世の中、リーマン破綻や汚染米騒動でおおごとなのに
こんなくだらん記事を書いている私もどうだかとは思うが
読んでるおめえも同じ穴のムジナだ!
と、自分を卑下しつつの責任分散をせにゃならんほど
どうでもいい内容なのは覚悟したな?
いや、季節の変わり目で体調と脳調が悪くてのお・・・。
何と言えば良いのかわからんのだが
CDとかDVDのあの皿、ディスク
あの裏側の銀色って、もんのすげえ威圧感があるよな。
もう、一瞬たりとも触れちゃならねえ! という雰囲気むんむん。
正に “銀盤” という風貌で、データが刻み込まれるにふさわしい。
私にはそこは禁域で、触ったらデータ全消去だと思い込んで
腰を引かせてビビりまくってオドオドと扱っていた。
だからこそ、兄がCDをわし掴みにした時
思わず 「ひいいいいいいいいいいっ」 と、叫んでしまったぜ。
兄は私のあまりの反応に 「何だ?」 と、逆切れしていたが
「それダメ! 裏ダメ! データ破壊!!!」 と
動揺のあまりに日本語が不得意な人になってしまった。
裏を見たら指紋がベタベタついてて、どうしたもんかと呆然としたけど
メガネ拭き用スプレーをかけて、ティッシュで拭いた。
この対応が正しいのかわからんのが、私の片手落ちな部分。
兄は何が気に食わなかったのか、必死で拭き拭きしている私の横で
「CDなんぞに気を遣わなくて良いんだよ!」 とか
悪態をついてくれたので、いっそおめえのコレクションの
レコード類をクレーンキャッチしたろか?
と、見詰め合った眼差しで火花を散らせてあげた。
ディスクの材質は何なのか知ってたか?
私は、触っちゃいけない → あまり見てもいけない に変換されるほど
あの銀盤に畏怖の念を抱いていたので、よくわからなかった。
金属っぽいけど軽いんで何かの軽金属だろう、と思っていたのだが
あれ、プラスチックみたいなものだったんだよな!
何故それがわかったのかっちゅうと
性格的に、PCのバックアップはこまめに取っていたのだが
ある日それからファイルをPCに出そうとしたら
そのDVD-RWが読み込まないんだ!
「え?え?」 と焦って、十数枚のDVD-RWを試したけど全滅。
数時間の格闘ののち、何かいつものパターンだが
どういうつもりじゃ、こらあ!!!!!
と、その使えんDVDに、ついつい八つ当たりをしたら
バキッと割れてしもうた。 そりゃもう、あっさりと。
いとも簡単に割れたんで、驚きおののいて割れ目を見たら
プラスチック (?) に、シールが貼ってあるだけのシロモノ。
金属のきの字もねえ。
一体何をディスクに期待していたのか、自分でもわからんのだが
とんだ見掛け倒しだった事にガックリきて、ついでにプチッときて
読み込まないDVDを全部、やりたい放題に割りたくって捨てた。
圧制に苦しんだ末に、クーデターを起こした民衆の気持ちが
ちょっとだけわかったような気がした暴動だった。
後日この話を、“文句” として専属サポに話したら
何とかっちゅうソフトを起動させないと、DVDを読み込まない
みたいな事を説明されたのち、えれえ怒られた。
そういう重要事項は、最初に教えておいてもらいたいもんだ。
私のPCの過去の記録が、この世から抹消されてしもうたじゃねえかい!
もっとも、そのソフト名も聞いた途端忘れてしまったけどさ。
私の中で格が落ちたディスクだが、いらないやつを
銀色面を表にして2枚貼り合わせて、コースターとして使っている。
それが視野に入る度に、あの乱心を思い出して不愉快な気分になるのに
何故こんなものを別用途にしてまで使っているのか
自分で自分の心情がさっぱり理解できない。