カテゴリー: TV・映画・本・DVD

  • アニソン

    “アニソン” って何? 兄Son? とか勘違ごうておった私は
    結局、ROCK 08.7.4 である。
     
    だが最近YOUTUBEを観ていて、つくづく思うんだが
    ビジュアルも成りきってないと、イヤ!
     
     
    音楽で大事なのは音である。
    それはわかる。
    音楽なんだから、音!
     
    でも歌は、歌詞も曲も大事。
    そして、その世界観も大事だと思うんだ。
     
     
    マリリン・マンソンなんか、その点さすがだよ。
    顔のつくりとかじゃねえんだよ
    世界観を己の全身で表現しようとする心意気なのだ!
    (これ、よく読めば凄え失礼)
     
    戦隊もので言うと、おめえどう見てもイエロー系だろ、というヤツが
    レッドやブルーの格好をしていても
    そのなりきり率で、感動すら与える場合もあるのだ。
    (更に失礼に無礼のトッピング)
     
    もう、あっちにもこっちにも敵を作るような事を言っとるが
    とにかく私の聴くジャンルの音楽は、見た目でも表現して欲しいのである。
     
     
    特にアメリカ系のデスメタルに言いたいが
    ヒゲもじゃのハーレー乗りのような風体で
    「おまえを呪い殺す」 とか言われても
    おめえならこん棒で撲殺した方が早くねえ? としか思えない。
     
    ほんと、YOUTUBEは罪も大きいよ・・・。
    好きなバンドが、あんな野郎だったなんて・・・。
     
    Tシャツはやめろ!!!
    そのTシャツが、たとえ数百万円しても
    TシャツはTシャツなんだよ、ホリエモンーーーッ。
     
    私の好むジャンルの音楽のステージに普段着は認めねえ!!!
     
     
    とか怒髪天を突いていたら、偶然にも素晴らしいPVを見つけた。
    多分、“ローズ” あたりで引っ掛かったんだと思うが
    ローゼンメイデンの主題歌。
     
    凄いな、この作り上げ。
    惚れ惚れするよ。
    正直、ダウンロードした!!!
     
     
    と言う事で、最近はボカロにも手を出している。
    もう、主張がない選曲。
     
    まあ、ジャンルはそこまで気にしなくなったし
    と言うか、デスメタル自体、興味がない人からは笑えるだろうし
    アニソンもボカロも良いではないか。
     
     
    ただ、ひとつ言いたい。
    ゴルゴの主題歌は、何であんなに関係ない歌ばかりなんだ?
    だからアニメ自身も振るわないんだよ!
     
    利潤目的のみのタイアップ主題歌なんか付けんと
    アニメの世界観を大事にした曲を作れ!
     
    そして北斗の拳のエンディングは、子供ばんど最強!
     
     
    私が頑なに顔出しをこばむ理由は、この記事にある。
    “イメージ” って凄く大切だろ。
     
    誰にでも1度はあるはず。
    良いな、って思っていた人のビジュアル大外し。
     
    皆、アニメの声は絵の人が喋ってるんじゃないんだよ
    マンガは登場人物が描いてるわけじゃあない。
     
    同僚のプライベート服がV系でも
    制服を脱いだら下着がビッチだったとしても
    背広を脱がせたら、毛むくじゃらでも
    帽子を取ったら後光が差してても
    メル友が画像加工の達人だとしても
    許してあげられるなら、それに越した事はない。
     
    だが、私はきっと残念がられると思うんで
    顔出しNGなんだ。 ほほほ
     
     
    ・・・言ってて思ったけど、別にこのブログの記事、
    美しいとか、優しいとか、1個もねえよな。
    逆にドス黒い事ばっかり言ってて
    悪どさ的には、ビジュアル通りかも知れない・・・。
     
    ・・・そういう納得のされかたもイヤ!
     
     
     

    評価:

    パナソニック


    ¥ 79,800

    (2003-07-01)

    コメント:まさかMDが数年で消滅するとは思わなかったYO!!! 私、カセットやCDを全部MDに落としてたんだよーーーっ。 何だ、このプレーヤーの価格は。 家電業界って時々こういう夜逃げ商法をするんで困るよなあ・・・。

  • ティーンズ・ラブ

    自分の殻は、打ち破るのが好ましい。
    そこでエロ小説を書いてみよう、と思い立った。
    都知事もエロ小説を書いてる事だしな。
     
    ところが私のエロ濃度は、とても低い。
    えげつない下ネタを言う割には、エロの才能がないのだ。
    なので、エロマンガをずっと探し続けてきた。
     
     
    何故マンガ限定なのか、っちゅうと
    齢、数十歳にして判明して、我ながら驚愕しておるが
     
    ・・・2次元エロじゃないと、受け付けんのだ・・・。
     
    都知事、ごめん!
    せっかくエロマンガを規制しようとしていたのに
    肝心の (?) 私が2次元属性でごめん!
     
    ああ・・・、これがエロトピアで培われた実力なのか・・・。
    (エロトピアとは、エロマンガ雑誌なのだが
     男性が描いた男性用エロなので
     女性には突っ込みどころ満載で面白かったのだ。)
     
     
    で、エロマンガというものを、なかなか見つけられなかったのだが
    それは “エロ” という言葉で探していたからであった。
     
    私の望むのは、ストーリーがちゃんとしていて
    キレイな絵のマンガなのである。
    その条件を満たすのは、“ティーンズ・ラブ” というジャンルらしい。
     
     
    ネットの試し読みって、やり過ぎるとシャットアウトされるんだな。
    “データを閲覧できません” と出た時には
    とても情けない気持ちになった。
    イイ歳をして、何をやっとんのだよ・・・。
     
    でも、とりあえず出版社のアタリはついたし
    イイ歳して、レンタルコミックへGO!!!
     
     
    レンタルコミック店のティーンズ・ラブは、コーナーになっていた。
    つまりそこの場所にいれば、エロ目当てだと丸バレ。
     
    うっわーーー、イイ歳にはすっごく不利なレイアウト!
    と、一瞬ちゅうちょしたけど、とにかく借りる!
     
