カテゴリー: 健康

  • 加齢臭

    加齢臭というものの真実は、よく知らないんで
    解決しようと思ったら、きちんと調べた方が良い。
    ただ私の経験では、一般的に言われている話と
    ちょっと違う事もあるような気がする。

    うちの両親は、ともに体臭は薄かったが
    さすがに老齢になってからは、加齢臭が出始めた。

    どういう匂いかっちゅうと、プラスチック? ビニール?
    何かそういう素材っぽい匂いなのである。
    本来の体臭の中に、そのプラスチック?臭が混ざり始めるのだ。
    そして年々その匂いが強くなり、老人臭になる。

    老人臭というのは、どういう匂いかと言うと
    うーん、体臭が酸化したような平べったい匂い。
    (加齢臭 - 油) + 線香 + 防虫剤 + 酸味 のような。
    上手く説明が付かないけど、老人って皆同じ匂いがすると思わんか?
    体臭は様々だったはずなのに、加齢によってどんどん一本化される。
    これって不思議だよな。

    上で 「老齢になってから」 と書いたが
    加齢臭ってのは、普通は30代後半ぐらいで出始めるのに
    うちの両親は隠居前ぐらいからで、かなり遅かった。

    その変わり目で心当たりがある。
    仕事現役中は、毎日入浴していたのが
    隠居してからは、週に2度ぐらいしか入浴をしなくなったのである。
    それから急に加齢臭が強くなったので
    入浴はやはり臭いと密接に関係していると思う。

    加齢臭というのは、男性の方が強いと言われるが
    うちの父親は体臭からして少なく、その理由は3つ考えられる。
    粗食、風呂の温度、飲酒
    (飲酒は違うかも知れないが、毎晩1升近く焼酎を飲んでいたので
     そこは他人と明らかに違う、という意味で挙げた。)

    粗食とは、肉をあまり食わないだけじゃなく
    食事自体をそんなにしなかったのだ。
    朝はご飯と味噌汁と少量の漬物、昼は麺類、夜は焼酎のみ。
    (ちょっと人間っぽくない食事量だと、今気付いた・・・。
     うちのとうちゃんって、かなりおかしいヤツだったんだなあ。)

    次が風呂の温度。
    とうちゃんの入った後の風呂は、2倍に薄めないと誰も入れない。
    兄は 「50度ぐらいあるぞ!」 と、怒っていたし
    周囲は、あんな熱いお湯に入ってたら死ぬ、と心配していた。
    隠居して、全自動の風呂になったんだが
    とうちゃんの湯張り温度は60度に設定されていて
    親族間で、「緑茶も煎れられる」 と陰口を叩かれていた。

    幸いにも、とうちゃんは風呂じゃ死ななかったが
    あれでヤケドをしないのが不思議でならなかった。

    思うに、粗食は体臭と関係があるので良しとして
    うちのとうちゃんは、あの熱湯風呂で脂を根こそぎ取られていて
    それが体臭の少なさに繋がっていたのではないかと思う。
    普通の感覚の持ち主には、何の参考にもならない逸話だが。

    要するに体臭にも加齢臭にも、入浴は重要なファクターだと言える。
    普通の人は、うちのとうちゃんのように脂煮出し入浴は出来んので
    体の洗浄の方に気を遣うべきである。

    私が勝手に思うのは、しっかり洗うべき部分があるって事。
    脇の下とヘソと股と足の指は当然として
    案外見逃されている部分が、耳の裏の下の付け根。
    ここがものすごい重要な部分じゃないかと思うのだ。

    耳の裏の下の付け根、簡単に言うと耳たぶの付け根の裏だが
    何故ここかっちゅうと、ここが脂っぽい人が時々いるのだ。
    何となく、ここ怪しくねえ? と感じて、自分では熱心に洗っていたが
    先日美容院のおねえさんが、「臭い人は耳の裏が臭う」 と言っていたので
    私のこの予感は大正解だと確信している。

    単に体を洗うんじゃなく、どこを重点的に洗うかが
    加齢臭予防の要だと思う。

    そしてもうひとつ、臭いの元として意外なところに敵がいる。
    ある日、タンスから出した服から加齢臭が漂ってきた事があった。
    それも一部の服からだけ。

    いよいよ私も加齢・・・と思うのはプライドが許さなかったので
    ものすげえ必死こいて別の犯人を探した。

    そこで発見したのは、洗濯してすぐ着る分には支障はないけど
    タンスに数ヶ月しまい込んでいたら
    加齢臭のような臭いになる衣類用柔軟剤が存在する
    という驚愕の真実である!

