化粧品は腐る。
(あんだけ色々混ぜくっていて、腐らない方が逆に恐いんだが)
基礎物 (お手入れ用化粧品) は、堂々と腐るが
メイク用品は、そんなにロコツな反応をしないので
ついつい長期間に渡って使ってしまう。
アイシャドウやチークなどの粉物は減らないしな。
そこで、捨て時の見極めをいくつか。
1、臭いが変質
油の臭いがし始める事が多い。
アルコール臭が強くなる場合もある。
これが一番わかりやすいかも。
2.見た目が変化
濁る、何か浮いてる or 泳いでる
減っている、増えている
色が変わる、分離している
3.使用感が変わる
しっとり → パサパサ or ベタベタ
固形が妙にポロポロ崩れやすくなる
口紅の劣化は、ほとんどが油臭くなるみたいだ。
油臭いとは、クレヨンのような臭い。
よくある、口紅につく水滴みたいなんは
「水分がしみ出しただけ」 と、「品質の変化」 と
賛否両論あって、判断が付かんが、私は気にせず使用続行。
以前、調子こいてシャネルだディオールだと
おまえの唇は一体、何㎡ あるんだ? というほど
口紅を集めていた時期があった。
メイクの時に、その膨大な量の中からの色選びが大変で
全部裏返しにメイクボックスに入れておいたんだ。
(口紅の色番号は、底に貼ってあるシールに書いてあるので)
ある日フタを開けたら、口紅が土台からキレイに外れていた。
しかも持っていた口紅全部。
当時持っていた口紅は、全部フランスブランドのやつで
色はいいけど、潤いが足りないタイプだったから
容器から外れやすいのかも知れない。
だけど、何となく気持ち悪くなり、全捨てして
それ以来、口紅の所持は5本以内、と決めた。
私のアホウなとこは、口紅集めはやめたが
リップグロス集めに走って、これまた全腐らせの全捨てしたとこさ。
固形の口紅より、ジェル状のグロスの方が腐りやすかった・・・。
何故か1個腐ると、次々に伝染していきやがって
ザクザク捨てなきゃで、ショックも倍増だったぜ。
グロスの劣化の仕方は、臭いの変化と
妙な粘り気が出たものがほとんどだったが
中にはサラサラになって、容器から液漏れし始めたのもあった。
粉物は劣化がわかりにくい。
ただ、プレスされたパウダー (おしろい) は
パフで取れないほど、表面がツルツルに固まる。
“しっとりタイプ” のやつほど、すぐこうなる。
こういう場合、使い切りが好きな私は
乳鉢でゴリゴリに砕いて、ブラシで使い切る。
乳鉢はひとつあると便利だ。 (ハンズとかで売っている)
うっかり落として割れたパウダーファンデや
減ってブラシで取りにくいチークやアイシャドウなど
砕いて別容器に入れたり、混ぜて別色を作ったりできる。
乳鉢がない場合は、アイシャドウコンパクト付属のブラシで
表面を撫ぜまくって粉にすればいい。
ヘラなどで削ると、必ず固まりが残り
サラサラにならないので、ブラシで。
アイシャドウ1個につき、ブラシ1本がダメになるので
必ず、いらないブラシを使おう。
歯ブラシでもいいと思うけど
毛が太いほど、削れる粒子が荒くなる。
ファンデは一番劣化しやすいアイテムである。
売ってるのって、量が多過ぎだし、夏と冬で替えたいし
絶対に余るんだよな。
私なんか、1年前に使っていたパウダーファンデを
また使える季節になったんで、開けてみたら・・・
虫がいた!!!!!
しかも数匹。
本の間にいるような (名称 シミ)
シラミのちっこいのみたいなの。
虫は、どうやらコンパクト内臓のスポンジやパフに湧くようだ・・・。
長期間使わないのなら、スポンジやパフは
ジップ袋とかに入れて、別に収納しておくようにな。
ファンデは形状を問わず、2年以上の使用はやめといた方がいい。
配合されている保湿成分が、すぐ変質する。
どっかの化粧品メーカーの開発者が言ってたが
特に紫外線カット剤は、化学変化を起こしやすいらしいので
SPFやPAの表記があるものは、開封後1年が限度だとさ。
日焼け止めも、開封して1年以上経ったら
日焼け止め効果を保証できないそうな。
メイクアイテムなんか、全部1個の量が多すぎなんだよな。
ファンデ、どんだけ塗れば、1年以内に消費できるんだよ?
粉の20gって大容量じゃねえかよ。
それに加えて、シャネルのアイシャドウとチークは
焼き製法だから、何年使っても減らない減らない。
スティラの限定色物も、あまりにデカすぎて
もったいない未来が予測できるんで、ハナから手を出せねえよ。
使い飽きるし、劣化するものなんだから
最初から少量で売ってほしいぜ。
割高になっても、腐らせて捨てるよりマシと思わんかあ?