    だけど漫画家の名前とか、さっぱり覚えてない。
    あんだけ暗記したのに・・・。
     
    しょうがないので、いっちょいっちょ中を確認して
    好みの絵柄か、ちゃんとセックス場面があるかをチェックする。
    たまに純愛ものとかが混じっている罠があるのだ。
    純愛ーーー? 何それ、神の起こす奇跡の一種?
     
     
    そうこうやってると、右目の端にチラッと影が映る。
    次に左目の端に。 また右目に。
    どうやら、カラテカ?矢部?似の男性が
    ティーンズ・ラブを借りたがってるようである。
     
    へえ、男性もこういうのを読むんか、と思ったけど
    キレイらしい絵でエロなど、理想的だもんな。
    おめえ詳しそうだから教えてくれよ!
    と、心中で叫んだけど、矢部はすごすごと退場したっぽい。
     
     
    次に現れたのが若い女性。
    私の隣に並んで立つ。
     
    ザカザカ本を取ってパラパラめくっては戻す
    を繰り返している私としては、やりにくくてしょうがない。
     
    もう、いやあああああああっっっ
    これは私の趣味じゃないんだよ
    私には文豪として都知事の跡を継ぐ使命があって
    と、心の中で、えらいな壮大な妄想を叫ぶも
    エロを探しているのは、まぎれもない事実。
     
    おめえ後から来たんだから、ちょっと待てよ
    選べないじゃないか、空気読んでくれよー!
    とパニックになりつつ、その場を離れた。
     
     
    男性なら、アダルトビデオを赤の他人と
    並んで選ばねばならない場面を想像してみてくれたまえ。
    わかるだろう? その気まずさが。
     
    ええ? おまえ、その女が好みなんだー、ププ
    うっそー、おまえ、そういう性癖なの? 引くーーーっ
    とか、ハンター×ハンター級のオーラでの攻防があって
    本当の気持ちのままには選べないだろう?
     
    ああっ、もうこのバトル、無理!
    と、スゴスゴと離脱させられ
    蒼天の拳を流し読みしていて、我に返る。
     
    私、何をやってるんだろう?
    ここへはエロマンガを借りに来ているのに
    続あたたたたたたた!!! ふべしっ を読んでる場合じゃない。
     
     
    そこでティーンズ・ラブコーナーに戻ると、誰もいない。
    再び、本を取ってはめくって戻す、をやり直していたら
    肩をスーッと撫ぜられた。
     
    くそっ、こんなコーナーにいるからビッチに思われたのか。
    でも変態、すっげーこええええええええええええ!
     
    心はこれ以上になく動揺しているのに
    体が、睨みを利かせてゆっくりと振り向いたのは
    私の凶暴性が具現化したとしか思えない。
     
     
    ところがな、誰もいないんだ。
    あれ? と、エロンガを開いたまま、一周ターンしちゃったよ。
    誰もいないんだよ!!!!!
     
    ええっ、ここに来てまさかのオカルト展開?
    と、ゾゾゾときたけど、とにかく借りないと!
    霊より、“恥をかいた上に無収穫” の方が恐いんだ。
     
     
    色んな恐怖に切羽詰って、すっげー目を血走らせて選んで
    ようやくコーナーを出ようとしたら、さっきの女性がまたやってきた。
    カゴには、10冊ぐらいティーンズ・ラブ系が入っている。
    この女性も迷走中のようだ。
    見ると、矢部もガンツのところで待機中。
     
    うんうん、よくわからんよな、ティーンズ・ラブ。
    出来ればおめえらと情報交換をしたいよ。
    と、背中でエールを送りつつ、借りて帰ったさ。
     
     
    は? 霊?
    私、霊感ゼロだから、あれは透明人間だと思う。
    そういうファンタジーより、現実のが大事だろ
    今、色々と大変なんで、よそに行ってくれよ。
     
     
    そういう苦労をして選んだティーンズ・ラブな
    けがれたババアには、落胆ものだったぜ・・・。
     
    ああんいやんうっそ~ん感じる~ん じゃねえんだよ!!!
    幸せそうでまことに良かったな! という感想。
     
    私、ちょっと特殊性癖の持ち主だったかも。
    己を直視するのが恐いんで、掘り下げないけどさ。
    ここまでエロトピアに鍛えられていたとは・・・。
     
    すまん、都知事、私にはエロ小説は無理のようだ。
    跡継ぎはよそを当たってくれーーーーー。
     
     

    評価:

    石原 慎太郎

    新潮社


    ¥ 540

    (2010-12)

    コメント:長文が読めない自主的ゆとりなので、もちろん読んでいない。 本のレビューで 「もちろん読んでいない」 ときたか・・・。 それはさておき、性器で障子を破る男の話らしい。 今の障子紙はプラスチック製のもあるので、前もって材質をよくご確認の上お突き破りください。 確認中に大概のヤツは我に返ると思うが、勇者もいるかも知れんしな。

  • ひかりTVの二ヶ国語放送

    さあ、今回は私に死ぬほど感謝してもらうぞ!
     
    あの、“繋がらない” で有名なカスタマーセンターに電話して
    リダイヤルリダイヤルで何十分も粘って、やっとこさ繋いで
    二ヶ国語の切り替えを質問して、それをここで解説するんだからな。
     
    しかも機械物の設定など、とにかくその時連絡が付くヤツに
    無差別に押し付けるんで、自分の契約状況すら知らない私がだ!
     
    これは奇跡を起こした、と言っても過言ではないと自負する。
    褒め称えよ!!!
     
     
    注: 単語の使い方や解釈が間違っている可能性が大なので
       現認した人は速やかに、優しい表現を用いて訂正するように。
       わかっているだろうが、私はひかりTV初心者である。
     
     
    ひかりTVの二ヶ国語って、困ってる人が多いと思う。
    だってHPにも載ってないんだから。
     
    そういう迷える人々よ
    ひかりTV 二ヶ国語 切り替え 設定 等でここに来い!
     