    冬用部屋着を洗ってタンスにしまい、次の冬に出した時に気付いて
    加齢臭は同時期に洗濯していた衣類からしか臭わないので
    防虫剤ではないし、洗剤は替えてないし、で
    消去法で柔軟剤が真犯人だと気付いたのだ。

    ただ、それがどの柔軟剤だったか忘れてしもうたのが
    私のいつもの惜しい部分!
    こういう生活用品って、何の気なしに使うから覚えにくいと思わんかあ?
    でも使っていたのは、メジャーなのばっかりだったはず。

    とにかくこういう、“悪の柔軟剤” もある、という事は大発見である。
    お陰で柔軟剤を気軽に替えられなくなってしまったあげく
    愛用銘柄がよりにもよって廃止になってしもうて、途方に暮れている。
    今使ってるのが良いか悪いかは、数ヵ月後にしかわからないし・・・。

    まとめてみると、加齢臭防止には洗浄と洗濯
    何か、ごくフツーの結論になってしもうたな・・・。

  • 劣性遺伝

    誰が付けたんか、日本の医学用語ってほんと誤解を招きやすい。
    分裂病は分裂してねえし、百日咳は二百日かかるし。

    “劣性遺伝” ってのも、その響きからして
    悪い方に解釈してしまうだろ?
    現に、「劣性遺伝だから体が弱い」 みたいな事を言われる。

    ハスキーと言えば、あの青い目がラブリーだが
    あの目の色は、色んな犬種に出るのだそうだ。
    ハスキーは、あえて青い目の遺伝が強く出るように
    交配させて作った犬なんだと。
    私はシェットランド・シープドッグを実際に目撃した。

    犬の場合、白い色の毛と青い目は劣性遺伝で
    体質的に弱い犬だとよく言われるが、これは俗説。
    犬の場合は、望ましい形を定着させるために
    近親交配を繰り返していたせいで、犬種固有の病気があるそうだ。
    この話も、“劣勢” のイメージから来ていると思う。

    以前、劣性遺伝を調べた事がある。
    うちの家族の血液型は全員B型なのに、私だけがO型で
    親戚中を凍りつかせた事件があった。

    家族愛的には、親と血が繋がってようが繋がっていまいが
    一向に構わんのだが、健康面が気掛かりだった。
    B×BでOというのは、劣性遺伝じゃないか? と不安になったのだ。
    そう。 “劣性” 遺伝という言葉で、勘違いをしていたのだ。

    調べてみると、確かにこの遺伝は劣性だった。
    ちなみにO型というのは、親のどっちかがAB型だと生まれないが
    これも100%ない! という訳ではないそうなので
    ドラマチックに揉めるのは、とりあえずDNA鑑定の後にした方が良い。

    で、劣性遺伝も調べるハメになったのだが
    事実は何かぜんぜん違うのな。

    ちょい前の事なので、私がちゃんと覚えているはずもないのだが
    おぼろげな記憶で簡単に説明する。(調べ直す気ゼロなのが・・・)

    たとえば、子供に遺伝する髪の色の可能性が
    夫婦合わせて4パターンあったとする。
     黒髪になる確率 ・・・ 50%
     茶髪になる確率 ・・・ 30%
     金髪になる確率 ・・・ 15%
     白髪になる確率 ・・・  5%
    この場合、黒髪が優性遺伝子、白髪が劣性遺伝子となる。

    つまり、優先的に受け継ぐから、“優性” 遺伝子。
    優性の反対語が劣性、というので、“劣性” 遺伝子。
    優性劣性とは、遺伝の可能性の順番の事だったのだ。

    確かに国語的には間違っちゃいないんだけどさ
    人間の心理としては、もちっと言葉を選べよー、って感じだろ?
    O型が劣性遺伝だと確認した時に、どんだけガックリきたか。
    ハンデを背負って生まれでた気分になったぜ。
    落ち込んだ瞬間を返品させろ!!!

    上のたとえは単なる色分けの上での都合だが
    実際に白人では、金髪碧眼が劣性遺伝だとされるように
    劣性遺伝とは、かえって希少価値がある遺伝なのだが
    血液型だとまったくありがたくも何ともないのが悲しい。

    たかが血液型で希少運を使い果たすぐらいだったら
    別の稀さを与えてもらいたかった。
    世にも稀なる美貌! 聖人君子! 天才的頭脳! とかまでは望まんけど
    もちっとマシな顔とか性格とか知能とかさー。

    これを人に言ったら、体型を褒められて 「贅沢だ」 と言われたんだが
    顔と性格と知能についてはノータッチだったのが
    「キジも鳴かずば撃たれまい」 ということわざを思い出し
    ひとり密かに沈み込んだよ・・・。

    私の自爆はどうでもいいが、個人的にはまったくよくないんだが
    劣性遺伝、これをしたからと言って
    体が弱いだの何だのの不都合はないらしい。

    結構な確率でしたな、みたいな話なだけなんで
    安心したりガッカリしたり、気軽にしとけばよし。

  • 胃と、“噛む”

    去年の食中毒以来、胃薬を処方され続けている。
    胃の調子が良いから、と飲むのを勝手に止めると
    しばらくしたら、また胃の調子が悪くなる。

    どういう症状なのかというと、多分、胸焼け?
    膨満感って言うんか?
    空気が詰まったように胃が張って、食後に吐き気がするんだ。
    これを放置すると、食物が喉を通らなくなる。
    食欲がないのではなく、飲み込めない、という感じ。

