カテゴリー: 自画自賛美容

  • 夏の肌疲れ

    もしかして、これを初めて経験したかも知れない。

    今年の夏は猛暑だったんだが、これは熊本時代にはいつもの事。
    しかしあの時は、アルビオンなどでお手入れをしていたので
    その行程さえきっちりやっとけば、少々ザツになろうが
    肌に変化は表れなかった。

    いくら汗をかこうが、皮脂を噴出させようが
    朝晩のお手入れさえしていたら、それで済んだ。
    関西では、暑くてお手入れが辛い、なんて事もなく
    夏のダメージとは、割かし無縁の肌状態を保ってきたのである。

    ところが今年は、関西に来て初の猛暑。
    風呂上りなど、顔を洗っても汗が噴き出てくるという場面が何度も。
    お手入れ後もすぐ汗が出て、拭くと塗ったクリームなどがワヤ。

    これが普通の化粧品なら、強引に皮膚をシールドできるのだけど
    ただでさえ浸透の悪いオーガニックコスメだと
    汗を拭くのと同時に、たわいもなく取れてしまうのだ。

    それでも気にせずにいたら、どんどん肌がゴワゴワになってきて
    ファンデの乗りが、ものすごく悪くなってきた。
    キメにファンデが引っ掛からずに横滑りするし
    毛穴が開いてしまったのか、塗ってるそばから水玉模様になる。
    鼻回りなんか、ファンデを乗せて初めて気付くような皮剥けがしてるし。

    これはどうしたもんかと、えれえ悩んだが
    ザッパな私が取った方法は、水洗いのみのお手入れなし。
    皮剥けをしている部分だけは、ステロイドなしの軟膏を塗っておく。
    こんな状態だと、オーガニックの化粧水もクリームも
    いつもに増して、塗る意味がわからんのだ。

    それで、丸2日過ごした。
    肌表面は脂っぽくなるけど、内部がピキピキ乾いてる。
    これ、オーガニックコスメでお手入れをした後と同じなんだよ・・・。
    もうほんと、オーガニック意味あるんか? と激しく悩んだぜ。

    誤解を与えるといけないので、私が最近使っているコスメを書いておく。
    朝:パックス 化粧石鹸
      タウトロッフェン サンドロンフェイシャルジェル (化粧水)
      アンナ・トゥモール ピュアホワイトモイスチャージェルHR
      ロゴナ アロエ・アイジェル

    夜:オーブリー シーウェアフェイシャルクレンジングクリーム (洗顔)
      タウトロッフェン サンドロンフェイシャルジェル
      ロゴナ アルエ・アイジェル
      タウトロッフェン ローズナイトクリーム

    アンナ・トゥモールとタウトロッフェンが、私の肌になじまないのか
    このジェルとクリームは、保湿効果が感じられない。
    表面はベタつくんだけど、肌内部が乾いているのだ。
    これは、表情を動かすとよくわかる。
    肌の奥がひきつるような感触があるのである。

    で、2日間、まったく何もせずに過ごし
    このまま1週間ぐらい放置しとこうか、とも思ったのだが
    皮脂の酸化で毛穴が黒くなるのも恐いし、何より女性としての瀬戸際に
    こんな乱暴な事をしてて良いんだろうか、という不安もあり
    結局、放置は2日で取りやめに。

    心なしか、肌が少し柔らかくなったような気がする。
    日焼け止めもメイクもしないで、1日家で過ごす時には
    肌断食も良いかも知れない。

  • タウトロッフェン

    これまたドイツのオーガニックブランド。
    ここは製法にこだわりがあって、太陽浸出法とか言うそうな。
    簡単に言うと、密封されたカメに原料を入れて
    何日も野ざらしにしとけば、原料が自分で頑張るんだと。
    アメン・ラー神の儀式のようだな。

    ・・・すまん、ロマンがなさすぎる説明になってしもうた。
    真実は自分で調べてくれ・・・。

    スターターキットやサンプルがないので、現品を3種類購入という勝負に。

    サンドロン フェイシャルジェル 150ml ¥5880

    ローズ ナイトクリーム 50ml ¥5460

    サンドロン バルサム 5ml ¥1260 (30mlは¥5250)

    サンドロンフェイシャルジェルは、化粧水。
    ジェルと言うが、ジェルではない。
    気持ちトロみがあるかな? 程度の水である。

    しかし、アルコールが凄い。
    つけると、アルコール臭で毎回ムセるほど。
    成分表の2番目にエタノールが書いてあって
    私は愚鈍肌のくせに、アルコール系にだけは弱いので
    大丈夫かなと心配だったが、案の定唇のとこがピリピリする。
    もう、明らかに肌に合わない、って感じたが
    この値段のものを廃棄できる身分にはほど遠いので
    何とか騙し騙し使い切ろうと、ちょっと苦労している。

    保湿力は、単なる水の他のオーガニック化粧水よりは
    使ってるという手応えがあり、瞬間だけしっとりする。
    しかし、すぐ乾いてパサパサになってしまう。
    このアルコールの強さは、日本メーカーなら拭き取り用になると思う。

    ローズナイトクリームは、夜専用の保湿クリーム。
    匂いはバラだけど、そう強烈ではない。
    ベタつきは、他のオーガニックメーカーのローズクリームよりは
    少ないけど、肌に乗せてもまったく伸びない。
    しょうがないので、クリームを擦り合わせた両手の平を
    押さえるように顔に当てて、何とかクリームを顔全体に乗せているが
    ここまで伸びないクリームも初めてだぜ。

