カテゴリー: 事件・犯罪

  • 恐怖の隣人

    女性がマンションの隣人に殺されるという事件が起き
    世のひとり暮らしの女性たちは、恐怖の悲鳴をあげている事だろう。

    うちのマンションで、一番やっかいなのは私。
    ・ 夜中のヘンな悲鳴 (映画観賞)
    ・ 「手榴弾! 手榴弾!」 と絶叫 (TVゲーム)
    ・ 「ファ○ク」「セッ○ス」「○ッチ」 (BGM)
    ・ 宗教臭 (お香)
    ・ 儀式臭 (手作りキャンドル)

    ざっと思い出すだけで、これだけの迷惑を掛けているわけだが
    怒りを買って、殺される事もあるかも知れん。

    まあ、えらく低音の利いたマフラーを付けてる車の持ち主もいるし
    しかもその人、音を聞いてると多分こだわりのマニュアル車で
    なのに駐車がヘタ (この前車体をこする音が) で、空ぶかしが凄いし
    夜の12時から、毎日必ず中華料理を作っている住人もいるし
    その臭いがまた、油っこくって胸焼けがするほどだし
    上の部屋の人は、夜の1時になると30分以上
    押入れの中を何かガタガタやってるし
    上の階のOLさんは、毎晩1時過ぎにヒールでガンガン階段を歩くし
    下の階の住人は、1年中頑丈な風鈴を下げててうるさいし
    駐車場の私の部屋の真下に停めてる人は、暖機運転が長くて
    部屋に排気ガスの臭いが立ち込めて困るし
    お互い様だよな。 (えらく煩雑な環境っぽいが)

    うちの部屋の周囲の住人は、引越しの挨拶とかで見たはずだが
    誰ひとり顔を覚えていない。
    しょっちゅうお世話になってる大家さんの顔も覚えられない。

    だけど敷地内で会った人には挨拶をする。
    (中には、挨拶すらマトモにできないヤツもいて
     おめえ見た目は普通のサラリーマンに見えるが
     社会人のくせに挨拶ひとつ出来んでやってけるのかよ? と不思議だ。)

    これが都会のごく普通の賃貸状況なのだが
    今回の隣人殺人事件は、その安心感をくつがえしてしまった。

    常識的に考えて、人を襲おうと思ったら
    (いやもう、この時点で “常識” の範ちゅうではないんだが)
    自分の住居から多少は離れた場所を選ぶだろう。

    それが真隣なのに直球で行動するなど
    捕まる事をまったく予想しない犯罪者というのは、手に負えない。
    どうした奇襲をされるかわからないからだ。

    犯罪傾向というのは、ほぼ予想されているが
    通り魔が住居敷地内で行なわれるかも知れない不安感を
    新たに加えなければならないのは、激しいストレスである。
    見事に、世の中何でもあり、になっちゃったな。

    こういう事件が起こると、容疑者の弁護方針が気になるけど
    今回は心神耗弱とかは、どの部分で言い張るのかな。

    手袋もせず、凶器は女性の部屋にあったもの
    「騒がれたから殺した」 という理由。
    でも死体をバラバラにした事や、「警察がきたから殺した」 などの
    供述の変化などで、早くも無罪主張が見えるんだが。

    人に危害を加えても許される病気ってアリかよ?
    病気で死ぬ人も多い事を考えると、えれえラッキーな病気だよな。

    病気になってもならなくても、そいつはそいつだろう。
    やった事には責任を取るべきだと、何度言ったらわかるんだか。

  • 自殺方法の情報源は?

    最近のニュースは、何か事件があると
    「ネットでこういう悪い情報が流れている」
    「ネットで仲間を集って」 などと、何でもかんでもネットのせいにして
    自分たちの方がいらん悪知恵を、より広域に垂れ流している事への
    スケープゴートにネットの名を出しているような気がする。

    そんなにネットが魔法の知恵袋なら
    私なんか今頃は、天才で知らない事などないわい。
    そもそもド素人に、いきなりネットを使って検索して
    いたらん裏情報を探し当てる事が可能か?