    過去に、吐き気には苦労させられたんで
    一生こうなんだろうか? と、割と絶望して
    主治医に 「胃薬が一生手放せないんですか?」 と泣きついた。

    普通、こういう泣きを入れられても困るだろうけど
    マイ主治医は、常に笑顔でとても人当たりが良いけど
    決して自分の意見は、人に否と言わせない圧迫感を持つ
    海千山千ジジイなので、そこは上手くあしらってくれるのである。

    主治医曰く、胃酸過多になっているから
    調子が良くても薬は飲め、と。
    老化でその内、胃も衰えて酸も出さんようになるから
    あと “数年” だけ我慢せえ、と。

    ・・・まあ、それならば良かった・・・。

    って、このクソジジイーーーーーーーーーっっっ!
    私が更年期更年期訴えても、「まだ早い」 と
    笑って取り合ってくれないくせに
    関係ないとこで何気にババア扱いしとるじゃねえかい。

    って感じだが、ヤリ手ジジイに逆らうスキルは持ち合わせてないので
    大人しくしておくよ。

    で、“噛む”。

    私はものすごく噛んで食うタイプであった。
    噛まないと唾液が出ず、胃に負担が掛かるそうな。

    なのによく噛んで食う習慣にも関わらず、胃は悪いままだったし
    よく噛んで食うと満腹感が出る、というダイエットの鉄則を聞いて
    確かにゆっくり食うより、急いで食った方が量が食える
    こりゃ太りたい私は、噛んでる場合じゃないかな、と思ったが
    これって、アホウ過ぎる考えだと自分でもわかったから
    実践しようとは思わなかった。

    ところが最近歳のせいか、あまり噛めなくなった。
    何を短気になっとんのか、悠長に飯を食う余裕がなくなったのだ。
    食っててイライラしてくる。
    ただでさえ義務で食っとんのに、それに余分な時間を取られたくない。

    その上に、喉や食道のどこがどう老化してるのかわからんが
    ガッつくと、ムセるは、飲み込めないは、食いこぼすは
    とても見苦しい事になってしまっている。

    こんなこっちゃ、上品な老婦人への道は険しく
    私の死因は絶対に、“喉にモチを詰まらせて” になるであろうから
    意識して、粛々と飲食に勤しんでいるのだが
    食事時間が苦痛でしょうがない。

    何でこうなったのか、さっぱりわからんが
    たまに一緒に食事をしたくないレベルの
    マナーの悪いお年寄りがいるだろ。
    このままじゃ私の未来形は、正にあれだと予想されるので
    狼に育てられた少女が、初めてフォークを持って食事をした時のごとく
    むっちゃくちゃ気を遣いながら
    ひとりテーブルマナー教室を繰り広げているので
    残念な味付けの飯が、より一層不味くてしょうがない。

    結論として、よく噛もうがガッつこうが
    胃の状態も体重の状態も、何ら変わらんので
    よく言われるこの2つの関連性は、私の体質には都市伝説で決定。

    というか、この2つはごく当然の事実だろう、とは思うが
    私的にはこれ以前に、もっと重要事項があるような気がする。
    だけど体調の足を引っ張らないように
    よく噛むのは、やはり大事であろう。

    余談だけど、てか、このブログ全部が余談でしかないんだけど
    そんな的確な突っ込みは聞きたくないんで受け流すけど
    歳を取ると、距離感とかが狂い始めるのがよくわかる。

    以前からコップを取ろうと突いてしまい
    キーボードをコーヒー牛乳まみれにしたりはしていたけど
    それがどんどんグレードアップしてくるんだよな。

    お皿を取ろうとチョップしたり、箸でお椀を引っ掛けたり
    もう食事風景が、どういう大惨事の真っ最中なんだ? って感じだよ。
    若けりゃ、これもドジっ子扱いで済んでいたろうにのお。

    出来る限り外食は避けているさ・・・。

  • 爪が伸びる速度

    爪が弱い私だが、伸びる速度は普通だと思う。
    爪が伸びる速度って、時々変わらんか?

    何故これに気付くか、というと
    “爪が弱い人は、爪切りを使ってはいけない”
    という美容の鉄則があって、それに従って爪ヤスリを使っているからだ。

    この爪ヤスリっちゅうのがな、すんげえ面倒くせえんだ。
    ガラス製にしてからは、削りが良いので時間短縮になったんだけど
    それでも両手の10個の爪をカシカシカシカシ削って、形を整えて
    というのは、とてつもなく根気のいる作業なのだ。

    足の爪ももちろん弱いのだが
    足にまでそんな事をやっとられるかい!
    と、爪切りでバシバシ切っている。
    一瞬で終わる爪切り、とても爽快である。

    そもそも手の爪も、爪ヤスリで削って10年以上だが
    弱さに何の変化もない。
    爪ヤスリ、また美容の嘘じゃねえのか?

