カテゴリー: 自画自賛美容

  • ババアの顔色補正

    これはカラーコントローラーと言われる下地や
    仕上げのパウダーで行なうものである。

    赤み隠しには、グリーン、イエロー
    くすみ飛ばしには、パープル、ブルー
    顔色が青白い人には、ピンク

    と、言われていて、ピンクやイエローは効果が実感できるのだが
    グリーンとブルーってアリかあ?

    この2色の効果が、どうしてもわからんのだよな。
    グリーンは赤の補色で、確かに赤みを隠すが、不自然になりやすい。
    厚塗り用じゃないかと思う。

    ブルーは透明感を出す、とか言われているけど
    青白い発色のものが多いので、ハイライトに近いような気がする。

    ひとつ言えるのが、ババアの顔色は元の肌色が
    ブルーベースであれ、イエローベースであれ
    必ずくすみとして黄色が混じってくるという事。

    デ○オールが美白理論として、DNAの黄ぐすみを挙げていたが
    あれ、年を取ると確かにあると思う。
    日本人の白髪は黄色味がかっているし、白目も体の皮膚も黄色い。

    顔は色んな原因で、色んな色が浮き出易いけど
    底の底には、黄ぐすみが控えているように感じる。

    黄色の補色は紫なのだが、ババアの肌にはまたこの色が浮く。
    浮く事自体、補色顔色の証拠か・・・?
    てか、そもそも補色関係を利用して、 A+B=0って
    顔色調整では無理じゃねえ?

    ともかく、カラーコントローラーには
    机上の空論的な思い込みも多いと思うので
    とりあえず “補色” ってのは置いといて
    純粋に自分の肌色が、何となくキレイに見える物を選ぶべきだろう。

    カラーコントローラーの意味がわかりにくいのは
    肌の色ムラは、1色だけでなってるわけではないからだと思う。
    一部分でも、複雑に色が入り混じっているから
    単色塗りだと、効果が出にくいのであろう。
    部分部分で使い分けるよう、数色持っておく必要がある。

    しかし、塗った色味が自分でわかるようなら塗りすぎって事。
    「よくわからん」 でちょうどいい。
    とにかく、コントロールカラーはチークと同じように考えたら危険だ。
    塗った意味がないぐらい薄く薄く。

    中には時間が経って、メイク崩れによるくすみが起き始めた時に
    初めて浮き出てくるような色もあるので、要注意である。
    コントロールカラーのくすみ方は、ファンデより強力だぞ。

    そんで必ず、部分的にだけ塗るように。
    時々、顔面緑のカッパ顔や、そこまで黄色人種にせんでも、や
    全顔ピンクの紅白の紅の方のまんじゅう顔がいるが
    ものすごく悪目立ちして、気の毒になる。

    私が勝手に思うババアの鉄則は
    パール入りは絶対に下地のみ、仕上げはパールなし。

    パールはシワを目立たせるので、仕上げに使ったら
    何となくシワっぽく乾燥して見える場合が多い。
    そうはならなくても、キラキラ顔は品がない。

    パールの華やかさを取り入れたいのなら
    下地に使い、上にファンデやらパウダーやらを重ねて
    肌の奥からにじみ出るようにした方が上品だと思うのだ。
    だから、このコントロールカラーにパール入りのを選ぶ手もある。

    それと、目の下から小鼻脇の3角ゾーンは明るく、というのが
    今のメイクの定番だが、これをやりすぎたらデカ顔になると思う。

    小鼻の脇までいかず、目頭下2cmぐらいまで
    顔のほかの部分より、気持ち明るめにするだけ。

    ツヤはあくまで、頬の一番高い部分だけに必要なので
    その隣に更にパールキラキラの白3角ゾーンがあったら
    そりゃもう、平面デカ顔まっしぐらだぞ。

    こうやって書いていると、顔色補正は自己満足かも知れない。
    ただ、顔色はファンデでカバーしようとすると
    ものすごい厚塗りをしなければならないし
    “肌色” が、じゃなく、“肌” がキレイに見える場合も
    確かにあるので、合うアイテムに出会えたらすげえラッキー。

    このコントロールカラーというものは、メイクアイテムの中でも
    一番デンジャラスなものだと思う。
    雑誌とかで言ってる事が自分に当てはまるか、冷静に判断してほしい。

    薄化粧をして、使いこなせた時のコントロールカラーの量が
    メイク全般における適量なのかも。
    つまり、思った以上に少ない量って事。

    ちなみにナチュラルメイク = 薄化粧ってわけではない。
    メイクにおける “ナチュラル” というのは
    単に色や質感が主張しない、みたいな意味。

    使うアイテムの多さや、塗り重ねる量には関係しないどころか
    元々の素肌がキレイな女性に見られるために
    塗ってないような自然さを出すには
    あらゆるアイテムを、薄く薄く塗り重ねる必要があるという
    とても矛盾したメイク法なのである。

    ナチュラルメイクと薄化粧は、実は相反するものなのだが
    ババアは、薄化粧をしつつナチュラルメイクを目指す
    という、険しい道を歩くべきだ。

    隠れにくく崩れやすいという、災害指定顔面になってしまっても
    どっちも外せない項目だから、苦労はしょうがない。

  • ババアの福音

    美容面で、年を取るのはそう恐くない。

    私がピチピチの若い娘さんだった頃の
    30代以上の女性たちは、そりゃもう老けていて
    年を取る事に絶望させられていたわけだが
    実際になってみると、ラクショーである。