    そこが疑問だったので、あえてのヤッホーで
    キーワードを検索する実験をしてみた。

    検索キーワード “楽な自殺方法” ヒット数 313万・・・・・。
    もう、こんな膨大な量の記事数だけで、既に見る気にもならない。
    しかも1ページ目は、「自殺なんてダメ」 というブログか
    掲示板でも茶化しがほとんど。

    検索で2ページ以降には滅多に行く事のない私だが
    義務的にタイトルだけを見ていった。
    こんな妙な検索ワードで掛かったページなんて
    ワンクリ詐欺に遭いそうで恐えんで、ちょっと入れないぜ。
    切羽詰ったヤツは、このサイト群を細かくチェックするんかな。

    結果を言うと、割と有効な情報はあったけど
    アングラサイトには行きつけず。

    キーワード “硫化水素” にいたっては、ヒット数1400万!
    “硫化水素 自殺” でも、870万。
    “硫化水素 自殺 方法” では、224万。

    今、硫化水素の発生方法を書いたサイトは、削除されてるらしいが
    確かに直接的な書き方をしているところは
    ザッと見ただけでは見当たらなかった。
    しかしヒントっぽいものは、ちょこちょこ見かける。

    結論を出すには根気が足りなくて、データを集められなかったが
    私の感覚としては、マスコミとネットはどっちもどっちだろ。

    “混ぜるな危険” に関する私の知識は、昔見聞きしたニュースと
    近所の人 (知らずにやっちゃってブッ倒れた人がいたんだよ)
    からの話だけなのだが、それでも今回の自殺の材料はわかる。
    これにネット情報をプラスすれば、鬼に金棒だろう。

    硫化水素自殺のニュースをすべきではない、という意見もあるが
    二次被害を防ぐには、情報は絶対に必要。
    皆が皆、ネットを使えるわけではないので
    TVが注意を喚起せんでどうする、と思う。
    ただし、余分な知恵をつけさせないよう、情報の選択が命題だよな。

    ネットの場合、情報の質の調整は無理だと思う。
    でも検索してみて、自殺を止めようとする善意あふれる記事が多かったので
    日本も捨てたもんじゃねえよな、と安心できる面もあった。

    それでも、「親切にありがとう。 でもやっぱり死にます。」
    というコメントを見かけた時には
    だよな、変態が机の角を見ただけで興奮するように
    死にたいヤツは、何を見てもどう言われても死にたいんだよな
    と、絶望感に襲われたがな・・・。

    もう、↑ これが結論だよな。
    普通の精神状態のヤツには、どんな媒体の情報でも影響はねえよ。

    今回の実験は、単に私の検索下手を披露しただけな気がする。
    皆そんなに気が長いんか?
    ネットで知りたい情報を的確に探せるヤツが、不思議でしょうがねえ。

  • 弁護士

    山口母子殺害事件で、1審2審の被告側弁護士だった人が
    (すまん、名前を忘れたし、経歴も正しいかわからん)
    TV番組に出て、むせび泣いていた。

    その弁護士が言ってた事は、ヒューマニズム溢れる内容だったけど
    被告の元少年に感情移入しすぎていて
    冷静な第三者から見たら、「気持ち悪い」 のひとことだろう。

    もし私が被告でも、担当弁護士にあそこまで同情されたら
    逆に腹が立つような気がする。
    “可哀想” って、他人に一番思われたくなくねえ?

    彼の正義感や感情は、世の中にとっては必要なものだと思うが
    正直、私の周囲にはいてほしくないタイプである。

    しかし一番驚いたのが、被告の死刑判決が出て
    こんだけ悲しいのなら、妻子を失った遺族はもっと辛かっただろう
    みたいな事を言った時。

    それ、普通の人は真っ先に思わんかあ?

