カテゴリー: その他

  • 裏切る兄

    帰省して久々に兄と再開した。

    珍しく空港に迎えに来てくれる、っちゅう話だったんだが
    私は人の顔を、たとえ親兄弟でも会わないと忘れるんで
    わかるだろうか・・・、と内心ドキドキしながら出口に向かったさ。

    ・・・そしたらな、ひと目でわかったんだよ・・・。

    と言うか、もんのすげえ目を引いたんだ。
    詳しく描写すると、絶対に特定されるんで書けないんだが
    とにかく普通じゃないんだ、異様な格好なんだ。

    こいつは何でこう、いっつもいっつも意表を突く事をするんだよ!
    これだから、私の帰省をあそこまでゴネたんだな?
    機嫌取りに、いつもしない出迎えをしたんだな?

    何かもう絶望を感じてさ、飯屋に入るなり詰問タイム突入だぜ。
    だけど、自分に何の疑問も持っていないみたいなんで
    誰かに突っ込まれた事があるか訊いてみた。
    誰も何も言わないそうだ。

    「当たり前だ!
     触れちゃいけない、と思われてるんだよ!
     そんだけ異様なんだよ!!!」

    久々の兄妹の再会で、いきなり激怒をかました私も私だが
    そんなトンチキな格好の兄の方が、何倍も何倍もいかんと思うぞ。

    “自由” とか、“人それぞれ” なんか、言われたくないね!
    それ、明らかに他人事だろ。
    自分の親父がツインテールにしても、それが言えるかよ?
    身内が突っ込まなくて、誰が突っ込むよ?

    私も若い頃はパンクファッションとか、トチ狂っていたが
    ほんと今になって、心の底から反省させられたよ。
    とうちゃんかあちゃん、ほんとーーーにごめんだった!

    年頃の娘が、髪の毛おっ立てて黒ずくめの怪しい格好をして
    安全靴のようなブーツやらはいて、真っ黒口紅とか塗って
    さぞかし心配をかけた事だと思う。

    そんな妙な趣味に走ったせいで
    ナイスバディでモテモテのはずの青春も捨ててしもうた
    という大きなバチも当たった事だし、きっちり因果は受けてるわけだが
    モテないのをファッションのせいにしとるとこも、どうだか、なんだが。

    まあ、成人式やら彼氏の懇願やらで
    パンクスピリットは断念せざるを得なかったが
    実は今でもああいうファッションが好きではあるんだな、これが。
    ほんと、嗜好って取れないものだよなあ・・・。

    このように、こういう素っ頓狂な事をするヤツは
    言い聞かせても、自分のおかしさには気付かないわけで
    兄も何ひとつ反省していない。

    私の場合も、あの頃、誰にどう言われたら目が覚めたんだろう?
    と、自問自答してみたが、まったく思いつかない。
    自分で嫌気が差さない限り、治るものではないんだろう。

    周囲の注意や忠告は、その “目覚め” を手助けするものだから
    ムダではないんだけど、決定打にはなりえない。

    そうはわかってはいても、腹の虫が治まらず
    親族たちに、「何で誰も注意してくれないの?」 と、八つ当たりしたら
    「家を掃除したんだから、そのぐらいもう良し良し」 だと・・・。

    うちの兄、どんだけヌルい目で見られてるんだよ?
    私も私なのに、兄まで 「兄だし」 になっちゃったら
    うちら、社会不適格兄妹じゃんよー。

    兄には、ほんと期待を裏切られる、っちゅうか
    私が言うのも何なんだが、もちっとマトモになってほしいよ。
    兄の行く末がマジで不安だ・・・。

  • 割り箸女

    今うちに割り箸が何膳あるだろう?

    割り箸で飯を食うと食欲がなくなる、と気付いてから
    実にどうでもいい作業に、ポンポン使い捨てて
    地球にも自分の体にも、とても厳しい行為をしているようで
    環境破壊の人類代表になった気分で消費してきて
    ああ・・・やっと先が見えてきた・・・、とホッとしていたのに
    今回の帰省で、何か知らんが以前以上に目の前に割り箸が積み重なっている。
    これをどこに収納するかが、うちの今後の課題である。

    こういう事態になったのは、まだかあちゃんが存命中。
    「ちゃんと食べなさい」「もっと食べなさい」 の攻撃に
    つい、「箸を洗うのも面倒くさい」 と反抗した事が発端である。

