カテゴリー: 歴史

  • 政権

    解散はまだ先になりそうだ、と騒いでいるが
    現場の議員が今頃言うって事は、また私の読みは外れか? と、思った。
    「福田政権は2年持つ!」 と予言したんだけど、大外れしたし。
    まさか福田元首相があそこまで気力がないヤツだとは想像していなかった。

    今、自民党としては、実績を上げないと本当に政権交代してしまうので
    福田首相の次にくる人物が、自民党の命運を分ける鍵になる。
    そんな時期に出てきた麻生氏は
    重要人物の名に恥じず、上昇志向がありプライドが高そうなので
    “繋ぎ” としての役割りなら、やらないと思うんだよな。

    余程の事件でもない限り1年は続ける
    そして次の選挙で自民党勝利、首相続投の図を描いている気がする。
    これが今回の予言なんだが。

    別に政権は民主党が取っても、何も変わらないと思う。
    やってみたら大変だった、で、自民党の真似事になるような予感。
    ただ、民主党の政権奪取は連立以外にありえない。
    何故なら小沢一郎がいるから。

    どうも小沢氏が民主党にいるのに、激しく違和感を感じるんだよな。
    正直、小沢氏がいなければ、浮遊層は民主に票を投じると思う。
    そのぐらい、この小沢氏は自民臭い。
    もしかして、自民の放った刺客じゃないかと疑いたくなるほど
    民主のイメージをドス汚いものにしている。

    肝心な時にコケまくって、何度もチャンスを棒に振っている
    そんなおっちょこちょいな政党に国政は任せられん気分になるのは
    どっかで誰かが上手く罠にハメて操ってる様に考えられんか?
    民主はまず内部に目を向けるべきじゃないのか?

    民主党政権は自民党の二番煎じにしか過ぎないだろう、と書いたけど
    できる限り、民主党には政権を取ってほしくない。
    自民党も問題はてんこ盛りだが、それ以上に不安要素が大きいからだ。

    一番の懸念は、移民1000万人受け入れと外国人参政権。
    フランスだったかは、移民制限の政策を取り始めたのに。

    ヨーロッパはアフリカやアラブと地理的に近く
    “下働き” として、移民を受け入れてきた歴史がある。
    その結果、不法移民による犯罪やホームレスが増えるは
    押し出された自国民の雇用や住居問題などが起きるはで
    「自国民で国を維持していかねば」 みたいな話だったと思う。
    すまん、よく覚えてないので間違いがあるかも。 自分で調べてくれ。

    移民の国アメリカの現状は、映画やドラマでも垣間見える。
    街でも職場でも、“○○系アメリカ人” によるコミュニティができ
    犯罪が多い場所と安全な場所がくっきり分かれ
    ひとつの国の中に、何個も国ができている状態である。

    しかも、ひとりの移民は母国の家族を支える。
    その家族が、突出した身内ひとりによってたかってブラ下がるので
    移民ひとりと言っても、陰には20人ぐらいいるパターン。
    で、自国送金や、密入国補助やらやってるのは
    今の日本でも見られる現象である。

    言うまでもないが、真っ当な人の中にこういうヤツらもいる、という話。
    その “こういうヤツら” のパワーは、少数とは言えものすごいので
    移民問題を抱えて困っている国があるのが現実である。

    私としては移民で良い事って、あまりないような印象を持っている。
    これらの話は検索で数多く出てくるので、ぜひ調べてほしい。

    移民を受け入れるという事は、まとまらない国を作るという事。
    話し合っても、互いに自分とこに有利な意見をゴリ押しするだけになり
    それが戦争となり、国境というものができたのだ。

    なのに何故、それを今になって繰り返そうとしているのか
    自分たちだけは、非暴力的で理性があるとでも信じているのか?
    そのパラダイス思想が気色悪いぜ。

    外国人参政権はあえて書かなくても、今の日本では論外だとわかるよな?

  • 戦争観

    私の中では、戦争に対して2つの意見がある。
    ひとつは、戦争絶対反対。
    もうひとつは、太平洋戦争はしょうがなかった。

    矛盾する意見のようだが、そうではない。
    「戦争反対」 は、今のこの日本だから言える事で
    「しょうがなかった」 は、あの時の世界だから思うのである。
    “歴史” というのは、全体を見なければならない。

    もしあの時に日本が戦争をしてなかったら、どうなってただろう。
    アジア諸国は、欧米列強の植民地になっていたのではないか?
    現代のように、人権など浸透していない時代なのだから
    それはもう、容赦のない統治をされていただろう。

    実際、戦争後に植民地になった国もある。
    そういう国が、独立をしようとしたら戦争を起こす必要がある。
    内戦も起こる。
    独立には、統治している国以外の国に助力を求める必要もあるので
    国論も二分三分されるからである。

    だから他国が乗っ取りを企てた時には
    遅かれ早かれ、どういう形であれ、戦争は起こる。

    “もしも” は、歴史を見るのに禁物な推理だが
    私は今の日本に生まれてきて、安穏と暮らせているので
    過去に日本が選んだ道を非難する事ができないのである。
    逆に今のような日本にしてくれて、感謝せねばならないと思っている。
    「戦争絶対反対」 の考えを持てるのも、今の日本だからこそだ。