    加害者の生い立ちや苦悩うんぬんを想像する前に
    被害者や遺族の苦しみに、まず目が行くだろうに。
    そして、そっちの方が遥かに大きく重いものに感じて
    加害者の言い分を知る機会があっても
    犯した罪ありきで判断するのが、ほとんどの人の思考パターンじゃないか?

    彼はそれを告白した後、「想像力がなかった」 と反省した。
    その正直さは偉いと思うが、弁護士という法に携わる職業柄
    こんな一般的感覚の欠如が許されるんだろうか。

    私的には、“想像力” 以前に、“常識がない” と突っ込みたく
    また、その常識のなさに、ものすげえ恐怖を感じるんだが
    もしかして現弁護団も、こういう人並み外れた感覚の持ち主なんだろうか。
    てか、最近の、残虐な事件を起こした被告を
    幻聴だの幻覚だの精神病だののせいにして
    心神喪失を申し立てる弁護士って、こんな感じなんか?

    TVに出ていた弁護士は、被告の生い立ちを理由にして
    情状酌量を狙う作戦だったらしいけど
    弁護士としてはこれが正解なんだろう。
    でもあの犯行で、情状酌量を働きかけなければならない立場なんて
    やっぱり普通の感覚じゃ無理なのかも知れない。

    だけど、現弁護団よりはマシだよな。
    “心神喪失だったので無罪” だもんな。
    私が法の番人だったら、「心身をそこまで喪失させた罪」 で有罪だぜ。

    この頃、ちょこちょこ起こっているのが
    「死刑になりたいから」 という理由の犯罪。

    これ、死刑反対弁護士たちはどう処理するんだろう。
    死刑が逆に犯罪を誘発しているわけで
    やっぱり死刑いらね、になって、結構なんだろうか?
    人権とか、それ以前に日本の刑がナメられとるじゃん。
    法律家としてのプライドは反応しないんかな。

    こんなんを放置しといたら、大量殺人が増えそうで恐いぜ。
    死刑になりたいヤツは、悪人を殺してほしいが
    犯罪確定者は誰よりも守られた場所に隔離されてるんで、すげえ安全。
    いつの世も、普通の一般市民があおりをくらう・・・。

  • 犯罪者を作る親

     自己反省がない人間

    私の中では、これに尽きる。
    「だけど」「でも」 の自己弁護なしには、話をできない。

    実際に、子供は親の思うようにはいかないと思う。
    と言うか、子供をコントロールしようと思うのが間違いかも知れない。

    ただひとつ、元子供として確信があるのは
    子供は無意識に、親の言動を脳に刻み込んでいる事。
    それは、自分に向けて言葉で発せられた事よりも、深く刷り込まれる。

    いくら口では立派な事を言って、表面には出してないつもりでも
    日常の些細な態度で子供は親の本質を学び、見習ってしまう。
    親の悪い面を反面教師にできるなら良いが
    大抵の子供は端から見ると、“カエルの子はカエル” で
    嫌だ嫌だと言ってる割に、親と同じ方向を向いているものだ。

    これは、“親の呪縛” と言わざるを得ないほど
    抜け出すのは並大抵の苦労ではない。

    多少の欠点はあれども、比較的バランスが取れている性質の親の子供は
    道を踏み外す事は少ない。
    こういう家庭環境に育った子が、事を起こすとしたら
    友人や仲間などの、外の環境に問題がある場合だと思う。

    その “悪い仲間” の親が、絵に描いたようなドグラ
    こういうシチュエーションが定番で
    ドグラ親は関係者を不幸に導くパワーも持っている恐るべき存在である。

    こうなると、親の手には負えず、不運としか言い様がないが
    更生できるできないは、やはり実の親から受け継いだ性質によるだろうから
    諦める必要はないと思う。

    親として、何が完璧なのかはわからない。
    子供が親のどの部分を、どう増幅して持つのかがわからないからだ。
    しかし、ロクデナシを作る親の傾向は確実にある。

