カテゴリー: 自画自賛美容

  • ババアの毛穴カバー

    これは必要不可欠。

    何故ならば、毛穴にファンデが溜まって
    小さい白いポツポツになってしまう “毛穴落ち”
    と呼ばれる現象が起こるからである。

    これは時間が経って、メイク崩れをした時に起きやすいが
    最初に塗ってる最中からなる、ふとどきなファンデもある。
    ファンデだけじゃなく、日焼け止めクリームでも起きうる。

    これを出来る限り予防するには
    毛穴を埋めるタイプの下地を、目立つ毛穴に塗り込む必要がある。

    「大人の毛穴をカバー」 と銘打ってるものならベストだが
    皮脂毛穴用でも、乾燥しないものならオッケー。
    塗ると塗らないとじゃ、雲泥の差がある。

    だが中には毛穴カバーなのに毛穴落ちをする、使えんものもある。
    毛穴に詰め込んだ毛穴カバー剤が
    上に塗ったファンデをはじき、水玉模様を作ってくれるのだ。

    この毛穴落ち現象がババアに多発する理由はいくつかあって
    今のファンデや下地には、光を反射して顔色を明るく
    肌をキレイに見せる工夫がされており
    その工夫が、毛穴に落ち込んだ場合に逆効果となり
    毛穴だけが明るく強調されてしまうのだ。

    そんで悪い事に、ババアの肌はくすんでいる。
    毛穴の中の壁も、メラニンが異常生成されやすい環境なので
    毛穴自体が黒く見えている場合もある。
    そんな中で一部だけにキレイファンデが溜まったら
    水玉になろうが市松模様になろうが、不思議ではないってもんだ。

    もちろんファンデたちも、粒子のサイズや形で
    毛穴落ちに対応されてはいるだろうが
    どういう毛穴が待ち構えているかわからんもんな。
    全女性の全毛穴は網羅できんだろうよ。

    ちなみに、何故 “乾燥しないもの” かと言うと
    ババアの毛穴は、乾燥による皮脂過剰とたるみが主原因なので
    何を使うにしても、乾燥対策が不可欠だからである。

    若い頃のように、皮脂を目の仇にして取ろう取ろうとしていると
    乾燥が助長されて、皮膚は危機感でより一層皮脂を分泌し
    シワシワ & テラテラという最強タッグを組まれてしまう。

     この、「皮脂を取ろうとすると、逆に過剰分泌される」
     という都市伝説のような状態は事実起きる。
     ただ、角質層の厚いタイプの乾燥肌には起きないみたいなので
     そういう人が皮脂を取っても、トラブルは治まらない。
     角質層が薄くなっているオイリードライ肌だけに当てはまる。
     (日本女性は、美容業界の歴史を見ても
       多分この肌質の人が一番多いであろう。)

    確かに毛穴カバー製品は皮脂毛穴用が一番隠れる。
    しかし、塗った毛穴カバーも皮脂によって崩れる。
    ババアの皮脂分泌は乾燥によって始まるものだから
    カバー力が足りなくても、乾燥させないものを選ぶ方が
    結果的には長時間崩れずに済むのである。

    これを実感したのは、イ○サのポアレスカバーファンデだった。
    発売されてすぐ飛びついて、現品購入したのだ。

    塗った直後は、鏡5cmの距離で毛穴ゼロ!
    こんなに毛穴がなくなった事など、かつて一度もなく
    激しく感動させられた。

    だが、これを塗った2時間後、いつもより皮脂分泌が激しく
    ファンデ自体は崩れていないのに
    毛穴がボコボコ目立って見苦しい事になってしまう。
    普段見えない毛穴も見えてしまっていた。

    メイク直しをしても一緒で、とにかく毛穴がすぐ倍目立ちする。
    こりゃあかん、と、その後使用する事もなく腐らせたよ・・・。
    塗らない方が、まだ肌がキレイに保てる場合もある事を
    この時に初めて身を持って知ったさ。

    自分では脂浮きが激しかったので、自覚していなかったが
    今思えば、どうも乾燥していたようである。

    さて、毛穴カバー製品の塗り方。
    毛穴の下から上へ塗り込む、というのが基本使用法。

    四方八方から毛穴に埋め込むように、とも言われるが
    あまりしつこくやっていたら、必ずヨレる。
    どうも、ちょっと大目の量をぬぐい去りつつならすのが良いようだ。
    塗ったところと塗らないところの境目だけはきっちりボカして。

    特に鼻の横の頬の毛穴は、ここもここもと欲張らず
    許せない部分のみに塗るように。
    化粧崩れで一番毛穴が醜く浮き出る部分なので
    大量の雪は大規模雪崩を引き起こすという事を忘れずに。

    何をカバーしたいにせよ、メイクというのは
    顔全体で1になるよう、各アイテムの役割りを0.2ずつぐらいに
    責任分散させるつもりで、最小限の期待を持って使うべきである。
    この方が自然だし、崩れてもまだ直しやすいってもんだ。