     
    トップページ?の音声設定で、第一音声、第二音声って選べるよな。
    でもそれをどう設定しても、ドラマの音声は英語のままだろ。
    たとえそのチャンネルの解説に ↓ の 二 のマークが出てても。
     
     
     
    私はどうしても日本語音声にしたいんだよ。
    他の事をしながら映画やドラマを観たいから。
     
    という事で、どうにか音声切り替えをしたくて
    ひかりのHPや他のサイトで調べに調べたけど、答が出ない。
    もう、しょうがなくカスタマーに電話したさ。
     
    とても初歩的な質問で申し訳ないんですけど・・・
    と、すいませんすいません言いながらな。
     
     
    センターの人とえれえ話し合った結果
    どうやら、こうじゃないか? と出してもらった結論が
     
     ・ (吹) のマークがない限り、音声は英語のみ
     
     ・ タイトルのところに (字) とついている場合は
        もう絶対に英語音声の日本語字幕
     
     ・ 通常は第一音声が日本語、第二音声が英語の場合が多いが
        ひかりTVの場合、そうとは限らない
     
     ・ てか、画面に出る 二 のマークは、ひかりの場合
        英語音声と日本語字幕ですよ、の意味っぽい 
     
     ・ でもたまに、真の二ヶ国語切り替えが出来る場合もあるかも?
     
     
    どうだ?
    ふざけんな、ひかり!!! と怒鳴りたくならんか?
    英語音声と日本語字幕という、普遍のコンビを
    わざわざ偉そうに 二 で表記するかあー?
     
    で、真の二ヶ国語切り替えって、どのチャンネルで出来るんだよ?
    まだそういう番組に出会った事がねえぞ。
     
     
    私のいたらん脳みそと、つたない日本語で
    それはそれは必死!!!に訴えて
    センターの人も、何とか理解しようと頑張ってくれ
    長時間掛かって出た “予想” なんで
    これが正確な情報かどうかはわからない。
     
    でもな、ひかりTVよ、この結論に文句があるなら
    自分とこのHPに “二” の意味を明記せえ!
    そんでここのコメントで、善意の第三者のフリをしていいから
    訂正して正解を書いてくれ。
     
     
    だがな、私もセンターの人も、持てる限りの力を出し切ったぞ。
    間違っていようと、責められる筋合いはないな!

  • 小説もどき

    私は小説を読まない。
    長文が読めないくせに、活字が好きなんだが
    物語を楽しみたきゃ、映画を観れば良いし
    文字を読みたきゃ、雑誌やノンフィクションを読む。

    ネットはいかん!
    いや、最近つくづく感じるんだが、モニターって発光してるよな?
    その光が、半端なく目にクるんだよ。

    TV画面もそうなんだ。
    うちはまだブラウン管なんだが、すんげえ眩しい。

    PCモニターもTV画面も、どっちも光度を最小限ギリギリにしてて
    ただでさえ暗い場面が多いオカルト映画なんか
    8割ぐらいほぼ真っ暗なシーンで、何が起こっとんのかさっぱりなんだが
    それでも眩しいんだ。

    目が疲れて、目の奥が痛くなって、連動して頭痛がして
    何かもう2時間も見てると、辛くてしょうがない。
    歳を取ると、モニター系は凶器になる。

    その点、紙は発光しない。
    光を反射はするけど、モニターほどではない。
    しかし難点がある。
    紙媒体は有料なのである。

    そりゃPCもTVも無料ではないが
    同じだけ楽しもうとすると、紙系の方が莫大な費用が掛かるんだ。
    よって最近は買う雑誌でさえ厳正な選択を強いられておる。

    何か話が逸れまくっとるが、とにかく私は小説は読まないのだ。
    うちの親は、遊びたい盛りの幼児の誕生日プレゼントに
    よいこの図鑑全巻セットやドリトル先生全集を贈る大馬鹿者だった。

    (他に何も娯楽がないド田舎だったので、図鑑は面白いものだったんだが
     ニンテンドーが頑張ってる現代のガキがほんと羨ましいよ。)

    周囲の大人たちが、私の情緒が欠落しているのに気付いていたのか
    しきりに本を読め本を読め、と言いまくっとったんで
    高校は本を読もう、と思い立ち
    今思えば、単に勉強をしたくない言い訳なだけだが
    1年ちょっとぐらい、毎日毎日小説を読んでいた。

    それが、大正?昭和初期?ぐらいの作家の本で
    一日に2冊とか読む時もあったんで
    教科書に出てくる作家たちの本は、ほとんど読んだと豪語してもいい。

    しかしな、“読む” 事だけを目的にしたせいか
    内容どころか、何を読んだのかもキレイさっぱり忘れてしもうた。
    ばかりか、作家の憂うつが移ったんか、ウツ気味になってしまって
    青春時代にこんな事をしててはいかん! と、気付いて
    その後は遊び狂ったさ。

    学生の本分は勉学だと言うに、何を考えとんのか
    お陰で私の高校時代は、タメにならん3年間だったぜ。

    てかさ、文句が恐いんで名前は伏せるが
    ああいう作家たちって、何であんなに陰気なんだ?
    思春期の少年少女が思い悩むような、自虐思考で
    もしかしたらそれが “少年の心を忘れない” ってやつなんか?

    こんな感想しか持てなかった私には
    情緒を補うための読書は、正直ムダな行為だった、と言えよう。
    こういう経験が、小説を読まない生活に繋がっているのかも知れない。

    ところが、ここに来て知ったが
    小説は、“書く” のは、とても楽しいんだ!