    ここ数十年で女性の地位が激変し
    人生を自由に選択でき、楽しく生きられるようになったお陰で
    昔のように、生活に疲れたかのような枯れた雰囲気を持つ
    女性ばかりでは (良きにしろ悪しきにしろ) なくなった。

    美容業界も進歩をしたので、熱心にお手入れをしていた女性は
    老化をさっ引いたら、上出来な肌状態である。

    この “老化” が恐いんだろ、と言いたいだろうが
    これもある程度は緩和できるし
    超えられない自然の摂理も許せないような大バカモノなら
    整形を繰り返せばよろし。

    今後も美容技術は進歩していくだろうから
    肌面では、今以上の結果を期待できる。
    日サロ通いのような自傷行為でもしてない限り
    今の若い女性は、今の30代40代より一層に安泰である。

    と言い切るのも、今のババアは余裕で
    見た目年齢が実年齢より、確実に若い。
    年を取れば取るほど、実年齢と見た目年齢の差が広がる。

    これは自分自身の事だけではなく
    周囲にそういう女性がゴロゴロいるからである。
    ある一時期で、全女性の年齢がストップするような感すらある。

    この説には異論も多い事だろう。
    まず、お世辞だという事。
    が、他人ってのはそうそう粗探しはしないものである。
    お世辞も常識の範囲でやってるだろう。
    お世辞マイナス5歳ぐらいで受け止めて
    充分に喜んで良いんじゃないのか?

    てか、「ケッ」とひねるより、喜んでた方が楽しいって。
    それで調子こいて、痛い若作りをするのは論外だが
    心の励みにして、お手入れに精を出した方が自分のためになる。

    私も一時、肌がまた曲がり角を曲がりやがったショックで
    褒め言葉が全お世辞に思えて、リタイアしようかと悩んだが
    そんな心境では、女性としてどころか
    人間をリタイヤしそうになったので、どっかの政治家じゃねえが
    心を新たにクリーンに出直しを決意した次第である。
    自分の現実を見据えて、目出度く生きるってのはほんと難しいよな。

    もういっちょの反論は、渦中の自分は甘い目で見てしまうだけで
    若い子から見たら、まぎれもなくババアだ、というもの。

    これにはヨユーの高笑いで流せ。
    ババアになるっちゅう事は、心も大人になるという事だ。
    若者と自分を同列視して、キイキイ言うようなヤツは
    見た目は大人、頭脳は子供!
    じっちゃんの名にかけて! じゃなく、ばっちゃんになりかけて!

    肌が年を取るのは当たり前。
    おめえは乳幼児にも嫉妬するんかよ?
    その時々で相応にキレイであるなら
    それで良しとする潔さが大人の女性だぜ。

    あと、「女は若いのに限る」 という男性は、どの年代にもいるが
    そういうヤツの言う事に影響される必要など、どこにもない。
    男性の若さ信仰は、ありゃ単なる性的嗜好だ。

    それ以前に、(これは私の元々の性格上だけかわからんが)
    年を取るにつれ、男性にはほとんど目が行かなくなるんだよ。
    自分が性的な対象で張れる位置にいなくてもいい、って感じなのだ。

    これぞ、“ザ・枯れる!” って事かも知れんのだが
    年を取るほど、色恋沙汰より人間性の部分に
    重きを置くようになると思う。

    人間性と美容は、一見関係ないようだが
    汚ねえ外見は、周囲を不快にさせるため
    年寄りになると、清潔感が勝負で、せっせと外見を磨くべきなのだ。

    基本的に女性は年を取るほど、慈母的心境に近付くので
    私も人生の先輩のつもりで、若い女性を安心させるためにも
    日々精進を怠らないよう、頑張っているのである。

    本当は自分が高みにいたいため、という欲が大部分の動機だが
    上記のような気持ちも確かにあるのさ。

    いやあ、時々揺らいで、ここでグチったりしてるが
    今日は、これぞいつもの絶好調な私! って感じ。

  • メイクの流行

    古来から日本女性のテーマは “美白” であった。
    それが何故、お歯黒や眉剃りまで流行るんかわからんが
    そういう化け物チックな化粧は、当然のごとく廃れ
    美白だけが何百年も続く、永遠の命題となる。

    化粧品も道具もテクニックも発達してない時代は
    女性たちの化粧というと、厚塗り白仮面だったが
    一瞬、“ブロンズ肌” が流行りかけた時がある。
    資生堂のCMで、前田美波里 (だったっけ?) が
    こんがりサンタン肌の水着姿を披露したのだ。
    だが、この試みは不発に終わり
    やっぱり、美白美白美白の日々となる。

    メイクの流行はあれども、基本は白い肌で
    これは多分、未来永劫変わらないであろう。

    例外は、10代の女の子の一部で流行った
    日焼けサロン利用のガン黒だけ。
    これが流行った時は、興味深く見守っていたが
    彼女たちも今では、「美白が “お姉”」 になっている。
    髪を巻いてトップにボリュームを付ける事を
    「盛る」 と言うんだと。
    何か、ひと昔前のアメリカの流行っぽい髪型なんだよ。

    更に一部の女の子の間では、眉をあえて消すメイクが流行ってる。
    眉が薄いと、目の存在が際立つって理論だが
    パーツが全部揃ってこその、目力じゃねえ?
    ギョッとするんだよなあ。

    私が記憶している限りじゃ、メイクの流行は
    大まかに分類すると、数年単位で移り変わっている。
    ファッション業界は、季節単位でどうこうしたいようだが
    消費者はそう思い通りには流れてくれないらしい。