    戦争というのは、キ○ガイ国家が1個あれば起こる。
    “世界の警察” など自称して
    他国が身を守るための政策や、理解できない風習に対して
    内政干渉とも言えるイチャモンをつけるのは、暴力団とどう違うんやら。

    そういう国は、自国の利益のために他国を食い物にするが
    今は人権が幅を利かせているので
    もっともらしい理由作りに奔走しなければならない。
    まるでマルチ商法のような国だ。

    こういう国が、世界平和の足を引っ張っている。
    こんな国の言い掛かりをかわすのは、容易な事ではない。
    現在の日本政府も相当の苦労をしているぐらいだから
    経験の浅い過去の日本がブチ切れたのは、しょうがないと思える。

    あいつらをどうにかしないと、悲劇は繰り返されるだろうが
    それが武力によるものであってはならない。
    世界の前途は多難である。

    ここで常々書いている私の言い分は
    まるで 「済んだ事をグダグダ言うな」 と
    言っているように読めるが、そうではない。

    戦争を経験した人々は、誰ひとりとして戦争は一生終らない。
    戦争によって狂わされた人生は、決して元には戻らない。

    そして、百人いれば百通りの戦争がある。
    同じ出来事でも、人によって経験がまるで違うのだ。
    その怒りをどうやってぶつけるかは、個人の自由である。

    ただ、そんな正当な怒りを持った人々の背後には
    政治思想団体が隠れている事が多い。
    悩みを抱えた人間に、宗教が忍び寄るのと同じように。

    そういう思想が、傷を持った人々を救っているのかも知れないが
    個人の怒りを政治思想に利用しているようで、不愉快なのである。
    これでは思想戦争ではないか。
    こういう思惑で歴史が歪められる恐れがあり、それを懸念しているのだ。

    私は右翼思想ではない。
    自国大事 = 右翼 なら、アメリカこそ右翼で
    平和・平等 = 左翼 なら、共産主義が理想である。

    世界政府が実現できるのなら、それでも構わないのだが
    現実的に考えて、それは少なくとも今の時代ではありえない。

    物事には段階があって、何かを変えたいのなら力を蓄える必要があるのに
    世界政府と叫んでいるヤツは、アホな事しかやっていないように見え
    こいつらが力を持ってもロクな事にならない、としか思えない。
    よって、支持が出来ないのだ。

    過去の戦争を体験した人々には、彼らにしか言えない言葉があり
    私はその人々を傷付けているのかも知れないが
    彼らが終らない戦争を闘っているのなら
    戦争を経験していない我々は、戦争を始めない闘いをせねばならない。

    私の意見は偏っていると自分でも思うが
    自分なりに勉強していて、今のところはこうなのだ。
    世界平和を考える上で、何かの参考にでもなればと
    マジで僭越な事を、本気で願ってここに書いている。
    有事が起こってから慌てて考えていては、遅いからだ。

  • 沖縄集団自決問題

    私個人の結論から言うと、集団自決の背景は以下の意見になる。

     ・ 日本軍の命令はなかった
     ・ 日本軍の関与はあった
     ・ 集団自決はあった

    島と言うのは歴史上、常に不遇な立場に置かされる。
    内乱においては、政治犯流刑の場所になり
    外国との戦争においては、真っ先に上陸目標になり
    戦争の行方によって、所属する国が変わる。
    沖縄もそんな島の運命をたどってきた。

    沖縄は元は琉球王国で、日本とも東アジアとも人種が違うと思う。
    近いのは、南太平洋の島々の民族であろう。
    台湾と同じで、独立した国家であっても良いはずなのだが
    小さな島が、世界でそこまで権力を持てず
    日本に組み込まれているのだと、私は解釈している。
    もちろん人種がどうあれ、日本国籍を持っている人は
    我々と同じ日本人だという認識である。

    第二次世界大戦の際は、沖縄が大々的に上陸された。
    これが八丈島とかでもおかしくなかったのだが
    終盤の戦闘で、東南アジアが舞台になったので
    言い方は悪いが、地理的に運が悪かった。

    それでなくとも、島としての不遇を味わってきた事で
    何でいつも沖縄ばかり、という不満は理解できる。
    しかし、それで歴史事実を変えたらいけない。

    日本軍の命令という記録はどこにも残ってない。
    当時の沖縄駐留軍の隊長は、生還しているが
    本当はそのような命令は出していないけど、出したと偽った。

    隊長は真実を語らず亡くなったのだが、後に命令されたという島民が
    実は命令などなかった、と証言を撤回している。

    命令があったという事にしておきたかったのは
    戦後補償で、“協力者” の立場にあった一般市民には
    戦傷病者戦没者遺族等援護法 という書き写すのも大変な名の
    援護法を受けられるからである。

    それをわかっていたから、当時の軍隊長も
    汚名を着てまで、命令をした事に同意したのである。
    これは戦後アメリカに統治される沖縄に対して
    日本ができる補償のひとつだったのだろう。

    この気持ちは、正しいと思う。
    しかしそういう事実もふまえて
    “そういう時代だった” と、正確な歴史を後世に残すのが
    戦争の悲劇を忘れないために必要なのだ。
    明らかに真偽が入り混じった歴史など、信用できないからである。

    軍の命令があった、という説を唱える人は
    当時の軍の横暴さや、さまざまな苦労をひっくるめて
    「軍が悪かった」 と言う。
    直接命令されずとも、精神的にそういう方向に追い込まれた、だの
    そういうのは感情論である。