     ・ DV
     ・ 自分が自分がで、都合が悪い事は全部人のせい

    この2つに、子供への自分勝手な愛情表現が加わった
    アンバランスな親の子供は、宿命を背負ってしまう事になると思う。

    もちろん全員がそうなるとは言っていない。
    こういう親は結構多いものだし
    なにより、親の性質のみで子供の人格が100%成り立つわけではない。
    どこに救いがあるかはわからないものだ。

    しかし犯罪など抜きにしても、自分の性質の原点は実は親なのだろうか
    と考えれば、また違った道が開ける可能性があるかも知れない。

    「成人したら自己責任」 は、ちゃんと自立ができたヤツの話で
    ドグラ親は、子供が真に自立できるようには育てないものだ。

  • 光市母子殺害事件 死刑判決

    被告の元少年に死刑判決が出た。
    これは最高裁差し戻しなので、誰もが予想していた事であろう。

    私としては、このような残虐な犯罪に対しては
    裁判の長期化を “税金の無駄遣い” とすら感じるほど
    1mmの同情の余地もない。

    唯一恐いのは冤罪で、その可能性がないのなら
    こんな犯罪を犯したヤツには、改心されてまで社会にいてほしくない。
    真に更生したのなら、そいつは “元” 犯罪者だが
    罪によっては、いくら反省しても許せる限度がある。

    自分の善悪の基準は完璧ではなく、犯罪者にも言い分がある。
    これは重々に承知しており、それを聞く耳も持っている。
    だがそれは、微少な罪状の場合のみで
    いくら些細な罪でも、繰り返した場合は情けなどかけたくない。

    ましてや、いくらテンパったとは言え、人を殺すなど
    もうその時点で、普通の人間ではありえない。
    すぐ激昂して怒鳴る性格のヤツですら、日常では敬遠されるのに。

    私のこういう思想はブログの端々で書いてきたので、この辺にするとして
    今回の長期裁判でほんと不思議だったのが、被告の心情である。
    被告の “気持ち” が弁護人を通して報道されてたが
    結局のところ、被告は本当に反省しているのか、いないのか
    この1点ですら、よくわからなかった。

    昨日の報道でも、被告本人に面会をした内容を
    2つのTV局のニュースで見たけれど、その内容も
    「死刑は仕方ない」 と、「生きて償いたい」 と分かれていた。
    これはマスコミの受け取り方の違いなのか?

    人の心は揺れ動くものだが、“反省” の点で揺らがれるのなら
    社会に解き放つべきではないと思う。

    人権擁護者は、更生更生言うけれど
    法整備もずさんで、衣食住にも困っていた昔の社会状況ならまだしも
    選択肢の多い現代で、犯罪の道を選ぶというのは
    どれだけ罪深い事かというのをわかっているのだろうか。

    アメリカの犯罪者の言い分を、TVでやっていた。
    「俺に罪を犯させたヤツ (殺された人) が悪い。
     お陰で俺は、“自由に生きる権利” を奪われている。」
    と、労働義務もなく、タバコも吸えるコーヒーも飲める
    ユルユルな刑務所の中で言っているのを見た時には、心底絶望した。

    一体どういう人格なら、このように殺人を正当化できるのか
    人種が違うどころか、同じ人間とは思えない感覚の差だ。
    これが、“権利の国” のなれの果てなんだろうか。

    犯罪者など社会にいらんよ。

  • 昔の知人

    昔の知人の、思いがけない来訪は、嬉しいものである。

    が、悲しい事に、そのほとんどが
    「マルチじゃないのよ、うちは」
    「皆が幸せになれたら良いと思わない?」
    「実は今困っていて、いくらか都合してくれない?」
    このどれかだと疑わざるを得ない現状である。