    今は服飾デザイナーは、メイクブランドも持って
    トータルでファッションを提案しようとしているが
    いくらプッシュしても、売れない物は売れない。
    コロコロ転がってるようで、案外日本女性は頑固なのかも。

    それどころか、街角から流行が生まれたり
    メイクアーティストが日本に来て、インスパイアされたりしている。
    古くはランコムやHR、最近では原宿や秋葉のコスプレなど。

    ヨーロッパには、何年経っても不変の伝統があり
    それが一般民衆の生活にも、根深く染み込んでいるのだが
    日本は、伝統は特別扱いの枠に入っているので
    新しい文化というのが生まれやすい土壌なのかも知れない。

    そんな日本で流行ったメイクと言えば
    ハマトラ、ニュートラ時代の、ブルーアイシャドウにピンク口紅。
    これが、えれえ長く続いた気がするのは
    私がこの手のファッションが大嫌いだったせいだろう。

    次が、眉毛ゴン太 (ごんたじゃなく、ごんぶと) に粉吹き肌。
    ananやオリーブといった雑誌が、やたらプッシュしていた。
    “田舎娘” ってのがテーマらしいが
    今見れば、まぎれもなく田舎者なメイクだよな。

    その後、“ノーメイクに赤口紅” という
    寝てる最中に突然の来客で、とりあえず口紅だけ
    みたいな、バランスの悪いメイク法が流行り
    それが進化して、厚塗りなのにナチュラルに見えるベースメイクに
    ローズ口紅になる。

    YSLの19番とか、シャネルの19番
    ディオールの475番の口紅は、私ですら持ってたよ。
    ハニワ的あっさり顔に、濃い色の口紅は似合わないのにさ。
    雑誌で見てると、すげえ美しい色に見えて欲しくなるんだよ。
    美しい色は美しい顔にしか似合わない、って事を学んだね!

    私と同じように感じたヤツが多かったんかは定かではないが
    その後、カラーレスメイクが流行る。
    「顔に元々ある色しか使わない」 という自然派メイク。
    それで何故か口紅もベージュで、一歩間違うと死人顔である。

    この頃に出ていた化粧品は、全部くすんだ色味で
    パールもなしのマットな質感のものばかりで、地味ーーー
    なら、化粧雑誌の紙面も地味ーーー、で
    それが続くと、いい加減ウツウツしてきて
    「そろそろ、カラフルな化粧品にしてくれ」 と
    懸賞ハガキでクレームを入れていたさ。
    (この頃、懸賞で化粧品がかなり当たっていた)

    で、その後は細眉にパールアイテムが全盛。
    嬉しかったのは最初だけ。
    パール強すぎアイテムは、意外に使えない事を
    そろそろわかってもらいたいもんだ。
    メイクの流行って、いっつもいっつもやり過ぎなんだよ!

    私の場合は、ローズ口紅以前は、孤高にパンクメイクをしていたので
    巷の流行などには興味がなかったのだが
    当時の彼氏にやたら泣きを入れられ、ノーメイクとなる。

    その後、メイクじゃなくお手入れの方に興味が移ったので
    とりあえず揃えているメイクアイテムは
    買っては腐らせ、買っては腐らせ、の、もったいないお化け。

    ババアになった今では、メイクが趣味ではなく義務になり
    ちょっとでも選択を間違えると、まさに化けてる状態になるので
    化粧品選びは、切羽詰った重要事項なのだが
    周囲を見ると、どこもパールパールラメラメのギラギラ。

    もう、3~4年、この状態じゃねえ?
    太刀魚パールや、ギラつきラメは、ババアの肌には禁物なんだが
    完全マットのアイシャドウは、実際ボカシに高度な技術がいるんだ。
    だから、さりげないパールに移行してくれんかのお。
    ルナソルとか色味は良いのに、手を出せないぜー。

    さて、このギラギラ信仰をいつまで続くのか?
    秋冬に向けて、“穏やかな輝きに” とか言ってるくせに
    新製品をチェックしに行くと、相変わらずギラギラである。

    フランス系ブランドは、比較的パール控えめではあるが
    ローズ口紅時代に、そこらへんのブランドを買い漁って
    (そして全腐らせして) 飽き飽きしてるんで、食指が動かんのだ。

    同じように、ボビィ・ブラウンやマック、ナーズなども
    死人メイク時代に、個人輸入で買い漁り、腐らせ、以下略。

    今、私が欲しいブランドと言えば
    アウェイクやソニア・リキエル
    そして年齢層にそぐわないが、ジル・スチュワートなど。
    こいつら、揃いも揃って全ギラギラなんだよー。

    今アイシャドウを探しているが、「またこれかい」 と
    うんざりしつつ、シャネルかディオールあたりを買いそうで
    高い金を出して、何で飽きたやつを買わにゃならんのか
    とても虚しいんで、ほんとギラつき、どうにかしてくれ!

  • オーブ モイストリップメイクアップベース

    口紅下地。 税込み ¥2100。

    値段の手頃な口紅下地を探してて
    口コミサイトで評判もまあまあだったし
    オーブのアイテムを使った事がないので、これを買ってみた。

    前日オーブの口紅をコキおろした後だが・・・これも良くねえ。
    4ヶ月に渡って使い倒したけど、褒めるの無理!

    形状は、チップタイプのリキッド。
    色はパールの利いた白ピンクで、無味無臭。
    塗ると確かに唇の色が、ほんのりキレイになるけど
    ベージュ口紅に耐えるほどの補正まではしてくれない。

    しっとりというより、ベットリ糸を引く感じの質感。
    正直、普通のグロスとどう違うんだ? と疑問だよ。

    保湿力も気の利いたグロスレベルで、長続きはしない。
    メイク直しにも使っているけど、塗っても割にすぐ乾燥する。
    夏場はちょっとはマシだけど、冬には意味がないと思う。
    これ、乾燥対策の役目はないんだろうか?