    保湿力は普通かちょい劣る。
    正直、何の効果も感じられない使い心地。
    なのに、使いたくなる不思議な魅力がある。
    この伸びの悪さが、いらん添加物を使ってない証拠かも、とかね。

    サンドロンバルサムは、昼夜いつでも使えるので追加保湿用に。
    バルサムとは、英語で言うところのバームで
    ワセリン系塗り薬のような使い心地である。
    ものすごくベタつくが、伸びはいい。
    匂いは柑橘系で、ちょっと強め。
    そこいらの純オイルよりも保湿力はあると思う。

    伸びないローズナイトクリームに、サンドロンバルサムを混ぜたら
    何とか伸びるようにはなるけど、ベタつきもひどくなる。
    と言うか、クリームの意味がまったくわからんようになる。
    クリーム、いらなくねえ? って気分になるのだ。
    バルサムは単体で薄く塗るか、部分的に使う方が良いと思う。

    よって、どうもクリームより、こっちの方が効果があるような気がする。
    夜の保湿目的には、クリームよりこっちの方を選ぶべきかも。
    メイク前にも塗ってみたけど、肌にツヤが出るので
    そういうメイクには向いている。

    タウトロッフェンのローズシリーズで
    バルサムだけがサンドロンよりローズの方が値段が高い。
    本当のローズの香料は、えれえ値が張るので
    バルサムにはマジで良い成分を使ってるんかも知れない。
    とすると、タウトロッフェンは純オイルとバルサムは期待できる。

    悪口ばかり書いているけど、これが実際の使い心地である。
    ただこのメーカーの製法は、何か肌に良さそうと思わせ
    使い心地は悪くても、継続して何年か使い続けたら良さそう
    という希望が持てる作りをしている。

    この夢見が化粧品を使う上で、一番大事なのだ。
    というまとめでどうかな?
     
     
    タウトロッフェン サンドロンバルサム 30ml

    タウトロッフェン サンドロンバルサム 30ml
    タウトロッフェン ローズ オイル 100ml

    タウトロッフェン ローズ オイル 100ml

  • 体のどこもかしこもがビュリホーな私だが、唯一の欠点が手の爪である。
    子供の頃は、丸っこい形をしていたのを
    お手入れと気遣いで、何とか長方形にできたのは私グッジョブ!

    しかし、とにかく薄いのだ。
    風呂上りなど、爪の先が反対側に曲げられるし
    普段でも爪を引っ掛けたら、すぐ逆方向に折れる。
    そしてその折れ目から、横にちぎれていくのである。
    それも爪の中央あたりが。

    こうなると緊急用の瞬間接着剤だと、肉にむちゃくちゃ沁みる!!!
    ので、爪用の接着剤と補修剤を常備してはいるが
    液を塗って粉をふりかけ、固まったらペーパーで削って整える、と
    クソ面倒くせえ割に水や衝撃に弱く、またすぐ割れてくる。

    しかも加齢によって、爪に縦筋が入り始め
    そっから縦に割れてくるようになってしまった。

    この縦筋は、マニキュアを塗ってもカバーはできない。
    凹凸隠し用の繊維入りのリッジフィラーというベースを塗れば
    多少は隠れるのだが、この塗り重ねは乾きが遅すぎる。
    てか、もうめんどくせえ事この上ねえ。

    一番良いのは、爪の表面を磨く事だが、薄い爪にこれは自殺行為だし
    爪って何でこうも時間が掛かるお手入ればかりなのか
    よっぽど心に余裕がないと、やっとられん。
    爪が美しい人は幸福だ、と聞いた事があるが、これは真実だな。
    不幸な私は、最近はマニキュアもご無沙汰になってるぜ。

    多分、爪は最後に栄養がいく場所なんじゃないかと思う。
    食が細い私は、爪の分まで栄養が摂れていないんだろう。
    そこでサプリで補ってみる事にした。

    爪はカルシウムと言われてるが、実はたんぱく質が主成分らしい。
    アミノ酸とか亜鉛とか多々試したけど、何の変化もない。
    主治医に、どうも栄養を吸収しにくい体質だと言われたので
    さっさと諦めてしまった。 それでも1年は続けてみたぞ。

    もう爪に関しては見て見ぬフリをしていたんだが
    (それでもクリームやオイルでのお手入れは欠かさず)
    夏バテ対策も兼ねて、出来るだけ肉類を食うようにしてて
    ふと、ある事に気付いた。

    肉類を食い始めて、1ヶ月ほど経ったのだが
    何か爪の伸びが異様に早くなってるのだ。
    爪自体には何の変化もない。 縦筋も健在である。
    ただ、伸びるのだけが早くなっている。
    これは爪の生成が良くなってるって事なんじゃないのか?