    兄から電話があった。
    「おまえ、XXって知ってるか?」
    「うん、知ってるよー。 マルチの会社だよね。」
    「えっ・・・」
    「有名じゃないから知らない人も多いけど、そこマルチだよ。
     ○○や△△と一緒。」
    「物は良いのか?」
    「ふっ・・・(鼻で笑う)、“ナチュラル” はマルチのお題目で
     『うちのは完全に安全』 とか、こぞって言うけど
     ロクに研究結果も出してないような会社が何を言う? って感じ。」
    「ああ・・・そうなんか・・・」
    「・・・?・・・ で、そのマルチがどうしたの?」

    いつもと違って、歯切れの悪いシドロモドロな様子に
    聞くと、母の焼香に来た昔の知人が、隣にいるらしい。
    「えええーーー、どうしちゃったの? 立派な人だったのにー」
    「電話、かわるか?」
    「いや、マルチを信じ込んでいるような人とは関わりたくない。
     お茶を濁して追い返したら?」

    と、実はここではとても書けないほどの酷い言葉を言って電話を切ったが
    どうにも兄の事が気になって気になって寝付けず
    翌朝、電話を掛けてみた。

    兄は、しょうがないので数品買ったそうな。
    「マルチの品を買う事は、マルチに加担する事と一緒だよ。
     そんなん、夢から覚めるのを先延ばしにするだけじゃん
     さっさと引導を渡してやればよかったんだよ。」
    と、とことん罵倒しまくってあげた。

    兄は、ちゃんとネットで調べてみた、とか言い逃れをするが
    「何で検索した? ああー? それじゃ手ぬるい!」
    と、検索方法にまでケチを付けられ、もう、兄珍しくコテンパン。

    て言うか、それほど心配だったんだよ。
    身内に強欲系や信者系がいると、せんでいい苦労をするわけじゃん。

    しかも今回勧誘に来たのは、大昔の恩人で
    当時はちゃんとした人だったのに、何で? というショックが大きく
    ものすごく怒りを覚えた。

    うちの実家は、こういうマルチ知人がほんとよく来てて
    亡き両親は、しょうがなく商品を買っていた。

    でもその根底には、哀れみの気持ちがある事を知れ。
    マルチで買わなきゃ入手できない物など、何ひとつ存在しないんだよ!
    何で普通に売り買いできん?

    マルチなどやってるヤツは、何の言い分があろうと
    私も “気の毒な人” と見下すね。
    人間関係どころか、昔の良い思い出までブチ壊してくれるマルチ、滅びれ!

  • 犯罪の不思議

    刑事ドラマとかを観てて、ほんと不思議なんだが
    容疑者探しで、死体写真を見せて
    「この人を知っていますか?」 とかするじゃん。
    それで見せられた人は、割と平然としてる。
    これがよくわからない。

    もし私がそういう写真を見せられたら、悲鳴をあげるぞ。
    そんで、食欲がなくなったり不眠とかのトラウマになるぜ。

    元々私は、スカトロやスプラッタのグロ系が大の苦手で
    初めて見た死体写真は、ユダヤのホロコーストだった。
    修学旅行で行った長崎の原爆記念館も
    友達にしがみついて、一切目を開けずにやり過ごしたというに
    第二次大戦関係の本を読んでての、まさかの被弾だったよ・・・。

    犯罪の本とかを読んでると、時々そういう写真に遭遇するけど
    いつ見ても何度見ても、大きなショックを受ける。

    殺人を犯すヤツは、死体が恐くないのだろうか?
    殴ったり撃ったりで即逃走、だったら、まだわからんでもないが
    人体をバラバラにするなど
    私からしたら、もんのすげえ勇気としか思えない。

    死体は “仏様” と言うだけあって
    皆それに対する畏怖の気持ちを持つのだが
    自分がそれを製造してしまったら、その後の恐怖は量り知れない。

    けど、殺人者へのアンケートを取った本で
    「幽霊を信じますか?」 の問いに
    「本当に幽霊がいるんなら、俺のところに出るはずだろ?
     出ないんだからいないよ。」
    と、答えた人が多かった。

