カテゴリー: 自画自賛美容

  • マルティナ

    ドイツのオーガニックコスメである。
    まずはハッピーエイジとローズの、各スターターセットを使用。

    セットの値段は¥1155で、内容は
    クレンジングクリーム、化粧水、乳液、クリーム。
    化粧水だけ6mlで、他は4ml。

    このメーカーの最大の特徴は
    乳液とクリームを混ぜて、好みの濃度に調節できる事。
    ためしに別個に使ってみると、乳液はごく普通の感触だが
    クリームがちょっと硬くて伸びにくい。

    匂いは、くっさーーーーーーーー!
    特にハッピーエイジなんか、何の匂いかと問われても
    漢方系っぽい植物? ぐらいにしか例えられない。
    決して良い匂いじゃないと思うんだが
    この匂いが効く気分を盛り上げてくれてるんだと思う。

    塗ると慣れるんか、すぐ匂いを感じなくなるが
    体調の悪い日などは、いつまでもその匂いが鼻につく。

    化粧水はオーガニックにしては、まだ潤う方。
    それでも使う必要性を感じないほど、肌に入らない。
    クレンジングも、刺激もなく、落ちも普通。
    大方のミルクタイプと似た洗い上がり。

    オーガニックコスメには、“夜はなるべく何も付けるな”
    という定番の考え方があり、クリームを昼用夜用と分けてる場合が多い。
    ここも 「夜はなるべく素肌で」 と言ってはいるが
    乳液とクリームは朝夜兼用なので、その点が便利。
    ま、クリームは単体では伸びが悪く、とても使いづらいので
    乳液も必要で、結局は2個持つ事になるんだろうけど。

    他に目ぼしいクリームが見つからない場合、私はここのを使うかな。
    混ぜるという手間が、何かワクワクするんだよな。

    アイクリームのサンプルはないが、現品で買ってみるつもりである。
    ここの商品は、会社の理念や製品のシステムも
    “オーガニック” という事では、ハズレはない気がする。

    理念? 自分で調べろよ、と高飛車に言いたいが、簡単に書くと
    創始者の女性が子供の頃に、顔を犬に噛まれてすげえ傷になって
    大きくなったら皮膚移植をしようかね、っちゅうとこに
    どこぞの医者から薬草クリームを勧められて、塗ってたら
    少しずつ傷跡が目立たなくなって、移植いらね、で
    自然の力ってすごい! になったんだと。

    ほら、私が伝聞すると感動もへったくれもねえだろ。
    原料とか製法とかにもこだわってるみたいだから
    カタログやサイトを読んでみると良い。

    肝心の値段はといえば、1年ぐらい前にユーロ高で
    各商品が数百円の値上がりをしたらしい。
    どれも微妙に “良いお値段” なのだ。

    ハッピーエイジシリーズだと
     クレンジングミルク 150ml ¥5880
     化粧水       100ml ¥4725
     乳液        100ml ¥6930
     クリーム       50ml ¥6930

    な? 高いだろ?
    化粧品としての値段では普通の範囲だけど
    私の身分だと、買うならローズじゃないと無理。
    ローズシリーズになると、各¥1500以上安くなるんだ。

    という事で買っちゃった、ローズミルクとクリームの現品。
    クリームは表面が変色しているのが恐いけど
    湯葉だって栄養があるんだから、と思いつつ強引に使う。

    化粧品の感想を書いてて思ったんだが
    対象があいまい効果の化粧品だからなのか、褒めるのが実に難しい。
    雑誌では、天にも昇るような高評価が並んでて
    美容ライターってほんと凄いな、と思うぜ。
    自分が粗探しばかりやってる人間に思えて、落ち込む事多々。

    だが今回のマルティナローズ現品使用は違う。
    使い心地は良いは、肌は柔らかくなるは、ツルツルな手触りになるは
    しぼんだ肌がイキイキしてきて、ありがたやーありがたやーなのだ。

    上の “可もなく不可もなく” の感想と180度違うだろ?
    実はこれを使う前に、タウトロッフェンのローズナイトクリームを
    使ってて、それがえれえ伸びが悪く肌になじまないのでイライラして
    途中 「もう何もつけなくていいわ!」 とか、投げ出したりして
    使い切るまでに、5ヶ月ぐらい掛かってしまったのだ。

    タウトロッフェンは今でも、効きそう、と期待してしまう
    魅力があるメーカーだが、クリームの使い心地が悪すぎる。
    マルティナのミルクは、ほんと普通の使い心地なんだが
    タウトロッフェンのナイトクリームの後に使ってるんで
    極上の肌なじみに思えてしょうがねえんだよ。

    これを考えると、お手入れも継続がやはり大事なんだろうな。
    “使い続けられる” って、化粧品にも重要な項目だとよくわかったぜ。

    ちなみに、オーガニックコスメは開封後の使用期限がやたら短く
    それでもマルティナは、開封後3ヶ月以内? だったと思うんだが
    08年の11月末から使い始めて、途中他のメーカーとかにも浮気して
    使い切るのに何と半年以上かかっちゃったぜ。
    匂いや見た目に変化はないけど、変質してるかはわからん。

    使い始めたのが寒い時期で、クリームがないと乾燥が治まらない
    と思いつつ使ってたんで、クリームが先になくなってしもうたけど
    春になって暖かくなったら、乳液単体でもベトつく。
    夏はクリームは使いづらいと思う。