    ほんと、My爪にはとことんガッカリだよ・・・。
    丈夫になるとか見た目がキレイになるとか、なってくれたらいいものを
    伸びだけ早くなっても、削る回数が増えるだけじゃん。
    (爪が弱いので爪切りは使えず、やすりで削っているんだけど
     これがまた手間も時間も掛かってさあ。)

    美容における欠点というのは、見た目が美しくないだけではなく
    どう転んでも、いらん労力を掛けさせるものなんだな、と痛感。
    控えめにしときゃいいのに、足引っ張りすぎ!
    それが欠点の欠点たるゆえんなんだろうか。

    関連記事: 09.6.17 爪が伸びる速度

  • 鏡を見ない美容法

    今、あまり鏡をじっくり見ないようにしている。
    自分の顔を見たら吐き気がするとか、そういうのではない。
    ・・・・・失礼な! そこまでモンスターじゃねえぞ。

    いやな、目が悪いせいもあって、毎日毎日鏡3cmの距離で
    じっくり肌を見てたんだが、そうすると全体的な老化がわかりにくいんだ。
    「しばらくぶりに会ったら老けてた」 みたいな
    同窓会の証言でもよくあるように
    日々の微妙な違いって、毎日見てると気付かないだろ?

    これは自己の精神力に対するチャレンジにもなってくる。
    ある日よく見た時に、あまりの老けぶりにショックで
    心臓マヒを起こしたり、記憶障害になるかも知れんのが恐ろしい。

    しかし、髪を整える時やメイクの時には見ざるを得ないので
    そこまで変わり映えしたという認識は起きないだろうが
    年を取るにつれ、美容はミクロからマクロへと世界を移動するのだ。

    つまり、細かいシミシワを気にしている余裕がないほどに
    “大” のつくトラブルが発生し始めるのである。
    大ジワ、大シミ、大毛穴、大タルミ・・・。
    人として正常な成長を遂げている女性なら
    心にも “大” がついて、大らかになっているはずなのだが
    相変わらず細かい部分にも、ギャアギャア騒ぐ私は
    小せえ人間へと成長してしまったらしい。

    この、“肌を凝視しない美容法” を、ここ数ヶ月やっているが
    それをし始めたのは、オーガニックコスメに移行して
    化粧水、アイクリーム、クリーム、のシンプルケアになったからである。
    と言うか、実はオーガニックコスメのあまりの塗り心地の悪さに
    結構、ザツな塗り方で済ませるようになったのが真実。
    友人の悪さに引きずられてグレる、主体性のないガキのようだが。

    鏡もよお見らんと、ババッと塗って終わり、てな事を続けてたら
    ある日鏡を見て 「・・・老けた・・・?」 と、衝撃を受けた。
    そこで思い立ったのが、普段は鏡をあまり見ない方が良いかも、という事。

    だが、ズサンなお手入れでは意味がない。
    目を閉じて、じっくりゆっくり指先で肌をチェックしながら
    視覚以外の五感に頼ってお手入れをしてみよう、と。
    これをし始めたら、ここニキビが出来そうっぽい
    とかに気付くようになってきた。

    ただ、鏡を見る度にショックを受けるようになったのはキツい。
    何かすぐ忘れるようで、「あれ? 私こんな顔だったっけ?」 と
    毎回、わけのわからん落ち込みが襲ってくるのである。
    脳内では、自分の顔をアンジェリーナ・ジョリーぐらいに
    思い込んで再生されていたのかも。
    これもどこまでメルヘンな脳みそなんやら、という話だが。

    鏡を見ない、というのは美容的に悪の枢軸扱いされる所業だが
    一朝一夕では治らない肌トラブルに見舞われて悩んでいる時や
    ババアゾーンに片足を突っ込んで慌てている時期には
    自分の意識の修正をするためにも
    あえて逆の発想で、そういう方法を取るのも効果があると思う。

    鏡を見なくなったら、自分に対して客観的になれるし
    視覚を封じたお手入れも、いつものやり方の再チェックになる。
    美容という自分の認識の原点を見直す事が出来ると思うぞ。

  • オーブリー

    ここの商品は安い!
    オーガニックコスメNo.1の安さではないだろうか。

    でも容器が、とてつもなくチャチい。
    トライアルサイズですら、使っていると
    容器に印刷された字が溶け落ちてくるんだよ。

    ・・・と思ってたら、アメリカのメーカーだった。
    オーガニックコスメって、ドイツあたりが多くて
    ユーロ高で、とんでもねえ値上がりをしてるしな。

    どんぐらい安いのかっちゅうと
    化粧水が、237mlで ¥2310。
    これはオーガニックでは破格。

    って、それより、この中途半端な容量の理由が気になるが
    ここの商品は、118mlとか59mlとか
    全部ヘンな単位で売られていて、とても十進法の国とは思えない。
    ・・・ガロン・・・?

    使ってみたのは、乾燥肌用と敏感肌用のスターターキット。
    ここの化粧水も、やっぱり良い香りのただの水。
    いや、良い香りかどうかも怪しい商品もある。

    ベガコル&アロエシリーズなんて、ガソリンの匂いがするんだよ。
    何でガソリン? と、使う度に不思議だったが
    微妙に米ぬかの匂いにも近いものがあって
    どうも勘違いされやすい体質の材料が潜んでいるようだ。

    しかし、ここの商品は強烈な個性を持った物が多く
    「おっっっ!!!」 と感動させられた商品もある。
    鈍感肌には可もなく不可もなく、のオーガニックコスメで
    「これは良い!」 と思わせられる商品があるとは、驚きである。

    ベガセルナイトハイドレーターはトライアルサイズで使用。
    夜専用の保湿用アイテムで、ジェルタイプ。
    以前の食あたりで、顔のお手入れどころか、洗顔も出来ずに
    ボロボロになった肌を、1回の使用で治めてくれた。