    戦時中は誰もが、それぞれ大変な想いをして
    世界中のひとりひとりに言い分があるのだ。
    そういう事を個人個人が言い出すと
    歴史認識においては、間違った方向に行ってしまう。

    手榴弾を兵士から渡されたのも、見方によっては
    同じ日本人同士の思いやりだったかも知れない。
    あの時代は、鬼畜米英と言って
    白人は狂暴で残酷だと、全国民が信じ込まされていたのだから
    そういうヤツらに迫られて、ひどい目に遭わされるよりは
    という捉え方も出来るわけだ。

    こういう歴史上の問題を叫ぶ人々は
    どうも事実を感情的に展開する傾向がある。
    残された資料の客観的な分析が
    感情によって狂わされているように見える。

    教科書には、決定されている事実だけを記載してもらいたい。
    教育に血を通わせるのは、現場でしかできない役目であって
    教科書など、ただの年表でしかない。
    その年表にさえ感情を入れるのは、これはもう洗脳である。

    “軍の命令” という一文がなくても
    沖縄の壮絶さが闇に葬られるわけではない。
    戦争の悲惨さは、資料を読めば充分に伝えられるし
    ロクに勉強などしていない私にも、島の悲哀はわかるのだから。

    間違えないでほしい。
    軍が悪いのではない。 戦争が悪いのだ。

     <補足>
    載せた後に何かモヤモヤして、客観的に読み直してみたら
    「皆辛かったんだから、おめえらも我慢せえ」 と
    言っているように読めます。

    これは良い方向に行くためには、絶対に思ってはならない事なので
    私はそういう意見は持っていません。

    私の言いたかった事は、この2つです。
    ・ウソとは言わないけど、歴史に感情を加えると
      あらぬ方向に全体的事実がゆがめられる事がある
    ・教科書に事実確認をできた事以外を載せるな

    ヘタが文章を書くと誤解を招く恐れがある
    という自分への戒めとして、訂正はしないで晒しておきます。
    申し訳ありませんでした。

  • 戦争

    終戦記念日に関連して、私の戦争論を。

      戦争は決して起こしてはならない。

    これに尽きる。

    普段、愛国心だの言ってるから、戦争も肯定すると思われるだろうが
    自国を愛するのと、他国と武力で戦うのは違う次元の話である。

    戦争を回避するためにも、地盤を固めて
    世界での発言力を高める必要がある、と言っているだけである。

    戦争は大罪である。
    だが、戦争を仕掛けるのは、いつの時代もごく一部の人間で
    一般民衆は、それに翻弄されるに過ぎない。

    上の指示に従わざるを得ない状況に置かれ
    ただ言われた事をやるしかない。
    B級C級戦犯たちも、何が何だかわからず処刑された人も多いだろう。

    戦争に加担した人たちは、全員有罪である。
    勝っても負けても、有罪。

    戦争反対の運動をしても、戦争が起きているのなら
    他の国民が戦うのを止められなかったので、有罪。
    何もしなくても、他の国民が死ぬのを見過ごしたと、有罪。
    率先して国を守ろうと戦っても、もちろん有罪。

    極端に言えば、その時代にその地域に生まれた多くの人々は有罪。
    だけど、間違いなく被害者でもある。
    戦争というのは、そういうものだと思っている。

    最近よく、TVで戦争中の映像などが流れる。
    日本軍の残虐性を伝えているつもりだろうが、笑止。
    そんな事は、参戦国全部がやってる事なのだ。

    重ねて言うが、誤解しないでほしいのは
    「日本は悪くない」 と、言っているわけではないという事。

    参戦した時点で、日本も罪を犯した。
    ただその時の状況が戦勝国が言ってるのとは違う、と言っているのだ。

    日本軍が責められている理由はただひとつ、敗戦国だからである。
    勝てば、言い分のゴリ押しが出来るようになるだけで
    正義になれるわけではない。

    これを勘違いして、反省をしないから
    アメリカはいまだに戦争をしまくっている。

    もし今、日本が戦争に巻き込まれたら、私たちも祖先と同じ立場に立つ。
    その時は何を守ろうと思っても、同時に他の何かを傷付ける。
    選択に迫られて何を選ぼうが、手は血に染まるのだ。

    現在の日本人は、敗戦からそれを学ばなければならない。
    ごめんなさい、ごめんなさい、で済ませるなど
    自他国の犠牲者を侮辱しているのと同じである。

    全員が文字通り、必死こいて戦ったあの時代から
    子孫が、怒られるのが恐くて目を背け
    よく知りもせず逃げ腰なだけなど、世界のいい笑い者でしかない。

    参戦してまで日本を守ろうとして、惨敗した祖先を持つ我々は
    誇りを持って、戦争に 「NO」 と言い
    世界にそれを受け入れてもらえる強さを持たなければならない。

    それが最後の敗戦処理である。

  • 原爆投下はしょうがない?

    久間防衛大臣のニュースを、DQMJをしながら聞いてたせいか
    キューバの防衛大臣が、日本の原爆問題に首を突っ込むとは
    またアメリカと何か揉めるつもりなんか?
    と、ほぼ1日勘違いしていた。

    私の耳もやる気がねえ!