    誰でもあるだろ?
    心がすさんでいる時期とか
    つい言っちゃった、ついやっちゃった、みたいな事が。

    誰にでもあるのに、ほんの逃げ口上だったのに
    私はその一瞬の報いを、10年以上受けているんだよー。

    この私の言葉で、かあちゃん、「あら・・・」 となっちゃって
    それから私のために、割り箸を取っておくようになって
    それは私が関西に引っ越してからも変わらず
    しょっちゅう届く小包みの中には、毎回大量の割り箸が。

    どんなに 「ちゃんとお箸を洗って使ってるから」「やってるから」
    と言っても、子を想う親心は一度ヒートアップしたら止まらず
    更にうちのかあちゃんの恐ろしいところは
    親戚に言っちゃうんだよ、こういう事をー。
    悪気なく、後先考えずーーーーー。

    もう、ほんっとそういう逸話がどんだけ私の評価を下げてるのか
    ちっとは計算してもらいたいんだが、また親戚たちも真に受けるんだよー。

    にっこり笑って、ほら、あしゅちゃんのために取っといたのよ
    と、親切そうに割り箸の束を差し出されて、断る事が出来るか?
    普通、ありがとう、と受け取るしかねえだろー。

    そんで受け取ったら、喜ばれていると勘違いされて次も溜める、私のために。
    それを見た親戚たちも、何だどうしたんだ、と言う事で
    事情を知り、私のために割り箸を溜め始める。

    どんなに上品ぶっていようが、輪ゴムでくくった大量の割り箸を渡され
    周囲から、「あらー、良かったねー」 とか言われ
    今回はあまりの量に宅配で送ったから良いようなものの
    手持ちで空港のX線でもあてられたら
    こいつ一体どういう素性なんだ? と疑われる事は間違いない。

    何より、こいつら割り箸を見ると、私の事を思い出すんだろうな、と
    よりによって割り箸かよ! と、果てしなくガックリするが
    親切だから! 善意だから! 愛だから! ムゲに出来ないーーー!!!

    ふと、こういう親族たちならマルチも楽勝かも、と思ったりするが
    いらないものだから溜めておいてくれるんだろうし
    にしても、何故もちっと高価な物に設定されなかったんだか
    ほんと、10年以上に渡って、罰を受けてる気分なんだ・・・。

    て言うか、おめえら割り箸を貰いすぎ!
    店屋物取りすぎ! コンビニ行きすぎ!

    と叫びたいが、何せ3年ぶりだし、そりゃ割り箸も溜まるか・・・。

  • 低感覚

    何て言うっけ? ネットTV?
    スカパーとか映るやつ、それを入れたんだ。

    それで何を観とんのかっちゅうと、そのうち詳しく書こうと思うが
    とにかくホラービデオ (またかよ!) を観ていたんだ。
    そしたらご飯が炊けたんで、一時停止にして
    キッチンで飯の用意をしてたんな。

    すると、女性の声が聴こえた。
    あれ? と思って、振り返っても何もない。
    気のせいか、と引き続き飯準備をした。

    そんでしばらくして居間に行くと、TV画面が動いている。
    一時停止で一定時間が経つと、ビデオ解除になるんか? と思ったが
    調べてみると、他の映画の視聴予約をしていて
    予約時間になったんで画面が自動的に切り替わっていた、とわかった。
    私はその映画の開始時間を、1時間遅く始まると間違えてたんで
    ホラービデオを観ていたんだ。

    ここで問題なのは、20時と21時の区別も付かんとか
    すぐ早とちりの勘違いをするとか、そういう事ではない。
    私が聴いた女性の声は、ドラマの声で
    その時に、“確かに女性の声が現実にしていた、それも部屋の中で”
    これ!!!!!!!!

    それを、え? 何?何? 気のせいかー で、済ませた態度
    ここに重大な問題があるのである。

    私は頭も顔も性格も悪いが、耳も悪いのだ。
    だから物音などはあまり気にならず、静かな生活を営んでいる。
    そのせいで、居間のTVの音もはっきり聴こえなかったんだが
    しかしな、あの声が霊だったらどうするんだ?
    霊が出てきて怪音を発しても、「気のせい」 で流したんじゃないのか?