    そして、またこれを書くのかよ、とウンザリだが
    この下地も、ものすごくヨレる。
    沼地を整地した上に建てた建築物のように、土台からズブズブ。

    メイク直しで手抜きをして、この下地だけ塗り重ねてたら
    数十分後にはもうヨレてたよ・・・。

    この下地を使うと、後にどの口紅を使おうが
    リップペンシルで唇全体を塗り潰そうが、ヨレる。

    口紅もそうだったけど、この下地も
    保湿力を持たせようとして失敗した、ってイメージの使い心地で
    ここまでひどいと、花王の基礎化粧品もこんなんじゃないか
    表面はベタつくけど、肌内部が乾燥してる
    みたいな感触じゃないか? と、危惧させられる。
    花王自体は好感を持ってたメーカーなのになあ。

    オーブはイメージガールに上戸彩を使った事で
    中高生向けブランドだと印象付いたけど
    (その割には値段はOL向けで不思議だったが) 今は梨花だろ?
    一体どの年代に売りたいのかなあ?

    中高生向けなら、この品質はまだ納得だけど
    経験を積んでるOL向けならありえないぞ。
    てか、既に品質と値段のバランスがアウトじゃねえ?

    きっつい事を言うけど、日本ブランドの誇りがあるなら
    こんな製品を出したらいかんだろうー。
    私、やっぱり口紅類は外国ブランドにするぜ?
    ルナソルとかコスメデコルテとか頑張ってるのに
    これのせいでビビって、色物は国産を買えなくなるわ。

    他の日本メーカ-の足を引っ張る物づくりをすなよ。
    CMの迷走からして、信頼感がないんだよな。
    これ、本当に胸を張って売ってるんか?

    ↓ こんな写真で何がわかる? と思うだろうが
      画像付きで誠意を見せとく、っちゅう魂胆よ。

      

  • オーブ ルージュアクアドルチェ

    花王の化粧品ブランド、オーブの口紅。

    春先に唇が乾いてしょうがないので
    オーブのモイストリップメイクアップベースという
    口紅の下地を買ったら、サンプルを貰ったのである。

    このサンプル、多分春の新色だと思うが
    プラスチック容器に10色入っていて
    1色1色が、何回分だ? というほどの量で、太っ腹!
    こんなん配ったら、現物を買わなくて済むじゃん、というぐらい。
    貰う側はありがたいこったが、商売としてはどうなんだ?

    口紅は色味で選ぶので、私の手持ちは全部フランスブランドだが
    機能性 (保湿効果や密着性、無香料など) は、何となく
    国産ブランドの方が良いような気がして
    オーブも気にはなってたので、丁度良かった。
    真面目にチェックしながら、使用に励んだレポート。

    この結果は私の個人的感想で、人それぞれ違う意見になると思う。
    盲信しないで、自分の唇で試してね (はぁと)。

    と、わかりきった言い訳を最初にしてるのは
    国産信仰が強い私なのに、どうひいき目に見ても
    この口紅の良さがわからなかったからである。

    この口紅、とにかくヨレるのである。
    ヨレるとは、リップクリームや口紅を塗ると
    喋ったり飲み食いしたりで、唇が動くうちに
    口の端などに塗った物が溜まる現象である。

    あれはヨダレや食いカスなどではないのだよ。
    ま、見た目非常に汚いから、メイク直しはこまめに、なんだが。

    オーブの口紅下地の上に塗っても、素で塗っても、ものすごくヨレる。
    こんなにヨレる口紅は初めてだ。

    しかも保湿力がなく、ひどく乾く。
    “アクア (水)” と銘打ってて、何でこんなに乾燥するんだ?
    春だからかな、とすんげえ大目に見て
    夏まで待ったが、この猛暑の中でもパサつき感がある。

    発色も、良く言えば薄付き。
    おまけに筋ムラができやすい。
    ムラをならすために、ティッシュオフをすると
    1度塗りでは、色がほとんど取れる。
    薄い色はもちろん、濃い色もかなりこういう性質。

    ヨレを防ぐためのティッシュオフが仇になって
    もう、どうしたもんだか、と苦悩させられたよ。
    ムラになるのもヨレるのも多分、定着性が弱いんだと思う。

    匂いは無味無臭。 そんだけ。
    あっ、良かったのは、塗ってて唇があまり荒れなかったな。
    乾燥するのに、不思議とメイクを落とした後の皮剥けはなかった。

    それでも現品を買わなくて良かった、と思わせる1品である。
    昔の海外メーカーはひどかったけど
    今の口紅は、どのメーカーもほとんど荒れないし。
    ああ・・・どうしてもフォローできない・・・。

    酷評? とんでもない!
    日本製品を悪く言いたくないから
    4ヶ月間、事あるごとに使ってみたんだぞ。
    でも大事な場面や、崩れを防ぎたい時にこの口紅は無理。

    ひとつ可能性があるとすれば、“サンプルと現品は質が違う”
    これに賭けるしかないが
    そういう事をしてるメーカーは、ロクでもねえし
    サンプルの方の質を落としてどうする? 逆だろ、普通
    って感じだから、この可能性は期待薄である。

