女性がマンションの隣人に殺されるという事件が起き
世のひとり暮らしの女性たちは、恐怖の悲鳴をあげている事だろう。
うちのマンションで、一番やっかいなのは私。
・ 夜中のヘンな悲鳴 (映画観賞)
・ 「手榴弾! 手榴弾!」 と絶叫 (TVゲーム)
・ 「ファ○ク」「セッ○ス」「○ッチ」 (BGM)
・ 宗教臭 (お香)
・ 儀式臭 (手作りキャンドル)
ざっと思い出すだけで、これだけの迷惑を掛けているわけだが
怒りを買って、殺される事もあるかも知れん。
まあ、えらく低音の利いたマフラーを付けてる車の持ち主もいるし
しかもその人、音を聞いてると多分こだわりのマニュアル車で
なのに駐車がヘタ (この前車体をこする音が) で、空ぶかしが凄いし
夜の12時から、毎日必ず中華料理を作っている住人もいるし
その臭いがまた、油っこくって胸焼けがするほどだし
上の部屋の人は、夜の1時になると30分以上
押入れの中を何かガタガタやってるし
上の階のOLさんは、毎晩1時過ぎにヒールでガンガン階段を歩くし
下の階の住人は、1年中頑丈な風鈴を下げててうるさいし
駐車場の私の部屋の真下に停めてる人は、暖機運転が長くて
部屋に排気ガスの臭いが立ち込めて困るし
お互い様だよな。 (えらく煩雑な環境っぽいが)
うちの部屋の周囲の住人は、引越しの挨拶とかで見たはずだが
誰ひとり顔を覚えていない。
しょっちゅうお世話になってる大家さんの顔も覚えられない。
だけど敷地内で会った人には挨拶をする。
(中には、挨拶すらマトモにできないヤツもいて
おめえ見た目は普通のサラリーマンに見えるが
社会人のくせに挨拶ひとつ出来んでやってけるのかよ? と不思議だ。)
これが都会のごく普通の賃貸状況なのだが
今回の隣人殺人事件は、その安心感をくつがえしてしまった。
常識的に考えて、人を襲おうと思ったら
(いやもう、この時点で “常識” の範ちゅうではないんだが)
自分の住居から多少は離れた場所を選ぶだろう。
それが真隣なのに直球で行動するなど
捕まる事をまったく予想しない犯罪者というのは、手に負えない。
どうした奇襲をされるかわからないからだ。
犯罪傾向というのは、ほぼ予想されているが
通り魔が住居敷地内で行なわれるかも知れない不安感を
新たに加えなければならないのは、激しいストレスである。
見事に、世の中何でもあり、になっちゃったな。
こういう事件が起こると、容疑者の弁護方針が気になるけど
今回は心神耗弱とかは、どの部分で言い張るのかな。
手袋もせず、凶器は女性の部屋にあったもの
「騒がれたから殺した」 という理由。
でも死体をバラバラにした事や、「警察がきたから殺した」 などの
供述の変化などで、早くも無罪主張が見えるんだが。
人に危害を加えても許される病気ってアリかよ?
病気で死ぬ人も多い事を考えると、えれえラッキーな病気だよな。
病気になってもならなくても、そいつはそいつだろう。
やった事には責任を取るべきだと、何度言ったらわかるんだか。