    頭の中で話がどんどん広がっていって
    まるで映画を脳内で観てるような、そんな楽しさがある。
    これは多分、“ジャンル・やかた” の話は最初に夢で見て
    その時に設定がちゃんと決まっていたから、もあると思う。

    話の大筋や登場人物は固定されていたんで
    後はその続きを、夢を見るごとく脳内で妄想すりゃ良いだけなんだ。
    話の内容がさすが私の夢だけあって私好みなんで、妄想するのも楽しい。

    ま、それを文章にせにゃいかん、という困難はあるが
    私の妄想は、ほとんど言葉のみなんで
    それを繋ぎ合わせれば良いだけだから、何とかどうにかやっている。

    と言うわけで、今のブログでの私のストレス解消は
    この “ジャンル・やかた” である。

    あっ、「面白くない」 という意見は聞かんからな!
    あえての補足で、このブログ全体がつまらん、という意見もだ。

    この小説もどきの記事は、自分の楽しみになってるんで
    色々と言いたい事も山ほどあるだろうけど
    しょうがねえなあ、と目を逸らしてくれ。

    皆にも小説を書いてみるのをお勧めするよ。
    やってみると、結構楽しいかも知れんぞー。

  • LOST

    シーズン5ぐらいまで出ているらしいが
    誰かこのドラマのあらすじを簡単に教えてくれんかのお。

    いや、シーズン1の1話は観たんだ。
    ちゃんとDVDをレンタルまでしてさ。

    ドラマって、数話先まで入り込めないものってあるだろ。
    「24」 もDVDを2枚レンタルしたんだけど
    その時の気分か、相性かわからんが
    どうしても面白いと思えず、挫折してしまった。

    「ER」 なんか、シーズン4ぐらいまで
    付き合いで耐えに耐えて横目で観て
    登場人物のあまりのストレスに、こっちまで体調を崩したんだが
    数年後の今は、普通に観られて面白いと感じるんで
    きっとその時の自分の状態が、大きく影響しているんだと思う。

    でも、「スーパーナチュラル」 の最初が面白くないのは
    こっちの状態のせいじゃないと思うぞ。

    昔、歯科の待合室で読んだ 「バガボンド」 は
    6巻になるまで、激しく面白くなくて辛かった。
    その後はとても面白くて、13巻ぐらいまで楽しく読んだ。
    (待合室に置いてあったのが、13巻ぐらいまでだった。)
    自腹で買っていたら、確実に1巻で止めたと思う。
    そういや 「スラムダンク」 も、1巻で挫折したんで
    この作者はノッてくるまでに時間が掛かるんだな、と解釈した。

    世にはそういうタイプの制作者も多いと思う。
    エンジンが暖まるのに時間が掛かるタイプ。
    最初から最後まで山も谷もなく平坦につまらん事しか言わん私が言うな
    って話だろうが、プロとそこいらのババアを一緒にせんでもらいたい。

    で、「LOST」 だ。
    何となく面白そうなのは感付いている。
    我慢して観続ければ、とても面白くなるのであろうが
    ちゅうちょしている間に、シーズン4まで行ってしもうた。

    てか、シーズン2が出た時に、ちょっと驚いた。
    1シーズンで脱出してねえんかよ? と。
    調査してみると、どうも脱出はしたようだけど、また遭難した?
    これは同メンバーなのか? 全員別人なのか?

    シーズン3、シーズン4も、舞台は島っぽいが
    同じ島なのか? 違う島なのか?
    黒幕?はいるのか? いないのか?
    メンバーの中で、そこまで連続で
    遭難しまくっているボンクラがいるのか? いないのか?

    正直、「LOST」 を今更観る気になれんので
    誰か島の目的とか、結果を教えてくれんかのお。
    知ってる人、どうかプリーズ。
    何年でも待つので、通りかかった人、どうか何とぞ。

    注: コメントが付いていたら、それは多分ネタバレの嵐なので
       ドラマを観る予定の人は覗かないようにな。

  • DMC

    連休中は、例によってホラー映画祭だったわけだが
    最近は休み前でも、レンタルが根こそぎカラにはならないのな。
    何だかDVDを借りまくってる自分が
    いかにも家族も友達もいない孤独ババアのような気分になって
    ちょっと情けなかったぞ。

    DMCとは、デトロイト・メタル・シティの略で
    週刊マンガ雑誌に連載されているのが、映画化された。

    ストーリーは、ポップシンガーを目指して田舎から状況した青年が
    何故かデスメタルバンドのボーカルとしてデビューしちゃって
    そのギャップに苦悩する姿を描いたコメディ。
    すげえ簡略でわかりやすい完璧な説明!!!

    主演は、デス・ノートのL役の松山ケンイチ。
    TVの告知で、主人公・根岸くんののデスメタ姿の
    クラウザーさん姿で出ていたのが、見事にそっくりで
    いや、あのメイクなら誰でもクラウザーさんになれると思うが
    主人公・根岸くんの素の姿も、これまたそっくりで
    これはぜひ観らねば!!! と、思っていたのを
    この連休になって、やっとDVDレンタルしたのさ。

    マンガの方は結構面白くて読んでいたけど、だんだん汚い描写が出てきて
    スカトロが嫌いなんで、読むのをやめたんだ。

    映画は原作に忠実で、とても笑わせてもらった。
    見所は、DMCファンのロン毛の信者。
    クラウザーさんの言動をすべて魔王解釈して
    それを大声で叫び、周囲がそれに納得するもんで
    魔王伝説は、実はこいつが作り上げているも同然なんだが
    映画でも、こいつが目立って最高だった。

    もいっちょ驚くべきは、松山ケンイチがクラウザーさんのメイクで
    鏡越しに額の “殺” の字を、ササッと書いた事!!!
    つまり、逆文字ってやつ?
    私もやってみたけど、迷いに迷ったあげく間違ってしまう。
    あれは、かなりの神技だと思う。

    主人公の根岸くんは、かなりイライラさせられるウジウジした性格だが
    (そうだからこそ、デスメタコスプレをした時に
     溜まった鬱憤を晴らせて、あの破壊力が出せるんだろうけど)
    彼以上にイラッとさせられる人物が他にもいた。

    それは根岸くんの片思いの相手の女性。
    マンガを読んでいた時には、単なる脇役にしか思わなかったんだけど
    実写化すると、こんなにうっとうしい女だとは。
    ロックンロールの敵、とまで思えてきて、とても腹立たしかったぜ。

    そんでデスメタ好きの私としては、DMCの曲が意外に良いので
    一体どのバンドが演ってるのか、クレジットを凝視したら
    “デトロイト・メタル・シティ” ・・・・・。
    そりゃそうだろうけどさ・・・・・。

    てか、何より耳に残って取れないのが、根岸くん歌う “甘い恋人”。
    今でも頭の中をグルグル回っているよ、あの
    ♪ ぼくの こーいーびーとー ♪ というフレーズが。
    ものすげえ破壊力だな!