  • エクスピュール ボディクリーム

    ロフトで見掛けて、何気なしに買った1品。
    正式名称は、エクスピュール ボディメイク トリートメントクリーム。

    発売元は日本バイオロジック有限会社という、聞いた事がない会社なので
    調べてみたら、エステ用化粧品を取り扱っている会社のようだ。
    メイドインジャパンで、製造元はフローレンス。
    どっかで聞いた覚えがあるが、思い出せない。

    何故これを紹介したかっちゅうと
    塗った時に潤うボディクリームは数多くある。
    しかし次に入浴するまで潤いが残っているクリームは、あまりないのだ。
    だが、これはしっかりと潤いが残っているのがわかる。
    これは凄い事なのだよ。

    成分は、ババアの目には辛いほどの大量表示。
    細かい字でビッシリ11行並んでいるので、書き写すのを断念。
    この逸話で、無添加とかナチュラルとかとは縁のない品だとわかるはず。

    無残なツラには、オーガニックだのノンポリマーだの言うくせに
    何故ナイスバディには無頓着なのか?
    それはひとえに、金だ!

    裕福だった頃は、クラランスだのディオールだの
    しかも部位ごとに5種類ものボディ用コスメを塗りたくってた私だが
    奢れる者の転落を絵に描いたように貧乏になってからは
    顔に自然派で金が掛かるのに、体にまで大枚はたけるか!
    という怒りの元、ボディ用は150ml 1000円以下と決め
    ニベアだのジョンソンだのの低価格帯を使っている。

    そりゃ、体にもオーガニックとか使いたいけどさ
    天然って、臭いんだよ。
    それも決して良い匂いとは言えないものも多い。
    面積の広い体に塗ってたら、自分がまず匂いに負けてしまうぜ。
    そんで、化粧品業界も天然ものは高いしな。

    これは、300g 2625円だから、ちょい高めだが
    SK-2のボディクリームにも、こんな潤い持続効果はなかったので
    それを考えると、これが1本10000円でも不思議はないぞ。

    過去に使いあさってきたボディ用は
    どれも1個7~8000円台と、えれえ高かったのに
    結果はニベアとそう変わらんのは何でだ?
    あれらは金満時代の私のようなアホウをカモってただけなのか?
    冷静に言って、ボディ用、効かないよな?

    てか、ボディ用コスメは、浴びるように使わないと効かない
    と聞いた事があって、目安は1週間で1本だそうだ。
    えーと、1本7000円として、1ヶ月3万円ぐらい?
    ほんと、資産を吐き出させてくれるよなあ。

    これを聞いてから、ボディ用コスメへの期待が打ち砕かれたさ。
    チマチマしか使えない貧乏人だから、もうニベアで良いよ。
    しかもニベアもチマチマ使わせてもらう。
    貧困に負けるな、私のナイスバディ!

    とにかく、このボディクリームは
    ボディ用には何の期待もしていないヒネた私を驚かせた逸品である。
    保湿重視のボディクリームをお求めの方、1度お試しを。

    あ、塗り心地はそんなに良くない。
    柔らかいクリームなのに、白さが中々消えず伸ばすのに手間取る。
    スーッとは伸びないタイプだけど、ベタつきはなくしっとり感タイプ。

    んで、容器がピンクでバラの絵も描かれているので
    普通バラの匂いだと思い込んでいたが、改めて確認すると何か無臭。
    成分表にもちょこちょこ “○○バラ油” とか書かれているんで
    もしかして開けた当初はバラ臭だったのかも。

    いや、伸びとか匂いとか、そんなのはこいつの戦力外。
    とにかく、とにかく、保湿持続力の1本勝負なら、こいつをお勧めする。

  • 闘病中のお手入れ

    今回の病気の総括は、「やっとられるか!」 だった。

    お手入れマニアの私は、何があってもお肌のケアは欠かさない。
    それが、1ヶ月、朝晩の歯磨きのついでの水洗いのみで
    その後放置。 100%混じりっ気なしの放置!
    やむを得ないシャワー後の体も顔も放置!

    これさ、正当化しようと思ったら出来るんだ。
    「体が病気中は、胃もあまり食物を受け入れないだろ。
     肌もしかりで、具合が悪い時は栄養を過分に与えても意味がない。
     目立った汚れだけ取って、肌も休めた方が良い。」
    とかいう理屈。

    しかし私はそんな理屈抜きに、ただひとこと
    「やっとられるか!」 という純粋な気持ちで
    お手入れを一切放棄したのである。

    その結果、肌がどうなったのかっちゅうと
    見た目にはわからないけど、表面は手で触るとガサガサ。
    てか、見た目、毛穴が開いて脂テカり。
    肌がものすごく自前の脂を出している。
    そんで鼻の頭の毛穴には、うっすらと黒ズミが。

    感動したね!
    いや、そんな喜んどる場合じゃないんだけど
    今まで洗顔法で迷いに迷って、石鹸洗顔を止めて
    朝は水洗い、夜は泡立たない洗顔やガスールなどで
    本当にこれで汚れが落ちとんのかいな?
    と、ものすごく疑ってたんだけど、落ちてたんじゃん。
    やっぱ、石鹸使わなくても良いんだ、とはっきりわかったよ。

    そして、オーガニック化粧品。
    肌になじまないは、テカるは、効果が見えないは
    使ってて意味ないかも、と、こっちも激しく疑っていたんだけど
    ちゃんと効果はあったようだ。

    この尋常じゃない毛穴の開きと、ガサガサなのにイヤな皮脂テラリ感
    典型的なインナードライの肌症状なのだが
    塗らないと、こうなっちゃうんだーーーーー。

    あなどってて悪かった、泡なし洗顔とオーガニック化粧品。

    さて、私のお年頃では、1日お手入れをしないと1年老ける。
    それプラス病気、で、一体見た目年齢がどうなっとる事やら
    と、思われるだろうが、わからん。

    洗面所の鏡の前でドびっくりしたんだが
    あまりの病気の辛さゆえか、人相が変わってるんだよ。
    何ちゅうか、取り憑かれている顔?
    病気じゃなく霊障だったんか! と、一瞬趣味に走りそうになったが
    これが病魔というやつかも知れない。
    ・・・死相だったかも・・・?