    ババアの肌は、一日が命取り。
    ケガをしたら治りが遅く、傷痕は残りの人生のお供。
    去年のように、乾燥による皮剥けが起こったが最後
    1ヶ月間うろこ人間になるかとビビってたが
    これのお陰で、春先の肌状態はごく普通のまま。
    いつもあの季節は水不足のダムのようになるのに。

    ただし、この商品は乾燥する時期限定。
    もんのすげえベタついて伸びも悪く、肌表面はテラテラペカペカ。
    顔面クリア塗装人間と呼ばれたくないのなら、塗って人前には出るな。

    ちなみに塗った化粧品全部を、枕やシーツ (たまにタンスの角) に
    なすりつけて、翌朝カピカピになる寝相の悪い私ですらも
    翌朝の肌状態は、しっとり、ところによってベタベタ
    というほどの密着力を誇った初のアイテムでもある。
    これ、乾燥時期のレスキューアイテムの王!

    現品で買った物は、ローザモスクエータのクレンジングクリーム。
    クレンジングと銘打ってても、大和撫子のメイクは落とせないぞ。
    これは石鹸洗顔と同じ位置付けにあるアイテム。
    泡が立たない洗顔料である。

    今までも朝の洗顔や、肌が荒れ気味の夜の洗顔では
    泡立たない洗顔料を使ってきたのだが、ヌルヌルするものや
    突っ張るのに汚れが落ちてる気がしないものが多かった。

    泡立たない洗顔自体、慣れないとサッパリはしない。
    でも、泡洗顔より格段に肌に刺激がないので
    汚れ落ちてるよな? 大丈夫だよな? 信用して良いよな?
    と祈る気持ちで使うのがコツ、という微妙なアイテムである。

    それがここのは、スッキリする上にサッパリして、かつ突っ張らなく
    泡が立たない系の中では、良い使い心地なのである。
    ただ、私の愚鈍肌は、唯一アルコールが苦手なので
    それがかすかにピリピリすると言う事は、これアルコール強めだな。
    ベガセルの方は、ピリピリ感がないので多分アルコールなし。
    だが、ガソリン臭い、と。

    最後が、ローザモスクエータ ハンド&ボディローション。
    ボディ用乳液、といったアイテム。
    塗り方でムラになるほど伸びは悪いし、保湿力もイマイチ。
    だがしかし、匂いの効果がものすごい!

    最初に塗った時にいつもの、くっさーーーーーーーーー! だったが
    これを手に塗ってると、気持ちが落ち着く事に気付いた。
    今までアロマとかで効果を感じた事がなかったが
    寝る前にこの匂いを嗅ぐと、眠くなるのだ。
    スターターキットの袋をスーハースーハーやって
    知らない人が見たら、シンナー小僧だと思われそうな使い方をした。

    だけどこれ、237mlで¥3045.
    しかも開封後、3ヶ月以内に使い切らなければならない。
    こんな保湿力が弱いものを、匂いだけで買ってどうなのか、と
    非常に悩んだあげく、現品で買ってしもうた。

    ところが、スターターキットと匂いが違う!!!
    ロットによって差があるんか、スターターのが劣化してたんか
    いずれにしても、「騙された」 と言いたくなるほどの違い。

    おまけに、夜塗って寝ても、翌朝の手に香りが残るほどの持続効果。
    昼間ハンドクリーム代わりに使うと、他の香水が使えない。
    友人からも、「何の匂い?」 と聞かれるほど強い匂いだからだ。

    しかもポンプ式の容器は、使っていく内にベコベコへこんでいく。
    時々フタを開けて空気を入れないと、クリームが出なくなる。
    空気による劣化を防ぎたいのかわからんが
    このズサン設計が、さすがアメリカ、と思わせる。

    ちなみに、使い続けて1ヶ月半ぐらいで
    あのサンプルの匂いと同じになってきた。
    やっぱこれはちょっと劣化したぐらいが、最高に良い匂いなんだな・・・。

    右がクレンジングクリーム、左がハンド&ボディローション。

    ローザモスクエーターシリーズは他にもアイテムがあるが
    このボディローションとヘアトリートメントだけは別格で
    もんのすげえ良い匂いなんだ。

    でも、GPBヘアコンディショナーも良い匂いで
    237ml ¥1785 と、ローザより安いので
    ヘアトリートメントはGPBを現品購入した。
    どっちとも、あんだんてのトリートメントより保湿力があるんで
    あんだんてのシャンプーの後に使うつもりでいる。

    ちなみに、ローザシリーズのヘアトリートメントの正式名称は
    ローザモスクエータヘアコンディショニングクリーム
    118ml ¥1995

    オーブリーのは、どれも容器が絶対に使いにくい気がする。
    トライアルサイズでも、中身が出なくて苦労させられたもん。

    それと、こういう推測をしていいんかわからんが
    ここの製品、オーガニックメーカー特有の不愉快な使用感がない。
    もちろんオーガニック製法の成分を主体に使っているだろうけど
    その他の添加物とか、絶対に入ってる気がする使い心地。
    それが何かはわからないけど、何となく。 単なる邪推。
    こだわる人は、よく調べて使用した方がいいと思う。
     
     
     
     
     