    私が知っている中でも、「殺したヤツが恨んで出てくる」 と
    自首した殺人者はひとりだけである。

    一線を越えてしまったら、どっかがプチッと切れて
    そういう感覚もなくなるのか
    逆にそういう感覚がないから人を殺せるのかはわからないけど
    自分にはない感覚である事は確実。 と思う。(何だ? この弱気は)

    ただ不安なのは、もし周囲で殺人事件が起こって
    自分にはアリバイもないみたいな状況で、容疑者になりそうな場合
    死体写真を見せられて、キャアキャアビビってたら
    捜査員に 「こいつ怪しい」 と、思われないか? だ。

    いや、ドラマでもビビってるヤツなど、ひとりもいないし
    “不自然な反応” と見なされるんじゃないかと。

    どうか、周囲が平和でありますように・・・。

  • 痴漢なまはげ

    秋田の男鹿半島のなまはげの “ご乱交” がニュースになっている。
    酔って女湯になだれ込み、女性の体を触ったり
    旅館のロビーで女性客の体を触ったりしているらしい。

    これをしたなまはげは、同一のグループで
    3年間の祭参加禁止という処分になったそうだが
    それを聞いて思ったのは、同じ痴漢行為でも “する場所” によって
    罪に問われないってわけだな、って事。

    電車の中で女性に触って捕まったら
    会社もクビ、家庭も崩壊で、人生が潰れてしまうのに
    このなまはげたちは、“祭参加の期間限定禁止” 。
    すげえヌルい。

    スケベ男の脳内なんて、日本全国皆一緒だと思っていたのだが
    地方と都会じゃ、そういう行為の扱いに格段の差がある事に気付いた。

    大企業勤務のヤツに、女性社員のメイクについて聞いた時
    「わからない」 という答が返ってきて
    「薄化粧か厚化粧かぐらいの違いはわかるだろ?」
    と突っ込んだら、セクハラだと思われるのが恐いので
    女性社員の顔を見る事はできないから、化粧なんて見れないと言う。
    「でも違和感があったら、それはわかるから
     皆ごく普通の化粧だと思う。」 と言っていた。

    女性社員との世間話では、ファッションなどの外見についてはタブー
    飯屋の情報とかの無難な話題にするよう、指導がある会社もあったし
    通勤には、スーツ姿なのにリュックを担いで
    電車内では両手でつり革のポールを握るというヤツもいた。

    日本でも、セクハラ対策の教育をしている会社が増えてきているようで
    男性にとっては大変な事だな、と思った。
    セクハラは、“受けた相手がどう思うか” だから
    必要以上に気を遣わねばならないからなあ。

    これが地方、というか田舎になると、全然違ってくる。
    エロ話やお触りは、付き合いの一環で
    “そのぐらい” で騒ぎ立てる女性は、“何様?” になる。

    そもそも女性というのは、場の華なので
    男性に “構われる” のは、女性として名誉な事で
    それを嫌がる女は、「雰囲気を悪くする」 と
    逆に責められる風潮がある。

    しかし田舎のスケベオヤジの言動はグレート。
    愚鈍なので少々の事には気付かないで流す私ですら
    瞬時にムカつくほど、えげつない事をしてくれる。

    女性のお尻をペチペチ叩きながら
    「こんだけ立派なケツなら、子供もボロボロ産める」 とか
    「デカい胸だから、子供は母乳で育てられるな」 とか
    それをされて、その場では笑っていた女性も、陰では大激怒である。
    風俗 + 産む機械 のコンボで、強烈もいいとこだ。

    田舎では、セクハラどころか痴漢行為も取り締まらない。
    警察を呼んでも、「まあまあ、酒の席での事だから」 とか
    「単なる軽い気持ちだから」 と、どうでもいい注意だけで済まされる。
    被害届けなど出そうとしたら、説得される始末。

