注意: この記事の内容の、私が見聞きした事は大昔の話です。
時代とともに、色んな事がかなり変わっているらしく
今の祭は全然違うものになっているそうなので
単なる私個人の昔語りとして読んでください。
ぼした祭とは、熊本市の祭の事で
今は “藤崎宮 秋の大祭” と、名前が変わっている。
本祭は9月15日だけど、その前にあれこれ行事があるらしい。
由来は、豊臣秀吉の朝鮮出兵で
熊本城主の加藤清正が、朝鮮で大暴れをして
(虎を退治までしてきたそうな)
その凱旋帰国を祝ったという事らしい。
熊本人は、一見穏やかで丁寧だが、実はとても気が荒い。
多分、九州一の乱暴者じゃないかと。
だからか、熊本は言わば “軍事都市” みたいなものだ。
道いっちょにも、真っ直ぐなようで城から微妙に外れていく
並木道の木の間隔で、敵の隊列の人数を読める、など
“安易に攻め込まれない工夫” がされている。
その気質のごとく、祭も激しい。
よそから見物に来たら、絶対にひきまくる。
事実、私も二度と見に行かなかった。
この祭の見所は、“隋兵 (ずいびょう) 行列”。
参加できるのは、申請した団体だけで
それは地域、出身校などで構成される。
友人の団体は、朝4時に熊本近郊から出発し
30kmぐらい歩いて、熊本市の中心部にたどり着き
それから夕刻まで踊り狂って、また歩いて帰って行く。
中には往復100kmぐらい歩く団体もあるそうな。
9月と言えば、熊本は残暑最高調。
もう、こいつらフツーの人間か? と思うほど
過酷な状況下での、体力勝負な祭なのである。
この祭の練習は、5月頃からあちこちで始まる。
実際、ラッパと太鼓滅多打ちで、練習なんかいらんはず。
ただ騒ぎたいだけなんだろう。
その練習の音が、うるさくてうるさくて
ほぼ毎晩、8時9時から真夜中まで行われ
近隣住民から苦情が殺到し、「夜10時まで」 と
お達しが出たが、5月から9月までしょっちゅう
ドンチャンやられるのは、10時まででもすんげえ迷惑。
で、祭の何が “ひく” かっちゅうと
隋兵行列には、馬を連れて練り歩くんだが
その馬に、酒を一升瓶で無理矢理ガブ飲みさせ
ムチでしばきまくりながら踊るのだ。
馬は、ウィリー、ジャックナイフの繰り返しで大暴れ。
蹴られて死ぬヤツも続出。
(これを見た時には、馬が可哀想で、不覚にも涙が出てしまったぜ。
以来、祭時には引きこもり、見物には一切行かず。)
そんな事をされた馬は、使い物にはならなくなり
(つまり、その祭一日で潰される)
祭が終わったら、さばいて馬刺しにして、また宴会だそうな。
これを動物愛護団体が見逃すわけもなく
すんげえ抗議がきて、「馬は大事に扱うように」 となる。
熊本人、さすがの気荒らで、「ふざけんな!」 と怒ったが
今では、馬は比較的優しく扱われている。
もういっちょ、凄いのが掛け声。
「ぼしたー、ぼしたー、ぼした!」
実は、この掛け声の後に、「朝鮮族を滅ぼした」 と、くる。
“滅ぼした” の “ぼした” なんだな。
これには異説があって、本当は五穀豊穣の祈願だと言う話もあるが
熊本人は確実に、加藤清正凱旋の意味で言っている。
聞いたヤツ全員が、“滅ぼした” 論だったからだ。
当然これも、その筋から苦情が来る。
これに対して、行政は速やかに是正令を出し
掛け声は 「ぼした」 から 「どーかい」 と決まったが
(この 「どーかい」 の意味がわからないんだが)
民衆はこれまた 「ふざけるな!」 となり
数年は 「ぼした」 と叫ぶ団体が多かった。
しかし、「違反団体は次回からの出場停止」 の御触れに
やむなく従うようになった。
青森のねぶた祭では、“カラス” と呼ばれる
祭便乗荒らし集団が出現する。
私が熊本在住の時に、ローカルニュースでやってたが
当然、熊本でも似たような若造たちが出現したらしい。
ところが熊本では、その暴走した若者たちを
正規の祭参加者たちが、ボコったそうだ。
「祭を穢すな!」 とか言って、踊り狂う合間に
カラスたちをあちこちでタコ殴りにして、一件落着。
ねぶた祭みたいな問題には発展せず。
このニュースを見た時には、もう大爆笑したぜ。
さすが熊本人! 荒さにかけちゃ右に出る者なし!
関連記事: ぼした祭の記事について 10.8.9
< 2011.9.20加筆 >
この記事を読んでコメントを書く前に、上の関連記事も読んでくれ。
そして、この記事の他のコメントも読んでくれ。
ぼした祭の関係者や仲間たちが、意見をたくさん書いてくれているから。
最低でも、そういうのを読んだ上で、意見を言ってほしい。
そうしたら、ここはもっと実りのある議論場になると思うんだ。
余談だけど、私が何故、今も “ぼした祭” と呼んでいるのか。
それは、ぼした祭は熊本の伝統ある祭だからだ!
今の日本がどうなっているのか、というと
まず “韓流ブーム” なるものを捏造して
韓国のイメージを良いものとして、洗脳し
韓国かぶれの集まりの民主党に政権を取らせた。
今後は、“重国籍” か “外国人参政権” のどちらかを法化し
特定在日外国人に日本の政治に介入する権利を与え
“人権救済法案” によって、日本人の文句を封じ込めよう
という画策が進んでいる。
詳しくは、カテゴリー 政治 等を読んでほしい。
もし、この企みが成されれば
日本は特定外国人のための国になってしまう。
そうしたら “ぼした祭” は、廃止させられてしまう可能性が大きいぞ。
現に、いちゃもんを付けられて名称を変えさせられただろ。
ぼした祭が大事なら、政治と社会の動きをよく見て
日本が、日本人による日本人のための国でいられるように
しっかりと意志を保ってほしい。
ぼしたは一度、無体な要求に屈したけど二度目はない!
“人権” という言葉に、惑わされてはいけない。
権利は義務を果たしている人が持つべきものだから。
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