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  • ババアのリップメイク

    年を取ると、唇の色が悪くなり、たるみで口角が下がるらしい。
    口角の下がりは、不幸オーラの要因のひとつである。

    私は笑い方がヘタなので、早速口角にきてるような気がする。
    顔の筋トレとか、すぐに結果が出ないので
    出来るだけ、微かに微笑む表情にするようにしている。
    が、薄ら笑いのババアに見られてる可能性のが強い。

    口角は、とりあえずメイクでカバーするのが手っ取り早い。
    しかし雑誌で解説されているのは、「上唇のラインをインカーブに」
    という、実行したらおちょぼじゃねえ? というテクなのだ。

    かなり長期間に渡って試行錯誤したが、美術的論理では
    「口角の唇の始まりが、上唇が下唇より内側」
    これが正解ではないかと思う。

    この “内側” ってのが、難しい。
    上唇の山までのラインに激しく影響を与えるからである。

    インカーブラインは、キリッとしたイメージとか言われてるが
    ババアの場合は、しおれた印象になる危険性があるので
    唇はふっくら見せた方が絶対に良い。

    だけどババアになると、口元が突き出てくる女性や
    唇と鼻の間が黒ずんだあげく、たるみで広くなる女性も多いので
    唇の山の部分に白ラインの隠し技など、悪目立ちが危ねえ危ねえ。

    だから、口角から山に向かって、0.5mmぐらいの長さで
    明るい色のコンシーラーで、隠しラインを入れる。
    唇本体のラインは、リップペンシルで
    本当の口角より1mm内側から始める。

    コンマ何mmとか、すげえ細かい事を言うが
    メイクでのカバーはこれが限度なのだよ。

    どこの部分のメイクでも、やりすぎると
    いかにも修正しとります、ってモロバレになるから
    「修正、出来てる・・・?」 と、物足りないぐらいが目安。
    自分にわかるようじゃ、そのメイクは失敗と心得てくれ。

    下唇のラインは、唇通りに気持ちふっくらめで
    半円じゃなく、船底みたいな形にする。
    よっぽど唇が薄い人以外は、唇に立体感は出さなくていいと思う。

    ババアのメイクで最重要なのは、ラインである。
    目と唇をラインで締めないと、だらしなく不潔っぽく見える。
    これが若い女性との大きな違いのような気がする。

    当然、リップペンシルは必須。
    何故なら唇全体の色より、輪郭の色が悪くなってくるから。
    これは口紅じゃカバーしきれない。

    かと言って、ラインだけ濃い色だと古臭い。
    リップペンシルは持ちがいいので
    飲み食いすると、ラインだけ残ってしまい見苦しい。

    ベージュ系だと、どす黒い輪郭色が強調されるだけなので
    使う口紅より明るいピンクベージュのリップペンシルが最適だ。
    くれぐれも輪郭の色が目立たないよう。

    映える口紅の色は、それぞれの肌色で左右されるが
    ひとつ言えるのは、濃い色は老けて見えるって事。

    この理由がいまひとつわからない。
    くすんだ肌色を明るく見せるためには、ローズピンクの口紅ってのが
    巷の常識になってるのだが、これを付けてる女性で
    明るい若々しい印象の女性を見たためしがない。
    これ、メイク界の嘘のひとつじゃないのかなあ。

    思い当たるのは、濃い色の口紅は余程の腕前で肌を作らないと
    浮いて下品になるのではないか、という可能性。
    つまりプロのメイクさんなら出来ても、素人には難しいって感じ?

    もしこれが正しければ、素人メイクでは
    ババアの唇は、彩度ではなく明度を優先すべきで
    明度の調整は、色ではなく繊細なパールに頼るべきなのではないか?

    そして、パールはシワを目立たせるので
    グロスでツヤを加えるという重ね塗りが必要になってくるのかも。
    ここらへんはまだ研究中なので、あくまで途中予想という事で。

    最後にひとつ忠告を。
    ババアはリップ下地を使った方がいいぞ。

    口紅はどうしても乾燥して、唇がシワシワになってしまう。
    メイク直しの度に塗りなおしても、これは避けられない。
    それを多少なりともフォローするのと、もうひとつ大きな役割りがある。

    それは、唇の色の微妙な補正である。
    コンシーラーやファンデで唇の色を消したら
    そりゃあ口紅の発色が良くなる。

    だけど、唇とその周囲はとんでもない事にならんか?
    厚塗り感が出て、すげえ乾燥して、結局口紅の持ちも悪くなるよな。
    それをこれまた、“多少なりとも” 軽減させるのさ。

    えれえ頼りない書き方だが、メイクってのは
    この “多少” の積み重ねで、全体をほんの少し上げる行為なのだ。
    あまり化粧品に多大な期待をすると、裏切られるぞ。

    とは言っても、口紅やグロス、下地も、ブランドによって
    乾燥の度合いや、ヨレが違うので
    ひとつのブランドに固執せず、あれこれ試してみてほしい。

    口紅の “ヨレ” ってのは、口角に白く溜まる汚っぽいあれだ。
    あれはヨダレが溜まってるんじゃなく
    唇を動かす度に、塗ったものが地すべりを起こしていって
    上下の唇が着く部分や両端に、ダマになってしまう現象なのだ。