    余談だが、毛穴用ではない普通のジェルタイプの保湿剤を
    メイク下地に塗ると、毛穴落ち防止になる、という話もある。

    ジェルタイプの保湿剤は、塗り重ねると
    消しゴムのカスのようなものがポロポロ出るのが多く
    これを 「肌の汚れが落ちているから」 と言うメーカーもあるが
    これは嘘である。
    このカスは、ジェル自体が取れているだけ。

    この事から考えても、ジェルタイプの保湿剤は
    肌に乗せて保護するラップのような性質だとわかる。
    毛穴落ち防止としての下地には、確かに効果があるかも知れない。

  • 化粧品のポリマー

    注: ここで言うポリマーとは
       化粧品に配合されているもののみである。

    ポリマーには、天然と合成があって
    合成ポリマ-は、ポリオキシン○○、○○ポリマーという他に
    カルボマーK、アルリル酸、セルロース、ジメチコン、シロキサン
    PEG、PPG などと表記されているらしい。
    よくわからんが、同じ成分で別表記みたいにダブっているかも知れん。

    天然ポリマーとは、ケラチンはまだわかるが
    コラーゲンやタンパク質、アミノ酸もそうなんだと。

    だったら、ポリマー、悪者じゃないじゃん、と思うんだが
    化粧品に天然のコラーゲンを配合すると
    とてつもない値段になるので、ほとんどが合成らしい。

    合成コラーゲンが肌に悪いのか? と問われれば、よくわからん。
    病院で処方される薬だって、合成成分が入っているし
    食い物だってそうだろ。

    そんだけ体に悪い物に囲まれていながら
    平均寿命が年々伸びているなら、そう支障はないと思うが
    病気をしながらの長生きもロクでもねえしな。
    そんなん私に聞くなよ、と逆切れしたいほど深い問題だぜ。

    我々が普段使っている化粧品は、ほとんどが合成ポリマー配合である。
    そして、ほぼ全部のアイテムにポリマーは使われている。
    何故ならばポリマーの役目は、使用感をなめらかにし
    他の成分の効き目を補佐するものだし、乳化剤としても働くからである。
    つまり、乳液状、クリーム状のものには絶対に入っているわけだ。

    もしポリマーが配合されていなかったら
    ベタベタで伸びが悪い、不快な使い心地になる。
    それに耐えて、一体何年使い続けたら美肌になれるんだるか?
    と言うか、なれるという保証はあるんだろうか?

    と言うのも、これもどっかで聞いた話なのだが
    皮膚は体の防御壁のようなものなので、異物は通さない。
    化粧品は体にとって異物扱いになるので、浸透はしない。
    だから肌細胞の防御機能を壊して、有効成分を送り込むのが
    効く化粧品の技術なのだ、と。

    これが本当なら、ものすごい技術だが恐くもある。
    でも逆に考えれば、天然化粧品にそんな技術はないわけだ。
    とすると、安全な化粧品はただ皮膚の上に乗ってるだけで
    肌を改善させる事は出来ないと言える。
    保護以外の効き目はないわけだ。

    肌を保護してれば良いかと言えば
    どんな化粧品でも、肌に乗せて数時間経つと汚れになる。
    酸化もするし、ホコリや大気の汚れを吸着させるから。
    こういう化粧品って意味がなくないかあ?

    だったら肌を改善させるための技術を持った化粧品を使った方が
    同じ肌を傷めるかも知れなくても、まだ希望があるような。
    現にお手入れを頑張ってる人の肌は
    何もしてない人と違って、やっぱり何か違うキレイさがあると思う。

    素人が机上の空論であれこれ考えても、結論は出ないから
    実践してみる事にした。

    10ヶ月、必要以上にポリマーガッツリのお手入れをしてきて
    これで肌がどうなったかというと
    白ニキビができるけど、それ以外は何の変化もない。

    一見これは、とんだ役立たずっぽく思えるが
    老化でものすげえ急な坂道を転げ落ちてる真っ最中な私にとっては
    “変化なし” は、“効果がある” という事なんだよ。
    白ニキビはできるけどさ。(これ、結構問題かもだが)

    だから次は、合成ポリマーなしの化粧品を10ヶ月ほど使ってみる。
    イヤなのは、こういう天然志向のメーカーって
    妙に宗教がかって、科学 = 悪 が多いんだよ。
    よそんちのメーカーの悪口が多いのも不愉快。
    “天然” って何の免罪符なんか、値段も妙に高いしさ。

    とにかく、これで比較の材料が増えるだろう。
    よって結果報告は、順調にいけば10ヵ月後になる上に
    鈍感な私の実験なので、「よくわからん」 という
    価値まったくなしの結果になるかも知れん。
    (何か ↑ の流れになりそうな確率が高いような気がする・・・)

    とりあえず、私なりに感覚を研ぎ澄ませてみるよ。

  • オイルフリー美容

    顔色が赤黒いので、これは油焼けじゃないかと疑い
    オイルフリーブランドの基礎化粧品を試してみた。

    10ヶ月経ったけど、顔色は何の変化もないので
    問題はやはり自分の肌にあるのだ、と再確認したに過ぎなかった。
    やれやれ・・・・・。

    ところで、オイルフリーの化粧品を使って、気付いた事がある。
    私が使用したのは、安物ブランドなのだが
    だからこそ、より明確にわかったのだと思う。

    私はニキビはまず出ない恵まれた肌質である。
    今までできたニキビは、全部化粧品によるものだった。
    ロコツに油っこい化粧品を使ったら出るのは納得できるのだが
    不思議だったのが、オイルフリーのでよくニキビになっていたのだ。

