もう、ひとつのジャンルとして確立されているダンジョン系ゲーム。
始まりはスーパーファミコンの “ドラゴンクエストⅣ”。
今は確かDSでも出てる、“DQⅣ” の第3章で
RPGキャラ史上、快挙とも言えるデブオヤジ、トルネコが主人公となり
モンスターと闘って得たアイテムを自分の店で売る、というシステムに
当時の日本のゲーマーは魅せられた。
で、「トルネコが主役のRPGをしたい!」 と
そういう声が多かったのであろう。
その1~2年後に、チュンソフトからスーファミソフトで
“トルネコの不思議のダンジョン” (名前は定かじゃない)
が発売され、日本全土のゲーマーがひとり残らず熱狂する。
このゲームは、かつてない新しいシステムで
(まあ、“ウィザードリィ” とかダンジョン系と言えるだろうが
固い事は突っ込まんでくれ。 私は瞬時にリタイアしたヘタレなんだ。)
毎回マップが変わるダンジョンに入り、アイテムを拾って持ち帰る仕組み。
主人公はダンジョンから出れば、LV.1に戻る。
だからいつも最初は、LV.1からしかダンジョンに入れない。
しかし持ち帰ったアイテムを合成して、より強い装備にできる。
それを持ってダンジョンに入れるので
装備の合成がキャラのLVUPと同等の価値を持つのである。
ところがダンジョン内で倒れたら、すべてワヤ!
育てまくったアイテムが没収されてしまうのだ!!!
トルネコはロムカセットだったので、容赦なく自動セーブされてて
リセットが利かず、トルネコが気絶した瞬間
こっちも白目を剥いて泡を吹くほどの衝撃を受け
しばらく床に倒れて、頭から白煙を上げた事多数・・・。
(昔のゲームなので何か記憶違いもあるかも知れんが、すまん。)
このトルネコ以降、不思議のダンジョン系ゲームがちょこちょこ出る。
DQ系じゃないのは “風来のシレン” と
ファイナルファンタジーの “チョコボ”。
シレンは、ダンジョン系で最も過酷だと言われてたのでやってないが
チョコボとトルネコ3作は全部プレイした。
もちろん、全部クリアできていない。
話が進むと、アイテムを持って入れないダンジョンが出現する上に
ダンジョン内で拾うアイテムも、使うまで何かわからないとか
どんどん条件が厳しくなるので、必ず挫折するのだ。
似たようなシステムの、GBアドバンスの “ドラクエモンスターズ”
は、そりゃあもう完全無欠にコンプリートしたんだが。
私がダンジョン系で唯一、余裕でプレイできたのは、スーファミソフトの
“エストポリス戦記Ⅱ” という王道RPGゲームの中に
お ま け 要 素 で入っていたダンジョンだけだったよ。
熱中しすぎて、本編を進めるのもどうでもよくなって
そのダンジョンに200時間ぐらい入り浸っていたさ。
ダンジョンでゲームバランスを崩しまくるほどの
装備を揃えたお陰で、本編はラスボスもラクショーだった。
ああいうヌルいダンジョン、また出ないかなあ。
と思っていたら、またエニックスから出た。
“DQⅧ” のキャラ、ヤンガスが主人公の不思議のダンジョン。
ダンジョン = 小汚い系キャラ かよ? と、呆れるが
ヤンガスは、技 “おっさん呼び” がラスボス戦に重宝したので良し。
(うちのククールはタンバリンを鳴らすだけの道化になっとった。)
この “少年ヤンガスと不思議のダンジョン” は
去年? おととし? とにかく出てすぐ買ったんだが
今になってやっと開封して、プレイしている。
いや、どうせ絶対に完全クリアは出来ないし、バイオとかやってたし
とか言い訳を胸に秘めて、最初からアイテムてんこ盛りで
ダンジョンに突入し、ちょっとでもヤバくなったら、すぐリレミト!
で、まだ地下水道にも到達していないのに、倉庫は限度まで拡張した。
どんだけヘタレ腰なプレイなんやら、と自分でも思うが
そもそも一瞬の操作ミスで即死の可能性もある、このダンジョン系は
ザツな私には向いてないような気がする。
3つ目のダンジョンで、既に嫌気が刺してきているが
今回は何とか、エンディングまでは行きたい。
ダンジョンは全部で18個で、クリア後のダンジョンが数個あるらしい。
999階まである魔導の宝物庫はエンディング後だよな?
そんなんやっとられるかい!
あー、いくらドラクエブランドとは言え、何で毎回毎回
性格に合わないシステムだとわかりきっているダンジョン系を買うのか。
お宝をゲットして、地上にリレミトした瞬間の達成感が
魔力ムンムンなんだよな。
死んだ時のあのとてつもない絶望感は、もっと破壊的だが。
ちなみにこのゲームは、リセットできる。
ももんじゃやおおきづち相手に、何度リセットした事やら。