次は髪のお手入れです。
自画自賛美容で何度も書いている事をまたわざわざ書くんかよ! と
とても大変なのですが、この “繰り返し伝える” というのも
洗脳の一種ですので、世の男性方を美しくするよう
(そして面倒くせえので、常に上から目線で)
頑張って語るとしましょう。
髪のお手入れは、基本、シャンプーリンスのみです。
朝と入浴前の1日2回だけ、毛流れを整えるために
軽くブラシで梳かしてください。
ツゲでない限り、クシはやめてください。
ツゲのクシ自体が手入れが面倒なので、やめといた方が無難です。
自分の髪ですら最小限のお手入れで済ませようとしてるのに
ツゲのクシを椿油に浸すなどやっとられんでしょう。
ブラシは目が荒い木製のが最適ですが
どんなブラシを使っても、せめて週1回は洗いましょう。
シャンプーを溶かしたお湯に10分ぐらい漬けておくだけです。
洗い流したら、ひと晩風通しのいい場所に置いておきましょう。
髪はいじりすぎると絶対に傷みます。
傷んだ髪は、不潔感でいっぱいです。
髪の健康は死守しましょう。
無意識に髪を触る癖があったら封印しましょう。
ドライヤーも誰が何と言おうが、傷みます。
洗髪後、乾くまで寝なければいいだけです。
そうも言ってられない人は、イオンドライヤーが良いらしいです。
頭から30cmは離して、髪の根元だけを乾かしてください。
普段から髪をいじらなくていい髪形にしておけば
それだけで髪のお手入れはクリアできます。
なお、シャンプー、リンスは毎日してください。
男性は毎日洗わないと、はっきり言って臭いです。
毎日シャンプーなんて面倒、という人は
食事の肉と油と香辛料、それにアルコール類を断ってください。
香水で誤魔化そうとするのは逆効果です。
ご自分が異種臭格闘戦会場になるだけです。
ただでさえ、男性で香水がキツい人は
「実はお風呂に入ってないんじゃないの?」
と、女性たちに陰口を叩かれていますよ。
通常は髪に触れない事だけでオッケー。
次にシャンプーの仕方です。
お風呂に入る前に、髪を軽く梳かしてください。
次に髪全体をしつこく濡らします。
これをしないと、シャンプーの泡立ちが悪くなり、汚れ落ちが半減します。
汚れは液ではなく、泡で包み込んで落とすのが
あらゆる泡立つ洗剤の仕組みなのです。
お湯の温度は 「ちょっと温いかな?」 と感じる程度が鉄則です。
これは髪も皮膚もどっちを洗う時でも厳守してください。
冷たいと汚れ落ちが悪くなりますし
熱いと、一発で取り返しが付かなくなるほどダメージをくらいます。
シャンプー剤は適量を守ってください。
多過ぎると洗い流しに時間が掛かり、髪が傷むし
少ないと泡立ちが少なく、髪が摩擦で傷みます。
整髪料を一切使ってなく、毎日洗髪をする場合は1度洗いでいいでしょう。
2度洗いの場合は、1度目は軽く洗うだけにしてください。
ここで最重要注意事項。 洗うのは頭皮だけです。
髪は洗わなくても、付いた泡だけで既に汚れは落ちています。
ただし、整髪料を使用していた場合には、髪も洗わなければ落ちず
ここでかなりのダメージを髪に与える事になるんですね。
洗い方は、爪を立てないように注意をしつつ
指の腹で頭皮を軽く小刻みにこすっていきましょう。
ついでに耳の後ろや上も一緒に洗っておきましょうね。
洗い流しはしつこいほどやってください。
目安は 「もういいかな」 の後、もう1度全体を流す、です。
その後のリンス系も必ずやってください。
裏書きに書かれたようにやってれば間違いはないですが
「軽くすすいでください」 とある時は
自分の仕上がり状態で調節が必要です。
洗髪後はタオルで水気を取るのですが
あまりゴシゴシはやめてくださいね。
地肌を拭く気持ちで、できるだけ髪は摩擦しないように。
で、後は軽く梳かして放置してください。
ヘアローションは、アルコール入りのは避けてください。
育毛したい場合以外は必要ありませんし、育毛には馬油です。
頭皮マッサージは、できるだけ心掛けてください。
やり方は下のフケ用のところに書いてあります。
これをするとしないのとでは、毛の勢いが違います。
顔のたるみにも効くらしいので、必死になってやるべきです。
ついでに馬油の使用法を。
お風呂上りに馬油を手の平にあずき粒大ほど取り
両手をすり合わせ、指先に手の平の微量の馬油をなすりつけ
髪のすきまに指を突っ込み、頭皮のみをマッサージ
また指先に手の平の馬油を付け、頭皮の他の部分をマッサージ
なるべく髪につかないよう注意しつつ、これを繰り返してください。
マッサージの仕方は、両手の親指以外の4本の指の腹を頭皮に置き
絶対に指を滑らせないように、置いたその場所に固定し
頭蓋骨と頭皮をズラすつもりで、皮が動く範囲で数回動かすのです。
頭皮をカクカク動かして 「ヅラ」 とかギャグる、あの要領です。
頭頂部に向けて、額、耳の上、襟足と、四方八方から上に向かって
1箇所のマッサージが終わる度に、指先に馬油を付け直しつつ
指を置く場所を移動させてください。
そうやって頭部を全体的にマッサージしましょう。
馬油には育毛効果もありますので、額のハゲ部分にも塗ってください。
ハゲの恐怖に怯える人には、馬油を迷わず勧めています。
今のところ、紹介したハゲ予備軍全員に好評です。
うちのダンディー兄貴も、馬油シャンプーを使い始め
友人たちに絶賛していましたが、私のお勧め品と違っていて
試用したら髪全体がベトついたので、厳しく指導を入れておきました。
何故か微妙に言う事を聞かないヤツが時々いますが、困ったものです。