    ちなみに、薄付きだから、他の口紅と重ねたら
    ものすげえ土台崩れを起こしてくれるので、処置なし。
    グロスなんか重ねてたら、土石流だぜ。

    この口紅さ、保湿力のない保湿クリーム、って感じなんだよ。
    やりたい事はわかるけど、どっかで処方をミスったな? みたいな。
    妙な薄付き加減を見て、そう感じたわ。

    ↓ キレイに見えるけど、全色2~3回ずつ使った状態。
      フタを開けた状態で、下の紙はバックスのナプキンだ。 ははは
      大きさ比較にタバコの箱は定番だな。

      

  • ローラ・メルシエ続報

    07.5.15 ローラ・メルシエのファンデ に書いた
    ローラ・メルシエ 「ティンテッド モイスチャライザー」
    というクリームファンデの、夏場の使用感である。

    先に言っとくが、このファンデは保湿重視の薄付きで
    乾燥肌の人や、普通肌の真冬用であって
    それをインナードライ肌が真夏に使う方が、ドアホウなのである。

    当然、崩れやすいだろうな、という単純な予想はしていた。
    ところが意外な結果が出た。
    塗ってる時から、塗ってるか塗ってないか、わからないのである。

    「え? どこに塗ったっけ?」 と、思いつつ塗るハメになっている。
    もちろん仕上がりも、ノーファンデと変わらない仕上がり。
    元々薄付きなんだが、ここまで塗っても意味がないはずはなかった。
    一体どういう事だろう??? と、何日か考えまくった。

    で、出た答が、これはあくまで私の推測だが
    インナードライ (表面はオイリーなのに肌内部が乾燥している)
    な私の肌は、冬は乾燥肌に夏はオイリー肌にと、大きく変化する。

    今は脂ギッチョンチョンのオイリー状態である。
    こういう時は、肌の毛穴も開いている。
    それを、このファンデではカバーしきれないのである。

    もちろん、毛穴カバー用の部分下地は使用している。
    冬場は、このファンデの上からツヤ出し用仕上げクリームの
    「シークレット フィニッシュ」 を塗らないと
    ツヤ肌になれなかったのに
    真夏の今の時期は、塗ったそばからツヤツヤしている。

    つまり、このファンデの保湿成分のせいで
    下に塗った毛穴カバー下地の効果を相殺してしまうようだ。
    ここまで油分が多いとは思わなかったよ。

    これは、パウダーで調整なんて生やさしいものではない。
    ローラ・メルシエのルースパウダー (色名 ルーセント) は
    本当に透明だ、ぐらいにしか実感がなかったのだが
    どうやら保湿力もあるようである。

    いやあ、真夏に使わないと、見えなかった特徴に気付けて
    色々やってみるもんだなあ、と、つくづく思ったよ。

    では、真夏のファンデはどうすんの? と言う話になるが
    このまま、このファンデを使う。
    メリットは、ズバリ色!

    ギャル系? と言われたほど黒い色 (色名 サンド) を
    買っちゃったんで、冬~春はちょっと困ったんだけど
    この時期は事情が違う。

    夏なので、日焼け肌でいいじゃん、というのもあるが
    日焼け止めを塗る量に、一番気を遣う季節だからだ。
    日焼け止めは、規定以上の量を塗らないと
    記載されてるだけの紫外線カット効果を発揮してくれない。

    この規定量ってのが、普通に考えてる以上に多く
    言われた通りに塗ると、バカ殿レベルになるのだ。

    日焼け止めは 「白くなる」 と不評だが、当たり前だ。
    あの白で、紫外線を遮断してる部分もあるんだからな。
    白くならない日焼け止めは焼ける! と、断言しちゃるよ。
    今流行りの白くならないジェルタイプなんか、絶対に効果薄だね。

    日焼け止めの大体の目安は顔全面で、10円硬貨大だと安心。
    これ、1度に塗っても絶対になじまない量だぞ。
    2回に分けて塗り重ねないと、無理無理無駄ーーーっ。

    で、塗ると、まごう事なきバカ殿。
    この白浮きを中和させるために、黒い色のファンデ、って事だが
    ひとつ懸念があった。

    色ってのは、ベースが白だと発色が良くなるじゃん。
    白の上に茶を塗ったら、鮮やかに茶! になるんじゃないのか・・・?

    ところが、このローラ・メルシエのファンデは
    以前に書いた以上に、透明感がもの凄かった。
    見事に日焼け止めの白浮きを中和してくれて、普通色の肌になれたよ。
    だから、塗っているのがわからないんだろうな。

    惜しむらくは強い保湿力だが、同じローラ・メルシエでも
    夏用は処方が違うだろうから、冒険はしたくない。
    この 「ティンテッド モイスチャライザー」 だからこその
    透明感かも知れないし。

    ま、ノーファンデ歴が長かったんで
    今でも平気でノーメイクで外に出られるし
    塗っているのかわからない、一見意味なしのファンデでも
    日焼け止めの白浮き防止用として、これで突き進むぜ。

    メイク崩れは、何せ塗ってるのもわからないぐらいだから
    崩れてるのもわからない。 あはは

    脂浮きがちょっと早いかな、とは感じるけど
    それさえこまめに取り除けば、ヨレもないので
    逆に考えると、好都合なんじゃないかと。

    ひとつ学んだのは、“美しい肌” という印象には
    毛穴の開きが大きく影響を与える、って事。

    今まで、夏場に保湿ファンデを使った事がなかったし
    黒ファンデも初めてなので、暗めファンデは
    その色で、シミや色ムラはカバーしてくれても
    毛穴はカバーしてくれないってのも、よーくわかったよ。