    今回、オイルフリーブランドのを使用したら
    即、白いプツプツが何個かできた。
    見た目ニキビっぽいが、痛くもなく化膿などの変化もしない。
    放置してたら、いつの間にか消滅しているという地味なもの。

    私にできるニキビは、いつも赤く痛いポッコリだったので
    もしかしてこれが “白ニキビ” というものだろうか? と思った。
    よく美容雑誌で、白ニキビ・黒ニキビ・化膿ニキビという
    分類をされているのだが、黒と化膿は理解できても
    白ニキビというのがどういうものなのか、想像できなかったんだよ。

    昔から、ニキビ = 油分過多 という法則で
    ホルモンバランスの乱れやストレスでできる大人のニキビにも
    水分を多く与えて保湿しなきゃいけないけど
    過剰な油分は禁物だ、と言うのが、今でも常識になっている。

    だったらオイルフリーの化粧品でニキビができるのはおかしくないか?
    オイルフリーとノンオイルは違う、とも聞いたので
    オイルフリーというのは、多少は油分が入っているのだろうか?
    それだと、普通に油分が入っている化粧品で
    ニキビができないものも多いという現実は、どう説明が付くんだ?
    純粋な100%のオイルでもニキビはできないんだが。
    油じゃない何らかの保湿成分がニキビの原因なのか?

    と、あれこれ悩んでいた答が、今回見つかった気がする。
    私のニキビの原因は、多分ポリマーによるものだ。

    使ったオイルフリー化粧品が、白ニキビができるし
    何より100%オイルよりベタつく事に違和感があったので
    成分を調べてみたのである。
    そうしたら、他の化粧品よりも多く入っていたのがポリマーだった。
    (この、“多い” というのは、メーカーの表示を信じての予想。
     一般的に、配合量の多い成分の順に記載されているのである。)

    私はポリマーというのを、よく知らずに敵視しているのだが
    それは髪のお手入れで、実感しているからである。
    ポリマーは尖った形で、体内では吸収も分解もされないので
    毛穴から入ったら、化粧品界のアスベストになる恐れもあり
    体中で経皮吸収が最も高い頭皮に使うのは危険だ、と
    どっかで聞いたので、ヘアケアは全部ポリマーなしに替えた。

    結果、今の私の頭皮と髪は、今までで一番手触りが悪いが
    今までで一番健康になっている。
    自分の髪は本当はこうだったのか! というほど元気なのだ。
    内面は悪魔なのに、髪に天使の輪が輝いているんだぜーーー。
    触るとゴワゴワしてるのに、見た目すげえキレイ!

    だから、出来るならポリマーなしで全身美容をしたいのだが
    これは中々難しい上に、調べていて
    ポリマーというのがちょっとわかってきて
    完全排除すべきものでもないんじゃないか? と、激しく迷っている。

    調べ方が悪いせいか、ほんと面倒くせえので
    一向にポリマーというものの判断ができないのだが
    現時点での調査報告を次回にでもしようと思っている。

    というか、本当に知りたい人は、私の話を読むより
    自分で調べた方がよっぽど正確にわかると思うぞ。

    私が断言できるのは、美容において
    このポリマーという成分は、最重要な位置にあるという事だけだ。

  • リップクリーム

    空気が乾燥する季節になると、唇が荒れる。
    唇には自分で潤う機能がないので、お手入れをする必要がある。

    これは男性でも!
    ガサガサの唇は案外目に付き、印象も悪いし
    あの剥けかかって乾いた皮は、意外な凶器だぞ。
    触れられると痛いし、ヘタをすると傷も付けられる。
    相手の女性 (男性の場合もあるが) は、いい迷惑だろう。

    唇が乾くのは、自分自身も違和感があって不愉快だし
    ひどくなると痛いし、血が出るし、飲食時にはしみるし
    放っといてもロクな事がないので、リップクリームを塗ろう。

    唇の皮剥けは、リップクリームをてんこ盛りに塗って
    綿棒を唇の上で転がすように取る、が一番正解だろう。
    これ、すげえ面倒くせえんで、ティッシュでゴシゴシしたいんだが
    そんな事をやってると、マジで唇にシミが出来るから!