    それでなくとも、日本の霊は奥ゆかしくて
    存在を主張しようとせず、わかりにくい事しかしなさそうなのに
    迎え撃つ私が超鈍感だったら、気付けるわけがない。

    別に霊を見たいわけではなく
    密かに祟られたりして、意味もわからんと不運が続く
    みたいな目に遭うよりは、「あいつのせいだ!」 と
    即座にわかった方が、対策しやすいんじゃないのか?
    という危惧なのだ。

    そう考えたら、飯を食うどころじゃなく、ガッツリ落ち込んだ。
    ただでさえ暑くて食欲も減退してるっちゅうに
    コトが起こるのは、できるだけ飯後にしてくれんかのお。

    それにしても、改めて自分の鈍感さを思い知ってショックだったが
    もしかして私は、今まで霊に遭遇してるのに
    ことごとく気付いていなかった、って可能性もあるんかな。
    自分には霊感はまったくない、と思っていたけど
    案外知らず知らずに見てるんかも?
    気付かないのなら、いないのと同じだもんな。

    でも、いつも普通に見ている人の群れに、実は生きていない人がいるかも
    と思うと、ちょっとした非日常感がある。
    まあ、これは霊感がない者の空想でのロマンで
    霊感があって困ってる人からすれば、ノンキな、と腹立たしいだろうが
    ないものに憧れるのが人間の常なので、聞き流してもらいたい。

    そういやちょい前に、霊感持ち知人から訊かれた。
    霊感がない人は普通霊の存在を否定するのに、何故あなたは信じるの?

    これは単純な話である。
    霊とか神様とか信じていなくて、もし本当にいたときに
    しまった! と思っても遅いような気がするからだ。
    おまえ不信心だったから、もっかい修行ね
    みたいな展開にだけは、なりたくない。

    私の場合は信じても支障がないんで、信じる事にしてるだけ。
    (これも信心があるなどとは、とても言えない心構えなんだが)
    いるのかいないのかは、私には多分死ぬまでわからないだろう。

    そして上でも書いたけど、私の聴力は人の半分ぐらいしかない。
    私に聴こえない音を、普通の聴力の人は聴いているわけだ。
    だから私に見えないものが存在する事にも、不自然さを感じないだけ。

    劣った感覚の持ち主にとっては、自分の感覚は
    気付かない世界を否定する材料にはならないのである。

  • 電気自動車と屁

    誰か、二酸化炭素のCOの右の2の小さいのの変換方法を知らんか?
    エッチツーオー (水) の表示とか、どうやって出すんだよ?

    電気自動車は、とても静かだそうだ。
    耳が聴こえにくい人とか、後ろから電気自動車が走ってきても
    気付かないので、事故の可能性があるとして
    警告音や音楽とかを流すようにしようか、と協議されてるらしい。

    ヘッドホンをしている歩行者も多いんで
    そっちも充分に危ないと思うのだが
    せっかく静かなのに、妙な音楽を鳴らされたら
    電気自動車所有者の周辺の家が迷惑だろうて。
    単調な音楽って、一日中脳内に流れる事もあるじゃん。

    そういう話の流れで、知人に
    「電気自動車に乗ったら、ウカツに屁もこけんわな。」
    と言ったら、すげえ食い付かれたので
    これにはちょっとトラウマがある、と語ったんだ。

    小学校の頃、近所の人が行楽に行くと言う。
    車で行くんで、あしゅちゃんも連れて行っていいですか、と。
    その時、私は正直、「誰?」 と思った。

    どうも日頃うちに来ている家族らしいんだが、どこの誰だか覚えがなく
    知らない家族とドライブ・・・? と、あまり嬉しくなかった。
    いや、知らないのは私だけなんだが
    何で私だけが知らないのか、今思い出してもわけがわからない。

    行楽当日、かあちゃんが用意をしてくれながら言った。
    「車の中ではおならをしちゃダメよ、臭いが充満するから。」
    何故、突然おならなのか、さっぱりなんだが
    とりあえず、うん、と返事をしておいた。

    物覚えの悪いガキだったが、あまりの唐突さに印象に残ったんか
    かあちゃんの言葉が、逆に暗示となり
    私は車に乗ってる間中、屁をこきたくて屁をこきたくて
    しょうがなくて苦労した。

    行楽地の記憶はない。
    どこに行ったのか、何をしたのかすら覚えていない。
    ただ帰りの車中での屁もよおしが不安だったのだが
    それは杞憂に終わった。
    決して幸いという状況ではなく。

    ちょっと時間が押して、夜遅くなったので
    帰りは猛スピード運転だったのだ。
    5mと直線のないカーブ続きの山道をガンガン飛ばすもんで
    後部座席はまるでジェットコースターに乗ってるかのように
    大揺れして、とうとうそこんちのお母さんが酔ってしまい
    袋にゲロゲロ吐きながら、運転しているお父さんと大喧嘩を始めたのだ。

    私はバス以外は酔わないという、明らかに心理性の車酔いなので
    大丈夫だったのだが、車の中は修羅場で
    楽しい行楽とは言えない状態だった。

    だから今でも車に乗ると、かあちゃんの暗示を思い出すんだよ
    という話をしたら、知人に大爆笑された。
    「いやあー、わっらかしてくれるわあ。
     あんた、ほんまにおもろいなあ。」
    (どうだ? この関西弁、正しく再現されてるか?)