    色黒オイリー肌にこそ、カバー力のあるファンデが必要だと思う。

  • ババアのアイケア

    アイクリームは、15ml ¥8000を目安に買っていた。
    何てリッチな、と憎々しく思ったヤツ、安堵せえ。
    貧乏になってから、¥5000に落としたあげく
    それでも追っつかず、アイクリームを使うのをやめたさ。

    そうやって過ごすこと1年、目頭上下に細かいシワが出来
    すべて貧乏が悪いのね、と昭和初期のヒロインもどきに
    絶望感を味わったものだ。

    使っている時は効果に気付かず、ほんとムダだと断定して
    節約の際に真っ先に切り捨てたアイテムだが
    こうなると効いてたんだなあ、とシミジミ思うぜ。

    だが、あの少量でバカ高いアイクリームなど買えない。
    ツボ押しで少しでもどうにか出来んかやっていたが
    やはり専用アイテムは必須なのか、と悶々とする日々。

    肌全体が乾燥した時に、たまたまドラッグストアで見かけた
    ロコベースリペアというクリームを買った。
    30gで、確か¥1600ぐらい。
    ワセリンのような使用感で、伸びが悪くベタつき
    乾燥が治まったら、無用のシロモノになってしまった。
    (これが乾燥に効いたのかも、よくわからん)

    いくら安物でも、化粧品1個たりともムダには出来ない境遇なので
    それをアイクリーム用に転用したのは、ほんの気まぐれである。

    チマチマ塗り続けて数ヶ月、ある日ふと見ると
    目頭の上のシワが凄え薄くなっている!

    目元の皮膚には過剰な油分は負担になる、という話なので
    言わばタブーを犯しまくっていたわけだが
    効くんかい!!!!! と、驚愕したぞ。

    塗ってて良いものかどうか、今でも不安だが
    とにかく私の目頭上部のシワには、これは効いたので
    塗り方のコツを書いておく。

    お手入れの最後に、シワを指で広げて塗り込む事。

    多分どこの部分のシワにも、こういう塗り方が有効だと思う。
    何故なら、目頭下はいじくるのが恐くて
    指先になじませたクリームをポンポンと置くだけにしていたからだ。
    目頭下のシワには、変化は見られない。

    シワを広げると言っても、あくまで優しく、だぞ。
    ギーーーッと広げたら、皮膚細胞がブチブチ切れるからな。

    このやり方が正解かどうかはわからないが
    シワを広げて貼るシートパックもあるので
    いい線を突いてるような気がする。

    そしてこの結果は、“安物でも効く” という点を証明した。
    以前から、化粧品の値段で一番違いが出るのは
    香りの成分の質だ、と言い張っていたが
    今回はそれに “使用感の悪さ” も加える。

    安物には妙にベタつくのが多いので
    肝心の効果の有無まで判断が行きにくいのだが
    肌の状態は高級なのを使っている時と、実は変わっていない。

    以前は、高いから効くだろう、という激しい期待感があったが
    安物にはどうしてもそれを思えず
    しかも着実に年を取っているにも関わらず、だ。
    これは効いてるって事だよな。

    金がないなら頭を使え、の信条で頑張ってきたお手入れだが
    安い化粧品の力をあなどりすぎていたようだ。
    値段に関わらず、信頼して良いんじゃないかと
    心のちょっと底から思えてきた。
    (まだ高価信仰は完全には解けず)

    ただ、目元だけロコベースを塗っていて気付いたのだが
    部分的に塗っても、顔の他の部分 (主に下方向) に
    塗ったものが流れるようである。

    暑くなってきたら、塗ってない頬にニキビが出来たのだ。
    ロコベースをやめるとすぐ治り、塗ると出来るので
    目元のロコベースが、肌のキメに沿って流れてると判断した。

    夏場用のアイクリームを、また探す日々になるが
    安心して安物狙いでいくぜ。

  • ババアのシミ隠しメイク

    色んなトラブルに翻弄されるお年頃だが
    ババアはミクロでメイクを考えると、死にたくなるぞ。

    “全体的な雰囲気” で挑む潔さが、勝敗の分かれ目である。
    ただし、“軽減” はアリ、って事で、可能性を探そう。
    人間、希望がないとやる気も出らんよ。

    シミ隠し。
    私の意見としては、これは捨てるべきである。

    何故なら、シミを隠すコンシーラーは
    塗った部分と塗らない部分の質感の差が激しいからである。
    自分で確認した時は完璧でも、光の質や角度によって
    塗っているのが丸わかりになる。

    どうしてもカバーしたい人は、薄い重ね塗りが有効である。
    シミ部分の下地に発光下地 → 白めコンシーラー →
    暗めファンデ → フェイスパウダー → 暗めコンシーラー →
    自分色パウダーファンデ → パールパウダー
    この手順で、薄く薄く塗り重ねたら完璧にカバー出来る。

    逆に言うと、ここまでしないと隠れないシミが
    気になるシミだというわけ。
    簡単に隠れるシミにはクヨクヨしないだろ?