    唇に悪い事はいくつかある。
     ・ 唇を舐める、噛む、こする
     ・ 飲食物が付いたまま
     ・ 紫外線
     ・ 何らかの成分

    この最後の “何らかの成分” というのは
    リップクリームに入っている成分の場合も多い。

    リップクリームは、“味も大事” という条件があるので
    他の化粧品とは違う香料や成分が入っている事が多い。

    私の経験を語ると、普段は潤っているのに
    口紅を塗るとカサつき、皮剥けをして困っていた。
    ある日それが、愛用しているリップクリームのせいだと気付いた。
    それにはリップクリームの常連成分のミントが含まれていて
    そのミントが私の唇には合わなかったのである。

    何故気付いたのかと言うと
    こんだけお手入れをしているのに、荒れるなどありえない!
    と、根拠のない自信の元に、原因を探しまくり
    やっと、ミント入りのリップクリームを塗ってる時に
    唇表面に感じるわずかな熱っぽさが
    “刺激” のサインじゃないか? と、疑ったのである。

    ミントなしのリップクリームに切り替え
    数ヶ月かかって、ようやく口紅のノリが良くなった。
    気付くまでに、3年ぐらいそのリップクリームを使っていたので
    どんだけアホだよ? という証明な話である。

    ミントが合わない人って結構いるみたいなので
    リップクリームを塗ってても荒れる時は、成分を疑ってみるべきかも。

    ところで、リップクリームには、あまり潤わないものもある。
    これは私が発見した裏ワザなのだが
    潤わないリップクリームでも、爪の表で米粒大ぐらい削り取って
    指の腹で塗ると、別物? と思うほど、潤うようになる。

    多分、塗る量が増えるのと、指の腹でのマッサージが効くのだろう。
    直接リップクリームを唇にあてても、刺激があるとは思えないのだが
    皮膚科医のデータに、スティックタイプのリップクリームを塗ってる人に
    唇が荒れてる人が多い、というのがあるらしい。

    はあ? あんなクリームの塊が刺激になるんかよ? と思うが
    経験上、これは正しいような気がする。
    プラシでもグロスのチップでも、唇は荒れる。
    指で塗るのが一番トラブルがないんだよな。

    この裏ワザをどうやって見つけたのかは、ちょっと誇れない話。
    残り少なくなったリップクリームをほじくって使っていて、だからだ。
    最初はヘラで削って別容器に詰め替えたり
    使い捨ての耳掻き付き綿棒でほじくって、ブラシに取って塗ってたけど
    何せガサツなもんで面倒になって、しまいにゃ指でガリガリ、だ。

    このザツさが功を奏する事は滅多にないんだが
    やってて、明らかな使用感の違いに気付けてラッキーだった。
    指が汚れるのが難点だが、その指で爪もマッサージしてるぜ。
    合わないリップクリームは、爪やカカトに使える。

    リップクリームというものは、乾くと感じた時に即塗るものである。
    1日1~2回で済む、と思うな。
    茶を飲んでも、リップクリームが唇からカップに移動する。
    タバコを吸うと、フィルターの紙が唇の水分まで奪っていく。
    だから、唇に何かが触れる度に、リップクリームを塗りなおせ。
    唇のお手入れとは、そういうものなのだ。

    口紅を塗ってない人にはそれが出来るけど
    メイクをしている場合は、リップクリームをこまめに塗れない。
    だから、潤いのある透明グロスを持っておく必要がある。

    何故透明かと言うと、色素やパ-ルは乾燥を招くからである。
    乾燥がひどい季節だけは、リップメイクは口紅にまかせ
    グロスは潤い重視のものに切り替えた方が良いと思う。

    最後に、ものすげえ乾燥している時のリップクリームの選び方を。
    ワセリンベースのタイプが密着性と持続性に優れているが
    極度の乾燥や荒れには、潤いが頼りない物が多い気がする。
    そういう時は、水分重視のリップクリームや唇専用美容液を塗り
    フタとして、ワセリンタイプを重ねておこう。

    傾向として、スティックタイプよりジャータイプの方が
    潤いに優れているものが多いと思うが、出先で使うのには不便なので
    スティックを2本用意する方がラクかもな。

  • 外国製化粧品の価格

    日本の消費者は特異性がある。
    どういう部分がかというと
     ・ 安い物を信じない
     ・ パッケージの精密さにこだわる
    この2点において、世界でも特殊な感覚を持っていると思う。

    もちろん私もそうである。
    海外ブランドの化粧品の輸入品は買わない。
    名立たるブランドであっても、海外で売られているのは容器が違う。

    たとえばアイシャドウを例に取れば
    海外の物は、中の金属型と容器の間にザツな隙間がある。
    容器にキッチリと色が並んでなく、歪んでいるのなど許せない。
    ビチッとはめろよ! と、イラ立ってしまう。

    男性だって、車のボディにわずかな波うちがあったら許せないだろう?
    計算された “崩し” じゃないと、受け入れられないだろう?

    これが日本人の特性なのだ。
    遊び心がないっちゃあないが、この緻密さが
    ジャパンブランドを支えてきた、重要な個性なのだ。

    “安い物を信じない” というのは、今は転換期の真っ最中で
    化粧品業界においては、質に見合った値段か、という
    しごく真っ当な方向に消費者が知恵を付け始めている。

    だから今、新たに日本進出を図る化粧品ブランドは
    動向が掴めず、苦労しているはず。

    では、ちょい前までの “高い物ほど良い” という風潮だった頃の
    化粧品の値段は誰が決めたのか?
    それは他ならぬ日本の化粧品会社である。
    と言うか、今でも化粧品の日本における “適正価格” は
    日本の大企業が作り出している、と私は考える。