    トラウマ話をしたのに、まさか爆笑されるとは思っていなかった。
    関西人の笑いのツボでも突いたんか、と訊くと
    全国的に面白いと思う、と答えられた。
    「車に乗って屁」 だの考えるのが面白いんだと。

    書いてても、それの何が面白いのか、まったくわからん。
    かあちゃんの口真似とかして話したんで
    雰囲気的に笑えたんかも知れん。

    この話からいっても、うちの家族がちょっとヘンだと思う。
    お笑いとは無縁の家族で、私もそれを普通に育ったが
    離れてみると、何かどっかおかしい気がする。

    その “ヘン” は、かあちゃんのせいだと思っていたが
    元夫は私の実家に出入りする度に、笑いをこらえ
    帰宅後、爆笑していて、その主原因はとうちゃんだったので
    何かもう、全体的に妙な家庭だった、で決定かも。

    私は途中で脱出して、マトモになってるが
    うちの兄は私よりも早く家を出ているくせに、家族中で一番ヘンなので
    もしかしたら遺伝子レベルでヤバいのかも知れない。

    ちなみに、車の中で屁をこきたくなったら
    ちゃんと他の人に確認をとってからこく。
    全員、窓、全開。 問題なし。

    上品な淑女の、「屁ーこいていい?」 の言葉に
    ショックを受けた反応をするヤツもいるが
    屁を我慢すると体に悪いのに、おめえはそっちの心配はせんのか
    と、屁をこく前に説教をこく。

    それに黙ってこいてバレた方が、よっぽど気まずいと思うんだがな。
    てか、屁ー屁ー書いてると、自分でも終わっとる、と思うがな。

    今アップ作業をしていて気付いたが、明日は私の誕生日なのだ。
    (「おめでとう」 とか、マジでいらんから。 目出度くないから。)
    誕生日イブの話題がこれとは、さすがに
    もちっとロマンを持って生きても良いんじゃないか
    という気がしてきた。

  • 依存気質

    私はヘビースモーカーである。
    そりゃもう、タバコの話題は避けたいほど。

    そんな私の銘柄は、キャスターワンボックスロングタイプ。
    何をあがいとんのか、タール1mg、ニコチン0.1mgの。

    正直、タバコの味はさしてわからない。
    うちの兄もスモーカーだが、火はマッチで点けるとか
    紙パッケージより缶入りの方が風味が抜けないとか
    開封して何時間経ったら味が変わるとか、何服吸うと味が変わるとか
    どんだけ鋭利な味覚なんだよ? と、ゾッとする。
    私なぞ、キャスターにバニラが入っている事も、つい最近気付いたぞ。
    なるほど、ヌルい私が選ぶはずだ、と妙な感心をしたがな。

    しかし唯一、大っっっ嫌いな銘柄がある。
    それはキャビン。
    例えば、喫茶店内で吸ってる人がいたらわかるほど嫌いな匂いである。

    これ以外では、何の違いもわからないので
    タバコの銘柄にはこだわりはないつもりなのだが
    同じキャスターの1mgでも、ショートボックスのは不味いと感じるので
    一体何が違うんやら、ほんとさっぱりである。

    ところで、タバコを 「吸ってる」 と書いたが
    実は吸っていない事にも最近気が付いた。
    元々肺活量が少ないので、普段から呼吸がとても浅いらしいのだ。
    それで、すぐ息切れをするんだが
    そんな状態なのにタバコを吸えるんかな、と、ふと思い
    意識して深く吸って、煙を肺に入れてみたら、むせるむせる。

    どうやら私はタバコをふかしていただけらしい。
    とんだ銭捨てじゃないか、と愕然としたが
    私の場合、ニコチン中毒ではなく、タバコを吸う行為に依存しているのだ。

    だったら他の行為で代用できそうなんだが
    禁煙パイプもムダで、今のところ代用行為は見つかってはいない。

    でももし、タバコの値段が400円台になったら、きっぱりやめる。
    減らすというのは出来ない。 依存症だから。
    やめられるのかわからんが、400円台だと買えないのが現実だしな。

    自分が依存体質だというのは、タバコで重々承知しているので
    他の依存しそうな事には、極力近付かないようにしている。
    飲酒やギャンブルには、まったく興味がないのだけど
    いつ何時どういう状態になるかわからんので、警戒しているし
    もちろん麻薬関係は最注意事項に入れている。
    1回やったら人生終わりだ、という気合いの下に。