    常日頃、己の人相の悪さを自覚していたんだが
    通常時の自分の顔は、実は仏フェイスだったんだな、と認識を改めたさ。

    よって、人間 → 悪魔 レベルで不吉なツラ構えになっとるのに
    見た目年齢とかいう、小せえ変化などわかるわけがないだろうー。

    まあ、病気が完治して心身ともに落ち着いた後に
    ヒイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッッッ
    となる確率、かなり高し。

    だって病院に行くのに、ノーメイクどころか
    ノーお手入れノー日焼け止めの純すっぴんだったんだぜ。
    ああ・・・この1ヶ月の、やっとられるか現象で
    将来シミだのシワだの、絶対に泣く日が来る・・・
    と、わかってはいたんだけど
    それでも や っ と ら れ る か ! が勝っちゃったんだなあ。

    ちなみに、ナイスバディ!も放置しまくったんだが
    こっちは脂さえ出ずにカッサカサのパッサパサになっちゃって
    線香でも近付けただけで、全焼するんじゃないかという乾きよう。

    そこに運悪く自爆発疹まで出来たんで
    お手入れしない正当な理由が揃ってしもうた。
    しかしバリバリ掻いた痕が、角質層が剥がれて
    野っ原のケモノ道のような有り様で、お手入れ再開を余儀なくされた。

    人間、ここまで乾かすとな、ジェル程度を塗っても
    逆にケバ立って、正に焼け石に水状態になる事が判明したぞ!

    保湿力の高いクリーム重ね塗りで、何とかおさめるも
    お手入れは日々の積み重ねなんだと、ものすごく再認識させられたぜ。

    よって、顔のお手入れも慌てて再開した。
    お手入れをしない方が肌がキレイ、ってのは
    若 い 娘 さ ん の特権のようだ。
    やっぱりババアは、最小限でも何らかの補充をせんと無理っぽい。
    肌断食になるかと、ちょっと期待してたんだが甘かった・・・。

  • ババアの日焼け止め

    私の鼻の毛穴は、あるにはあるが目立たない。
    黒ずみもないし、毛穴の開きもない。
    これもひとえに皮脂ケアを止めて、保湿に努めた結果である。

    だがしかし、頬には老化によるたるみ毛穴がある。
    鼻よりこっちの方が気になるが、改善は医術じゃないと難しいであろう。

    美肌目指しババアは、もちろん日焼け止めを年中欠かさない。
    理想は、SPF30 PA+++ のものだが
    これが安価では中々なく、探すのに苦労をしている。

    特にPAが +++ というのが少ない。
    SPF50のだと+も3つあるんだが、SPF値は30を越えたら
    紫外線カット率が0.何%しか変わらず、単に刺激が強くなるだけ
    というのを聞いたので、SPFは25~30で抑えて
    A波をカットするPA値の方を重視したいのである。

    今はアテニアのHIDAN UV30を使っている。
    値段のお手頃さと、UVカット数値のみで現品買いしたものだが
    まあ、普通の使い心地。 白浮きも乾燥も普通レベル。

    この白浮きだが、しないなら塗る量が足りないと思う。
    薄く伸ばして、とか、乳液と混ぜて、などとやってると
    紫外線カット値が落ちるに決まってるだろうー。

    日焼け止めには、1cm四方あたり何mg塗る、という規定があり
    表示されているカット数値は、その規定量を守った時の数字なのだ。
    あえて肌に悪い日焼け止めを塗ってるのに
    効果が薄いなら、踏んだり蹴ったりだろうて。

    で、本題だが最近、老化肌と日焼け止めの関係に疑問を持っている。
    きっかけは、肌が乾燥し始めた春。
    見た目には何の変わりもない肌状態なのだが
    メイクをすると、鼻の頭の毛穴がやたら目立つのだ。
    ボコボコ毛穴になってしまう。

    お手入れはオーガニックとか言い張ってるくせに
    メイクは全ケミカルなんで、毛穴埋めアイテムも当然持ってるわけだが
    それを塗っても、いや、塗れば塗るほどヨレて毛穴が目立つ。

    メイク順序は、下地兼用日焼け止め → 毛穴埋め。
    もしかして、日焼け止めが毛穴にめりこんで
    毛穴埋めアイテムの効果を邪魔しているのか? と考え
    お手入れ後に、まず毛穴埋めを塗ってみた。
    それでも、日焼け止めが鼻の頭に水玉模様を作るのだ。

    一度なんか、毛穴埋めを塗りすぎてファンデまでもがムラになったので
    こりゃあかん時間もない、と乳液で拭き取って直そうとしたら
    乳液、やっぱりクレンジングじゃないので
    塗りたくったものを全部、肌上で横移動・縦移動してくれて
    鼻の頭が月面状態になって、もうヒイイイイイイイイイイイだったぜ。

    毛穴ぼかしにパウダーをかけても、毛穴ボッコリは治まらず
    タイムアウトになるし、どうしようもなくなってマスクをして出掛けたさ。
    何がブタインフルエンザだよ、こっちはブスインフルエンザじゃあ!