    現代は海外ブランドが幅を利かせているように見えるが
    「皮膚に直接つける物は、やはり日本製」 という感覚が根強い。
    色物などは海外品も遊びで使うけど、慎重な日本人の性質上
    やはり化粧品においては、国内ブランドは不動の地位にあるのだ。

    そして堅実な日本人は、「皮膚に直接つけるものは良い物を」
    と考えるので、ある程度の値段が必要になってくるのである。

    この “ある程度” という計算が、実に難しく
    良心的な価格で発売された化粧品がさっぱり売れず
    数倍の値段に上げたところバカ売れした、という逸話もある。

    日本人の “良い物” という言葉の意味は
     ・ 値段に見合った品質
     ・ 値段の割には良い品質
     ・ 持つ事で自分の格が上がるブランド
    この3つが、その時々、分野、時代によって目まぐるしく変わる。

    この動きを素早く察知し、また操れるのは
    化粧品業界では、日本の大手メーカーなのである。

    海外でブランド品を漁る日本人のイメージが強いせいか
    外国ブランドが日本進出をする時には、必ず “格” を目指す。
    それは服飾関係ではアリだが、化粧品の場合は甘い目論見である。

    何故なら、日本メーカーが堅強だからである。
    日本と付き合いの長いアメリカは、さすがそのへんをわかっていて
    日本メーカーとの比較で、ちょうど良い位置に鎮座するが
    他の地域のブランドは、日本の化粧品企業と提携していない場合
    すげえヘマをやらかす事が多い。
    単なるブランド好きな国だとナメてかかって
    撤退を余儀なくされたブランドも数多い。

    たとえば、あるヨーロッパのブランドは
    自国ではドラッグストアで売られているのに
    日本では一流ヅラをしようとして、数年で完敗した。

    当たり前だ。
    カネボウで言えば、KATEクラス (1000円代) なのに
    ルナソルの値段 (3~5000円) で売り出したんだから。

    日本人女性は、お手入れもメイクもきっちりし
    各アイテムを全揃えする几帳面さと、経済力を持っているので
    日本で当たればデカい、と皮算用をするだろうが
    それだけ熱心だからこそ、情報収集もハンパじゃねえんだよ!
    おめえんとこの名前も、日本に入る前から知ってたよ。
    日本での値段設定を聞いた時に、誰もが 「アホか!」 と思ったさ。

    他にも、これはボッタクリすぎだろうー、というブランドもあるが
    それは消費者の意識が変化する前に日本上陸を果たし
    定着できたブランドばかりである。
    それでも、以前より支持はされなくなっている傾向にある。

    今後、日本に新規参入するブランドは
    かなり調査をしないと苦戦する事は間違いない。

    何故これを今書いているかというと
    物価高騰で化粧品の値段も上がり始めているからだ。

    日本メーカーは、もちろん癇に障らないやり方をし
    長年定着している海外ブランドも、さすがにソツがないが
    ロコツな値上げをして、ステージLVUP便乗を企んでいる
    としか思えないブランドもチラホラ見受けられるのだ。
    日本の化粧品マニアをあなどったら、痛い目に遭うと思うのだが
    それとも、“一見さん” を一通りこなして儲けて終るつもりだろうか?

    今回の物価高騰は、生活上困りものではあるが
    色んなブランドの色んな下心が垣間見えて、とても興味深くもある。

  • 色白・色黒

    私の顔色は赤黒いと自分で思うのに、色白と言われる。
    単純に褒められてるだけなら、喜んでいれば平和なのだが
    (言っとくが、お世辞だって、“言われる価値のある人間”ってことで
     素直に、ほどほどに喜んどきゃいいんだよ!)
    化粧品カウンターですら言われるのだから、実害がある。

    ファンデの色選びでモメるんだよっっっ!
    美容部員のおねえさんと、言い合いをした事もあるさ。
    何でそんなにスケキヨにしたがるんだよ?
    顔と首の色が違いすぎると、ほんと苦労させられるもんだ・・・。

    この色黒色白、画像認識度が低い私には、さっぱり見分けがつかないので
    (ここで既に、私にはひとことも語る資格がなくなってるとは思うんだが)
    世間で言われている、色白・色黒の有名人を調べてみた。
    名前列挙はとても面倒くせえので、しない。

    イメージじゃない人や、両方に名が挙がっている人もいて
    一瞬、余計に混乱させられたんだが
    そのラインナップを見ていて、仕組みがわかった気がする。

    日本人の感覚は、透明感がある肌だと色白に思われる場合が多い!

    肌色、つまりベージュってのは、透明感がないのである。
    どんなにシミやクスミのない肌でもだ。

    卵の殻は白いけど、評価はされてねえよな。
    (卵もそういう評価をされても、嬉しくもないとは思うが)
    ゆで卵の白身は高評価だよな。
    違いは透明感、そういう事じゃないのか?

