ブログ移転の休止中に私が何をやってたのかっちゅうと、案の定。
私の恐い映画の観方は、まずメガネを外す。
パズルや美容系雑誌を用意し、リモコンはすぐ近くに。
TVモニターの横の壁を向いて座椅子に座ったら、準備終了である。
ぜんっぜん映画を観る体勢じゃないのは
私が実はものすごい恐がりだからなんだ。
なのに心霊好きという悲劇。
リモコンを近くに置いておくのは、あまりに恐いと体が固まるだろ?
もう、1mmも画面の側に寄りたくないじゃん。
リモコンの電源ポチッで済むのに、隣室に逃げて部屋に戻れなくなった、とか
多々ある経験上、とにかく電源オフの手段だけは確保しておく事を学んだのさ。
さあ、映画の始まりです。
ドキドキしつつ、今年の夏は “また” ネイビーが流行る、とか
いう雑誌の記事を一心不乱に読み始める。
春にはグリーンが、秋にはワインレッドが流行る、と毎年言われるけど
本当に流行ったためしがねえし
夏にマリンが流行る、と言われない年はないが
ボーダー部門は、とっくの昔に年中定番だから!
もう、夏にファーが流行る、ぐらいの事を言われないと驚きもしねえよな。
と、映画とまったく関係ない事を無理して脳内で考えつつ
全神経は目の端に映るTV画面に。
あ、まだ観てない人は、盛大にネタバレしてるんで読まないようにな。
と言っても、私の解説なんざ、本筋にまったく関係ねえがな。
・・・あれ・・・?
ハリウッドホラーのBGMは、さあ、出るぞ出るぞ派手にいくぞ、の
勢いづけの意味を持っているんだけど
日本のホラーと言えば、神経に障る不愉快な音である。
クライマックスに向けて、精神に徐々に負担をかけていくやつ。
心が、“恐いモード” に入ってしまう、日本独自のの手法は見事!
なのに、この映画にはその音やそういう空気がまったくないので
いつの間にか画面を直視していた。
3Dじゃなく、2Dで観ているせいか全然恐くないんだよー。
貞子、早々に出現するも、結構明るい性格っぽい。
これ、ジャパンホラーじゃねえよ、ゲーム画面だよ!
ここでとうとう雑誌を閉じて、メガネもかける。
だって貞子本体のビジュアルといい動きといい、“バイオハザード” なのだ。
途中、ロッカーに隠れるところは “クロックタワー”
箱を背負っての移動は “メタルギアソリッド”。
日本のホラーは、陰湿で得体の知れない気色悪さが特色なのに
この貞子3Dは、心霊でもホラーでもなくCGアクションだった、と。
まあ、呪怨とか観て、むちゃくちゃ後悔したんで
そういうハメに陥らなくて良かったな、と前向きになっても良いんだけど
貞子をこういう風にしちゃ駄目だと思うんだ。
ああ・・・、まるでエイリアンの落ちぶれを観たような気分・・・。
シリーズを重ねる毎に悪くなっていく典型な映画だったよ。
恐くないんで、気軽にどうぞ。
観る価値は・・・、私はなかったな。
TVでやる、本当にあった恐い話の再現ドラマの方が恐いよー。
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本文とは全然関係がないけど、今くるおしく愛用してるのがモップスリッパ。
グータラなだけじゃなく、クッション性が良いんでカカトが痛くならないんだよー。
難点は、洗うのが大変なのと乾きにくい事だけど
毛足の短いこれなら、それも多少は軽減されるかも。