    実際にこの曲を作って歌っているのが、カジヒデキという人。
    (ああっ、名前まで脳裏に貼り付いてしまった!)
    話の中で、この歌を歌った根岸くんが、おしゃれ四天王に
    「お遊戯なら外でやって」 と、最悪の評価を受けていたが
    これ、カジヒデキの立場がまるでないような。

    しかし聴いてて、不思議だったのだが
    この “甘い恋人” のような歌のジャンルってあるんか?
    ジャニーズでもこんなのは歌ってないし、他に聴いた事がないんだが。

    いや、知っても聴こうとは思わないんだけど
    私の知らない世界って、まだまだあるんかな、と。

    この映画は、マンガを読んでる人にはお勧め。
    細かい部分まで再現されてて、それが楽しい。

    もちろん原作を知らなくても、支障はないんだけど
    興味のない人には、あまり面白くはないかな、という感じ。
    一種の根岸くん虐待話だしな。

  • 脱・民放TV

    寝込んでいた間に番組改編で、新番組が始まりまくっていた。
    一応病人なので、妙な時間帯にTVをボーッと観ていたのだが
    特に昼の時間帯の番組はひどいな!

    ザッピングザッピングで細切れに観てたので
    詳しくはわからないんだが、奥様に人気の俳優たち?
    彼らを並べて、スイーツだのランチだの、結構な夢心地。

    この不況の風が吹きすさび、犯罪が多発しているこの時代に
    本当に世間の人々は、こういうノンキな情報を欲しがっているのだろうか?
    それともこんな時代だからこそ、一時的な逃避が必要なんだろうか?
    にしても、あんな番組では救いにはならん気がするんだが。

    大まかに分けて、一般市民にはどうも2種類の人間がいるようだ。
    そりゃ辛い事も色々あるけど、とにかく波風を立てずに
    (何かを) 信じて、笑顔で生きていきましょう。
    一個人には世の中はどうにもできないのよ
    大事なのは自分が今どう生きるかでしょう?
    恐ろしい事は見聞きしたくないわ、というドリームチームと

    何か世の中おかしくねえ? 陰謀にまみれてねえ?
    自分が辛いのって、どっかで誰かが何かやってるせいじゃねえ?
    民衆は洗脳されて犠牲になってねえ?
    確かに自分ひとりじゃ何も変えられないけど
    自分のいる世界の真の姿は、知っておきたいと思う。
    情報弱者にだけはなりたくないから、というリアルチーム。

    私は基本、ドリームチームに分類されるのだが
    なにぶん嗜好がおどろおどろしい系一辺倒なので
    スイーツやトラベルなどの情報など、楽しくもねえ。
    どうもTV業界は、ドリームチームをターゲットにしているようだが
    こんなんするなら、いっその事ドス黒いものを見せてもらいたいと思う。
    「皆、一緒」 で安心する日本人としては
    自分の闇の部分まで、人と共有したい時代だと思う。

    ただ、ロクでもねえ悪らつな一面が、“普通” の事だと常識化されると
    人類の未来的にはかなりヤバいだろうから
    やはりそのへんはタブー視されて正解なのであろう。

    にしても、昼間のTVはつまらん!
    観る人が少ない時間帯なら、もっと冒険しても良いと思うんだが
    TV局も予算が減ってきているんだと。

    何を甘えた事をぬかしてやがるんやら、金がないなら知恵を使え!
    と、不況のあおりをモロにくらっている平民としては
    ものすごく腹立たしく思う。

    TV局なんて、大手企業が節税対策の経費使用のために
    短時間の作品に、タレントを1日貸切りの値段で雇うので
    必要のないテイクを重ねて時間を潰して
    意味もなく海外でロケをして、大勢のスタッフが豪遊するなど
    ムダ銭垂れ流しで作った、つまらんCMを流す事で得た資金を使い
    外注外注でよその制作会社に頼り切った番組作りをしていたので
    自分ちで全部やる意欲も頭もないんだろう。

    どうした偏見かと思われそうだが
    広告代理店で一番大事なのは、頭の固いオヤジどもを説得する技術
    というのが、私の結論なのだ。
    世の中って結構こいつらが動かしていると思う。

    今流行っている、とマスコミで言われる現象が
    自分の周囲ではその気配すらなくても、TVでしきりに言われれば
    (自分とこ以外の) どっか全国で流行ってるんだろうな
    と錯覚させられるからである。
    世の中の流れは、マスコミが作るのだ。

    しかし、そのマスコミの最先端であるTV局にお金が流れにくくなった今
    途端にとてもつまらん番組しか提供できなくなり
    TV以外の娯楽を持っている人々は、TV離れをし始めると思う。
    現に私も、TVなぞゲームかDVD再生機のような状態になっとる。

    こういう話をブーブーしていたら
    毎月数千円も出してDVDをレンタルしまくっているなら
    光TV?にすりゃ良いじゃん、という助言を貰った。
    インターネット接続回線を使って?スカパ-が観られるあれである。

    そういや、昔スカパーを契約していた。
    映画が全部字幕で参ったけど、最近は吹き替えもあるらしい。
    確かにDVDのレンタル料を考えると、それも大いにアリだと惹かれるが
    スカパーでは呪いのビデオは配信されてねえだろうなあ。
    オカルトチャンネルとかないんかな。
    私のレンタル料の85%は、恐怖系なんだよな。

    とりあえず、最近TVを切っている事が多いんだが
    TVが点いていないと、部屋の雰囲気が異様に暗くなる。
    それを打ち消そうと、デスメタをかけてお香を焚いていると
    そのうち何かの儀式かと勘違いした頭の悪い悪魔が出てくるやも知れん。

    とか、日頃の嗜好でつい想像してしまうので、より一層
    消えたTVの真っ暗な画面に映る部屋の風景を見るのが、恐くてたまらん。
    視界の端で一瞬、何か動いてる気もして、ビビりまくっている。
    よってスカパーを点けて、明るい部屋で生きる事にしたぜ。

    民放よ、さらば。

  • TVニュースに失望

    ネットをやり始めて、薄々感じてきた事だが
    最近の政治ニュースを観ていて、その想いは一層強まった。

    ニュースは事実をあまり伝えてはいない!!!