    それほど面倒くせえので、爪チェックをしきりにするのだが
    時々、爪の伸びがやたら早い時がある。
    どういう状況でそうなるのかがわからなかったのだが
    病気をして判明した。

    リンパ腫らし、百日咳、風邪の類、と患って
    1ヶ月ぐらい、in布団生活だった。
    微熱続きの時など、寝てても眠れず、かと言って起きれず
    もう、一日一日がやたら長く感じて辛かった。
    こういう刑罰ってアリだと思う。

    だけど、爪の伸びだけは異常に早いのである。
    もしかして体感時間に比例してるんか? とも思ったが
    そんなわけはないよな。

    通常時なら、爪削りは10日おきぐらいで済む。
    それが、5日 ~ 6日ぐらいで
    削らなきゃいけない長さにまで伸びているのである。

    ちょ、何で闘病中に爪削りに追われなきゃならんのだ?
    と、座っているのは辛いので、寝て胸の上にティッシュを敷いて
    爪を削っていたのだが、粉塵を吸い込んだかも知れない。
    百日咳なのに。

    何故こうなるんだろうか?
    あれこれ推理して、思いつくのは
    “ずっと寝てたから、体の他の部分の運動量が落ちてて
     本来ならそこに消費されるエネルギーが、爪に回った”
    こんなもんぐらいしかない。

    爪って、栄養をいつもより多く摂ると
    伸びた時に横に段差が出来るよな。
    栄養を摂った時期に作られた爪は、ちょっと厚いんだ。

    爪の生成には、カルシウムじゃなく何だったっけ?
    よく覚えてないけど、他の栄養素が必要らしく
    その手のサプリを飲んだ事もあるけど、何の違いも感じられずやめた。

    どうも私の場合、肉を食うと爪が厚くなる気がする。
    これに気付いたのは、兄が連続で牛肉を送ってくれた時である。
    もう必死こいて、その牛肉を食いまくったのだが
    その時に爪が横線でボコボコになった。

    何で線でしか表示されないのか、もっとキレイに生えないのか
    ほんとムカついて、バッファーで削ってしまったが
    毎日肉を大量に食わないと、爪が全体的に厚くならないのなら
    総合的に私の人生では無理! と、諦めたさ。

    爪の状態には何の変化もない。
    栄養が余分に行ってる気配はなく、伸びる速度が早いだけ。
    これは一体どういう事なんだろうなあ。

    ちなみに、手と足の爪は連動していないようだ。
    手の爪よりも足の爪の方が、異様に早く伸びる事が多いのだが
    それも理由はわからない。
    今回の病気中は、足の爪の伸びは普通だった。

    爪が伸びる速度に影響を与えているものが
    手と足では違うような気がする。

    ・・・と、ここまで書いて、ふと思い立って昔の記事を探してみた。
    どっかで爪のグチを書いた気がしてな。
    あったよ、08.8.29の “爪”

    この時点で、爪に必要な栄養を知ってるんじゃん、私。
    アミノ酸と亜鉛? 爪はたんぱく質で出来てる?
    すったり忘れていたなあ。

    そんで、肉を食うと爪の伸びが早くなる、って書いてあるけど
    兄の牛肉攻撃は、去年かおととしの冬だったはず。
    何で去年の夏なのに、爪の横線の事を忘れているんだろ?

    自分の思考の持っていき方が、自分でもわからん。
    爪には常々悩まされているんで
    その試行錯誤をしている様子が表われているんだろうけど
    勘違いや物忘れが多すぎる!!!

    過去記事との矛盾は、思想系は考えが変わったからなんだけど
    データや知識系は、どっちが正しいのか怪しいので
    真に受けずに、自分で調べてください。
    ほんとすいませんほんとすいません。

  • 発疹

    実は、何か皮膚にブツブツも出来ている。
    うわあ、病気のミルフィーユやあー
    どんだけ病気の重ねがけをしてるんだよ
    って、うるせえ! こっちが聞きたいわ! ほんとすいません。

    もう回復間近なので、これが最後の病気グチ記事になるはず。
    えらい長い事、病人ヅラして、ほんとすまんだった。

    で、発疹。
    最初に気付いたのは、左腕だった。
    ゾッとするぐらい、満遍なく赤いブツブツが出来ているのだ。
    翌日には右腕にもそれが現れ、よく見ると腹にも出来ている。
    痒くはないのでわからないが、この分じゃ背中にも出来ているだろう。

    これにはものすごく悩んだ。
    熱が出てたのは、風疹だったんか? と。
    こんなに全身に発疹が出たのなんか、覚えている限りじゃ
    19歳の時に、自分で初めて焼いたサンマが生焼け (多分) で
    下痢嘔吐とともに、全身カイカイになって以来である。

    病院に駆け込もうかとも思ったが
    先月は10日ぐらい通院しまくったので、マジで金銭苦なのだ。
    病院に行くか行かないか、寝込んでても眠れないほど悩みに悩んだ。
    ストレスで更に病気になるんじゃないのか? というぐらい。

    で、首のリンパが腫れているので、湿布を貼っていたんだけど
    それを貼り替えようと、鏡を見た時にふと気付いた。
    顔はキレイなのだ。
    いや、作りがじゃなく、皮膚には異常がないって事で
    いちいちこんな事に注釈を付けにゃならんのは、誰が悪いんか
    やはり自分のツラ構えが悪いんだろうけど、何かイラつく。

    で、首の下方から丸く発疹になっている。
    まるで、エアシャツ、エアツキノワグマのようだ。

    病気だったら、ひどいと耳の穴まで痒いはずだよな?
    確認出来るとこを確認したら、手の甲は少々、膝から下は発疹なし。
    と言う事は、これは表面的な刺激によるものなんじゃないか?