    ようするに人々は肌の質感を、その下の血管や肉の色で判断していて
    それがよく見える人 → 肌が薄い → 透明感がある → 色白
    という変換を、無意識にしている傾向がある気がする。

    だから白くても黒くても、肌色が強いと色白には見られないのだろう。
    (注: この考察は日本人の一般的な肌の色での話である)

    何か、肉の選び方みたいな話になってしまったが
    これでメイクのコツがわかったよな。
    透明感のあるメイクにすればいい。
    キー・カラーは赤。

    個人個人が持つ血の色で、再現すべき血肉の色が変わるが
    どんなに厚塗りをしても、それさえ出来ていれば不自然にはならないはず。
    これは世の女性たちへの福音だよな。

    ババアのメイクには透明感が大事、と以前書いたような気がするが
    まさかここまで重要度が高いとは、正直思っていなかった。
    色白志向の日本人女性なら、老いも若きも目指すは透明感だよな。

    意味がよくわからんかった、あのコントロールカラーを見直して
    ちょっと研究してみるわ。

    いや、研究してから書けや! って突っ込みも、ごもっとも。
    でも、この大発見に舞い上がって自慢したかったし
    その “研究” とやらが、すぐ結果が出るかわからんし
    時間が掛かってる内に、脳内から本題がずり落ちて
    全然あさっての方向に行ってる、とかも、よくある事だし。

    ・・・正直、メモ代わりに使いたかったんだよ、すまん・・・。

  • 美容のエスカレート

    これ、多くの女性はものすごく心当たりがあると思う。

    たとえば、マニキュアを1度したら
    塗らないと爪が裸のような気がして、落ち着かないとか
    アイラインやチークなどの効果に気付いたら
    その部分のメイクが、どんどん太くなったり濃くなったりするとか
    口紅の色が日々濃くなるとか
    美顔器の効果に舞い上がり、毎日やっちゃうとか
    お手入れアイテムがどんどん増えるとか
    完璧に汚れを落とそうとするあまりに
    毎日クレンジングを2度繰り返すようになってしまうとか。

    いかに余分な物をそぎ落としていくかが、人生の命題なのに
    真面目なヤツは、貯蓄に走ってしまう。
    しかし何事もやり過ぎなのは逆効果で
    それは美容にこそ、ピッタリ当てはまる鉄則なのである。

    何故こういう事を言い出したかと言うと
    今現在、私自身がこの “やり過ぎたい”
    という気持ちと、闘っている真っ最中なのである。

    何をもっとやりたいのかと言うと、ファンデーション。
    ファンデは肌のアラをカバーするものじゃなく
    肌全体に何となく統一感を与える物だと
    あーれーほーどー、自分で語っておきながら
    使い始めると、もっとカバー力がある方が良いんじゃないか?
    とか、高望みをしたくなってくるのである。

    ファンデを再開したら、以前は塗らなくてもそれほど変わらなかったのに
    取った年の分だけ、ファンデの効果が実感できるようになるのか
    やっぱ塗ると塗らないとでは、微妙に華やぎが違うんだよー。
    周囲の評価も上々だし。

    こうなると、更に完璧を目指してしまうじゃん。
    シミ1個ない肌に見せたくて
    しかもラクにそれをしたくなって、ファンデに依存心が出てくる。

    私の使っているファンデは、普通のより何段階も薄付きなので
    もうちょっとカバーを求めても許容範囲内になるんだが
    その欲求がエスカレートしていくのが恐いのである。

    今までの経験上ひとつ容認すると、もっともっととキリがない。
    自分の肌だけを見ていると、客観性がなくなり
    「自分はもっとキレイな肌だったはず」 とか
    過去の幻想に引きずられ、無意識に肌を作りすぎる。
    ここが厚塗りババアになるかどうかの、踏ん張りどころなのだ。

    カバーはコンシーラーとコントローラーでするんだよ
    しっかりしろ、持ってる理論は間違ってはないはず
    いらん夢を見らんと、地道に行けよ、私!

  • ババアのクマ隠し

    ババアの目元はシワがいっぱい。
    ファンデですら、乾燥してシワにめり込む。
    特にクマの出没地帯、目頭下はチリメンジワの常在場所なわけだ。
    そんな部分にコンシーラーを塗ったら、ヒビ割れは避けられない。

    メイク直しも、皮膚が薄く敏感な部分だけに、そういじくりたくない。
    すんげえ足手まといな部分である。

    クマには3種類の原因があって
    茶グマは色素沈着かたるみによる影、青グマは血行不良というが
    ババア世代の目元には、この原因が全部のしかかってくる。

    何とも言えない複雑な色のクマになり
    茶グマにはペールイエロー、青グマにはオレンジなど
    そういう法則は当てはまりにくくなってしまい、途方に暮れる。

    なので、ババアのクマ隠しは、あらゆる色みの重ね塗り。
    最初はシワカバーを塗る。
    このシワカバーは、比較的しっとりするものが多い。

    次にコンシーラーではなく、コントロールカラーを塗る。
    このコントロールカラーもしっとりタイプにするのだ。
    そして、これには微細パール配合のものを選ぶ。
    望みの色味ので、微細パール入りのがなければ
    微細パール入りの透明カラーか白を塗り
    その後にイエローなり、ピンクなりを重ねる。

    そしてやっとコンシーラーの出番になるが
    これは絶対に、クマ専用と銘打つ製品を使うべき。
    どこにでも使える単なるコンシーラーは、目元用よりカバー力があるが
    保湿面とヨレなさが、目元用よりも劣っている。
    ババアになったら、色さえ合うなら逆に目元用コンシーラーを
    顔中のシミに使っても良いぐらいである。