    何故急にこんな状況になったのか、と悩んだ結果
    肌を乾燥させてしまった今、私の肌はババアゲージが1段階上がり
    メイク剤が乗りにくくなったのかも知れない、と思った。

    スキンケアアイテムともメイクアイテムとも言えない日焼け止めは
    ババア濃度の濃い肌には、真っ先に無理が出るアイテムなんじゃないか?
    日焼け止めを省くと、当社比ビューティーババアになれるんだが
    日焼け止めを塗った途端、シワシワボコボコの妖怪登場なのだ。

    よって、日焼けを防ぐだけ目的の日焼け止めはやめて
    乳液、美容液、クリームといったお手入れアイテムで
    日焼け止め効果があるものを選ぶべきのような気がする。

    そしてババアには、“下地としても使えます” という
    ヌルい下地効果の日焼け止めじゃ、間に合わないんじゃないか、と思う。
    メイクは、土台の下地から気合を入れまくらにゃならんから
    “下地兼日焼け止め” じゃなく、きっぱりした下地! が必要。

    この方法だと、紫外線カット効果が心もとなく不安だが
    どうせその上に、下地だの毛穴埋めだのコントロールカラーだの
    アイベースだのコンシーラーだのファンデだの粉だの、塗ったくるだろ。
    (書くのも疲れるが、これらを塗るのはもっと疲れるんだぞ!)
    現在はそのほぼどれもにUVカット効果が付いているはず。

    オーガニックの日焼け止めなんか
    ホホバオイルとかシアバターとかシルクに頼ってるんだぞ。
    (ま、このせいで、「基準を満たしてない」 とか問題になってるが)
    それに比べたら、まだ万全だぜ。

    日焼けは、全ての肌トラブルの元凶だが
    人前に出られないツラじゃ、紫外線カットをしても意味がない。
    そもそも、最近の紫外線カットの数値の高さも疑問だし
    海GO山GOじゃない限り、そこまで高い数値はいらないかと。

    うーん、こう考えると、“薄く塗る”“乳液と混ぜる” も
    アリなんかも知れんが、カット剤が均一に肌に乗る保証がないしなあ。
    とりあえず、私はスキンケアアイテムのUVカット有りを試そうと思う。

    で、調べてみたら、そういうアイテムはやはりババアブランドに多い。
    しかし良さげなのは、値段が6000円 ~ 。
    日本の全ババアが金持ちだと決め付けた値段設定は止めてもらいたい!

  • メイク落とし新商品案

    TVでチラッと観たんだが
    角質のほんの上部分の剥がれるべき数枚を取るシートタイプのパック
    というのが、どこぞのメーカーから出たそうだ。
    値段が1万円以上。
    メーカー名は、フランス語っぽくて、リクレアとか言うのだったが
    検索してみても出ないので、覚え間違いかも。

    というか、角質剥がしパックなど、必要ないどころか
    絶対に落としちゃいけない角質までひっぺがして
    薄いビニール肌になってしまうものなのに
    何で化粧品メーカーはいまだにこういう製品を出してくるんやら
    あの、一世を風靡した角栓取り鼻パックで
    どんだけの女性が開き毛穴になった事か
    返せ! パックをしていない頃の肌を返してくれ!

    と、イライラしながら聞いていたんだが
    ふと、その説明で、ある事を思いついた。

    それは、メイク落としパック。

    メイクをした顔に貼って剥がすだけで、メイクがパックに移って
    顔は素肌になる、という方式のメイク落とし。

    これ、あったら便利だと思わんかあ?
    洗面所に行かずに、水も使わず、肌も擦らずに
    メイクが一瞬で落とせるんだぞ。

    目回りの細かい部分は、アイメイクリムーバーを使わなきゃ
    マスカラやアイラインは落としにくいだろうから
    まずはアイメイクリムーバーを使って
    その後リムーバーの肌残り落としも兼ねて
    顔全体にシートを貼る手順にしたらどうだろう。

    皮膚科医の中には、クレンジングでも毛穴の中の汚れは落とせません
    自然に排出されるのを待ってください、と言う人もいるよな。
    これが事実だとしたら、普通のクレンジングも皮膚表面のみの作用しかなく
    ならばオイルや石鹸がしてる事を、パックにも出来るんじゃないだろうか。

    どうも、化粧品が皮膚のどこまで浸透しているのか、よくわからんが
    メイク剤だったら、浸透するように作られていないはず。
    密着力に優れている作りだったとしても
    剥がれるべき角質をほんの数枚取る、という芸当が出来るのなら
    肌の上に乗った汚れや化粧品も、落とせて当然じゃないのか?
    皮膚にくっ付いている角質より、肌の上に後乗せした化粧品の方が
    落としやすいはず、と素人は単純に思うんだが、違うのか?

    角質をベリベリ剥がすパックでも、メイクが落とせないとなると
    化粧品ってのは一体、皮膚のどの部分まで入り込んでいるんだ?
    と、逆に恐くなる。

    今までにこういう製品がなかったとこをみると
    この方法でのメイク落としは、不可能なのかも知れないけど
    もし、できたらバカ売れすると思う。
    もちろん毎日の事なので、プチプライスでなら、だが。
    どっかのメーカー、考えてみてくれんかのお。

  • 化粧品からアスベスト

    化粧品の素性を確かめるのは、かなり難しい事である。
    販売元と製造元ぐらいは、簡単にわかるのだけど
    配合成分の産地または加工地、これを重視しなければならない。

    そもそも化粧品にだけ、そんな厳しく安全性を求めるのも
    片手落ちと言えばそうだけど
    何事もヤバいと感じるものには手を出さない方が良いに決まっている。
    化粧品の成分は山ほどあるので、これも何をヤバいと感じるかは
    個人個人に備わっている基準次第である。