    リップクリームでもひんぱんに起こるように
    保湿力のある唇アイテム、リップ下地やグロスや緩い口紅などには
    ヨレやすいものが多いので
    常に気に掛けて拭き取らないと、泡吹きババアになっちゃうぞ。

  • アンナ・トゥモール

    何と日本のメーカーだったんだよ、これ。
    名前の由来は、沖縄弁で “母なる海” だってさ。

    システムは、洗顔 → 美容液 → 化粧水 → 保湿ジェル。
    化粧水の前に美容液をつけるお手入れ手順。

    買ったのは  注:( ) 内は、通常品の容量と価格。
    クレンジングオイル 10ml ¥315 (150ml ¥2625)
    ピュアUVベース 3g 315 (40g ¥2940)
    コスメトライアル ¥2100
     ピュアソープパウダー 10g (45g ¥1890)
     ピュアエッセンス 5ml   (50ml ¥2625)
     ピュアローション 30ml  (120ml ¥2100)
     ピュアホワイトモイスチャージェルHR 5g (50g ¥2940)

    ミルクじゃなくて、オイルタイプのクレンジングなんて
    オーガニックにしちゃ珍しくねえ? と、思っていたら
    メイドインジャパンで、へえええええええええええ!

    念のため、ネットで調べたら純日本製のOEM。
    いやあ、さすが国産メーカーはひと味違う、と感心。

    しかし、このクレンジングオイル、メイクが落ちねえ・・・。
    オイルでメイク落ちが悪いのなんか、初めてだよ。

    肌になじませてると、シリコン系の毛穴カバー用下地を塗った部分なんか
    白っぽいのが肌から浮きかけるんだけど
    それをオイルが、なかなか持ち上げてくれない。
    思わずゴシゴシやっちゃったぜ、肌に優しいはずが意味ねえー。

    洗顔はパウダー状の石鹸。
    アミノ酸系のような乳臭い匂い。
    でも洗浄力が強い。 乾燥肌には辛いと思う。
    泡立ちは良いけど、泡持ちはあまり良くない。

    落ちないクレンジングオイルの後に、このパウダーで洗うと
    肌がスルスルして、まるでケミカル化粧品を使ったような洗い上がり。
    このきっぱりサッパリした洗いあがりは、さすが国産メーカー!

    この後、プレ化粧水用の美容液。
    使用感は匂いはなく、ベットリ伸びてのちサラサラ。

    オーガニックコスメの化粧水は、どれもウ・・・ウォーター! なのだが
    ここの化粧水はやってくれた。
    ちょっとトロみタイプで、塗るとすぐ肌になじみ、結構しっとり。
    慌てて成分表を確認したほど。
    天然自然でここまで出来るんじゃん。 さすが国産!!!!!!

    お手入れの〆はジェル。
    ベットリとついた直後にサラサラになって、潤いが物足りない。
    表面的にはサラサラなんだけど、内部が乾いている気はしない。

    これ、塗ってしばらくして、肌を撫ぜると
    白いケシゴムカスのようなのがポロポロ出てくる。
    これがメイク時にとても邪魔になる。

    夜も、保湿の追加に別のクリームを重ねると
    ものによってはカスが出まくる。
    いかに自分が肌を乱暴に擦っているかの踏み絵だが
    肌表面に乗ってるだけ、という使い心地である。

    アンナ・トゥモールのアイテム類の、塗った時のベットリ感は
    ふのり?のような感触である。
    多分ヒアルロン酸の特性で、これがカスの原因だろう。
    カスはジェルだけで、美容液と化粧水では発生しない。

    結局、全部のアイテムを肌に塗ったら
    ジェルのサラサラ感が影響するのか
    皮膚が突っ張った感覚で、潤いがないんじゃないかと不安になるけど
    何故か数時間後には、肌表面がベッタベタになる。
    夜寝て、朝起きた直後の肌はシットリ。

    最後に、ピュアUVベース。
    かなりベタつくけど、逆に日焼け止め特有のキシキシ感がない。
    そして大量に重ね塗りをしても、白くならない!
    日焼け止めで白くならないのって、初めてだーーー。
    さすが国産!!!!!!!!!!!!!!

    ほんとにUVカット効果があるのか心配になるぜ。
    表記は、“SPF25 PA++ 相当”。
    ・・・・・“相当” って・・・・・。

    とりあえず4月の晴天の外出では、焼けなかった。
    けど、PAの+が2個だし、これは冬場用にするべきかも。
    まったく乾燥しないし、白くならないし
    SPF30 PA+++ あったら、一生使い続けるのにー。

    オーガニックコスメの気難しい個性に戸惑ってた身としては
    ここのは、すんげえテンション上がりまくりの使用感だった。

    匂いも少ないし、値段もお手頃だし
    こんなあるから、私はいつまでたっても国産マンセーなんだよなあ。
    夏に向けて、ジェルの現品を買っちゃったよ。

    そしたらな、白ニキビがポツポツと・・・。
    以前もオイルフリーの化粧品で、このニキビに悩まされたので
    どうも私の肌は、多少はオイルを与えないとダメみたいだ。
    値段も手頃で作りも好感が持てたのに、ほんと残念!