    日本人は、基本的に真面目なので
    「しょうがない」 と時々投げやりにならないと
    自分を追い込んで潰れてしまう。

    「しょうがない」 とは、自分の精神の均衡を保つには
    実に便利な言葉で、私もよく唱えている。

    久間防衛大臣も多分、過去の惨劇に対する
    自分の気持ちの折り合いの付け方を言ったのだろう。

    しかし、公人として、しかも防衛大臣として
    「しょうがない」 など、絶対に言ったらいけない事で
    本心がどうあれ、辞任は当然だと思う。

    まさか本気で、「戦争を終わらせるためにはしょうがなかった」
    などと思ってはいないよな?
    それだったら、議員職も辞職してもらいたい。

    原爆投下は、する必要のなかった大量虐殺である。
    米軍は日本軍の降伏を、事前に知っていたと思われる。
    もし知らなくても、あの状態の日本に
    原爆を投下する必要などなかった。

    原爆投下はアメリカの実験だった。
    日本に入ったGHQが、広島で調査をしまくった事からも
    そう考えるのが、自然だと思う。

    多分、アメリカもあれだけの事態になるとは思わず
    ビビりあがったんじゃないか、と想像するが。

    この原爆投下について、ひとつ懸念する事がある。

    あれだけの大打撃を受けながらも、短期間で
    今の経済大国日本 (これも危ういが) になったのを見て
    「原爆を落とされても、どうにかなる」 などと
    勘違いをするヤツがいるような気がする。

    これは勤勉な日本人だから成し得た事で
    どんな民族にでも出来るわけじゃない。

    こういう事を言うから、国粋主義みたいに思われるんだろうが
    じゃ、あそこのラテン系国とか、あそこのアラブ系国とか
    アジアのあそことかあそことか見てみろよ。
    (ものすげえ自粛で、気を遣っているのを読み取ってくれ)

    この国々が、戦後の日本と同じ状態になったら
    世界中に援助だのボランティアだのと迷惑を掛けて
    それに甘えて、被害者ヅラしたニートのようになるだろうよ。

    何か時間の流れ方からして違うと思うんで
    復興するのも、悠久の歴史と共に、って感じ。

    中国なんか、「核を落とされて3億人死んでも、まだ1億いる」
    と (ちょっと不正確すまん)、言ってるらしいじゃないか。
    その1億に政府要人が全員入ってるんだな、めででえ。
    核を落とすんなら、そういう場所に落とすものだろ。
    真っ先に死ぬのはお偉いさんだよ。

    こんな軽い考え方をされないよう
    日本はもっと広島長崎の資料を、世界中にプッシュすべきだが
    それをすると、「今頃、被害者ヅラで太平洋戦争の正当化?」
    などと騒ぐアホウがいて、ほんと困る。

    平和への教訓として、日本には
    “日本の史実” を、ありのまま公表する義務があると思う。

    興味をひく、という意味では、映画もいいんだけど
    ドラマを絡めると、すべてが嘘臭くなるんだよなあ。

  • 従軍慰安婦

    最近またこの話題が再燃している。

    “従軍慰安婦” などなかった事は周知の事実だと思う。
    知らない人は、文献などで調べてほしい。
    いちいち説明するのは (正確な数値など覚えてないし) 面倒くせえ。

    私流で簡単に解説すると、“慰安婦” は完全な商行為。
    日本の軍人相手が確実で儲かるから
    “従軍” であるかのように、軍にくっついて回った。

    軍は、スパイや襲撃、性病などから兵士を守るために
    接触してくる売春婦の健康や環境に気を遣わざるを得なかっただけで
    ドグラな彼氏や借金問題などでソープに沈められたからといって
    「国が許可を出してるから、責任を取れ」 と
    国を訴えるヤツなどマトモな思考ではない、って感じかな。

    この問題に関して、私は日本軍の味方はしない。
    何が買春だよ、戦争に行っといて性かよ、贅沢な。
    オナニーでもして我慢せえよ、と言いたい。

    でも、これが戦争なのだ。
    生死の境でいきりたった兵士は、ケダモノになるらしい。

    神の名の下の十字軍進行の時代でも、略奪や強姦が横行していた。
    第二次世界大戦でドイツ軍が侵攻した時も
    米軍が割り込んだベトナム戦争でも
    そりゃあもう悪逆非道な、戦闘には無関係な惨劇が繰り広げられた。

    だから戦争はいけない、と言いたい。
    もし戦争が起きたら、自分の身内がいつ
    戦闘以外の事で被害をこうむるかわからんと覚悟すべき。
    戦争は犯罪である。

    だから、“従軍慰安婦” は、大きな意味では、戦争の被害者であろう。
    ただしそれは、戦争をやった国全部が悪いのであって
    そのすべての国の国民が被害者だという意味で。

    いつまでもこれを引きずっている人もいるかも知れんが
    訴えを起こしたいのなら、証言以外の証拠が必要になるのは当然である。
    ちょっと調べるとわかるが、まともな証拠はひとつもない。
    よって私は、訴えてる人の言い分は信じられない。

    ここで異論など聞きたくない。
    そりゃあ辛かった人もいるだろうけど、それはあくまで個人の問題。
    自分が売春をせざるを得なくなった境遇を
    誰かのせいにしたいだけだろう。