    たとえば、世界に突っ込まれた中川元財務大臣。
    確かに彼は醜態を晒し、それは叩かれてしかるべき。
    私的には、中川元大臣の周囲の人も同じように叩かれるべきだと思う。
    あれは周囲が止めるべきだろう。
    とりわけ、あの酩酊会見で両側に座っていた役人の
    見事な他人事フェイスが、ものすごく印象が悪かった。

    何でかばうかっちゅうと、中川氏には一目おいていたからだ。
    その発言も納得できるものが多い。

    うろ覚えで正確な情報じゃないけど
    中川氏さ、米国のプライムローン破綻で、日本が援助してあげますよ
    という話を持ち出した事があったと思う。

    ただしその内容が、どこの債権回収屋だよ? みたいな案で
    例えると、A国の債権を日本が買うけど
    支援を求めているB国には、そのA国の債権を貸してあげます
    いや、しばらくすればA国も立ち直りますし大丈夫大丈夫。
    って感じの話だったような気がする。

    これを聞いた時に、日本が妖精の財布を持ってると勘違いして
    何かと言えば援助援助言とおねだりしてくる国々に
    ここまでシビアな対応をした政治家がいただろうか、と感動したんだ。

    まあ、大酒飲みなとこや、口下手で会見が苦手、というのは情けないけど
    外交での中川氏の姿勢は評価されていいと思う。
    他の逸話は、検索すればすぐわかるだろうから省略。

    中川氏のあの会見の様相は、叩いて当然。
    しかし今の日本に一番重要なのは、G7の結果じゃないか?
    中川叩きプラス、共同声明をメインで伝えてくれよ。
    私のタイミングでは、それを伝えているニュースは
    一度も見かけなかったので、ネットで検索してみたが
    例の中川氏会見がズラリとヒットしてしまい
    それだけで面倒くさくて見つけられなかった。

    これだから、大抵点いていて何気なく横目で観られるTVで
    大まかな概要だけでもやってほしいんだよ。
    気になったら、詳しい事は本やネットで調べるからさ。

    それを、風邪薬を飲んだだのジントニックを飲んだだの
    ゴシップ誌と同じレベルの話題しかやらないのなら
    ニュースは単なるワイドショーに成り下がっているんじゃないのか?

    そして麻生内閣叩きも、ちと考えてほしい。
    無能な政府首脳陣が突き上げられるのは当たり前だが
    その文句の理由が、漢字の読み間違えや失言だなんて
    この不況で国民が困っている真っ最中に重視すべき事とは思えない。
    そっち方面の執拗な追い込みは、平和時にやってもらいたい。

    定額給付金は、公明党が連立を盾にして譲らないんだよ。
    その理由を言ったニュースがひとつでもあるか?
    (マスコミが言えない事は私にも言えないから、自分で調べてみてくれ。)
    権力の悪を追求するマスコミが、何を相手を選んで噛み付いてるんだか。

    一党独裁は、国のためにはならないけど
    対抗馬が揚げ足取りしか出来ない民主党なんで
    それなら自民党に危機感を抱かせる意味で、締める必要はあるけど
    突っ込みどころが偏りすぎているし、アホ過ぎる。
    言えない事がないのがマスコミじゃないんか?

    ところで、世論調査、これ正確か?
    本当に何の操作も入ってないんか?

    義務教育時代に、ランダムに選んだ100個が全体の縮図だ
    といった事を教わったんだが、多種多様の価値観が尊重され
    個人での情報入手がたやすくなった現代でも
    その法則が通用するのか、とても疑問である。

    現に、流行とかブームとかマスコミで騒いでいるもので
    自分の周囲でその現象が起こっていた事がないんだが
    日本の平均と私の環境が、とてつもなくかけ離れているのか?
    世論調査の結果を見る度に、「うそだろ?」 と思う自分がいる。

    余談だが、あの無差別に選択した電話調査ってやつ
    東京に住んでいた時に一度受けた事がある。
    全国放送の某民間TV局からだった。

    その時は、「下着の色は何色? ハアハア」 とかいう
    直球の変態電話が高度に進化して
    「○○調査課ですが、少子化問題でランダムにお電話させてもらってます」
    みたいなきちんとした設定を決めてこられて
    「避妊はしていますか?」「月に何度性交渉を行ないますか?」 と
    結局セックスネタに繋げられるという、油断も隙もない時代だったので
    もんのすげえ警戒して、テキトーに流して答えてしまったんだよな。

    てか当時はファッションしか頭にないバカ娘だったんで
    真面目に答えても、くだらん返事しか出来なかったであろうが。

    そんな私の回答も、“世論” になってたんかと思うと
    やっぱり世論調査はアテにはならん、と結論付くんだが。

  • 料理本

    食に興味が薄く料理が大っ嫌いなので、所持レシピが致命的に少ない。
    しかし専属シェフもいない身分だから、自分で作るしかなく
    今までに数多くの料理本を読んできた。

    関西の家には、料理本を1冊も持ってきていない。
    あんだけ読んできたんだから、多少は覚えているだろう、と
    タカをくくっていたら、これがまた不思議とまったく記憶にないのだ。

