私のキーボードは、えらい事になっているらしい。
“らしい” と、まるで他人事に書いたのは
自分ではこれが最高の工夫で、「私すげえ!」 と誇っているのに
私専用PCサポート係が来た時に、呆れられたからである。
(また、いらん事をして、復旧できずに呼びつけた)
下に画像を貼っていて、よくわかりにくいだろうけど心配すな。
実際に使ってても、キーの文字はほとんど見えないから。
「こんな見えないキーで作業できませんよ!」 という非難に
「キーの位置、覚えてねえの?」 と、驚いたら
逆に驚かれて、更に 「えええ?」 という
ドミノ倒しのような、ビックリの連鎖をし合ったんだけど
普通、キーの位置は覚えてるよな?
いや、厳密には覚えてないんだが、指が自然に動くだろ?
と言うか、どうも “私” が覚えているという部分に
サポは驚いたらしいが、それもこっちは驚くわ!
私のタイピング技術を一体どう評価しとんのか
ほんと怒りとともに、突っ込みたいぜ。
私が右手の人差し指1本でタイピングをしているというのは
PCに詳しければ詳しい人ほど、嫌がる傾向にある。
多分私のタイピングは、たこ焼きにイカを入れるほど邪道なのだろう。
いつもいつも、普通にタイピングをするように注意をされるが
この指1本タイピングは利点も大きいのでやめられないのだ。
だって、片手は丸々フリーなんだぜ?
最近は、右手でキーボードを叩きつつ
左手でマウスを動かすという芸当も出来るようになったぞ。
それに私のタイピングスピードは、両手の人と変わらない。
単語ごとに変換キーを押すという悪癖を持っていても、なお。
動画を撮ってアップしたいぐらいだぜ。
ある種のワザだろ、これは。
そういう指1本タイピングに合わせた工夫を
愛用のキーボードにはしているのだ。
画像じゃわからないので、詳しく自慢をする。
まず長方形のシリコンのキーボードカバーで、キーボードを包んでいる。
その上に、すっぽり覆えるシリコンカバーをかぶせている。
この2枚目のカバーには、よく使うキーの部分に
裏から透明のビニールテープを貼っている。
これは、上からキーを指で叩きおろすので
カバーが爪ですぐ敗れるからなのだ。
以前はカバーの表にテープを貼っていたのだが
使い込んでいるうちに、テープのノリがはみ出てベタつくので
わざわざ裏から貼るという創意工夫をしているのである。
キーボードの側面に貼っているのは、ガムテープでの補強。
シリコンのキーボードカバーは結構軟弱で
しかも2枚目のカバーは、裏面にゴムが付いていて
それでキーボードにきっちりかぶせられるようになっているのだが
そのゴムの部分から破れてくるのである。
どんだけザツな使い方をしてるんだよ、と思うだろうが
コードレスなんで、行き先自由だから傷むだろうが!
大体、指叩きつけキー打ち込みをやってたら
どんなカバーもすぐ破れて、何枚あっても足りねえよ。
指1本打法の唯一の欠点をフォローするのが
このグルグル巻きキーボードカバーなんだよっ。
オレンジ色の物体は指サック。
キーボードグルグル巻きに加え、指もガードするという二段構え。
冬は防寒と美容のために、手袋をして打つが (これもすぐ破れる)
夏場は暑いので、指サックにしているわけ。
ここまでしてるが、実は指1本打法にはもういっちょ欠点がある。
この指サックや手袋をしていると、指先が大きくなるんで
同時に隣のキーも押す事がよくあり、それが困りものなのだ。
キー自体がテカいキーボードがあったら欲しいかも、とも思うが
動く範囲が広くなると、疲れそうなんでイマイチのような気もする。
何より、そんなでけえキーボードを使っているなど
見た目がすごくアホっぽく見えそうで、私の美意識が許せないぜ。
ちなみに、キーをどんだけ覚えているか、紙に書いてみたら
ほとんど間違っていた・・・。
これで何で、ほぼブラインドタッチが出来るのかが謎だ。
“体で覚える” など、知性派の私にはありえないのにーーー。
↓ キーボード全体と、中央部分のアップ