    何故こういう事を言ってるのかというと
    こういうニュースを読んだからである。

    韓国製化粧品5種類から発がん性物質=商品の回収・返金へ―韓国

    2009年4月8日(水)10時32分配信 Record China

    2009年4月6日、韓国食品医薬品安全庁は
    同国ロセアン社製の化粧品5種類から、
    発がん性物質のアスベスト(石綿)が検出されたことを発表した。
    7日、ロセアン社は中国で問題製品を店頭から撤去したことを発表した。
    8日、北京晨報が伝えた。

    問題の製品はフェイスパウダーなど。
    徳山薬品工業などが中国から輸入した原料・
    滑石に問題があったことが発覚している。
    先日は同じ滑石を使ったベビーパウダー12種類からも
    アスベストが検出された。
    アスベスト混入は最終的に化粧品、製薬、食品など
    300社に波及するもようだ。

    アスベストっちゅうのは、簡単に説明すると “石綿”。
    繊維状なので、吸い込むと肺に引っ掛かって体外に排出されない。
    よって継続して吸い続けると、肺がん塵肺中皮種になるリスクが高まる。
    潜伏期間は数十年にも及ぶので、健康被害との因果関係の立証が困難。

    上の記事で化粧品的に最も重要なのは、“滑石”。
    これは英語と言うところの、“タルク” なのだ。

    タルクは、粉物だけじゃなく色んな化粧品に使われている。
    「塗って表面サラサラ」 という化粧水や乳液、クリームにも
    配合されている場合も多い。
    メイク物なら、粉物全般に加え、下地、リキッドファンデ
    クリームファンデ、コンシーラー、口紅にまで。

    余分な話だけど、タルクは
    「卵巣ガン、卵管繊維症、不妊の原因となる可能性がある」
    と、アメリカ医学会誌でチャンドラー博士が言ってるそうな。

    タルクが問題ありとなったら、ほとんどの化粧品が危ない事になるので
    慌ててタルクとアスベストの関係を調べた。
    品質の悪いタルクは、アスベストを含有する事があるんだってさ。
    そもそも、この2つ、化学組成的には同じなんだと。

    化粧品にアスベストが入っていたとして、何が恐いかと言うと
    使っている本人だけじゃなく、周囲にまで粉塵が飛ぶ事なのだ。

    タルクが多く含まれる化粧品は、粉物はもちろん
    練り物でも、さっぱり感を重視した作りのものに含まれる。
    つまり、揮発性が高いアイテムって事になると思うんだ。

    他人の肌に塗られた化粧品の匂いを感じる時ってあるだろ。
    “化粧臭い” ってやつ。
    匂いを感じるって事は、自分の鼻の粘膜に
    他人の付けている化粧品の粒子が付いた、って事なんだ。
    粒子の大きさなど、どの成分が飛んでいるのかわからないけど
    本当に香料だけしか飛んでないのか、不安がないか?

    もし、この不安が当たっていたら
    危険があるかも知れない化粧品を使っている人だけじゃなく
    その人の家族、友人、その化粧品を売っている店、通り過ぎるお客まで
    知らず知らずに吸い込む事になるかもしれない。
    ここが一番、不安に思う部分なんだ。 素人の杞憂に終われば良いけどな。

    今回の韓国の化粧品の事件の徳山薬品工業ってのは
    韓国の会社なので、日本語サイトでは情報が見つからない。
    また、うがった見方をするけど、ニュースに名前の挙がっている
    ロセアン社は、良心的な方かもしれない。
    普通に考えて、薬品会社が成分を卸す化粧品メーカーが
    ここ1社だけとは考えられないからだ。

    とか思いつつ調べたら、こういう記事も見つけた。
    「タルクの原料を製造・輸入するすべてのメーカーを調べたところ、
     徳山薬品工業のほか 7 社 の原料からアスベストが追加で検出された
     これらメーカーのタルクは化粧品と医薬品の製造に使用された。」
    もう、こりゃ結構な数のメーカーがアウトだな。

    ここ数年、TVでも美容雑誌でも、韓国コスメ称賛が多く
    それが私のマスコミ不審の理由のひとつにもなってたんだけど
    良い良い言ってたヤツらは、これをどうするんかな?
    私なら、ごめん言うぞ。 こんな辺境のブログだとしても。

    化粧品ってのは、国民性がよく出る商品だと思う。
    自分ちの国と違う衛生観念の国のを使うべきじゃない。

    これを調べていく過程で、有害物質関係のサイトにまで行き
    読んでて暗示に掛けられて、今とても具合が悪い。
    知らない方が幸せな事ってあるんだよな。

  • 脇毛

    とてもイヤなタイトルだが、心配すな。
    内容も充分にイヤだから。

    私は腋毛の生えない淑女である。
    左右合わせて、産毛もどきが10本あるかないか。
    これって結構なネタになるので、あまり処理していない。
    通りすがりの人に見られたらアウトだろうが
    至近距離で見ないと気付かない存在の薄さなので、かなり無事故。

    てか、この少数腋毛、交替要員がいないみたいなのだ。
    普通、毛穴には休眠毛が2~3本はスタンバイしているはずなのに
    一旦抜くと、半年ぐらい無人になっているので
    こいつら、どうもものすげえ単独な生態っぽい。

    闘病中と腋毛に何の関係が? とうとう熱暴走したか?
    と思われるだろうが、よく考えれ。
    今、私が腫らしているのは、脇 の 下 のリンパだ。

    触診のみならやり過ごせるが、もし間近で凝視されたら
    あの明るいドクターライトに照らされたら
    私の脇は、死に掛けの草が数本風に吹かれる荒れ野に見えるに違いない!
    と、(いらんとこにばかり気を回して)
    38度の発熱中に、上半身裸で鏡に向かって腋毛を抜くハメになったのさ。

    どうだ? 見事に納得できる思考回路だろ?
    私のする事に、不思議系はない!