    こういう話を書く度に思い出す出来事がある。
    (で、その度に何度も書いているが)

    熊本の市議会議員が、パーティー会場で
    初当選の挨拶に来た女性議員の胸をいきなり揉み
    女性議員が 「やめてください」 と言い、周囲も止めたけど
    「おなごはこんぐらいせにゃいかん」 と、反省の色なし。

    女性議員がこれを議会で訴えた時の映像が、ニュースで流れたが
    男性議員たちのニヤニヤ顔は、今も覚えている。

    結局、この問題はうやむやになったような気がする。
    当のセクハラ議員は、次の選挙も当選したあげく
    息子も議員になっているはず。

    熊本市でさえこうだから、もっと田舎なんか無法地帯もいいとこだ。
    田舎では、女性の尊厳などないと断言できるね。

    つまり、スケベ男はどこにでもいるが
    決定的に違うのは、周囲が許すか許さないか、である。
    都会では許されない事も、田舎じゃまかり通るのが現状。

    今回の、なまはげご乱心のように
    観光に行って、“事故” に遭う可能性もあるので
    女性だけの旅行は行き先を選ぶべきだと、田舎者の私は忠告するよ。

    「そんなヤツはひと握りだ!」 と、反論したいヤツもいるだろうが
    そのひと握りがやりたい放題だろ、と鼻で笑うぜ。

  • 変質者対策

    人んちの庭やポストに、自分が着用した女性用下着を投げ込み
    逮捕された男が、強盗殺人の容疑者でもある事が判明した。
    いらん事をするヤツは、とことんいらん事をしてるわけだ。

    強盗はともかく、今回の下着の事件で容疑者が言ってた言葉が
    変質者撃退のヒントになったので、出来れば参考にしてもらいたい。

    容疑者は、下着をよそんちに投げ込む動機に
    「それを発見した女性が、イヤな顔をするのを想像すると興奮する。」
    という、一般民衆にはよくわからん理由を挙げているらしい。
    そこで私のドス黒い脳細胞がひらめいた。

    ・・・だったら、男性がイヤな顔をすれば良いんじゃないのか?

    つまり変質者の、発見して嫌がる女性の妄想を
    トラウマに変えてしまえばいいのだ。

    たとえば地域で、そういう事件が頻発したとする。
    女性たちは、全見て見ぬフリをする。
    事件の話題など一切口にせず、とことん無視を決め込む。
    その代わり、男性たちが騒ぐのである。

    自分ちの庭に下着が投げ込まれていたら
    奥さんはそれを放置、帰宅した旦那さんに伝える。
    旦那さんは庭に出て、落ちている下着を見て叫ぶ。

    「いや~~~ん、信じられなあ~~~い!!!」

    普段、隠居しているご老人男性たちも、外に出て井戸端会議をする。
    「最近、下着が投げ込まれるんですってよ」
    「うっそお、マジぃ? ありえな~~~い」
    「キモッ! 耐えられないわあ」
    この、おねえ言葉がミソである。

    普段は、真面目な会社員であるお父さんも
    コタツで半ボケしているお爺ちゃんも
    とにかく、その地域の男性たちだけが大騒ぎをするのである。
    しかもその話題の時だけ、おねえ言葉で喋る。

    出来れば、町内でも屈指のマッチョやキモメンを集めて
    チームを組ませ、あっちこっちの道端で、その事件について
    野太い声で、おねえ言葉で嫌がるのである。

    これを続けていると、必ず犯人の耳にも入る。
    犯人の脳内で、「いや~ん、気持ち悪い~」 と叫ぶのは
    女性ではなくオカマ男性だと、強引にすり替えられ
    犯罪をする気にもならなくなる、という寸法。

    これは下着が盗まれるという犯罪にも応用できる。
    その場合は、やはり男性たちが集まって
    「アタシが趣味で履いてたパンチィーが盗まれちゃったのよお」
    「高かったのに、くやしいわっ」
    「長年の一番のお気に入りだったのに、きいいいいいっ」
    などと、叫べば良い。

    盗んだ下着をクンクンして喜んでた変質者が、これを聞いたら
    どんだけショックを受ける事やら。

    ただ問題は、これに協力する男性がいるか? という事。
    きっちりと町内会で話し合って
    被害件数が減った暁には、表彰とかすればどうにかなるかな?