    こんだけ塗り重ねるのだから
    ひとつひとつのアイテムは、本当にごく薄く薄くが鉄則。
    塗ってみても変わりがない、ぐらいの量で充分。
    じゃないと、崩れた時に復旧の術がないほど汚くなる。

    パール入りは、コントロールカラーのみ。
    コンシーラーはパールなし。
    コントロールカラーの色は、淡い暖色系。
    ブルーやグリーンは、いくら淡い色でも濁った色になるはず。

    コンシーラーじゃなく、しっとりタイプのクリームファンデでも良いけど
    それを選ぶ場合は、ファンデを塗らない日や
    薄化粧で、コンシーラーを塗った部分が浮く日にすべき。

    何故なら、ファンデって案外ヨレが激しいからだ。
    シワが多く、動きが激しい目元には向いてない。
    通常のメイクでも、目の周囲、まぶたや目の下には
    ファンデを塗るべきではない。
    だからどうしてもババアには、目元専用が必須になるわけなんだ。

    仕上げに定着剤たるフェイスパウダーをかけるのだが
    コンシーラー専用パウダーは、しっとりタイプじゃない場合が多いので
    別個にしっとりするパウダーを用意した方がいい。
    すげえ高価なパウダーにそういうタイプが多い。

    それを目の周囲のみに、軽くかけて
    顔全体用のパウダーは、目の回りを避けてかける。
    顔全体は、ブラシでもパフでも良いが
    目の周囲は、パフだと粉が付きすぎるので
    デカブラシでさっとはらうように乗せる。

    この粉がパール入りかなしかは
    ベースの仕上がり状態と、粉の質で決めれば良い。
    パール自体が、肌を乾燥させるものなのだが
    光で透明感を出せるので、その効果が捨てがたいのだ。

    ちなみに、目元のクマを完璧にカバーしてしまうと
    他の部分の肌を白くしないと、顔色がくすんで見え
    サングラスをかけて日焼けをしちゃった逆パンダ状態になる。

    かなりの透明感のある白肌ならともかくも
    肌色が黄色じみてきたり、くすんだりするババアには無理。
    クマ隠しは、やわらげるぐらいで丁度良い。
    全体のトータルバランスで考えなければならないのだ。

  • 肌が疲れる

    この言い回しの意味や状態が、想像もできなかったんだが
    最近になって、何となくわかるようになってきた。

    メイクを長時間してると、肌がショボショボしてくるんだよ。
    ゲッソリ、というか、やつれている、というか
    活き活きしてピンと張った肌質じゃなくなるのである。

    夜、電車の窓に映った自分の顔が、えれえ老けててビックリ、とか
    トイレの鏡で自分の顔を見ると、何かメイクが浮いてるような
    顔に無理矢理貼り付けてるような感じでゲンナリ、とか
    メイクが崩れているとか、脂浮きや粉吹きじゃない違和感。
    多分これが、“肌が疲れている” という状態ではないのかな。

    この状態は、日焼け止めのせいが大きいような気がする。
    夏は、体の露出している部分にも日焼け止めを塗るんだけど
    塗ってる部分の皮膚が、見た目には変化がなくても
    ひと皮下ではボソボソとしている感覚がある。

    家にいて日焼け止めを塗ってない時には、これは起きないので
    日焼け止めのせいだと思う。

    これに気付いてから、日焼け止めやメイクを早く落としたいーーー
    と、出先で思うようになったので、困ったものである。

    そこで更に追い討ちをかけてくれるのが、パール感。
    お手入れ直後にするメイクでは、このパール感はとても美しく
    肌のアラも光で飛ばしてくれるので、満足するのだが
    数時間経過した後には悲劇が待っている。

    疲れてメイクが肌となじまなくなってる、くすんだ状況で
    このパールだけは輝きを失わず、何とたとえたらいいか・・・
    部分的にキラキラ光ってるゴボウみたいな?
    もう、出先で鏡を見るのが恐いぜ。

    ローラ・メルシエのシークレットブライトナーも
    メイク時には重宝したものだが
    帰宅後のメイク落としの時には、半魚人か? という青魚激似状態で
    もう封印しようかな、とマジで悩んでいる。

    日焼け止め、パール感に加え、あとふたつ心当たりがある。
    ひとつはお手入れの変更なので、また次回にでも書く。
    (ちょっと変えると、顕著に反応が表れるのは
     やっぱり年齢的なものだろうか。
     これで効果もバーン! と出るなら良いんだがなあ・・・。)

    メイクでの心当たりは、フェイスパウダーの量の増加。
    冬用のクリームファンデを継続して使っているので
    夏の湿度に耐えられるように、いつもより
    パウダーを多めにのせていたのである。

    これもメイク直後は、とても美しい。
    というか、私の使っている冬用のクリームファンデは
    パウダーをのせないと、まるっきり素顔状態なのだ。
    ファンデというより、パウダーをのせるためのノリって感じ。