    “苦手” っていうのは、こういう事なんだろうな。
    ただ読むだけでは覚えられないのだ。

    本屋の出口で、ワゴンに本が積み上げられて安売りされていた。
    その中に、料理の初心者向けの本が半額で売られていた。

    今更 “初心者” とか、たわけてると
    かあちゃんが草葉の陰でむせび泣きそうだが
    「フライパン1個で出来る」 とか、「5分で出来る」
    とかの謳い文句に弱いのだ。

    最近、自分の作る料理に飽き飽きしていたので
    本場の 「どがんかせんといけん!」 を引っさげて
    その本をレジに持って行った。

    今になって考えると、どう見ても普通に料理できて当然の年代のおめえが
    何故こんな初心者本を買う? と思われかねない
    エロ本を買うに等しい恥ずかしさがあると思うのだが
    その時はそういうモラルが、まったく頭になかった。
    正直なところ、目ぼしい美容雑誌がなかったための
    収穫なしの帰宅を避ける代用購買だったのだ。
    だがこの本に意外な面白さがあったので、ムダ遣いではないと思う。

    最近のレシピ本ってのは、出汁は出汁の素で良いんか?
    もちろん、出汁の取り方ぐらいは知ってるぞ。
    1番出汁、2番出汁も知ってるぞ。
    かあちゃんにしつこく教えられて、手帳に書いているし。
    (でも全部、ほんだしテキトー入れで済ませているけどな。)

    初心者向けのためか、この料理本に書いてある調味料は
    出汁の素、めんつゆ、焼肉のタレ、などである。
    昔持っていた料理本には、こんなヌルさはなく
    調味料を調合する段階で嫌気が差す面倒くささで
    そんなレシピは即諦めの対象だったが
    へえ、めんつゆで煮物が出来るんだー、とか、私にとっては光明になった。
    何かそうめん臭え煮物になりそうだが。

    この本の面白いところは、惣菜で作るレシピが載っている事。
    「ひじきを揚げにはさんで」 って
    ちょ、そのひじきの作り方を書いてくれよ! って感じ。
    トンカツを買ってカツ丼に、とか、最初からカツ丼を買えば良いじゃん。
    ポテトサラダにマカロニを混ぜてボリュームサラダ、って
    ポテトサラダとマカロニサラダ両方を買ったらダメなのか?

    そこの数ページは、大いに突っ込ませてもらった。
    惣菜なんて、1mmも手を動かしたくない時に買うものであって
    それを材料に料理なんて意味がねえ!!! と思うんだが
    毎日惣菜を買っているのなら、これもアリなんかな。

    面白かったけど、真面目に料理を覚えたいなら、これはどうかと思う。
    やっぱり売れ残るには理由があるもんだ、と思ったら
    己の中のどこかの部分を突付いたようで、激しく落ち込んだ。

    常々思っていたのだが、料理のレシピってのはわかりにくい。
    自分の苦手分野なのか、文章が頭に入ってこないのだ。
    そこで手帳に、レシピを自分なりに文構成を変えて書き写す事にした。
    開いて置いておけない本は、料理の真っ最中に見にくいんで
    結局、料理本は本棚の飾りになってしまう事が多いしな。

    今まで料理サイトやここのコメントで教えてもらったレシピも
    バラバラの紙切れに書いてあったので、それも手帳に書き写すと
    20ページぐらいになってしまい、結果もんのすげえ大変だった。

    筆圧が高いので、手首の関節とか痛くなりつつも
    自分の文章改ざん能力に大満足しつつ
    (伝言ゲーム並に、どんどん内容が変化する場合があるのが難点。
     字が躍動してるので、-15か+5か、とか判別しにくいせいだ。)
    さて、本からは役に立ちそうなレシピをピックアップして書き写そうか
    と、本と手帳を見比べて、とんだ落とし穴に気付いた。
    自分なりのレシピノートは良いとしても
    メニューが順不同に載っていると、調べにくいのだ。

    昔から愛用しているシステム手帳に、化粧品リストを書いてて
    そこでは、お手入れ物とメイク物とそれぞれ
    更に肌、目、唇、と細かく分けてインデックスまで貼ってあるのに
    何故その緻密な分類技術が、料理ノート制作には活かされなかった?

    しばらく悩みに悩んだ後、もう1回あの書き写し作業をすると決心。
    今までレシピが増えなかったのは、マイノートを作ってなかったからだ。
    これを期にマトモな成人女性の料理能力を培う! と、100均に走った。

    化粧品リストが3万円のシステム手帳なのに
    料理ノートは100均のシステム手帳など
    ここでもう何かがマトモじゃない、という雰囲気がしたので
    100均のシステム手帳を2個買い
    膨大になった化粧品リストは、100均に移ってもらう事にした。
    今までのシステム手帳は、化粧品とPC知識メモで
    パンパンに膨れ上がっていたから、良い機会だ。

    ちなみに、今持っているシステム手帳の大きさで選ぶと
    100均なのに、300円のしかなかった。
    メイドインは大掃除貧乏に成り下がっている今は、あえて見ない事にして。

    この時代にわざわざ手書きなど、何たる反デジタル人間なんだ、と
    我ながら情けないけど、やっぱ手動が便利なジャンルもあるぜ。

    化粧品リストは丸々はめ替えるだけで終わったので
    それを眺めつつ、昔はえれえ高価な物をポンポン買ってたなあ
    と、過去の栄光に浸って、脳内に花を咲かせている。
    化粧品って、名前を見てるだけで楽しいよなあ。

    肝心の料理レシピの方?
    手首の関節が健康になったら、映画を観つつするよ
    と先延ばしなのが、もう人間のクズの証明かも・・・。

  • オカルト初め

    元旦早々、とても辛い出来事があったわけで
    年末に心霊ビデオを借りておいて
    ほんとーーーーーーに良かった! と、つくづく思った。

    借りたのは、定番の呪いのビデオの30と
    巷で 「くだらなさすぎる」 と評判の裏ホラー、その他多数。

    「くだらなさすぎる」 !!!!!
    心霊ファンにとっては、これ以上の褒め言葉はない。
    何故ならば、初手から “くだらないもの” を喜んで観ている
    という自覚を持っているからだ。
    (真面目な霊能者の方、申し訳ございません。
     “心霊“ がではなく、心霊 “ビデオ” が
     くだらないものが多い、という意味です。)