    うーーーーーーーーーん、と考えまくっていたら
    洗濯して干してあったアレが目に入った。

    バスローブである。

    このバスローブ、本来の役目とは異なって
    高熱による発汗対策専用になっちゃってたんで
    しかも関西に来て、高熱を出す機会がなかったんで
    それはそれで、とても目出度い話なんだが
    とにかくタンスに入れっ放しで、言わば防虫剤漬けになってたのだ。
    そう言えば着た時に無臭のはずなのに、防虫剤臭え、と思ったんだよ。

    これだったんか!!!!!!! と、わかって
    心の底からホッとしたんで (事実はどうかわからんのだが)
    気兼ねなく放置しまくってるが、2週間ぐらい経った今でも
    まだ薄っすらと赤い斑点が残っていて、何故か背中だけ猛烈に痒い。

    痒い時に掻くと余計に痒くなるので、掻いちゃいけないのだが
    もうほんと何の嫌がらせか、手の届かない範囲だけが痒く
    うちには孫の手がなく私は体が硬い、という理由のみで掻けずにいて
    結果痒みを我慢せざるを得ないのは、ある意味幸運である。
    背中に手が回るなら、ちゅうちょなくバリバリ! そりゃもうバリバリ!

    何か知らんが、百日咳の時にした検査で
    アレルギー数値にとんでもない結果が出たそうで
    私は担当医曰く、「風が吹いても異常をきたす」 体質らしい。

    自覚がまったくなく、こんなに自覚を持てないような話など
    どうでもいいわ! と、軽やかにスルーしていたんだが
    こうなると気分は一転して、アレルギー憎し! である。

    が、今回のは10人中4人はカブれるような気がする。
    濃度の濃いであろう防虫剤成分にくるまれて、汗ダラダラだぜ
    あ、やっぱ10人中6人はヤラれると思う。
    タンスに入れっ放しはダメなんだな。 学習したよ。
    という事で、2枚目のバスローブも洗濯して干し中。

    でも、今こういう状態の時にそれを学ばんでも良かったんじゃないのか?
    弱ってるからこそ、カブれたんだろうか?
    にしても、踏んだり蹴ったりが私の人生には多すぎないか?

  • プラス生理

    こういう状態なのに、生理はくる。
    しかも一番辛い症状を伴って、だ。

    今回の生理は、2時間ぐらい腹の激痛でのたうち回った。
    自分の死亡フラグがはためいているのが見えたぜ。
    文字通り、“のた打ち回った” んだ。

    私の場合、生理ではあまり腹痛は起きないのに
    何故か今回に限って、みたいに、イヤなとこを突いてくる。
    もう、絶対にわかってて、わざとやってるだろう、としか思えない。

    いつもなら、サクッと鎮痛剤を飲むんだが、今回それが出来なかった。
    と言うのも、その数日前にリンパの腫れの痛みに耐え切れず
    つい勝手に鎮痛剤を飲んだんだ。
    そしたら、熱は下がるは痛みは消えるは、パラダイスで
    ああ・・・これでゆっくり休める・・・と寝たんだよ。

    その6時間後ぐらいかな、薬が切れ始めるにつれて痛みが復活し
    鎮痛剤を飲む前までは、37.7 ~ 37.9度ぐらいを
    維持していた体温が、いきなり38.8度まで上がっちゃって
    もうほんとすいません二度といらん事はいたしませんすいません
    と、ピンポン押してきた死神に、ドア越しに平謝りだったぜ。

    だから鎮痛剤は飲めない。
    私の体はそれをわかっていて、試すかのように
    いつもは使わないカードを繰り出してきている気がする。

    生理前は必ず、風邪気味になったり目まいがしたり
    と、プチ不調になるんだが、今回はそれがなかった。
    あまりにも具合が悪いんで、気付かなかったのかも知れん。
    そういや喉が痛いが、今更そんぐらい追加されても屁でもねえ。

    人間、2箇所同時には痛まない、というのが私の説だが
    今回は改めて、これを実感できた。

    リンパの痛みってのは、ズッキンズッキン脈打つ痛みプラス
    グリッと触っちゃうと激痛 → 即行で腫れが1回り育つ
    と言う、やっかいなもので、脇の下だろうが首だろうが
    腫れると、寝返りも自由に出来ないのだ。

    そんな激痛が、今回の生理痛で吹っ飛んだんだよ。
    腹が痛い間、リンパの痛みなど感じなかった。
    一応、2箇所同時痛みが存在するのか
    のた打ち回っている時に意識してみたが、なかった。
    (余裕があるんかないんかわからんが)

    人間、キャパシティー以上の痛みは感じない!!!