    こんだけの重労働を出来るのならいいけど
    出来ないのなら、開き直る方が精神上いいと思わんか?
    「シミ? バカンス焼けのせいね。 ほほほ」 ぐらい言っとけ。
    「欧米か!」 だが。

    私の経験では、シミはどんなに隠しても
    数時間後にはカバーがまるでなかった事になってしまう。
    何かもう、目立つシミのカバーは無理っぽいぞ。

    ただ、密集している小さいシミや薄いシミなら
    1段暗めの色のファンデで、かなり目立たなくなる。

    このシミ密集地帯って、両側の頬骨の上あたりに多いので
    最初にシミの密集地帯全体を、暗めの色のファンデで同化させ
    目頭下から目尻下の範囲内に、繊細なパールの粉を乗せる。

    これだけでかなり違う。
    目尻を囲むこめかみ部分 (Cゾーン) に、ハイライトを乗せろと
    よく雑誌などに書いてあって、それをしたくなるだろうが
    これは顔が横広く見えてしまうので
    黒目の外側の範囲には、ハイライトを入れるべきではないと思う。

    白っぽい色やパールは、顔をデカく見せるので
    パール入りの粉を使っていい部分は、ごく限られた狭い範囲。
    光は狭い範囲の方が効果的なので、要所要所を部分的に光らせれば
    ファンデの暗さは気にならなくなる。

    暗めのファンデを使う事に抵抗があるだろうが
    使ってみると、意外にお役立ちなものだ。
    しかしあまりに黒いと不潔感が出るので
    “1” 段階だけ暗くするように。

    白い肌ほど、アラが目立つので
    白肌信仰はババアにとっては、すんげえ危険な思想である。

    女性は自分の肌は白いと思い込みたいようなので
    多分、今使っているファンデより1段階暗めの色が
    実は自分の肌色にぴったりの色だった、って人は多いと思うぞ。

    大事なのは透明感で、それを出すのに心血を注いでほしい。

    化粧品って、緩和するだけで0にはしてくれない。
    遠目で見たら、気にならない程度にしか出来ないもので
    しかもその効果は、一日中持続してはくれない。

    もし、自分で、見てもわかるほどだったら
    それは塗りすぎで、崩れた時が悲惨である。
    メイクは厚塗りにするほど、崩れやすく
    崩れた時に直しにくいという、やっかいなものなのだ。
    後々の事を考えれば、絶対に薄塗りに徹するべきである。

    それにメイクが厚い人って、うちとけにくいと思わん?
    ナチュラルで自然なメイクの方が、多少アラがあろうと
    安心して付き合える気がするのだが。

  • ババアの黒ファンデ

    私は地黒だ。

    と思い込んでいたが、どうも元の肌は色白らしい。
    ノーメイクの時に 「色、白いよね」 と言われる事が多く
    目が悪く、自分では鏡10cmの距離でしか
    己のツラを見てなかったので
    何のお世辞やら、と聞き流していたんだが
    ある日ふと集合写真をよく見たら、確かに何かすげえ白いのだ。

    そういえば、顔以外の肌は、首も手もやたら白い。
    ノーメイクで既に合成写真のようだ。
    そんで、顔色が悪い。
    鏡10cmじゃ赤黒いのに、全身像だと青白い印象なのだ。

    この顔色の見え方の違いの原因がよくわからないので
    どうしたらいいか、もうさっぱりである。

    多分、皮膚が薄くなっているので、透明感 “だけ” はあって
    それが色白に感じる要因らしいのだが
    血色が浮き出やすく、しかも血行不良なのですぐ赤黒くくすむ、
    って事なんじゃないかと想像し、試行錯誤を始めた。

    しかし、日焼け止めを塗った時点で、とっくに白浮きしてしまってて
    それをファンデでカバーしようとすると
    言わば、ただれゾンビが肌色ストッキングをかぶった状態? って感じ。

    首の色にファンデの色を合わせようとしたら
    どんなに微妙な調整をやっても、人に指摘されるほど白浮きするので
    思い切って、顔色通りと思える黒い色を買ってみた。

    BAさんには一番明るい色を勧められたが、2段階黒い色を買った。
    黒すぎるなら、今までの白浮きファンデを混ぜればいいだけ
    と、目論んだのだ。

    いっつもいっつも 「これがジャストカラーです」 と勧められ
    真に受けて買うが、結果はリアルスケキヨなんだよ!

    で、全顔にその黒ファンデを塗ってみた。
    肌のアラは、黒い色の方が隠れて良い。

    が、濃い色になるほど、赤みが加えられているようで
    赤銅色の日焼けに近い雰囲気で、塗り終わって自分でも
    (良い方に回って) イタリアマダム・・・? と思ったが
    知人が見た途端、「ギャル?」 と言ってくれた。

       最 悪 ! ! ! ! !

    あああ、何で2段階黒い色を選んだんだろう
    “1段階” という選択肢が何故なかったのか? 私・・・。

    激しく失望しつつも、失敗は成功の母を目指したくて
    前のメイクとどっちがいい? と聞いたら、黒い方がまだ良いと言う。
    なるほど、発光仮面より黒地蔵か。
    やっぱり基本はこれでいくべきだろう。

    誤算だったのは、買ったファンデの質感がとても良く
    他のファンデを混ぜる気になれない事だった。
    実際に混ぜてみたら、フツーのファンデに成り下がってくれたし。

    もう1個、同じやつの白い色を買えば良いのだろうが
    ファンデ1個、使い切るのに1年以上は掛かる。
    それが2個など、絶対に途中で腐らせる。
    物をホイホイ捨てられる性格 & 境遇じゃねえんだよ。

    やれやれ、貧乏は生活上のハードルが数多いもんだ。
    だが、金がねえなら知恵でカバーだ!
    (こういう方向にばっかり行ってるから
     とんでもない間違いを犯してる気もせんでもないが)

    ようするに色の判断って、顔のごく一部でしてるわけじゃねえ?
    と思ったのは、男性芸能人のメイクをTVで見ていてだ。
    男性でメイクをしてる人は、首の方が白い人が多い。
    でも、女性ほどには色浮きが気にならない。