    これが個人の付き合いでの問題なら、親切にしてあげたいが
    賠償訴訟なのに、あいまいな記憶を元に、情だけに訴えて
    証拠をきちんと提出できない言い分には耳を貸したくはないし
    いつまでも昨日を終わらせられないヤツは相手にしたくない。

    ここで日本国民が考えるべき事は、「何故、この時期に?」 である。
    “従軍慰安婦” 問題は、プロパガンダ、情報操作による心理攻撃
    政治のカードのひとつに過ぎない。

    これを唱えるヤツは、日本の国益など考えていないと判断すべきである。
    そいつの顔を覚えておかないと、日本は喰い潰されるぞ。

    戦争は、兵器だけでするものではない。
    静かな水面に安心していても、水底は渦を巻いている事もある。
    もちっと危機感を持って、全体像を見るべきである。

  • 祝・紀子様ご出産

    しかも、待望の男子誕生である。

    これを日本の神のご意思と見るか
    偶然と見るか、計画的と見るか。

    もちろん計画的だったんだろうけど
    それじゃ神話として面白くないので
    すげえ深読みしまくった推理でも考えてみよう。

    言っとくが、これは毎度の 「こうだったら面白いのに」
    という私の願望的推理なので、本気にしないように。

    皇室典範改正の動きが出て、事は始まった。

    男系を維持するためにも、改正を避けたい。
    当然、男子出産を計画する方法を取る。

    男女の産み分けは98%ぐらいで成功するという説もあるが
    それだったら、典範改正などする必要はない。

     : というか、典範改正の理由は
     : 「男児が産まれにくい」
     : 「皇太子妃の負担を軽くする」
     : をうたっているが、本当にそれだけなのだろうか?
     : 何か他にも目的がある気がするが
     : それが何なのかがわからないんだよな。

    妃殿下に妊娠してもらってもいいのだが
    必ず男子が産まれるとは限らない。
    そこで一番確実な、代理母とか養子の形を取る。

    ご病気中の雅子様にこの役目は無理。
    性格的にも 「妊娠出産は自然じゃないと」 とか言って
    受け付けなさそうである。

    白羽の矢は、秋篠宮に立つ。
    皇族としての自覚の強い方だし
    古い家柄というのは、養子などに抵抗がないものである。

    摘出した精子と卵子を使ったのかはわからないが
    人工授精だと、卵子の核を刺激するので
    ひとりで産まれる例がほとんどないとも聞いた。
    それに、人工授精で代理母にする必要もない。

    そこで、この時期に出産予定で、男子だとわかっている
    秋篠宮に似た相手を持つ妊婦を用意 or 探す。

    平民の私たちよりも、宮内庁の方が情報入手は早いはず。
    早産、遅産を加味して、準備期間は半年ぐらいはあったはず。
    現に予定より早い出産だったし。

    もしかして、精子は秋篠宮ご本人のものかも、だが
    それで女児を妊娠したら、庶子が増えてしょうがない。

    だから、完全養子という方法になった。

    こういうバカな噂が流れないように
    出産に民間病院を選んだのかもな。

    何かすげえ余裕で、サラッと男子出産をしたもんで
    マジで皇室には神の力があるのかも、と、思わせるよな。

       ご出産おめでとうございます。

     関連記事
     女性天皇」
     祝・紀子様ご懐妊」

  • 愛国心

    注:近代史シリーズの締めくくりのはずが
      この記事は、私の主義主張私利私欲丸出しです。

    何か最近、愛国心という言葉をよく聞く。
    愛国心とは、まさに文字通り “国を愛する心”。

    だが、私が考える愛国心とは
    “自分の生きるこの地に誇りを持つ” という意味。

    人間に一番大切なのは、正しい誇りだと思う。
    モラルに誇りがないから、万引きをする
    立場に誇りがないから、イジメに加担する
    仕事に誇りがないから、横領をする
    社会的に誇りがないから、犯罪に走る
    すべての悪行の基底には、“誇りのなさ” という原因がある。

    自分勝手な誇りだけで、よその国にちょっかいを出して
    迷惑を掛けている国も多いのに
    パシリ扱いの国だと、いくら正論を唱えても、誰も耳を貸さない。

    国民に支えられて初めて、国は存在を認められる。
    誇りを持たない国は、世界で相手にされない。
    真に世界の平和を望むのなら、まず自分の国を強化すべきだ。

    愛国心は、国の維持には欠かせない。

    ところが、日本への “愛国心” は
    すぐ、右派や軍国主義に取られる。
    誇りを持つ人が国を作り、その国を愛するのは当たり前なのに。

    国に誇りを持てない理由のひとつに、敗戦教育がある。

    カラーピープルなら誰も逆らえないはずの、白人に逆らい
    欧米のアジア植民地化を、阻止しようとした日本。

    太平洋戦争は、仕掛けられた人種差別戦争だったのだ。

    戦後、GHQは日本人に洗脳教育をした。
    いわば “治療” だな。
    これはアメリカ側から考えれば、正解だと思う。

    日本人の特性は、和を重んじるがために
    黙ってギリギリまで、我慢して我慢して我慢して
    限界を突破したら、いきなりブチ切れる。
    こんなヤツ、危なくてしょうがねえ。

    (皮肉な事に、戦後の欧米教育のおかげで
     今は、途中で控えめに意見を言えるようにはなったが
     それでもこの性質は消えてはいない。)

    この敗戦教育が今でも根強く残っている。
    負けたから、悪人だと思い込まされている。
    国民はいつまでも反省し続ける。

    一体いつまで日本は敗戦を背負っていかなきゃならないんだ?
    争い事は、必ず双方に言い分がある。
    世界レベルで、当時の歴史を見てみたら
    決して、日本のみを責めて済む状況ではない。

    いや、永遠に追求され続けなくてはならない、と言うのなら
    日本も元寇を憎み続けていいのか?
    東京大空襲や原爆の補償をせびるか?