    今は昼間だけジェルを使ってるが、それだと白ニキビはできない。
    メイクの下地に、このジェルのカスが邪魔をするので
    夜に使いたいんだが、夜だと何故か白ニキビが。

    オイルフリーの化粧品が合う人なら
    昼間は他メーカーのコッテリ系のお手入れをして、メイク。
    夜にこのジェルを、という使い方をお勧めしたい。

    何故なら、夜のお手入れを否定しているメーカーも多いし
    いらんものが肌内部に入る恐れがなく
    外側にきっちり乗って保護してるだけで、肌内部は休まる
    という安心感があるからである。

    結論は、普通肌 ~ オイリー肌の人や
    肌にいらんものを塗りたくない人向き。

    オーガニック化粧水の水っぽさが物足りない人も
    ここの美容液を加えるか、ここの化粧水に替えるのをお勧め。
    私も美容液と化粧水のどっちかは、今後常備予定である。

  • オーガニックコスメへの疑問

    私がオーガニックコスメを使い始めた理由は、ただひとつ
    ポリマーが入ってない事を重視したからである。

    色んなマルチ化粧品メーカーで、“経皮毒” っちゅうのが言われてて
    その言い分は笑止なんだが、これに当てはまる成分があるとすれば
    ポリマーが恐いんじゃないか? という気がするんでな。

    シリコンやポリマー入りの基礎化粧品を避けてみようかな
    と思った時に、選択肢がオーガニックコスメぐらいだったわけで
    別にオーガニックにこだわりがあったわけではない。

    なので私は、防腐剤やら界面活性剤などは気にしないが
    オーガニックコスメを使う人の多くが
    「無添加」「化学成分不使用」 を期待していると思う。
    各メーカーも現にそのような事を唱えている。

    しかしオーガニックメーカーにも、乳液やクリームがあるだろ?
    水と油を混ぜるには乳化剤が必要で
    乳化作用には界面活性剤が必要だと思っていたんだが
    これ、界面活性剤がなくて作れるものなんか?

    以前に手作り化粧品を調べていた時に
    乳化作用として、界面活性剤の代わりに石鹸素地? みたいなんを
    混ぜる作り方があった記憶があるが、この方法なんかな?

    そもそも、どっからが “自然” なのかもわからない。
    界面活性剤にも、天然と合成とあるらしいが
    合成って、地球上にないものをゼロから作れるんか?
    じゃなかったら、地球上の一体何が嫌われているんだ?

    すんげえド素人の疑問を持っちゃってる気がするけど
    成分は奥が深すぎて、調べても益々 「???」 になってくるんだよな。

    だけど、微妙に割高なオーガニックコスメが
    普通のメーカーの化粧品と中身がほぼ一緒など、使ってて納得ができない。
    この期待感は、原料が有機栽培ぐらいではおさまらないぜ。
    いや、無農薬、大事だけどさー。

    現にメーカーサイトを見ても、安全安心をあおってるだろ。
    あれだけ言うからには、きっちりやってほしいよな。

    あれこれ使ってて、これ何か怪しくねえ? ってものもあって
    その根拠は単なる勘でしかないんだが、確かめる術もなく。
    成分って何でこんなに調べにくいんだ?
    成分表みたいなんも未だに探せてねえぞ?

    知識も乏しいので、問題提起など出来る立場ではない。
    言いたいのは、ヘンなメーカーの “経皮毒” のように
    盲信して化粧品を使うと裏切られるかもよ、って事。
    どんなナチュラルメーカーでも、言葉のマジックを使ってると思う。

  • ババアのメイクの難しさ

    これ、最近気付いた事なんだが
    ババアになると、メイクが断然難しくなってくる理由がわかった!

    隠すべきアラが多くなるので、それに時間を取られるのだが
    ババアの肌はなあ・・・

    一旦乗せたメイク料が直せないんだよっっっ!!!!!

    たとえば、クマを消したいと思って、コンシーラーとか塗るだろ
    それが小ジワに引っ掛かって、ヨレる。
    そのヨレを直そうと、ちょっとこすると
    ちりめんジワが出現して、コンシーラーが更に引っ掛かる。
    こりゃあかん、と、スポンジパッティングでなじませようとすると
    スポンジの目の型も加わって、益々マダラになる。

    もう、「メイクに失敗したから、今日のお出掛けはしたくない」
    と、どこの王族の姫だよ? というようなゴネをしたくなるぜ・・・。
    (これ、一度試しに言った事があって、ものすごく非難されたから
     冗談ででも、絶対にしたらダメだぞ。
     マスクとサングラスを用いてでも、約束は死守せえ!)

    若い頃と何が違うんか、そりゃアチコチ違うが
    それにしても、一度乗せたメイク料を
    肌の上でほとんど動かせない、という理由がわからない。

    毛穴の凹凸や、キメのささくれ立ちが、そこまで違うんだろうか?
    ファンデやアイシャドウでも、この現象が起きるのだ。

    若い時は少々ザツに塗っても、修正が効いたが
    それがまったく通用しなくなってしまう。
    よって、“メイク料は最初に置いた部分が厚くなる”
    よく言われるメイクのこの常識は、ババアになってから痛感する事になる。

    何を塗るにも、最初にそれを手に置いてから。
    手に置いたメイク料を薄く取り、それから顔に塗る。
    ファンデも粉もチークもアイシャドウも
    パレットから筆で取った後に、手の甲でほとんど払い落とし、顔に。