    生理痛ってのは持続的ではなく、さざ波のようにくるもので
    (こういう名前の避妊具もあるが)
    うおおおおおおおおお! ぜいぜい・・・
    うおおおおおおおおおおお! ぜいぜい・・・
    の繰り返しで、もしかして陣痛もこういうリズムなんかな。

    で、そう何時間も波は来ないんで、耐えようと思うなら耐えられる。
    しかし終わった後はヘロヘロである。
    しかも今回は終わったと同時に、リンパが主張し始める。
    もう私、ボロボロだよーーーーー。

    女性ならわかってくれるよな、この状態。

    でさ、人間は極限状態の時に本性が出るって言うけど
    私は生理痛の時も高熱の時も、どっちも
    すいませんすいません何が悪いのかわからないけどとにかくすいません
    だったのが、自分でも意外だった。

    高飛車キャラだと思っていたけど、実は土下座キャラだったのか・・・。
    ザ・日本人! って事でよろしいか?

  • 病院のジジイ

    今回の話題は、病院に巣食うジジイども。
    ヤツら、何故あんなに看護士さんにうるさく話し掛けるんかな?

    百日咳に風邪とリンパ腫らしをトッピングしちゃったせいで
    発熱してるのに通院してる方が病状悪化しねえ?
    というほど、点滴を打ちに通ったんだが
    いつも点滴室には、ジジババが根付いていた。

    ババは大人しくて良いんだ。
    しかし、ジジイがうるさいうるさい。
    何故か1点滴あたり、1ジジイがダダをこねよる。
    その内容は、大抵が点滴時間がいつもより何分長い、というもの。

    そりゃ、残り寿命の単位が
    “年” じゃないお方もいるかも知れんが
    数分のロスに文句を言う高速度生活をしているとは思えんがのお。

    と思っていたら、1時間掛かるとトイレに行きたくなるそうな。
    なるほど。
    てか、だったら文句を言うより先にトイレに行けばいいのに
    一通り文句を言わないと、しかも同じ事を2度ずつ言わないと
    トイレに向かわないのが不思議だ。
    ジジイの膀胱タイマーは、結構高性能かも。

    そんな中、最高にわけわからんジジイがいた。
    公衆電話は、100円を入れたらお釣りが出ない、と言うのだ。
    受付けで10円に両替してもらえますよ、と言う看護士さんに
    でも1時間話す事もあるので、10円だと足りない、と。

    だったら10円を大量に用意して、入れながら話せば?
    と、それ以上にない完璧な解決法を提示した看護士さんに
    それは出来ん、10円玉は重たい ← !!
    100円でお釣りを出してくれ、とゴネる。

    それをするには、第三者が隣で時計を持って計らにゃならん。
    それに、今の公衆電話の中のお金の所有権は誰にあるんだ?
    てか、それ以前に、公衆電話で1時間話すって
    おめえQ2でもしとるんかよ?

    何かもう、聞いててイライラしてきて
    「ジジイ、これを使うがいい!」 と、持ってるテレカを
    ジジイのツラにパシーンと叩きつけたくなったが
    ジジイの色恋に投資をしたくないので
    ひたすら、看護士さんに同情するに留めた。

    看護士さんたちの受け答えを聞いていて学んだよ。
    わけわからん事ばかり言う相手には、オウム返しだ!
    「今回の点滴は長かったぞ」「長かったですねえ、すみません」
    「トイレに行きたくなるんだ」「行きたくなりますよね、すみ略」
    「100円でお釣りが出ない (2度目)」「出ないですよねー」
    「1時間話す事も (2度目)」「1時間話すんですかー」

    うーむ、看護士さんたちって、すげえ大変だよな、と思っていたら
    Q2ジジイが、「おーい、これ抜いてー。 電話しに行くからー。」
    ちょ、おめえ途中で点滴の針を抜いてまで、一体何の電話を!
    そこまで厳守せにゃならん電話って何なんだよ?
    まさかおめえ、仮釈中か?

    ジジイは点滴を外してもらい、公衆電話に向かっていった。
    私が病院から出る時にも、まだ電話中だった。

    あんだけ年寄りだと携帯は無理なんかな、と思ったが
    翌日の点滴帰りに、病院入り口に立っていた70台後半とおぼしき
    ごく普通の老婦人が、携帯を片手で打っていた。

    ちょっと腰の曲がった、正直貧乏臭い格好のその老婦人が
    ・・・キツツキテクだった。 思わず凝視した。
    私でも出来ねえよ、あんな携帯メールの早打ち・・・。

    年寄りも色々。 嘘のような本当の出来事。

  • アイスノン

    うちの家訓には、発熱時に冷やす、という項目はなかった。
    幼少時、どうされてたのかというと、薬を飲まされて放置。

    ここでちょっとグチを言いたいが
    私がガキの頃、風邪薬は苦い粉だったのだ。
    粉と言っても、顆粒じゃなくサラサラの粉。
    グラニュー糖じゃなく、小麦粉。
    苦い上に、水を含んだ瞬間ダマになってへばりつき
    それが中々取れずに、ものすごく飲みにくい。

