カテゴリー: 自分語り?哲学?

  • クレーマークレーマー

    友人知人が思う、“私の七不思議” のひとつに
    暴れ馬のような性格なのにクレームを付けない、というのがある。
    「何でそんなに甘いの?」 と、言われるほどである。

    どうしても困った時には、友人知人に
    「どう思う?」 と、お伺いをたて
    「それは即クレームだろ、言え、言え!」 と
    せかされないと、動かない。

    んで、言う時も、「恐れ入りますが・・・」 と
    あくまでも低姿勢。

    これは意外だろ?

    何故かな、と、自分でも不思議なので分析してみた。
    こういう時に良い答が出たためしがないが、今回も相変わらず。

    つまり私は、不当な扱いを受ける、不良品を掴まされる
    そういうので “自分が損をした” という感覚が薄いのである。
    とても目出度い脳構造である。
    だから、クレームを言うにも、言葉が出てこない。

    それに、トラブルが起きるとまず
    「自分が悪いんかな?」 と、思ってしまう。
    私じゃなければ、こういうトラブルは起きないんじゃないか? と。

    何かえれえ弱気だが、自分の常識にとことん自信がないのだ。
    そんな私が、働く人をわずらわせてはいけない、と、思ってしまう。

    こういうヤツは、ひとりで泣き寝入りしとけ、って感じだが
    ちょっと知恵がついてくると、思い出してムカつく事もあるので
    やはりどっかで支障は出ているもんだ。

    この前のトリビアでやっていたが
    料理に髪の毛が入っていたらどうするか?

    1本2本ならありえるし、しょうがない。
    「取り替えて」 と頼んでも、髪の毛だけ取って出されるかもだし
    さっさとよけて食う。
    会計をした後で、「気を付けてね」 と言うかも知れんが
    飯屋の厨房なんて、何をどうやってるかわからんもんだ。

    ただし、客から厨房が見えるつくりで
    シェフが鍋に指を突っ込んで味見をしていたら、即、席を立つ。
    「汚い!」 との感想付きで。

    つまり、見えない所で何をしてようが
    こっちの心身に異常が出なければいい、といった
    ズサンな心構えなわけだ。

    愛想が悪い店員にも怒らない。
    「何かあったんかな」 とか、いらん同情をする。

     (ただし、客を怒りまくる店主のいる店は許せない。
      これもある種のプレイかも知れないので
      わざわざ行ってケンカは売らないが
      たまたまそういう店に入ってしまったら
      ひと口も食わず、金を払って出る。

      サービス業じゃねえだろ、そんな店。
      商品さえ出せば良いとか考えているヤツには
      それこそ金さえ出せばいい。

      何で料理へのこだわりが客への罵倒に繋がるんだよ
      認めねえぞ、そんな頑固さは。)

    “サービス” ってのは、される側にもする側にも掛かる言葉である。
    両方が相手に敬意を払って、初めて成り立つのだ。
    どこぞの演歌歌手の 「お客様は神様です」 ってのは
    サービスする側の、謙虚な姿勢の大げさな表現であって
    客はそれを真に受けて、自分を神認定してんじゃねえぞ。

    って感覚かな。

  • 自画自賛の心理

    「誰も褒めてくれんから自画自賛する」 との言い分で
    ここで自画自賛を繰り広げている私だが
    よく思い返すと、結構褒められてるんだよなあ。

    だけど、ブティックの店員さんや、すれ違った人に褒められても
    (一応これは今回の自慢ネタだから ↑ そのつもりで)
    ちっとも嬉しくないのである。

    自画自賛をしている部分を褒められたら
    自分の主張が肯定されたも同然で、喜ばしいはずなのに
    これは一体どういう事なんだろう?