    だから何だっちゅうと、よくわからんが
    とにかく、部分塗り分けをしたらいいんじゃないか? と
    その時にひらめいたのである。
    アイディアはいつも関係ないとこで突然湧くもんだ。

    そこで、黒ファンデは顔の側面のみ、残りは白ファンデにしてみた。
    縦ボーダーの顔面囚人服になった。

    ああもう、いっそのこと、中央部分はファンデなし!
    で行ったら自然になったが、そりゃあ塗ってないからな。

    とにかく、目の下と鼻の横の頬と眉間とあごだけ
    白くすりゃどうにかなる! と
    白部分はファンデではなく下地とコンシーラーで
    (私にしては) ものすごい緻密な塗り分けをしたら
    ようやく黒顔イメージからは抜け出た。

    首との境い目は、首にもファンデをガッツリ塗るしかないが
    あご中央を白めにして、横の輪郭の際には塗らないで済むよう
    頬下からクラデーションにする方が、まだ自然のようだ。
    だって手がな、顔首黒くても手が白いとヘンなんだよー。

    このメイク法、すげえ手間が掛かって
    たかが化粧に何でこんなに命賭けにゃならん、と情けなくなるが
    いや、命まで賭けちゃいないが
    女性は年を取るほど身支度が面倒になる、と割り切るしかない。

    実際、手を掛ければ掛けるほど、余裕のような雰囲気が出るし
    ある意味、それがババアの醍醐味じゃないのか?

    最近、「メイク上手くなってない?」 と言われ、とても嬉しい。
    この言葉は、普通の女性にはあまり褒め言葉ではないが
    何せ私のメイクは 「塗らない方がいい」 と言われてたぐらいで
    逆にメイクによって、お金も美貌 (あるのか?) も
    色んなものをムダにしてたからなあ・・・。

  • ババア美容シリーズの意義

    それは私が2度目のお肌の曲がり角を、ついうっかり曲がってしまい
    激しく落ち込んだのがきっかけである。

    この “お肌の曲がり角” は、1度だけだと思ったら大間違い!
    女性は死ぬまで、何度も何度も曲がりまくる事になるんだぜ。

    もちろん、今でもヨユーで10歳は若く見られる私。
    だがな、若く見られるその年齢差が大きくなればなるほど
    それは年を取ったという証しなのだ。

    ババアはお手入れだけじゃ追っつかない。
    メイク魂にもボウボウ着火せえ!

    女性の後半の美容人生は、一瞬でも気を緩めたら命取り、という
    崖っぷちゾーンを延々歩く事になるのだ。

    美容以外でイキイキ生きていくのもいい。
    だが女性には、必ず美容にまつわる批判が付いて回る。
    「あの人、スポーツ好きで活動的よね。
      でもシミが凄いわよね、紫外線防止って大事ね~。」
    「あの人、凄いキャリアなんですって。
      でも乾燥でお肌ボロボロよね、ストレスが大変そうね。」
    実際に聞くのは、こういう評価のされ方なのだ。

    私はこの会話に好感は持てない。
    1個何か打ち込めるものがあるなら、それでいいじゃん、と思う。
    しかし女性は必ず、美とセットで語られるのだ。

    これが現実なら、受け入れるしかない。
    突っ込まれる隙をなるべく減らすように努力しようぜ。
    あれもこれもと手にして、華麗に高笑いするのさ。

    ま、今の私の状況では
    「あの人、凄い貧乏なんですって。
      でもいつもキチンとしているわよね?」
    と、このレベルが目標で、初手からえれえ底辺で恐縮なのだが・・・。

    さて、そういう崖っぷちババアの美容の方法。
    その知識を得ようとしても、情報が極端に少ない。
    巷に氾濫している美容雑誌は、10~20代向けばかりなのだ。

    30代以降の女性のメイクは、大人の女性向けファッション誌で
    たまにやる気のない美容特集を組むぐらいのもの。
    以前に30歳前後のための美容雑誌ってのがあったが
    2年ぐらいで廃刊になったさ・・・。

    若い女性の美容とババアの美容とは、似て非なるのだ。
    特にメイクは、ババアには鬼門的な事が多いのだ。

    ババアにこそ、美容情報が切羽詰って必要なのに
    何で美容雑誌はババアに目を向けないんだ?

    今10代20代の女性も、いずれはババアになるんだぞ。
    美容情報など、すぐ鮮度が古くなるし
    一生通用する知識などないに等しいのに
    途中でおっ放り出すなよ、ひでえなあ。

    という動機で、世の迷えるババアのために
    私の経験や現状、周囲の人のメイクを参考に
    少しでもババア美容のヒントになればいいな、と思っているのである。

    男性方も、ここを読んで
    彼女や奥さんを美しくしてあげてほしい。

    なお、ここに書く情報は書いた時点での結論で
    もしかしたら正解じゃないかも知れん。
    新しい発見があれば、訂正修正を随時やっていくので
    情報をお持ちの方は、ご指導をお願いします。

    ババアババアと連呼して、気分悪いかも知れんが
    いや、私もな、何て表現しようか悩んだんだよ。
    “熟女” はエロ用語のイメージが強いし
    “妙齢のご婦人” じゃ、笑かしだろ?
    “おばさん” はリアル過ぎて、私自身の心が傷付くわっ!

    て言うか、文字数をとるのがイヤなんで
    “仕方なく” ババアと書いているのさ。
    4文字以下で、変換がなし or 簡単な
    良い単語があったら、提案してくれるとありがたいです。