    悲劇はこっからである。
    鏡を見て、熱で幻覚が? とマジで思ったぜ。
    脇の下に毛穴が出現しているのだ!!!

    どこまで放置プレイなんか、ここ数年、自分の脇の下を見ていなかったが
    以前は生えている毛にふさわしく、なだらかな大地だったのに
    今は無数の隕石が落下して、滅んだ惑星のようである。
    (いや、そこまでの惨状ではないが。)

    で、毛が増えているのかっちゅうと、逆に減っている。
    両脇合わせて、7本しか見つからなかった。
    ただでさえ影の薄い毛なので見落としてるかも、と
    しつこくチェックしたから、これは断言できる。

    せっかくイイ気になって、恥も外聞もねえ毛なし自慢をしてきたのに
    それがこんな大どんでん返しを受けるとは、まったく世の中あなどれん。
    次は、「見て見て、毛穴はあるのに毛がないんだよー」
    と、披露をせにゃならんのか?

    てか、そもそも脇の下をネタにする女ってどうなんだか。
    今更ながらに、己の厚顔無恥さを反省させられたぜ・・・。

    何故、毛穴が出現したのか?
    これ、何となく予想が付く。 ・・・老化だ・・・。

    歳を取るごとに、傷痕がくっきりしてきたり
    昔、跡形もなく治ったはずの傷が浮いてきたり
    思わぬ人体の一生ものに、震え上がっているお年頃だが
    こんな事、誰も教えてくれなかったのは何故だ?
    先人たちは気付かなかったのか? 私が特殊体質なのか?
    それとも取るに足らない事で、話題に上らなかっただけなのか?

    とにかく、皮膚組織は狂うと元に戻らん、というのは実感している。
    毛穴は皮膚の狂いでも傷でもないが
    皮膚組織の劣化で、それまで埋もれていたものが
    浮かび上がってきたのであろう。

    自分の恥ずかしさに気付きながら、なおかつブログで腋毛腋毛連呼するのは
    助言してくれなかった先達たちへの恨みからだ。
    今の若い女性たちにも、誰も言ってくれないかも知れないので
    (勝手な逆恨み動機の不純な使命感を背負って)
    ババア真っ最中の私が言う。

    世の若い女性たち、脱毛行為は充分に注意をもってせえ!
    その時はキレイに脱毛できているだろうけど
    歳を取った後の事も考えて、出来るだけ皮膚に負担を掛けないようにな。

    プロに任せたら大丈夫なのか、どういう脱毛法が良いのか
    そこまではわからないけど、抜くのは一番危険だと思うぞ。

    渦中のこっちは、今後のケアをどうするかで困っている。
    脇はアポクリン腺やら汗腺やらが集まっているので
    いたらん事はすまい、と、開かずの間のごとく放置してたんだよな。
    それが悪かったんかも知れんが
    脇にクリームやらローションやら塗ったくって良いものだろうか?
    パウダーは乾燥するから、老化毛穴にはご法度だよな。

    とりあえず、ノースリーブは禁断の衣装になってしもうた事だけは確かだ。

    ちなみに診察でスポットライトはあびなかった。
    服を着たままの触診だけ。
    熱があってヘロヘロで、目の焦点合わせにも苦労して
    寒い思いをして、あげくいらん現実に気付き
    ほんと悔やまれる脱毛行事だったぜ。

    ああ・・・見つけなけりゃ良かった・・・。

  • マッサージローラー

    化粧雑誌では、“コロコロ” と呼ばれているローラー。
    顔用は以前レポして以来、ずっと使い続けているんだが
    ボディ用が欲しかった。

    と言うのも、湯船に浸かっている時に
    血流促進のために、足の裏やらを揉んでいるんだけど
    揉むのって手が辛くないかあ?
    血流が促進される前に、この重労働で疲労するわ!

    と、えれえなひ弱さを露呈しとるが
    100均に行った時に、偶然ローラーを見つけた。

    これを風呂場においといて、コロコロするんだが
    手揉みと違って、これがもんのすげえ気持ち良いんだ。
    マッサージローラーって、こんな良い物だったんだー。
    やっぱあらゆる場面で、最後は器具頼りに限るよな、と
    いたく気に入って、使いまくっている。

    どのようにマッサージをするのが正しいかはわからん。
    美容雑誌には、あらゆるマッサージの方法が紹介されているけど
    下から上へと上から下への両方があったりして
    マッサージっちゅうのは、どうやら目的を1個に絞るべきらしい。

    年齢的にも、美容目的ならタルミ予防を重視したいところだが
    私の場合は健康を第一に考えた方が良い、と判断。

    そこで血液とリンパ液の流れを手助けしたいんだが
    皮膚表面に見える血管は静脈だよな?
    動脈ってどこにあるんだ? リンパはどこだよ?
    そんで、どの方向に動かせば良いんか?
    下から上へ、がマッサージの基本なんだが
    美容目的じゃなく健康目的でも、これは鉄則なんか?
    速度は脈と連動してる方が望ましいだろうが、倍速でも可か?
    てか、速度まで考慮せにゃならんのか?