    これを何の工夫もなしに、素でそのまま飲まされる。
    嫌がると、ものすごく怒られるのだ。
    薬が嫌なら病気になるな、みたいなムチャを散りばめてさ。

    ある時など、咳き込んで口に含んだ薬を吐き出した事があって
    その時は烈火のごとく怒りに怒られた。

    今ならわかるが、4~5歳のガキにそれは無理だろうー。
    うちの親、ちょっと知恵が足りないか
    ナチュラルに虐待風味だったんか、のどっちかだ。

    ちなみに、子供用の甘い風邪シロップというものの存在を
    小学校に入って同級生情報で知って、親に直訴したが
    「あんな子供騙し」 と、鼻で笑われて終わった。
    だから、子供を騙し騙し投薬するんだってばーーー!
    それが子供の扱い方なんだってばーーーーー!

    私の幼少の頃の病気時の思い出は、冷遇しかない。
    氷水でタオルを冷やして、おでこに乗っけてもらって
    とかいう、人類共通のメルヘンは、元共産主義の父親の
    「そんな無意味な事を」 のひとことで、うちではなしになった。

    実際に調べてみると、冷やすのは確かに医学的には意味がないらしいが
    精神的には、ものすごくありがたいと思うぞ。

    話が逸れたが、そんな生い立ちなので、発熱時に冷やす習慣がない。
    が、アイスノンは持っている。
    自分では買わないので、出自は100%景品か貰い物である。

    通常は冷やさないが、今回は高熱も出しているので
    脳細胞が煮えて死にまくっていそうで、とても恐く
    何か脳みそのヤバ気なとこだけでも冷やそうと
    アイスノンを初めて使ってみた。

    マジックテープが付いているタイプ

    これがな、とても 臭 い んだ。

    タオルで巻いていても、臭いがムンムンしている。
    そのタオルが触れていた部分、枕とか服とか
    そこにも洗濯をするまで、臭いが付いて取れない。
    もちろん巻いたタオルは危険物扱いレベルである。

    どういう臭いかっちゅうと、上手く言えないんだが
    ビニール?プラスチック? っぽい臭いに加え
    異物臭、きっとメイドイン日本の西臭。

    包装は捨てたし、古いもので詳細な身分もわからず
    本体にも書いてなかったけど、これ絶対にメイドイン日没する国だろ!
    それともアイスノンって、こういう臭いがデフォなんだろうか?

    冷やすのは確かに気持ちが良かった。
    病状に良いか悪いかはわからんが、気分には良い。
    が、あの臭さが耐えられない。
    あげく置いた場所に臭いが移るという、感染率の高さもやっかい。

    洗ったら臭いが落ちるんだろうか?
    しかし、体力ゲージがレッドゾーンの今この時に
    アイスノン洗浄には残りHPを回したくない。

    よって、冷凍庫の隅に封印。
    冷凍庫の中では臭いは、そこまで発さないからである。
    やっぱり単なる場所取りだったんか、こいつ・・・。

  • 高熱時の秘策

    いまだに熱が下がらず、天国への階段を上り続けている私だが
    この後に及んで、38.8度の熱が出た時には
    さすがに解熱剤を飲む決心をした。

    何か39度以下の熱は、体にとってメリットばかりなので
    無理に下げなくて良い、とか言う話もあるが

    気 力 が 持 た ん わ !!!

    高熱で解熱剤を飲む時の注意点は多々あるが
    私的に一番やっかいなのが、汗である。
    拭いても拭いても出るし、着替えしまくりでいらん洗濯物は増えるし
    汗を気にせずに寝ていられる工夫はないものだろうか、と
    熱出しまくりだった熊本時代に考えた。

    そこで思いついたのが、バスローブ。
    ババアのこんな話題は、何かのセクハラになるかも知れんが
    想像せずに読めば支障なし。 おめえの心の濁りの問題だ。

    真っ裸で、ロングのバスローブだけ着て寝るのだ。
    ただしパンツを履かないと、トイレが異様に近くなるので
    そこは各自、応用してくれたまえ。

    ところでこのバスローブだが
    10年ほど前に買った時は、えれえ高かった。
    こんなタオルの縫い合わせのようなんが、何でこんなに高いんだよ?
    確か2万何ぼしたぞ。

    洗い換え用に2枚欲しかったが、とても買う気になれなかったところに
    在りし日のかあちゃんが、食事のついでにデパートに寄るけど
    何か買ってきてあげようか? (肉とか、の意) と
    言ったのをこれ幸いに、「バスローブ!」 と、たかった。

    その時はとことん無視されて、牛肉などを貰った気がするが
    何故か数ヵ月後に、バスローブを渡された。
    そのバスローブが、2万何ぼした私の買ったのより遥かに良い品で
    一体いくらしたんか、しつこく訊いたが
    「贈り物の値段なんて言わないものなのよ、ほっほっほ」
    と、満足気な顔であしらわれて終わった。
    これ以上突っ込むと、説教されるハメになるので退くしかなかった。

