よく医療ミスが取り沙汰されているが
私も何度か、とんでもない診断治療をされた事がある。
これ、全部事実だけど、大昔の事だから伏せ字で書く。
熊本の○赤での話。
診察後、院内薬局で無言で渡された薬を見たら真っ赤で
何の薬か訊いたら、いきなり 「何か文句でも?」
との、薬剤師のあまりの言い方に、鈍い私も
瞬時に 「説明出来ない薬なんですか?」 と怒ったら
無言で奥に行き、戻ってきて投げやりに 「鉄剤ですけど?」 だ。
はああああああああああああああああ?
私は胃カメラを飲んで、今日はその検査結果を聞きに来てんだよ!
それを言ったら、「そういう事は医師にどうぞ。」 と
この薬剤師は、最初からあくまでもケンカ腰なのだ。
もう、この態度が不思議でしょうがねえよ。
で、もう一度受診したら
「え? あなた貧血で来たんじゃないんですか?」 で
さっき、おめえ胃カメラの写真も見てたじゃねえかよ!
と、怒るよりも呆れてしまった。
「でもあなた、血液検査では貧血もありますよ。
胃は荒れてもいませんよ、プッ」
と言われたら、ひどい吐き気に悩んでいようが、胃が痛かろうが
この医者だけには関わりたくない、と思うだろ。
無言で帰ったぜ。
次が熊本○生会病院。
首中のリンパ腺が何箇所も腫れ
大きいのだと、直径4cmぐらいもある。
そして、39度の熱が続いたので行ったのである。
医師は抗生物質を出すだけ。
毎週通院していたが、一向に好転せず
その度に他の抗生物質に変えるのみ。
これが半年続いた。
つまり私は半年間、39度の熱が続いたわけだ。
時には40度を超え、41度になった時でも
意識ははっきりしていて、人間って丈夫なんだな、と思った。
デジタル体温計だったが、誤差もあるかも知れないけど。
しかしさすがにおかしいと思い、どうにもできないのか訊いたら
「腫れてる部分の細胞を切って検査する事はできますよ。
でもそんなの嫌でしょ、私も面倒くさい (薄ら笑い)。」
これ、信じられないだろうけど、本当にこのままの事を言われたのだ。
違ってるかも知れない部分は、「わたし」 だったか 「僕」 かだ。
この医師にやる気はないんだ、と思い、通院をやめた。
リンパ節炎は、その後数ヶ月して治まったが
その後も何かあると、リンパが腫れるようになり
何もなくても、意味なく微熱が続くようになった。
微熱でも何日も続くと、体がしんどくてしょうがなく
色んな病院を回ったけど、原因がわからなかった。
数年後、他の医師にリンパ節炎治療の事を話す機会があり
その医師は私の話を聞いて
「それは普通の医師ならありえない。
ましてや、○生会の医師で!
抗生剤の乱用は体をボロボロにする。
処方は長くても数日に抑えるはず。」
と、ものすごく驚いていた。
何年も微熱が続いていたのは、薬害だったのかも知れない。
あれはミスではなく、悪意とも言って良い治療だと思う。
しかし、私自身の知識のなさが、この治療を続かせたわけで
無知は罪だと思い知った。
微熱は今でもしょっちゅう出て、無知の罰にしては辛すぎる。
元夫と知り合った頃、色々と疲れさせられてw
不正出血が続き、とある個人の産婦人科に行った。
すると、カンジダ膣炎になってる事が判明。
「何でこんなになるまで放っておいたんですか!」 と怒られたが
不正出血は2~3日で、他の自覚症状がまったくなかったのだ。
かなり無神経な罵倒をされた後に
「あなた流産しかけてますよ!
吸引手術をしなければならないので、予約して!」
と言われ、その場で1週間後の予約を入れて帰ったけど
どう考えても納得できない。
私も○生会の件で、医師が全員信用できるわけではない
と、学習したので、そこの近所の別の個人産婦人科に行った。
問診で事情を説明すると、その医師は
「○○さん (一軒目の医師) がそう言うなら、手術してください。」
と、内診すらもせず、即行追い返された。
そこでまた、別の個人産婦人科に行った。
今度は前回の2つの医院とは、車で15分ほど離れた場所。
今回も問診で、同じように事情を話したら
内診と超音波や他の検査をされ
「妊娠などしていませんよ?
本当に吸引すると言われたんですか?
その医師は一体どこの病院ですか?」 と訊かれ
2つの病院名を言うと、メモをしていた。
その最後の医院でカンジダ治療をし
“こんなになるまで” のはずが、すぐ完治した。
もちろん、最初の手術予約は連絡なしで無視した。
何か言ってきたらクレームを言う予定だったけど、何の連絡もなし。
多分今でも、普通に開業しているはず。
どこぞの産婦人科で、必要がないのに子宮を取った事件があったが
それを知った時に、あの医師たちを思い出した。
中絶手術は子供を産めなくなる危険性もあるのに
妊娠もしていないのに、そうなってたら、と思うとゾッとする。
私の事例は、医療ミスとは言わないかも知れない。
医師はプロだが、中にはとんでもないヤツもいて
患者は自分の身を守りたかったら、ド素人感覚では済まされない。
治療に行ってるはずが、逆に体を壊す事になるなど、恐すぎる。
まず、インフォームド・コンセント。
きっちり説明を受けて、納得して治療をしてもらう。
少しでも疑問があれば、他の病院にも診てもらう。
これを、セカンドオピニオンと言う。
大きい病院には、患者相談窓口があるので
不審な事をされたら、そこに訴える。
これらは、患者は “治療してもらってる” という感覚があるので
担当医に申し訳なくて、実際にはなかなか出来ない。
そして、半日待ちの診察を何度も受けられる時間もない。
でも、本当にヘンだと不安が生じたら
とにかく、これらを強行するべきだ。
遠慮や時間の都合を優先させると、その後何年も
もしかしたら死ぬまで、後遺症で苦しむ事になるかも知れないし
最悪マジで死ぬ可能性だってあると思う。
私の昔の友人の中に、ガンだと宣告されて入院して
ガン治療をしていたけど、途中で誤診だと判明したのに
訴えられるのを恐れてか、そのままガン治療を続けられて
死にかけて、おかしいと思った家族に救い出された
という経験を持つ子がいた。(本人談)
その子は、その後治療の後遺症で苦しんでいた時に
新興宗教に出会って入信したそうで
あまりに勧誘に熱心だったので、付き合いが遠のいたんだけど
それほど辛かったんだと思うと、責める気にはなれない。