも、生まれて初めてだわ。
これから、どうしよう・・・。
黒雪姫は、とりあえず枝に座った。
貴婦人の割に寝相最悪なんだけど、ここで眠るって可能かしら?
翌朝、黒雪姫は土手の途中で目を覚ました。
はっ、ここはどこ?
あたりを見回すと、はるか頭上に夕べ登った木が見える。
ええっ、私、あの枝から落ちたあげくに
この土手を転がって、それでもなおかつ爆睡してたわけ?
うっわー、姫なのに夢遊ローリングーーー?
肉食動物が通りかからなくて、ほんと良かったわー。
黒雪姫は、立ち上がってドレスをパンパンはたいた。
黒雪姫は、太陽を仰ぎ見た。
昨日は太陽を左に見ながら走った。
一番近い国と言えば、西国よね。
それだけに人の出入りの監視が厳しいだろうし、交流も盛んだから
そこももう私の敵になっているかも知れない。
このまま北に行けば、国交のない北国なんだけど
国交がないだけあって、果てしなく遠い。 道もない。
どういう国かもわからない。
・・・だけど追っ手に見つかる可能性は薄い。
しばらく悩んでいた黒雪姫だったが、意を決して北へと向かった。
「やっぱ、命あっての物種よねえ。」
「姫様はピクニックの途中で、足を滑らせて谷底へ・・・。」
グチャグチャになった死体が、城の地下へと運ばれた。
遠くで説明を受けたグロ耐性ゼロの王が問う。
「どう見ても、あの肉片は姫ひとりの量じゃないと思うんだが・・・。」
「お付きのメイドたちも共に落ちまして
あの谷は急流で、あちこちにぶつかったらしく
下流で回収された時には、もうどれが誰やら、という事らしいです。」
刑務官がすまなそうに答える。
「おお・・・、何という悲惨な・・・、我が姫よ・・・。」
フラフラとよろける王を、継母が支える。
「王様、お気を確かに。
姫の事は丁重に弔って、皆で悲しみを乗り越えてまいりましょう。」
「后よ・・・、わしにはもう、そなただけじゃ・・・。」
「王様、あたくしもあの可愛い姫を失って悲しゅうございます。
これから姫の冥福を祈るため、塔にこもります。」
「おお、后よ、実の子ではないというに、何と心優しい。」
「では・・・。」
継母は塔の階段を2段飛びで駆け上がった。
「鏡! 誰! 美人!」
扉を開けるなり叫ぶ后を、鏡はたしなめた。
「あんた、どこのカタコト外国人でっか?
まあ、言いたい事はわかるんで答えたるけど
読解力に優れたわいの知性に感謝せえよお?
はいはい、あんたあんた、あんたが一番。」
ほーーーーーーーーっほほほほほほほほほ
継母は高笑いをした。
黒雪姫は生きている。
なのに何故、継母が一番の美人になったのか?
顔も洗えず、風呂にも入れず、服も着の身着のままどころか
美しいドレスをビリビリと破り裂いたハギレで
かかとを折ったパンプスと足を、グルグル巻きで固定し
(かかとの折れたパンプスは、何故か普通に歩けない)
長い髪が邪魔にならないようにターバンにし
ケガ防止に拳にも巻き
木の枝で槍を作り、見つけた果実はツタでくくって肩にかけ
オオカミに育てられた少女のような風情で
森をさまよっていたからである。
美というのは、清潔感が大切なのだ。
続く
関連記事 : 黒雪姫 1 10.7.5
黒雪姫 3 10.7.9
カテゴリー 小説・黒雪姫シリーズ
イキテレラ 1 10.5.11 -
子供ババア
知人に痛恨の一撃をくらった。
「あしゅさんの場合、“天然” というより
“子供っぽい” んですよね。」
・・・いやあ・・・、私も自称では散々自分の事を
“ガキ” だの、“大人になりきれていない” だの
謙遜、けんそん、け・ん・そ・ん してきたけどな、
そりゃ薄々は、これ、結構シャレになってないんじゃないか?
と、たまに本気で思ったりしてはいたけどな、
実際に人から言葉で聞くと
もんのすげえええええええええええええダメージがあるんだ!!!