    同じ町内に犯人が住んでいる場合も多いだろうから
    被害に遭った家を中心に、選抜チームを厳選する必要はあるかも。

    妻子の身を守るために、頑張れ!!!

    もういっちょ余計な弊害が出るとしたら
    おねえ言葉を使ってる内に、そっちの方向に嗜好がいってしまう
    暗示にかかりやすいタイプもいるかも知れない、って事だが・・・。

  • 人前に出たらいけない

    最初にアップした内容は、私の本音だけれども
    あまりに鬼畜すぎる意見なので、修正をしました。
    それでも、キツイだろうけど・・・。

    香川の事件のニュースを見た人は
    最初から、誰もが犯人を断定していたと想像する。
    そう、“彼” である。

    彼の出現で、日本国民のほぼ全員が偏向推理に向き
    こんなにわかりやすい事件なのに、何故早く解決しない? と
    香川県警は無能と決め付けられ、とんだとばっちりを受けたであろう。

    人はしたい格好をし、言いたい事を言う権利がある。
    しかし、それを他人がどう思うかも自由である。
    この “他人の判断” には、大まかな法則があり
    それを学習するかしないかが、人生の分かれ目になる。

    自分のテリトリー内のみで、好きな言動をやってるならまだしも
    TVに出るのに、公私の切り替えが出来ないのなら出たらいけない。
    他人がどう思うかを計算せずに出る場合は、非難を覚悟するべきである。

    それが被害者遺族なのに加害者扱いをされてもいいほどか?
    と問われるかも知れないけど、他人の目はそれだけ厳しいものだ。
    訴えたい気持ちがいくらあっても
    万人に指示される自己プロデュースをする余裕がないのなら
    被害者家族は無闇にマスコミに出ない方が良いと思う。

    私などでも妙な言動と趣味で、真っ先に容疑者扱いにされると思うぜ。
    レンタルビデオ店の私の貸し出しリストなんか
    ホラーホラーホラー心霊心霊戦争サスペンスヘビメタパンク と
    今にも大量殺人を犯しそうな勢いだし。

    陪審員制度など実施すべきではないんじゃないか?
    素人に判断を任せると、冤罪が増えそうで恐いぞ。

    だから見た目で悪く判断されるヤツの
    激怒や絶望する気持ちも、身にしみてわかるけど
    自分はこうだからしょうがない、と周囲の反応を受け入れるか
    己を省みて改善しようとするか、どっちかを選ばなくてはならない。

    突然の惨劇に動揺して、わけのわからん対応をする気持ちもよくわかる。
    父の変死の時の、うちの家族もひどかった。
    各々が個性丸出しのパニックを起こしてしまっていて
    あれでよく事件だと疑われなかったもんだと
    今思い返しても不思議である。
    誰も悲しんでいなかった。 それどころじゃなかった。
    家族の死を実感するのに数ヶ月~数年かかる事もあると、よくわかった。

    よって突然死時の家族の応対の変さ加減は、私には理解できるのだが
    それは経験がない他人には、わからないものだと割り切る、
    社会的想像力を持っていないとダメだと思う。

    ようするに自分を知って、わきまえてないと
    人前で自己主張をしたらいけないと言う事だ。
    本人に客観性がないのなら、周囲の人が忠告してあげるべきだった。

    今回の事件では、私は最初から彼が犯人だと断定していた。
    この推理を、とても恥じている。
    しかし、また似たような被害者家族が出てきた場合
    同じ轍を踏まない自信は正直言って、ない。