    それどころか、やってもいない事でも
    これを言われ続けているのが、今の日本なのだ。

    戦後補償など、形を変えてやってるぞ。
    形を変えさせられたせいで、いつまでもねだられている。
    てか、何の補償だよ、と聞きてえよ。

    「アジアで一致団結して戦おう」 という日本の提案を
    「うちの属国のおまえが何故仕切る」 と、蹴ったのは中国だ。

    戦争をした日本も、バカ決定で構わん。
    しかし、あの時代のあの情勢で、他にどうしろと?

    あの時代は、世界中が戦争を満喫していた。
    まさに戦国の世である。

    発達した技術を武器に、白人が世界中を乗っ取ろうと
    侵略しまくったのが、あの乱世の始まりである。

    彼らが植民地に狙ったのは、後進国の有色人種の国ばかり。
    だが日本は、他国を尊重し独立を支援した。

    この違いを見ると、日本は元々差別意識の少ない国だとわかる。
    逆に、四方八方から差別されまくっていた事もわかる。

    当時の日本は、資源不足の島国であるために弱かった。
    今の日本は、敗戦国の歴史を引きずり弱い。

    もし、奴隷になれと言われたら、今ならそれでもいいか?
    日本という国がなくなっても、もう諦めが付くか?

    二度と戦争を起こしたくないのなら
    近代史を、もう一度学び直すべきである。
    (“歴史は繰り返す” と思えて、現在の世界情勢が恐くなるぞ)
    そういう意味で、過去の戦争を忘れてはならない。

    日本は、国民が愛するにふさわしい国だった。
    これを非難するのなら、過去の歴史上
    世界中どこにも賞賛される国などない。

    「勝てば官軍 負ければ賊軍」
    何をしても勝ちさえすればいいのか? という話になる。

    何故、日本人だけが祖国を誇ってはいけないのか?

    私も何の疑問もなく、「日本が戦争を起こしたんだー?」
    ぐらいにしか、認識していなかった。

    だが、TVで従軍慰安婦問題をしきりに放映しているのを観て
    ふと、ものすごい違和感を感じた。
    「これが本当なら、まずは韓国国内での問題じゃないのか?
     何故いきなり、日本に持ってくる?」
    こう思ったのは、韓国と日本が国交を結んでいたから。

    そこで初めて、当時の歴史を調べようと
    賛否両論、さまざまな本を買って読んだ。

    報道を否定するなら、本だって怪しい。
    信じるのは、自分の判断だけだ。

    私の支持する基準は、感情は排除し
    事実を冷静に立証できてると思えるもの。
    そうやって何冊も読んでいった結果
    歴史は歪められている、という結論に至った。

    私の話に、ソースはないに等しい。
    当時読んだ本は全部、売っちゃったのだ。

    どの本を読んだか、何年に何があったか
    詳しい事は、すっかり忘れてしまっている。
    ただ、脳内でその情報を分析し、取捨した結果しか残ってないので
    きちんと説明はできない事が多い。

    こういうヤツの言う事など、誰も真には受けないし
    人間ってのは、一度思い込んだ事はなかなか見直さない。

    まず、自分自身が迷いを持たないと
    わざわざ調べて考えようなど、思わないから。
    それをしてやっと、洗脳から解けるのだ。

    だから私は時々こういう場で書いて、疑問の種をバラ撒くだけ。
    1粒でも芽吹くのを願って。

    国を憂えて、真の平和を願うのなら
    報道や、(特に) 私の言ってる事を鵜呑みにせず
    色んな資料や文献で調べてほしい。

    私の場合は、日本擁護の考えになったが
    今後も勉強していくので
    今の意見が、どう変わっていくかはわからない。

    多分、調べても調べても、真実は見つからないのかも。
    そこで立ち止まらなければ、その時その時の自分の意見が
    “真実” で良いんじゃないのかな。

    常識と信じていた事に疑問を持った事
    報道に違和感を感じた事
    問題によっては、国と個人と分けて考えなければならない事
    物事はすべて、世界規模で見る事

    これらに気付いた事は、私の誇りになっている。

    私は、彼らの子孫である事に、日本人である事に誇りを持つ。

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     <カテゴリー “歴史”
      (サルが語る近代史 1~5、昭和天皇の戦争責任など)

  • 昭和天皇の戦争責任

     <毎度おなじみの前置き。
      私は、敬語も使えん日本語が不自由な激バカ者ですが
      不敬の気持ちはありませんので、何とぞご容赦ください>

    昭和天皇に戦争責任はあるか?