    (余談だが、カフェイン中毒ってのは聞くけど
     コーラってのも中毒にならんか?
     コーラのレシピって、数人しか知らないらしいが
     あれ、何が入っているんだろうな。)

    こういうのって、本人の資質もあるけど
    環境、周囲の人間模様が一番の要因だと思う。
    今なら事の善悪はちっとはわかってるんで、断る意志も持っているが
    ノホホンとしたアホウな若者だった頃に、周囲が麻薬をやってたら
    もしかして興味本位で手を出してたかも、という恐れはある。

    うちのかあちゃんは、そんな私の頭の悪さを見抜いてたのか
    TVで若者の麻薬汚染とかいうニュースを観る度に
    電話をしてきて、しつこくしつこく止めてくれていた。

    当時は、何でそういうニュースを私に当てはめてプレ説教するのか
    そんなに私は信用ならんのか、と憮然としていたが
    こうやってタバコの事とかで、自分を顧みて
    客観的に判断する機会を重ねてくると
    周囲が自分に忠告してくる事って、自分にとっては不本意でも
    的を射ている事が多いんだな、と、つくづく思い知る。

    自分の落ち度は、案外自分では気付かずに見逃しているもんだ。
    逆に言えば、気付いててやってるんなら、救いようがねえ。

    アホウ時代の私を悪の道に誘わなかったどころか
    いたらん事をせんように注意してくれた周囲に、本当に感謝をしている。

    タバコは私の一生の不覚であり、やめられるもんならやめたいが
    もう依存してしまってるので、そこを突っ込まれたくない。
    健康に悪いのも、周囲に迷惑なのも、ムダなのも
    全部わかっているから、見て見ぬフリをしといて、と願う。

    ここらへん、アル中やギャンブル中毒のヤツの気持ちが
    ちょっとだけわかる気がする・・・。
    普段こういうヤツらに対しては、すげえ厳しい冷徹な態度なんだが
    どのツラ下げておめえに言える? って感じだな。

    この不況の折、タバコ税が上がるのは必至なんで
    他の依存先を探さねばならん。
    この考え方が既に邪道なんだが、これが本心なんだ。

  • あの世の時間差

    お盆なので、心霊系話。
    ビビりなので、もちろん恐い話ではない。

    とうちゃんは真の共産主義者だったから
    実子だからと、私を特別扱いする事もしなかったので
    さっさと成仏するだろう、と悲しい予想を立てていたら
    本当に死んだ途端、あっさりと影も形もなくなりーの。

    かあちゃんは私を心配して居残ったりしてヤバそう、と、ビクビクしたが
    (肉親でも霊で来られると恐くねえ?)
    私の霊感がないせいか、日常で側にいるような気配もなく
    当たり前だが、死んだらこの世にいないんだ、と改めて思った。

    しかし、かあちゃんがたまに夢に出てくる。
    悪い夢ではなく、牧歌的な雰囲気な場面が多いのだが
    (たまに怒られたり、文句を言われたりはある)
    私の見る夢は、ホラー系やバトル系がほとんどで
    知人の夢なども滅多に見ないので、妙に気になるのである。

    そこでカレンダーを見ると、お彼岸だったり命日だったりする。
    私は行事にうとく、もうそこらへん全流しな人生を送っているので
    その夢で行事日が大体いつあたりか、ちょっとわかるようになってきた。

    かあちゃんの事は、日々しょっちゅう思い出しているが
    夢に出てきたからと言って、その行事に何かをしようとも思わない。
    しきたりを面倒くさがるヤツの常套言い訳だが、思い出すのが一番の供養!

    しかし不思議なのが、かあちゃんが夢に出てくるのは
    必ずその行事日の2~3日前なのだ。
    あの世とこの世じゃ、微妙に時差があるんだろうか?
    それとも、当日は兄んとこに行ってるとか?