    そのバスローブは、今の私よりは確実に高いであろう。
    にしても、バスローブって何であんなに高いんだよ?
    いまだにわからねえ。

    で、金箔で残飯を包むも同然のように
    そのたっかいバスローブを着て、枕にバスタオルを敷く。
    何故かっちゅうと、ババアになるにつれて
    汗が出る位置が頭部へと変わってくるんだよ。

    多くのババアが、普通のハンカチじゃなくて
    タオル地のを持ってる理由がわかったよ。
    体は服である程度吸い取るけど、頭部は滝流れだもんな。

    そして枕元には、脱水症状を起こさないための水。
    喉が渇いた時は既にヤバいと思え。
    水はとにかく、飲みたくなくてもチビチビでも飲め。

    アンド、リップクリーム。
    顔面で、熱で一番ダメージを受けるのは唇だ。
    皮剥けして血を見る前に、こまめに塗れ。

    これらの用意が出来たら、後は寝るだけだ。
    憂いなく寝まくれ。

    バスローブを着た私、まるで大金持ちのようだったぞ。
    ブランデーグラス! ブランデーグラス!
    だが目覚めた後、まくり上がりまくって
    とんでもない状況になっとったがな。

  • 闘病日記 4

    私が通院している病院の注射針って、すんげえ太いんだよ。
    最初見た時、「そりゃストローだろ!」 と思ったほど。

    そういう針で、採血やら点滴やらされると
    もんのすごーーーーーーーーく痛い。
    でも大人だから、痛くても無表情でいなければならない。

    しかし気を抜いていて、ついうっかり
    「いってえええええ」 と、言ってしまった時も1~2度あり
    看護士さんに、「あ、痛かったですか、すみません」 と
    謝られたけど、謝んなくて良いんだって。
    おめえんとこ、誰が刺しても満遍なく痛くて
    それはやり方とか技術のせいじゃなく、針のせいだから。
    むしろ気を遣わせてしまって、こっちがごめんね、だよ。

    大袈裟だと思うだろうが、本当に太いのだ。
    実際はコンマ何mmの違いだろうけど
    そこで採血をすると、3回に1回の確率で
    出血が止まらなくなるんだ。

    私の体質のせいもあるだろうけど
    7割はそのストロー針のせいだよ!
    と、言いたいけど、いつも処置やら血痕の掃除やらで
    迷惑を掛けているので、すいませんすいませんしか言葉にできない。

    昨日も点滴後に、服を血で汚してしまった。
    あー、服がもったいねえ。 血って落ちないんだよな。
    一体何を着ていけばいいんやら。
    いっそ毛玉だらけのスウェットで通院しようか、と迷っている。

    最近の病状は、38度台の熱は出なくなったけど
    37度台が続いていて、夜になると37.8とか37.9になる。
    咳もひどくなっていて、微熱は百日咳の症状でもあるけど
    やっぱり、リンパが腫れているせいだと思う。
    んで、リンパ、脈打つ痛みでほんとイライラするのだ。

    主治医に、リンパがリンパがと言っていたら
    「毎回、抗生剤を微妙に替えてるんですけどねえ・・・」
    と、気落ちされて、そりゃすまんだった、と罪悪感にさいなまれた。

    多分、点滴剤の中身の事なんだろうけど、知らなかったよ。
    そういう事は、ちゃんと言ってくれないと
    こっちにも気構えっちゅうもんがあるんだよ。
    美容は信じないと効かないけど、治療もなんだ。

    「こうこうこうで、こう攻めるから」 と、言ってくれたら
    私も体中の細胞に、「聞いたか、おめえら、キリキリせえよ!」
    と、気合いを入れて、効果が2倍3倍にもなるのに。
    バカのプラシーボ効果をナメたらいかんぞ!

    ところで、気になる話を耳にした。
    看護士さんが、私のカルテを見ながら
    「あら、あなた “も” 熱が続いているの・・・。」
    と、つぶやいたのだ。

    すかさず、「最近そういう人が多いんですか?」 と聞いたら
    「いえ、そう多くはないけど・・・何人か・・・ねえ?」
    と、話をボカされてしまった。

    この病院で、私だけじゃないんだー。
    て事は、院内感染か何かか? という可能性もあるけど
    どっかの番組でも、「風邪が流行っている」 という話から
    新型インフルエンザと連動してるんじゃないか?
    と言っていたので、もしかしたら局地的なものじゃないんかも。

    風邪でも今回のは、普通以上に激しく体力を消耗させられたので
    ここにインフルエンザウイルスが入り込んだら
    北斗の拳の荒廃した世界のザコのごとく、やりたい放題やれるわけで
    あげく、どう変身するかわかったもんじゃないよな。

    今、風邪を引いている人、引いた人は、他の人以上に
    インフルエンザには気を付けた方が良いような気がする。