    昭和天皇大好きの私だが、この答は 「YES」 である。

    明治維新によって、統治権は徳川幕府から朝廷に返上された。
    これが “王政復古” である。
    簡単に言えば、日本は王統治国になったわけだ。

    終戦以降は、「君臨せども統治せず」 のイギリスに似た
    立憲君主制 (国のトップでも、法によって制限を受ける)
    みたいなシステムになった。

    昭和天皇は平和主義者であった。
    研究対象に生物学を選んだのは
    「誰も傷つけず、何の思想にも関係がないから」
    というのが理由だったらしい。

    話ベタで、「あ、そう」 が口癖。
    自分の意見を公で言う事を嫌い、感情も表現する事はなかった。

    昭和天皇が自分の意思で行動したのは、生涯で二度だけだという。
    2.26事件と、終戦の時のマッカーサー訪問。

    2.26事件とは、2月26日に起きたクーデターの事。
    天皇を中心とした政治を望む、陸軍将校らが
    大臣らを殺害し、“昭和維新” を訴えた事件である。

    これを聞いた昭和天皇は大激怒をした。
    「朕の臣下を殺すとは何事だ!
     朕自らが兵を引き、成敗する!」

    普段、感情をあらわにしない昭和天皇の激怒に
    反乱軍の処罰は非常に厳しいものとなった。

    昭和天皇は、「自分が怒ったために、若い者を死刑にしてしまった
    彼らもまた国を想う民であったのに」
    と、この時の事をずっと悔いていたという。

    これ以来、昭和天皇は以前にも増して
    自分の言動に気を遣うようになった。

    こういうお方だったので、戦争には反対であった。
    御前会議では常に 「和平の道はないのか」 と質問した。

    戦時中は、日本の勝利を願ったが
    それは戦争終結の望みであったと思われる。

    「朕の名を呼びながら、民が皆死んでいく」
    と、つぶやいた事もあったと、側近が語っていた。

    昭和天皇が崩御された時、涙が出た。
    一平民が畏れ多い事かも知れないけど
    このお方の人生は、とても辛いものだったと思えるからだ。

    自分の名とともに万歳を叫ばれて
    皆が死んでいくなど、誰が耐えられるだろう。
    トップとヒラでは感覚も違うだろうが
    それでも辛いものは辛いであろう。

    終戦時に昭和天皇は内心、自決を望んでいたという。
    歴史上、負けておめおめと生き延びるなどできない。

    だが敗戦後の混乱した日本で
    天皇がそれをしたら、益々国民が希望を失う。
    だから、あえて生き恥を晒す事に甘んじた。

    これでも昭和天皇に戦争責任があると思うか?

    あると思う。
    それは、天皇が国の頂点だからだ。

    この “戦争責任” というのは、他国にではなく
    日本の国民に対してだけである。

    他国に対しての戦争責任と言うのなら、日本国民全員がある。
    よって私は、“戦犯” なども認めない。

    天皇は統治はしてなくとも、君臨をしている。
    政府が天皇の名において決定した事項でも
    名を使われる側にも、責任は必ずある。

    何かあった場合に、責任を取るのがトップの役目である。
    それは天皇ご自身が、重々承知していた事だと思う。
    事実、昭和天皇はそれを果たそうとした。
    だから国民は戦後も、天皇を敬愛したのである。

    たとえ今、何かあったとしても、私は今上天皇に責任を問う。
    そのための皇室システムであり
    皇族はそういう教育を受けて、覚悟をしていると信じている。

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    < カテゴリー “歴史”

  • 靖国神社と富田メモ

      <最初にお侘びいたします。
       私は日本語も、よお知らん、とんだ大バカ者ゆえに
       敬語が怪しいので、いっその事、一切使いません。
       これは、不敬な気持ちからではありませんので
       なにとぞ、ご容赦ください。>

    06.7.20に、「元宮内庁長官の富田メモが発見され
    その内容が、“昭和天皇がA級戦犯の靖国神社合祀に不快感“ 」
    というニュースを聞いた時、私は思った。

       大ラッキーーーーーーー!!!!!

    実は、近代史シリーズを書いている時に
    靖国神社の事も調べていたのだ。
    今の内だけの期間限定で、すっげえ詳しいぞ。 (すぐ忘れるが)
    何というタイミングの良さ!

    だからこの事件は、日本にとっては良いニュースだと
    と、即座に思ったのだ。

    まず、靖国神社の説明。

    日本の古い神社は、ほとんどが天皇陛下を最高神官とする。
    政教分離によって、それは崩れたが
    今も、神宮とか宮とかの呼び名を持つ神社は皇室関係。

    だが靖国神社は、何と宗教法人なのだ!
    つまり、天皇陛下とは関係ないというわけ。

    明治維新の時に、明治政府が徳川側を一掃しようと
    起こした戊辰戦争の戦死者を
    慰霊するために建てられたのが、靖国神社。

    国のために戦死した兵士を英霊として祀る神社は
    “護国神社” と言い、ちゃんと各道府県にひとつ以上ある。
    (東京都と神奈川県にはない)

     ここで注意。
     “祀る” ってのは、ノートに氏名を記入するだけで
     遺骨とか位牌とかは、他の場所にあるのだ。
     なので、合祀、分祀は、記入するか削除するかの手間だけ。

    (A級戦犯の遺骨は、太平洋に撒かれたらしいが
     一部は投棄前に何とか回収して、愛知の山に安置されている)

    どだ? ありがたみが薄れたろ?