    この前は7月10日ぐらいに、かあちゃんが夢に出てきて
    私の誕生日後だから、特別外出許可でも下りたか、と思ったが
    いつもの時差のパターンからだったら、出てくるのは7月始めなはず。

    違和感があったのでよくよく考えると、熊本では7月盆なのだ!
    私は熊本人ではないので、8月盆が普通感覚なのだが
    熊本では今でも一部では7月盆だそうで
    かあちゃんは生粋の熊本人だから、何かそれに従ってるっぽい。

    真相がわかって、ちょっとガッカリ。
    成仏している死者はその行事時にしか、この世に戻って来られないのか?
    霊界は個人的行事には左右されないんかー。
    てか、仏教で言ってる事って正しかったんか?
    お盆とか、お彼岸とか。

    思い返すと、お盆とお彼岸と命日の2~3日前には
    必ずかあちゃんの夢を見ているので
    (こうやって覚えているぐらい、かあちゃんの夢は他の日は見ない)
    側に霊としていられないけど、会いに来てはくれてるんだな
    と、愛を感じて嬉しい。

    勝手な暗示かも知れんが、こうやって人は真っ当に生きるんだと思う。
    かあちゃんが今でも睨んでる、と思うと
    怖くて、ついうっかり外道な事も出来ない。
    宗教の目指すとこってのは、まさにこういう事なんじゃないだろうか。
    お布施もせんと行事もせんと、自己解決で自動信仰できて
    ほんとラッキーな人生だと、つくづく己の性格に感謝する。(己のかよ!)

    で、ひとつ聞きたいのは、うちの共産主義おやじは
    今どこで何をしとんのか? っちゅう事。
    とうちゃんの夢は、1度も見た事がないのだ!!!
    こっちはとうちゃんの事も、しょっちゅう思い出しているのに。

    共産主義では宗教は麻薬だそうだが、死んでもそれを貫けるとはなあ。
    まあ、妙な未練を持たれて地縛されるよりは、なんぼもマシだが
    やっぱ資本主義ばんざい! と、腹立たしい事この上なし。

  • 拳銃所持

    もし日本で銃が解禁されたら、銃を所持するか?

    事故なども恐いので、私としては持ちたくはないのだが
    今まで包丁やらナイフを持ってきてくれてた強盗や暴漢が
    真っ先に銃を活用するだろうから、そんな一撃必殺の世界で
    こっちだけ丸腰というのは、あまりにも危険すぎる。
    クソ重てえので、持ち歩きはしないとしても
    家の中に1丁は置いておくという選択になるだろうな。

    だったらどの銃を選ぶか?
    当然、殺傷目的ではないので、口径の小さいハンドガンになるだろう。

    私は武器マニアではないので、詳しくもなく
    いつものごとく間違った知識も多いので、ビクビクしつつ解説すると
    ハンドガンには大まかに分けて
    リボルバー式とオートマティック式がある。

    リボルバーってのは西部劇でよく見る、弾を6発自分で穴に入れるあれ。
    ロシアンルーレットという、確実に死ぬ罰ゲーム用。

    オートマティックは、グリップ部分に弾倉を装着するタイプ。
    ルパン3世が愛用しているワルサーP38は、こっちのタイプで
    ヒトラーが自殺した時に使った銃だと言われている。
    とても繊細なデザインだけど、結構暴発が起きてたらしい。

    口径とは、銃口の直径のこと。
    確かインチ表示で、日本で言う口径は、イコールインチではなかったはず。
    とにかく口径が大きい = 弾が大きい = 殺傷力・衝撃が大きい
    で、素人には制御が難しくなってくる。

    よく映画で人質の頭をかすめて犯人を射殺、とかあるけど、あれはウソ。
    大きい口径になるほど、弾が頭の10cm側でも通ったら
    その風圧で、頭を殴られたように気絶をするぐらいのものだそうだ。

    それに44マグナムなど、訓練もロクにせずにうかつに撃ったら
    反動で1mぐらい後に飛ばされるらしい。
    当然弾はあさっての方に飛んで、敵にかすりもしないし
    自分は後方にカメハメ波をくらったように飛ばされるし
    ひとり芝居でこっちが大ケガだよ! って話なんだと。
    (マグナムとは、銃じゃなく弾の種類だったと記憶している。
     映画ダーティハリーで有名になったんじゃなかったかな。)

    で、実際に買うとしたら、銃解禁になった場合の値段で10万円台で
    弾の管理とか面倒なので、カートリッジ式が希望だから
    小さい口径のセミオートマティックが理想だが
    日本解禁となると、また新しい型が工夫されたりするだろうから
    “日本人女性用” みたいなのを選ぶ気がする。

    てか、長々と妄想を語ってきたが、「現実にはありえない」 で
    ササッと終了する話題だよな。
    私もどんだけヒマなんやら。

  • ゴム再利用

    これ、何だかわかるか?

    私がキーボードを指1本で叩く時に使っている指サックだ。
    これがないと、キー操作で爪が傷むし
    キーボードの文字表記が爪で削れてしまうので
    私のネットライフには欠かせないグッズである。

    そんな永久初心者のキータッチはどうでもいい。
    この写真の一番左は、新品の指サック。
    真ん中は1ヶ月ほど使っている指サック。
    では右の輪っかは?