もう、こういうとこが子供なんだろうけど
私、多分その時ショックで顔色が変わったと思うんだ。
その子供っぽいところが魅力だとか何とか
知人、むっちゃフォローしてきたから。
だけど私の心の中は、愕然・・・ だったよ。
超・図星☆!!!
それが私の欠点の根本だと思う。
私の中には、“なりたい自分像” というのが
それはそれは、1mmのブレもなくある。
上品で知的で冷たく恐そうなオールド・ミス。
ファッションで言えば、白シャツ黒タイト黒ブチめがねピンヒール
いらんちょっかいを出すと、皮のムチが飛んでくるぞ、みたいな。
可愛いより美しい、優しいより厳しい、明るいより冷めてる が好き。
ド素人の女教師像そのまんまで、何のヒネリもなくてすまんが
本気でこういうタイプに憧れていて
また、私なら充分に可能! と、心の底から信じていたのだ。
ところが、もしかしたら現実は
下品でアホウで落ち着きない凶暴なだけのバツ1になっとるかも知れん。
理想像が具体的であればあるほど、目指しやすくもなるが
失敗も、目に見えてわかるんだろうな・・・。
自分でも時々調子こき過ぎたりはしてる、と反省してたよ。
だけどまさか、人に全解読されているとは思わなかった。
と言うか、言われるまで自分の真の姿に気付いてなかったさ。
そうか・・・、私、子供っぽかったんだ・・・
と、激しく落ち込んでいる。
いくつになっても子供の心を忘れない、とか
夢みる少女、とか、私がいっっっちばん嫌いなタイプである。
大人なら大人らしくせんか! と、はちくり回したくなる。
よって、私はこのタイプの “子供” ではない。
自分では、大人として振舞うよう頑張っているからだ。
とすると、一番笑えないタイプしか残っていない。
成長しきれていないバカ
悩んで苦しんで、日々考えて生きてきた結果が ↑ かよ?
ああーーーーーーーー
まだ、“赤ん坊ババア” とかの妖怪系の方がマシだぜ。
ほんと、言われたくなかった。
今、もんんんのすげえ自信喪失ーーーーーーー。
物忘れが良いので、明日には立ち直れる自信があるけど
ちょこちょこ思い出しては落ち込むような項目が増えたのが、気が重い。
知人も、ほんとに悪気がなかったのはわかるんだ。
とても気が合って、仲の良い関係なんだよ。
迷惑も掛けた記憶はないし。
と言うか、むしろ褒めてくれていたんだよ、話の流れ的には。
誰だよ? “ババア可愛い” を肯定して広めたヤツは?
いくら可愛いを目指しても、無理な年齢ってあるんだよ!
てか、“可愛い”、そんな重視するものじゃねえだろ。
年上に向かって 「可愛い」、失礼だと思うわ。
知人もせっかく褒めた相手が、こんな反応で
報われなくて、ほんと申し訳なかった。
私を変人認定していないと良いけど・・・。
でも、10歳以上年上の人に言って良い言葉じゃないよな。
・・・つまり、それだけガキっぽいんか・・・
あああああああああああああああああああーーーーーーーーーーー!!!!!
余談だけどさ、数行上で “大人として振舞うよう頑張っている”
と書いたけどさ、頑張らなきゃ振舞えない時点で
既に心は大人じゃないんじゃ? と思われるかも知れんけど、
紛れもない大人の年齢になったけど
子供の頃の自分が見聞きした、思い描いた大人像と自分が
えらくかけ離れている、と皆は思わんか?
大人の年齢になったは良いけど
若い頃とあまり根っこは変わらんけど何で? みたいに。
昔の大人って、もっと落ち着いていたよな?
それともそれは表向きだけで
私たちも若い子から見れば、落ち着いているように思われてるんだろうか?
とりあえず表面だけ取り繕えれば良い、というザツな性格なんで
落ち着いて見えるなら、それで問題なしなんだけど。
・・・って、「子供っぽい」 と言われたんだから
絶対に落ち着いて見えてはいないよな?
ああああああああああああああああああああああーーーーーっっっっっ