このサイトを作った頃は、管理人ぷらちッは
私をネットアイドルにしよう、という野望があったらしい。
ところが、言動が “これ” だし
何より手に負えんドブサイクなんで
機転が利くぷらちッは、さっさと諦めて放置に回った。
ほんと、騙したようで、すまんだった。
今後もその忍耐と諦めで頼む。
・・・と、これが今までのあらすじだ。
顔も悪いが頭も悪い私は、長文が読めないので
よそ様のブログとか、見に行かないんだけど
先日、ネットで調べ物をしていて
サイト運営に挫折した人の話を見つけた。
カウンターは回るんだけど、反応がひとつもない。
趣味でやってるんだから、好きでやってるんだから
自分のためにやってるんだから、人は関係ないから
そう自分に言い聞かせて、頑張って更新してきたけど
ある日、この絶望的な孤独感は
サイトをやってるせいで生じているんだ、と気付く。
その人はサイトを閉じた。
でも頑張ってきたものを消すのは、どうしても出来ず
そのまま何ヶ月も放置していた。
サイトの事も忘れかけていたある日
孤独も薄れたので、ちゃんと削除しようと
そのサイトを開いた。
コメント欄に書き込みがいくつか来ていた。
「どうして更新しなくなったんですか?」
「陰ながら楽しみにしていました」
「再開してください」
何故、何故やっている時に言ってくれなかったんだ?
ひとことでもあったら、頑張れたのに。
今の自分には、あの孤独を繰り返す勇気はない。
もう二度とサイトは作らない。
サイトは消去された。
このような感じの内容だった。
通りがかった人に、「何か言え」 など、どんだけ図々しいんだよ。
自分が好きでやってるくせに
その上に人の評価を欲しがるなど、何様なんだ?
・・・これが正論、と言うか答なんだけど
私には、これは言えない。
ここに書き始めた頃は、コメントがない日が
何週間も続く時もザラだった。
私の場合は、文章を書くのは脳の整理のためなんだが
何をするにも、誰かにちょっかいを掛けにゃ気が済まん性格なんで
ネット上にアップしているのだ。
ネットゲーム時代の仲間もいるんだけど
コメントしづらい事ばっかり書きたれているんで
無言もそりゃあしょうがないよな、と納得できていた。
何より、私自身がよそのブログに行かないので
うちに来て構ってくれ、など言うのは
我ままも大概にせえ、っちゅう話だ。
こう割り切っていたけれど、意外だったのが
コメントが来た時の嬉しさなんだ。
あまりに反応がない頃なんか、荒らしですら嬉しかったんだよ。
あっ、誰か来て書いてくれてるーーー! って。
“ジャンル・やかた” は、「続きは?」 の声がなかったら
あのまま途中で放置していた。
ジャンル・やかたを書き終える事で、小説を書く喜びが出来て
今じゃ1回おきに小説をアップしている。
あの 「続きは?」 のコメントには
新しい趣味を貰ったも同然で、本当に感謝をしている。
そして意見や感想、マジでやる気が出る。
人がいるのが、その人がこっちを見ているのがわかって
私らしくなく 「頑張ろう!」 と思える。
リアルの付き合いじゃ気付かなかったけど
人の反応って、本当に本当に嬉しいんだ。
あっ、誤解せんでくれよ。
コメントを書け、って言ってるんじゃないんだ。
私の記事は、マジで返事に困る内容ばかりだし
小説も読んでも、いちいち感想を言うのも億劫だろうし
私だって本を読んで感想なんか言わないよ。
だから無言で来て、無言で去って良いんだよ。
というか、ここは元々そういう場所なんだから
好きなように振舞ってほしい。
だけど、上記のサイト経験者の話を読んで
どうしても、ひとこと言いたかったんだ。
私はここに、心を散らかしているだけだった。
だけど思いがけずに、その心を拾ってくれる人がいて
代わりに色んなものを置いて行ってくれる。
それがこんなにも私にとって、“意味” を持つとは。
皆、どうもありがとう。
えーと、これは夜中に書いた恋文のようなもんだ。
普通は朝になって読み返して
自分の痛さに赤面して、破り捨てるものだが
まだ目が覚めてなくて、ついやっちまう事もあるさ。