    では何故、歴代総理は靖国公式参拝をしたのか?
    (注: ここからは、すべて私個人の勝手な推理である。)

    その最大の理由は、敗戦根性からの脱却。

    国民に愛国心を取り戻してほしいための政策である。
    総理の公式参拝は、A級戦犯の合祀以降に始まったからだ。

    こうやって、ジワジワと段階的に
    国民の負け犬洗脳を解いていこうという腹づもり。

    だが、ここで横やりが入る。
    中国、韓国が、戦争責任とか言い始め、総理の公式参拝は頓挫する。

    ここに目を付けたのが、改革好きの小泉首相。

    靖国神社への8月15日参拝を公約したのは
    中国、韓国の苦情を、できる限り、その一点に絞らせるため。

    公式参拝をしなくても、どうせ他にあれこれほじくり出しては
    チャチャを入れてくる国たちである。

    靖国参拝なら、「内政干渉」 という言い訳もでき
    参拝日をズラしたり、公だの私だの、ノラリクラリかわせるので
    他の事を突っ込まれるよりは、まだラク。

    そうこうしている内に、国民にも愛国意識が芽生えてきた。
    中国、韓国が、あーだこーだ言ってくるのを見て
    「こいつら、うっぜー。
     “うちらの国” の事に、いらん世話じゃねえ?」
    と、思った国民は多いはず。

    つまり、中国、韓国を逆利用してたのである。

    さて、小泉首相の任期も切れる。
    次の首相は、小泉のように上手くやれるもんか?
    そろそろ国力 (軍事力) を付けていきたいが
    そのためには、この靖国問題は結構邪魔。
    どうすべきか?

    そこで、富田メモである。

    問題になっている文はこれ。

     :私は或る時に A級が合祀され その上 松岡 白取までもが
     :筑波は慎重に対処してくれたと聞いたが
     :松平の子の今の宮司がどう考えたのか 易々と
     :松平は 平和に強い考えがあったと思うのに
     :親の心子知らずと思っている
     :だから 私 あれ以来参拝していない
     :それが私の心だ

    これは、スペースを空けて短文を殴り書き、とも見え
    ひとつの文章として解釈をするのは、ちと危ない。

    この富田という人は、帝国大学卒の海軍出身。
    宮内庁長官の後、公安委員になった人物で
    国益にならないウカツな事など、書き残すわけがない。

    昭和天皇は、プライベートでも自分の事を 「朕」 と言う。
    (これは皇族の書いた本で読んだ)
    それを 「私」 と書く不敬は、まずありえない。
    (てか、私のようなアホウならともかくも
     帝大卒なんだから、急ぎでも 「朕」 ぐらい書けるだろ。)
    (私なら 「ちん」 と書く)

    多分このメモは、捏造か、前後の何かがあって実際は違う話か
    「私」 は、昭和天皇の事ではないか、のどれかだと思う。

    何より昭和天皇は、東条英機を厚く信任していた。
    東条英機は、ちまたで言われているような
    何様な冷酷無比の、軍国主義一色な人物ではなかったらしい。

    昭和天皇は、東京裁判中に
    「国のためを思った国民であるのに・・・」 と
    戦犯たちを激しく心配し、苦悩したという。
    (数人、嫌った人もいるらしいが)
    そういう戦犯たちを、昭和天皇が貶めるわけがない。

    そして昭和天皇の参拝は、いくら天皇とはいえ
    自分の決断で決められるものではない。

    特に昭和天皇は、2.26事件が原因で
    自分の言動の影響力を、非常に危惧していたので
    絶対に自分の意見を外部に反映させない、と有名である。
    (元側近の書いた本で読んだ)

    たとえ実際に、合祀に不快感があったとしても
    それは、A級戦犯たちを英霊として祀る事じゃなく
    靖国神社を気に入らないんじゃないか?

    よって、昭和天皇の靖国参拝中止は
    昭和天皇の意思以外の、他の事情があったと思われる。

    そう。 私はこのメモは、日本の政治工作だと考える。
    「何故この時期に?」 がポイントである。

    日本中が大雨被害でヒイヒイだし
    重大犯罪の捜査、判決が目白押しで
    その上、芸人の未成年淫行事件まで起こって
    TVも国民もそれどころの騒ぎではない。

    絶好のチャーーーンス!

    それに、中国、韓国がこんな工作をするわけがない。
    彼らにとっては、靖国問題は政治カードのひとつでしかなく
    内心は、どうでもいいのだ。
    てか、手札が減る方が困る。

    A級戦犯の名誉回復は、国の威信回復につながるので
    軽々と分祀できないし
    ましてや他国の指示によって、する事があってはならない。

    これが、昭和天皇のお言葉によるものであれば
    完璧に国の対面が保てるのである。

    小泉首相の最後の参拝は、分祀が間に合わなければ
    「分祀の準備をしている」 で押し通せる。
    もしかして、「分祀する方向で」 で、しばらく引っ張るかも。

    以前、民主党党首になった直後の小沢一郎議員が
    「分祀など、方法はいくらでもある」
    と言っていた事を、すぐ思い出したぞ。
    (小沢議員なら、敵 (自民党) を叩き潰すより
     恩を売って、なあなあで共存する事を好むだろ。)

    さあ、黒幕は誰だ?

    以上は、私の願望が
    (特に総理の参拝理由は、こうであってほしい)
    詰め込まれた推理である。
    当たっているかな?

    (私の思想は、カテゴリの“歴史” をお読みください)