    以前の指サックは、使っているうちに先っぽが破れたので
    画像の真ん中の指サックを新しく使い始めたのだが
    今度のサックの老朽化は、根元の固定部分が取れたのだ。

    こういう消耗の仕方もあるんだなあ、と、しげしげと眺めた後
    何となく捨てるに忍びなく、PC前に飾っておいたのだが
    こんなん取っといて何に使うんやら
    髪を結ぶにも生ゴムはキツいよな、とか黄昏てて、ふと気付いた事がある。

    中国の製品の衛生管理のずさんさの一部として
    ちょい前に話題になった “使用済みコンドームで髪ゴム”。

    聞いた当時は、コンドームで髪を結ぶゴムを作るって
    全部溶かしてまた形作るのも、ものすげえ手間じゃねえ?
    と不思議だったが、あれはこういう事だったんか!!!!!

    コンドーム全部を再利用するわけじゃなく
    根っこの滑り止めになってる厚みの部分だけ切り取るわけだ。

    いやあ、中国の人、マジですげえな。
    あれを見て、輪ゴムを連想するか?
    せいぜいが風船止まりじゃねえ?
    それとも中国のコンドームは、胴体も輪ゴム並の厚さを誇るのか?
    世界No.1の技術を誇るオカモト理研のコンドームに
    慣れた日本人には、ない発想力だよな。

    どこぞのファシズムが、「人間の体はムダになる部分がひとつもない」
    と、死体で石鹸やらロウソクやらを作ってたのを思い出したぜ。
    普通の感覚じゃ、人体を再利用しようとは考え付かないだろ。

    こう考えると、常識と倫理は技術の発展のブレーキになりうるわけだ。
    天才とキ○ガイは紙一重、って案外こういう話なのかも。

  • ナイスバディの真実

    08.3.12 “振り返る” の記事を書いたら
    「どんだけナイスバディなんだよ?」 という反応がちらほら。

    ここで散々書いてきたと思うんだが
    自分でもどこに書いたか忘れてるので
    ここらで、まとめておくのも良いかも知れない。

    そう。 私は確かにナイスバディである。
    どんだけ? と問われれば
    「あしゅらって知ってる?」「誰だっけ?」
    「ほら、あのスタイルのいい・・・」「ああ、あの人ね」
    という会話をされるレベルである。
    これは一般人の中では、かなりナイスバディな証拠。

    しかし冷静な自己評価では、芸能人と比べると、ちと苦しい。
    あくまで一般人としては、なナイスバディである。

    芸能人では誰クラスだろう? と観察してきたけど、これが中々いない。
    芸能界でのナイスバディは、ほんとにナイスバディなのだ。
    うーん、鶏頭・・・と、思っていたところに
    私とよく似た体つきの芸能人を見つけた!

    それは飲料品のCMに出ている広末涼子。
    よくは見ていないが、あの華奢さが実によく似ている。
    意外なとこで見つかったなあ。
    でも、広末は別にナイスバディとは言われてないよな。
    と言う事は、私は芸能界で言えば、ナイスバディじゃないわけだ。

    広末の事は、どっちかと言えば、好きじゃない部類だったが
    意外な共通点を見つけて、単純にもちょっと好きになった。
    そう言えば、顔もどっちかというと広末タイプかも。

    どんだけ助長すりゃ気が済むんだよ? と思われそうだが
    広末とモニカ・ベルッチとどっち似かと言われれば、広末似
    広末とシャーリーズ・セロンとどっち似かと言われれば、広末似
    広末とナタリー・ポートマンとどっち似かと言われれば、広末似。
    広末とハル・ベリーとどっち似かと言われれば、広末似

    各国の女優を取り揃えてみたが、これだけじゃ何なので、日本人も、で
    広末と片桐はいりとどっち似かと言われれば、広末似だーーーっ。
    な? 漠然と広末に似てない事もないだろ?

    あっ、ここ、すげえ大事なとこだぜ。
    自分の不遇を嘆く時は、東京タワーのとっぺんを見上げろ
    天狗になりたければ、東尋坊から見下ろせ。
    決して、隣家の二階なんか見上げるんじゃないぞ。
    それが幸せでいられるコツだ!

    さて、ここまでの説得で、私がどういうナイスバディか
    充分にご理解いただけたかと思うが
    こういう、素人に毛が生えた程度の長所でよく自賛できるよな
    と思ったヤツ、毛をバカにするんじゃない!