    考えるのも面倒くさいんで、とにかくむやみやたらに
    ローラーをガーーーッと壊れそうな勢いで往復させ
    ツボらしき場所ではギーーーッと押している。

    もう湯船の中でバッシャンバッシャン何をのたうち回っとるんやら
    アロマキャンドルでも炊いて、優雅に疲れを癒すのが
    淑女の正しい入浴法だろうに、うち、格闘技会場も同然。
    うちの風呂場に、息をしていない長い髪の女性が地縛してたとしても
    こんな騒ぎの最中には、自分アピールもバカらしくて出来んだろうと思う。

    そんな勢いが余って、あごを突いた時など
    これのどこが健康に良いのか、傷害くらっとるじゃないかと
    自分で自分を度重ねて、はちくり回したくなったけど
    それでも、何となく 「やってやったぜ!」 な気分になるし
    汗もダラダラかいて、体も温まるので良しとしている。
    代わりに息切れでゼイゼイで、風呂上りに脱衣所で倒れ込みたくなるんで
    本当にこういうやり方で健康面で正解なのかは、定かではない。

    しかし、これは本来はスリミング用だよな。
    マッサージに痩身効果があるという話も怪しいもんだが
    まさか痩せたりはしないよな?

    とりあえず、両腕に筋肉はちょっとついた。
    もう、何もかもが何か違うんだが・・・。

  • 美容マニアの思い込み

    ビューティーコロシアムを観ていて、ふと疑問が浮かんだ。
    キレイになった女性たちは、どういう今後を過ごすのかな? と。

    と言うのも、今回のビューティーコロシアムは
    途中からしか観ていないのだけど
    観た女性のほとんどが、「恋人を作りたい」 と言っていたからである。

    私も含めて、美容マニアというヤツの多くは
    正直、男性には目がいかないのである。

    本来、美容というものは、全体のバランスを考えて
    トータルで美が底上げされたら、それが真の効果というものだが
    マニアは、マニアってる部分だけにこだわってしまう。

    男性は大まかな全体像で判断する。
    これが当たり前の正当な対人評価なのだが
    「何となく今日はキレイだね」 じゃなく
    「ファンデを変えた?」 に、激しく手応えを感じ
    それを言ってくれるのは、同じ女性だからである。

    最近マッサージしてて、あごのラインにシャープさが出たのを
    見抜いてくれない? 新色の口紅に気付いてくれない? って感じで
    もう、重要なのはとてつもなく先っぽの細かい枝葉!!
    とにかく自分が力を入れた部分限定で認められたがるのである。

    これがババアになると、見た目年齢判断という項目まで加わるので
    女性は女性でも、“同年代” という条件がついてしまう。
    細かい年齢の区別など、同年代じゃないとわからないだろ。

    実際キレイになりたければ、化粧品を買い足すより
    ヘアスタイルの見直しや、服を買う方が効果的だとわかってはいても
    何はさておき、アイシャドウの新色や限定品コスメを
    買い漁りに走るのは、マニアゆえの悲しいSAGAなのだ。

    だから今までお手入れすらロクにしていなかった女性が
    プロの手を借りて急にキレイになった場合に
    どういう方向に行くのかが、とても興味がある。

    化粧品は消耗品なので、追加追加で買い続ける必要がある。
    その際には、流行も考えなければいけないし
    自分の衰えも計算しなければならないので
    最初に揃えた物、習った知識だけでは、美を維持できず
    結構な手間と努力が掛かるものなのだ。

    これを考えると、美しくなってモテたとしても
    その状態を保たなければ、一瞬の事で終わってしまうので
    美容に目を向ける必要が出てくるよな。

    しかも美容はプラシーボの権化のようなものなんで
    イヤイヤやっていたら効果が出ず
    どうしても熱中せざるを得ず、熱中すると同性の目の方が気になる。
    もう、お手入れの大変さをわからない男性はどうでも良い。
    結果、こっち側へようこそーーー。

    と、マニアの私は思ってしまうのだが
    これと違う道があるのだろうか???

    私にマニアの資質があったから、マニアになったのだろうけど
    女性は全員、美容には興味があるものだと思い込んでいるので
    ビューティーコロシアム出演者の行く末が気になってしょうがない。
    まあ、このうっとうしさに付き合ってくれるのは
    いくら女性とは言え、同類のみだと言う事はわかっているんだが。

    しかしマニアでいるには、経済力が必要である。
    いつまでも道楽をしとらんと、限りある資源で美しくなるには
    何を塗っても傍目からはそう変わらないアイシャドウに大枚はたくよりは
    服を優先的に買わねば、とゲランのカウンターの前を素通りし
    服売り場に行った私は、ひと皮剥けたかも知れない。

    度を過ぎた快楽は、貧乏人には無謀なんだよな。
    デパートに行って、コスメを買わなかったなど初めてだぜ。

    ああ、そうか、急に変身した人には
    “バランスの良い美の追求者になる” という道もあるんだな。
    なんだ、単に自分がマニアの中でも極端だっただけの話か。

    ヘンな疑問を持って、妙な理論を展開し、いきなり自己解決して
    わけわからん内容をそのままアップして申し訳ない。
    春が近いんで、脳の働きがちょっとな。

  • 毛穴の黒ずみ

    私の肌質は今思えば、元々Tゾーンだけオイリー気味の普通肌。
    しかしこの皮脂ってやつは、肌のキメを流れていくんだ。
    鼻の皮脂は、じんわりと斜め下ににじんで広がる。
    そのにじんだ皮脂ばかりに目が行って
    自分はオイリー肌だと、ずっと信じ込んでいた。

    盆地気候の熊本に住み始めたら、顔全体が皮脂過多になり
    毛穴は開くは黒ずむは、メイクは30分で崩れ始めるはで
    ファンデを塗る事すら無意味に思えて、ほんっと脂が憎かった。