    指を手の甲と顔を往復させ、少量を何度も何度も塗り重ねていかないと
    ちょっとでも量が多くなると、突然 「あっ・・・!!!」
    という事態になってしまうので、爆弾処理も同然の緻密さが必要なのだ。

    ちなみに私の場合、手の甲をパレットにするのではなく
    手の平側でやっている。
    この理由は、手の平の方が付いたメイク料が落としやすいからだ。

    手の甲はパールが付いたら、どうしてもキメに残ってしまう。
    メイク後に手を洗うのなら問題はない。

    だがメイク前に、顔と同時に手のお手入れもして
    メイク中には浸透するよう、放置時間を取り
    顔のメイクが終ってから、手にも日焼け止めを塗る
    という、時間の掛かる手順を踏まないと
    外出時に、長時間手の美しさが保てないから
    出掛ける寸前にそれを全部するのは、時間のロスなのだ。

    出がけにちょちょっとハンドクリームを塗るだけで良いのは
    若い娘さんにのみ許される作法!

    だからファンデなどの練り系は、手の平で混ぜ
    粉系は、ゴミ箱の上でブラシをティッシュではらって調節している。

    いずれにしても、よく美容雑誌に書いてある注意点
    少量ずつ乗せる、体温でなじませる、等々のメイクの小技の価値って
    昔はまったく意味がわからず、必要もなかったのだが
    年を取るにつれ、その重要性をヒシヒシと感じるようになってくる。

    長年女性としてやってきた人たちなら、コツもわかったつもりで
    流れ作業のようにメイクをしていると思うが
    一度、基本に立ち返る、という事をしてみると
    色んな発見がある事、請け合い。

    あれ? 何でキレイに付かないんだろう? と思った時がチャンス!
    必ずそれを、(少々なりとも) フォローするアイテムが存在する。
    自分にとって、必要ないもの、新たに必要になってきたものを知る
    良い切り替え時期になる。

  • 肌荒れの季節

    さっむい真冬が乾燥の季節だと思われがちだが
    体感的に、4月~5月が一番乾燥している気がする。

    真冬は寒いので、肌も縮こまっているけど
    春先の温くなってきたぐらいな陽気になると、肌もゆるみ
    汗もちょろっとかくので、外気の湿度が同じでも
    肌が乾燥する原因は、春の方がてんこ盛りだと思う。

    今年は例年に比べちょっと遅く、今現在が私の肌の乾燥ピーク!
    周囲の人の顔を見ても、女性はパサつき、男性はゴワついている。
    普段からお手入れに励んでいるこのわたくしが
    同じように乾燥に悩むなど、納得しがたい気分だ。
    ほんっと、お手入れ、実は意味ねえんじゃねえの?

    だが、ウロコ皮剥けで苦しんだ去年よりはマシ。
    今年は、(よりによって今の時期に) お手入れ理念の切り替えをして
    使うアイテムをコロコロ替えまくっているのに
    ちょっと突っ張るかな? ぐらいの乾燥で
    小さいニキビがポツポツ出来るだけだからである。

    この場合のニキビは明らかに乾燥原因のニキビ。
    肌が乾燥してるので、アホがいらん事に自分でどうにかしようと
    皮脂を出し、それが剥がれ落ちきらない角質に排出を阻害され
    毛穴に詰まりニキビとなる、というなれそめ。

    私の場合、ニキビを放っておくと化膿して跡が残る。
    だが、ニキビはすぐ治せる自信がある。
    お手入れが終ったら、マキロンを含ませた綿棒で
    ニキビをちょちょっと拭くだけ。
    お手入れの度にこれをやってたら、ニキビが育たず
    大抵は1日2日で消えてしまう。

    この方法が肌に良いのかはわからんが
    ニキビ以外の部分に消毒液を付けないようにして
    今のところ問題は発生していない。

    肌の乾燥対策だが、肌によって油が入りやすい肌、水が入りやすい肌
    といったように、受け入れ態勢の得手不得手があるような気がする。
    私の肌は角質層が薄くなってるためか、油分水分どっちも入りにくい。

    特に、化粧水パック意味なし。
    クリームなら、まだその機能を発揮してもらえるんだが
    純オイルやワセリン系がまったくフタにならない。

    そんな私の場合は、与えるより落とさない事に焦点を絞っている。
    乾燥がひどくなったら、泡洗顔をしないようにしている。
    コズグロスパの洗顔用ジェルか、オーブリーの洗顔ミルクで洗う。

    途中、何の気なしに泡洗顔をしたら
    その時点で、一発で肌が元の乾燥状態にリセットされてしまうので
    石鹸類は見ないように見ないように努力している。

    その後のお手入れは、化粧水 → アイクリーム → クリーム
    塗った化粧品がなじむまで待つのは、この時期はご法度。
    なじんでないなら重ね塗り。
    肌が素に戻るのを許さない勢いで、速攻あるのみである。

    さて、ニキビなんて屁のカッパ、とか言ってたが
    今朝方、上まぶたの目頭のすぐ上にニキビがポツッと。
    こんなとこにニキビができるんかあああああああっっっ、と驚愕した。

    目のすぐ上だから、マキロンを使うのがためらわれるんで放置中。
    肝心なとこでこういうズサンさを発揮するから
    お手入れの成果も今ひとつあがらないんかもな。
    まったく、これ、どういう処遇をすればいいんやら・・・。

    あ、ものもらいじゃないぞ、立派なニキビだ。