    ローラ・メルシエのクリームファンデとパウダーは
    汗や皮脂などで、塗ってたのがなかった事になるが
    これはヘタに肌の上で大移動をするのに比べると
    メイク直しも、まだしやすくてマシ。

    しかし、このパウダーの増量で
    肌が疲れているのにメイクは崩れていない、という状態の時に
    シワっぽさや白浮きはないけど、何かが浮いてる
    といった印象の肌質に見えるのだ。

    これは、やつれた肌にマットな質感は命取り、という事だと思う。
    しかし夏場に、ツヤ出し用のシークレットブライトナーは辛かった。
    ただでさえ汗や皮脂でテカるのに、ツヤを追加したくないしな。

    ついでに言えば、巷でよく見かけるのは
    汗や皮脂が出ている時の、妙齢のご婦人は
    浮いたファンデや粉の下で、皮膚がテカっている。
    つまり肌から出た汗や皮脂の上に、粉体がプカプカ浮いている
    という、顔面瀬戸内海 (小島が多い) 状態である。

    知らない人の顔を、じっくり見る機会は少ないけど
    トラブルほど周囲に気付かれるので、注意しておきたいもんだ。

    教訓: ババアのメイクは、賞味期限3時間!

  • 風呂の辛い季節

    になってきた。
    普通、逆だろ、夏場の方が風呂は辛いだろ、と思われそうだが
    私には寒い季節の方が、入浴が辛いのだ。

    風呂はビューティーバトルエリアだと力説している通り
    リラックスできる入浴などしていない。
    スクラブだの、パックだの、ただでさえあれこれ忙しいのに
    これに加えて、顔筋運動やらストレッチやらをやっているのだ。
    風呂上りはもうグッタリだぜ。

    寒くなると、湯船に浸かって温もりたいのだが
    冷え性のせいか、これが中々温もらない。
    半身欲とか、あれこれ試してみたが効かない。
    半身浴、寒いよ!
    肩にタオルを掛けても、水分を拭いても寒いんだよ!!

    露天風呂など、地獄だった。
    温もってないのに、どんどんノボセてきて
    お湯から出たいのに、出るとさっむーーーーーーーで
    どうせえっちゅうんじゃあ! と、苦悩させられたものだ。
    もう、めまいと吐き気で、宿で寝込むハメに。
    世間の温泉好きが、まったく理解できねえ。

    この、“温もらない” という感覚というのは
    体の表面は温かいのに、芯が冷えてる感じがして
    実際にも寒いと思うのに、頭がボーッとしてくるといったもの。

    そもそも水中というのが、水圧で苦しい。
    お湯に浸かっていると、どんどん体力が削られていくのがわかり
    いつもドラクエの毒沼を思い出す。

    だから半身浴が良いんだろうが
    あれは風呂場全体が適温じゃないと無理だと思う。
    何の設備もない風呂場では、風呂場の温度調整など出来ねえよ。
    シャワー出しっ放しでしばらく放置など
    たとえ財布が許しても地球が許さんだろうー。

    そこで冬場は、湯船内で運動をしているのだ。
    バタ足とか、腕振りとかバシャバシャやってるので
    もし家族がいたら、溺れてると勘違いされそうである。
    と言うか、本当に溺れた場合にも、「また暴れてる」
    で済まされ、浴死決定であろう。

    この湯船内運動は、実にきつい。
    ただでさえ毒沼レベルなのに、そこで転げ回るようなもの。
    風呂上りに、洗面所に倒れ込みたいほど疲れる。

    が、寒い時は、一刻も早く服を着たい。
    しかしナイスバディのお手入れをせねば、服を着れない。
    座り込んだら、しばらく立てないので (実証済み)
    最後の体力を振り絞って、ローションだのクリームだのを塗りたくる。

    たかが入浴に、何でここまで生きるか死ぬかな目に
    遭わなきゃいかんのか、自分でも自爆してるような気もするが
    これをやってるからこその、モチ肌ナイスバディなんだよ!
    おめえの手の平より、私の足の裏の方が柔らかいね!

    と、世界中のヤツに脳内でケンカを売りつつ
    入浴の儀式をする日々である。

    正直、風呂には気楽に入りてえ・・・。
    けど、ここで踏ん張らないと、サメ肌ババアまっしぐらだし
    問題は冷え性なんで、そこを考えるべきだよな。

    教訓: 辛い時は座り込んだら最後と思え!

    あっ、そうそう。
    ヘンな霊感商法や健康商法の素材になってるゲルマニウムだけど
    あれの入浴剤って、実際に凄え温もるぞ。
    冷え性だからわかるが、トウガラシ系や温泉系より断然効く!
    (入浴剤以外のグッズは効き目なしだった・・・)

    私の判定では、温まる入浴剤は
    ゲルマニウム >>> 塩系 > トウガラシ系 >> 温泉系
    となっている。
    しかも、値段が高いほど良い傾向にある気がする。

    温泉系は、どっかの本場の湯の花は確かに効いたけど
    掃除が大変だったのと、風呂釜を傷めそうで、使う気がしねえんだ。
    あと塩系も、サビが出そうでちょっと不安なので使えねえ。

    まあ、ゲルマニウム入浴剤がありゃいいや。
    ↓ 今年も買ったぜ。