    それでなくても、顔最悪、知能最悪、性格最悪の3重苦の中で
    唯一、人並み以上のものがナイスバディなのに
    それを誇る事ぐらいも許す度量がねえのか?
    (と、声高らかに主張できるのが、性格の悪さか?)

    いやあ、自画自賛、これが楽しいんだよー。
    ぜひ皆も娯楽のひとつとして、取り入れる事をお勧めする。

    だけど注意点がひとつ。
    客観的に過大評価を楽しむのが、自画自賛の鉄則。
    その長所も短所も、それが自分の価値のすべてじゃないから。
    それを持ってる、という事に囚われたらいけない。
    なくなったって構わないものだと、軽く考えるべき。

    一部分だけにこだわっていると、コケた時に起き上がれないぞ。

    はあ、一生分の “広末” という字を打ったぜ・・・。

     <お詫び>
    すまん、友人に確認したら、まったく広末似じゃないって言われた!

    じゃ、誰似か? と問うたら
    えれえなナイスバディ芸能人を持ち出してきやがった。
    さすがの私でも畏れ多くて、よう書けんわっ!

    私の目が腐ってるのか、友人の目が腐ってるのか、という話かもだが
    ともかくも、異論が出たのでこの問題は保留、という事で流してくれ。

    自分がどういう勘違いをしてるのかすらも、よくわからんけど
    ほんと、すいませんでしたー。 (08.3.19)

  • 大人の口約束

    自分が完全に大人になりきっていないのかな、と感じる事がある。
    それは、他の人の口約束を真に受けた時である。

    私の場合は、どんだけみすぼらしいんか、施し系が多く
    「今度○○を贈りますね」 みたいな内容ばかりなのだが
    これは大人社会で、別れ際によく付け足される挨拶の
    「じゃ、今度一緒に食事でも」 と同じようなものだろう。

    こういう口約束は社交辞令らしいので、ほとんど行使されない。
    もし催促でもしたら、空気が読めないヤツ扱いになる。

    私もそこらへんは理解しているので、アテにはしていないが
    こっちが物欲しげにしてるわけでもないのに
    相手が自発的に申し出てくれた瞬間は、意外な展開に
    「ええっ? なんて良い人なんだろう!」 と、感動してしまう。

    しかしその後なしのつぶてで、こっちも忘れているんだが
    何かのおりにふと思い出した時に、ちょっと悲しくなる。

    こういう社交辞令は、その時の一瞬の喜びに価値を見い出すべきなのか?
    私はつい言ってしまった事は、どんなに重荷になろうと
    実行しようと努力するので、平気で破るヤツの気持ちがわからない。

    その時は本当に贈る気持ちで言ってて
    後で面倒になったとか、忘れてるとかなのか?
    それとも最初から、その場限りの言葉なのか?

    いずれにしても、とてもいい加減に扱われた気分になるぞ。
    こっちは相手に対して、何も望んじゃいないのに
    何でわざわざ、出来ない “してあげる” を持ちかけるんかな。

    相手に具体的な期待をさせない社交辞令もあるだろう。
    言ったら、実行すべき。 出来ない時は詫びる。
    忘れるなんて、言語道断。
    そういう人付き合いで、成り立っていけるのか?
    私相手だからナメてるんか?

    出来ない軽口は、信用問題に関わると思うのだが
    私が重く堅苦しく考えすぎているだけなのだろうか?
    でも社交辞令というのは、そこまで気持ちのないものなのか?

    こういう事を繰り返しされていると、言われても
    「どうせウソだろ」 と、ヒネて取ってしまうようになるんだよ。
    実際その通りになるんだから、予言が的中したとも言えるんだが
    人の言う事を疑う自分が、すごくイヤになる。

    その場を和ませようとしてか何か知らんが
    結果を求められるような事を言って
    その後放置は、人間としてどうなんだよ?
    わざわざ刹那な関係だと、相手に知らしめる必要などないだろうに。
    テキトーに物を言うのも、ほどほどにしとけ!

    いやな、知人に有言不実行なヤツがひとりいるんだよ。
    たとえば何かの話題をしたら
    「俺、それにツテがあるんだよー、今度送ってあげるね。」
    とか言うが、実際にした事が1度もない。

    以前、とうとう 「そう言って、実現した事がないですよね?
     絶対今度もそうなるから、いりません。」 と、断ったら
    「ええーーー? 俺そんな不誠実な男じゃないよー、絶対送るから!」
    と、すげえ自己弁護しとった。

    で、やっぱり何も送ってこないで、ほぼ1年・・・。
    何なんだろうな、あいつは。