    よって、皮脂撃退のためのお手入れに走り
    クレンジング、洗顔を念入りに、角栓取りパックも2週間に1回
    1年間、あの石鹸洗顔のみのお手入れも試し
    荒れに荒れて、アルビオンに移行し
    ベタつくので、美容液まででお手入れ完了。

    結果、見事なビニール風味の薄肌の誕生。
    キメがないのに、毛穴だけはあって黒ずんでいる。
    キメがないので、ファンデもまったく肌に定着しない。
    でも見た目はツルツルで、乾燥しているという実感もなかった。

    その後、アンチエイジングを目指して、こってりお手入れ。
    洗って塗りたくって洗って塗りたくって、と努力をしたけど
    何ら目立った変化もなく。

    美容業界では、「きっちり洗って、しっかり保湿」 が鉄則だけど
    これ、大間違いだと思う。
    後から化粧品で肌に潤いを補う事ができれば、これは正解だろうけど
    化粧品じゃ、肌内部に潤いを補えている様子がまったくないからだ。
    表面だけしっとりしても、内部がカラカラに乾いている。
    でも皮脂だけは出まくって、毛穴は開きの黒ずみの、だろ。

    私の場合は、何よりも洗い過ぎがすべての元凶だった。
    そして、お手入れを美容液で終わってたのもダメな理由だった。
    あれこれ試してみたけど、乳液でもダメ。
    キモはクリームだったのだ。
    正直、化粧水もあまり意味がない。

    毛穴の黒ずみは、肌から出る皮脂が原因で
    肌の上に塗せる油分は関係ないと思う。
    洗顔だけしている男性の毛穴も黒ずんでいるだろ。
    あれ、空気の汚れとかホコリその他だと言うけど
    肌から出る皮脂がないなら、黒ずみにまで発展しないはず。
    黒ずみの元は、絶対に自分から出る皮脂なんだよ。

    では、その皮脂をどうしたら退治できるか?
    あまりしっかり洗わない事。

    肌表面が乾燥していると、肌が危険を感じて皮脂を分泌する
    これもよく言われているけど、これは正解だと思う。
    じゃあ乾燥肌の人は、放置してたら皮脂が出始めるのか?
    という疑問も湧くだろうが、出始める人もいるかも知れないけど
    皮脂腺が充分に働かないから、乾燥肌なのであって
    外部からはどうにも出来ないんじゃないのかな。

    私の肌で出た結果としては、化粧品は肌内部には作用できない。
    肌の皮脂まで落とした後に、外部からどうこうは出来ないから
    最初から、あまり皮脂を落とさないようにして
    肌表面をベットリとクリームで覆って
    肌に 「潤っている」 と、勘違いさせる事。

    詳しく書けば、朝は石鹸なしのぬるま湯のみの洗顔。
    その後、化粧水 → アイクリーム → クリーム。
    夜はW洗顔不要のクレンジングをぬるま湯で洗い流した後
    朝と同じお手入れ。
    メイクをしていない日は、泡立たない洗顔料でぬるま湯洗顔
    で、その後いつものお手入れ。

    化粧水は、つけてもつけなくてもどっちでも気分で。
    乾燥がひどい時には馬油を洗顔直後に塗って、その後普通のお手入れ。

    クレンジングはW洗顔不要のなら、オイルでも何でも良いけど
    “自分のメイク” が、スルッと落とせるやつを選び
    ほんとに短時間で済ませて、摩擦を避ける方法が一番刺激がない。

    泡立たない洗顔は、オーブリーのクレンザーや
    コズグロスパの洗顔ジェルなどを使用。
    たまに気が向いたら、夜にパックスの石鹸で洗う日もある。
    どうしても肌がベタついて不愉快な夏場の朝は
    “鼻だけ!” に、水で溶いたガスールを塗って洗い流したり
    “鼻だけ!” に、泡で出る洗顔料を使う。
    (泡で出るのを使っているのは、単に面倒くさいから。)

    とにかくきっちり洗わない事と、クリームでフタ
    これで皮脂の過剰分泌が抑えられて、毛穴の黒ずみが自然になくなった。
    毛穴はタルミで開いているけど、目に見える角栓もなし。
    ファンデも肌に留まるようになったので、キメも復活してきた気がする。

    動作が粗雑で、肌をこすらないなど不可能なババア肌だが
    きっちり洗わない事だけでも、充分に肌が改善されてきている。

    コツは、朝晩顔を洗い流す事だと思う。
    単なるH2Oでどんな汚れが落とせるんか、よくわからんが
    水のみ洗顔をするとしないとでは、肌の調子が違うんだよな。
    特にオーガニック系にしてから、この違いが明確にわかったんで
    あまり化学的じゃないものは、水である程度落とせる気がする。

    ちなみに、ぬるま湯にしているのは、冬はしもやけが恐いためだ。
    水でも良いと思うけど、お湯だけは厳禁。
    皮脂は40度で溶け出すらしいから。

    角栓は、取っても数日で生えてくる。
    毛穴の黒ずみは、外部からは無傷では落とせない。
    キレイに洗わずクリームで覆って、皮脂の過剰分泌を抑えれば
    この両者は自然になくなる。

    この結論は、私がババアになって衰えてきて、やっとわかった事で
    健康な肌の若者は気付かない事だと思う。
    自分の肌をいじくり倒して、インナードライのビニール肌になる前に
    年寄りの言う事を、とりあえず頭のどっかに置いておけ。

    なお、ニキビ肌にはこの方法は向いていないと思うので注意するんだぞ。