マンガでのアホガキの表現は、鼻を垂らしたビジュアルが定番である。
昔はこの描き方を 「自分で鼻水も拭けないアホ」 と
解釈していたが、これは医学的根拠に基づいた写実主義だったのだ!
いや、医学的に根拠があるかどうか、実は知らない。
鼻が詰まると、脳の働きが鈍くなるのを
ここ数年の花粉症で実感させられたから、誇張しているだけ。
ボーッとして考えがまとまらず、大雑把にしか物事を見られない。
漠然とした思考だと、妙に不安が生じ
しかもその不安がどこから来ているのかすらわからないのである。
普段の自分がいかに頭脳明晰だったかが、身に沁みてわかる。
そして、鼻が詰まると眠くなる。
おかげで安眠をむさぼれて、ある意味ラッキーなんだが
多分これは、脳が働かないので、眠りにシフトしやすいのだ。
不眠に悩むヤツで、あれこれ考えすぎる傾向の性格なら
鼻を詰まらせてみるのも、ひとつの手だと思う。
夜になったら鼻栓でもしてみたらどうだろう。 マジで。
口呼吸は免疫低下に繋がるので悪いが
睡眠障害はそれ以上に体に悪いから、差し引き0じゃないか?
鼻詰まりでもいっちょ困るのが、味覚がおかしくなる事。
私の料理はチャレンジャー方式なので、味は固定していない。
何で判断しているかというと、毎日飲んでいる
コーヒー牛乳のようなカフェオレでだ。
普通のインスタントコーヒーで作るのだが
体調が良い時は、本当のコーヒーと変わらない味に思える。
だが、自分でわからない程度の体調の悪さでも
もろインスタントの味になるのだ。
何か余計な成分が入っているのか知らんが
その、本当のコーヒーにはないいらん味が気になってくる。
これはコーヒーだけじゃなく、牛乳でも起きる。
普段は牛乳の味しかしないのだが
余分な味に気付くと、体調が悪い証拠。
この味覚の変化は、体調の良いバロメーターにはなっているのだが
何故か手料理ではまったく気にならないので
私の料理がいかに破壊兵器であるか、という疑惑も出てくる。
鼻が詰まると、味がわからなくなると言うが
元々惣菜や菓子は、私には充分に濃い味付けなので
支障がないどころか、ちょうど良い味加減になるので
そういう時には、好んで惣菜系にしている。
もちろん、何かはわからん余分な味が気にはなるが
市販の食い物はあれこれ添加されているだろうから
そういうこったろう、と、軽く流している。
ひとつ、提案したい。
世の中には花粉症の人も大勢いるのだから
入浴剤で “鼻詰まり用” ってのを作ったらどうだ?
ハーブならユーカリあたりで対応できるだろう。
風呂場は湿気が多いので、より効果的だと思うんだが。
他に “咳用”“食欲不振用”“生理痛軽減用” など
ハーブや薬草でどうにかなるんじゃないのか?
まあ、体調が悪い時には風呂に入るなって話だろうが
いつまでも皮膚と肩凝りばっかりじゃ、芸が足りんよ。
メーカーさん、考えてみてください。
企画のお礼は、入浴剤詰め合わせ1年分でどうだ?