    「くだらない」 の最上級の、「くだらなさすぎる」
    このレビューを読んだ心霊ファンは全員
    即座に裏ホラーをレンタルしに走ったに違いない。
    もちろん私もその評価を読み、これは絶対に外せない! と決意した。

    暮れも差し迫った31日、大掃除の合間を見計らって
    買出しとともに、レンタルビデオ店に走った。
    12月は忙しかったので、新作をほとんど観られなかったのだ。
    今日は大量に借りるぞーーー! という気合い満載だった。

    心霊ビデオはどこのレンタル店でも、棚の一番下段に追いやられている。
    しゃがめば、ローライズジーンズなら
    勝負していないパンツをうっかり見せる体勢にさせられるわけだが
    冬は大丈夫だから、心置きなくしゃがみ込み裏書きを読みまくる。

    と、ちょっと離れたところから、こっちを凝視している若者に気付くが
    こっちは池田や霊ドルものを除外するのに必死なので、構っていられない。

    おそらく日本一いらない知識であろうが、解説しよう。
    池田何とか (名も覚えていない) とは、中年男性霊能者なんだが
    こいつの出る作品は、最高最大に地味なのだ。
    喋りもボソボソしててよく聞こえない上に、霊1個も出ず。
    本人は真面目に霊を追求してるのだろうけど
    それが真実かどうかは、霊能力ゼロの素人には判断しようがないので
    心霊物は、エンターテイメント性を重視した作りをしてもらいたい。
    そんな私の希望からは外れるので、彼の出る作品は観ない事にしている。

    “霊ドル” は、私が勝手に言ってるだけで
    そういうアイドルのジャンルがあるのかはわからんが
    自称霊感持ちの可愛い子ちゃんが、霊スポットを探索する系。
    こいつらの出る心霊物は、霊どっかに忘れたかのように
    5分の4がこいつらの御姿写しで、プロモーションビデオとしか思えない。
    これ系の正しい見方は、可愛い子ちゃんが怯える姿を観て喜びつつ
    たまにあるパンチラを待つ、じゃないかと考えられるので
    まがりなりにも女性の私には縁のないシロモノだと、除外しているのだ。

    こういう都合があるので、鬼の形相で心霊ビデオを選んでいたのだが
    こっちを凝視している兄ちゃんが、一向に立ち去ってくれない。
    ずっと不動でこっちを見ているのだ。

    モコモコのコートにセーターにブーツにマフラーという
    あまりまだ関西ではされていない、浮きまくる厳寒仕様の重装備に加え
    ラスタ帽にサングラスにマスク、と
    確かに見た目もやってる事も、とことん怪しいけどご心配なく。
    私は不審者でも変質者でもありませんから!
    池田と霊ドル、ものすごく多いんで当たりたくないんです!

    と、時折、咳をしたりして、あからさまな風邪なんですよアピールをしつつ
    しつこく選び続けていたんだが、本当に風邪中なんで
    お兄さんのあまりの凝視が気になり、ヘンな汗はかき始めるし
    集中力がとぎれてきて、もういいよ! と、立ち上がってレジへ向かった。

    と見せかけて、背後の棚列のゾーンに入り
    お兄さんの行く末をチェックしたら
    そのお兄さん、私がいた場所に陣取って心霊物をあさり始めた。

    ああ、何だ、おめえも心霊物を借りたかったんか。
    それなら近くに来てくれれば、ちょっとよけたのに。
    と、仏心を出しかけ、はっっっと思い付いた。

    呪いシリーズの新作が出る度に、必ず貸し出し中が続いてたのは
    もしかしておめえの仕業かーーーっっっ!!!

    そのお兄さんが手に取る種類が、私の趣味とかぶりまくりだったからだ。
    呪いシリーズは1本しか入らず、それが中々開かず
    一体どこのどいつがこんなもん観るんだよ、と
    貸し出し中の空き箱を見てはイライラさせられているんだ。

    それが彼の所業かは定かではないが、あまりの好みのかぶりに
    こいつは絶対に、この先の私のレンタル人生の障害になる!
    と恐れたので、真後ろからムンムンと怨念を贈っておいた。
    心霊系はどれも入荷数が1本で、空きを待つのが大変なのだ。

    皆素通りするレンタル店の心霊コーナーで
    密かに熱い心理戦が繰り広げられていたのは、ふたり以外に誰も知らない。

    心霊ビデオを鑑賞中、その時の事をふと思い出し
    そういや、若い男性が熱い視線 (ある意味) を送っているのに
    それがナンパだとは、一瞬たりとも脳裏に浮かばなかった自分に
    激しく、“女終了!” のレッテルを貼りたくなった。

    いや、あの時はたとえ茶に誘われても飯に誘われても
    宗教か、「携帯契約1機で5000円が」 といった
    怪しい商売の勧誘だとしか思わなかった自信があるほど
    異様な格好をしていたしなあ。

    あっ、そうか、あのお兄さんが遠巻きに見てたのは
    近寄るのが恐かったからか!
    と気付き、更に自分の首を絞めた気分になった。

    いや、風邪真っ最中だったし
    今年はパンデミックが恐いから、外出時のマスクは必須の予定だし
    冬は諦めとこう。 (何を!!!!! 今更!!!!!)

    ちなみに、裏ホラーは評判通りに満足の作品だった。
    が、あんだけ確認したのに、借りた1本が池田だったという不覚。
    裏書きの写真にも顔を出さないとは、何ちゅう姑息な!

    てか、そもそもあの凝視が気を散らせたんだよ。
    あいつはバジリスクかよ?
    まったく、心霊好きにロクなヤツはいねえ。