    じゃあ、褒められて嬉しい場合があるか? と、考えてみた。
    嬉しい時のシチュエーション、相手・・・
    友人知人彼氏だと、状況に関係なく嬉しいなあ。
    逆に嬉しくないのは・・・親戚、顔見知り程度の人、見知らぬ人。

    あっっっ!
    と、ここで謎が解けた。

    嬉しくない相手とは、褒められて 「だろ? だろ?」 と
    おっかぶせて自画自賛をできない相手なのだ。

    つまり私は、自画自賛する材料は何でもよく
    有頂天になって高笑いしている自分が好きなのである。
    これは我ながら、ヤな嗜好かも・・・。

    ここで思い当たる事がある。
    そういえば、付き合う上でも、私は自信家を好んでいる。
    「私なんか・・・」 と言うヤツは
    謙遜にしろ本心にしろ、うっとうしい。
    聞いてて暗い気分になる言葉を言うな!

    この自信家、男性、特に彼氏に多い。
    女性だと、付き合う相手にはつつましやかに見せたがるが
    男性というのは、自分を大きく見せたがるからである。

    不思議な事に、この自信の対象は自分限定でないとならない。
    車や装飾品や身分を 「すげえだろ」 と言うのはダメ。

    金持ちなら、お金が沢山ある事を誇るのではなく
    “こんだけお金を儲けられる自分” を威張ってほしい。
    多分、自分を物で代用するのは小せえ、という感覚か?

    人よりほんのちょっと優れた部分など、誰でも持っていて
    別にそれが世界一じゃなければならないわけではないので
    大いに高飛車になってほしいもんだ。

    威張って逆襲されるのは、上映時間が頻繁でしかも長すぎるか
    実がない思い込みをネタにしているからである。
    自画自賛も程度問題って事だ。

    私はしょっちゅうここで自賛しているが
    何も逃げる相手に追いすがって叫んでいるわけじゃないので
    まあ、よかろう、と、増長しているのさ。

  • 時間

    ルーズに見られる私だが、意外にもキッチリとしている。
    自由奔放にやっているようで、実は時間によって動く。

    昔、本気で自由に生活していたら
    昼夜逆転の生活になってしまい、人間のクズっぽくなったからだ。

    それに、この昼夜逆転の生活というのは、とても不便なのだ。
    まず、夜のマーケットは品薄である。
    本屋さんも、遅くとも夜12時までである。
    レンタルビデオ屋さんも深夜2時ぐらいまで。

    昼間はうるさくて眠れない。
    宅配も昼間くる。
    電話も昼間が多い。
    ゆっくり寝てられないのである。

    そして何より、体調が悪くなる。
    何か知らんが、疲労感が積み重なっていくのだ。

    人間の体内時計は25時間なので、意識して調整しないとダメですよ、と
    どっかのお医者さんが言ってたので、それ以来、時計とともに生きている。

    元々私は、時間には正確である。
    いや、厳密に言うと正確ではない。

    待ち合わせをすると、時間通りにはまず行かない。
    時間より早く行くのだ。

    真面目な性格なので、「1時に待ち合わせ」 となると
    何が何でも1時厳守だと思い込み
    途中、何かあって遅刻したらまずい、と
    早め早めに動き、30分以上前に着いてしまうのだ。

    もちろん、そんなに早く来るヤツはいない。
    結果、毎回待つハメになり
    「私って年中待たされてないかあ?」 と、空しくなる。

    中には遅刻してくるヤツもいる。
    何せ30分以上前に来ているのだ。
    定刻から5分待っただけで、既にイライラしているのに
    15分以上待たされようものなら、般若の形相である。

    とりあえず、30分までは待つ。
    が、それで来ないなら、さっさと帰り
    そいつとは今後待ち合わせはしない。
    時間にルーズなヤツは大嫌いなのだ。

    今は携帯があるから、まだ良いかもしれんが
    そんなヤツは絶対に連絡がつかないと思うね。

    また、そういうヤツの遅刻の言い訳も呆れるもので
    「病院に行ってた」 とか、「事故に遭った」 とか。

    しょっちゅう遅刻してくる友人 (女) がいて
    その友人には、他の友人も 「しょうがないよね」 と
    呆れたっぽく容認してたので、私は極力その友人と
    待ち合わせをしないようにしていた。

    ところが、待ち合わせをする事態になってしまい
    絶対に時間通りに来いよ、と、すげえ念押しをしたのに
    そいつは案の定、すげえ大遅刻をしてきた。
    (遅刻を予想していたので、延々待った)

    やっと来たかと思ったら、くだらん言い訳をするので
    「浮気がバレた男みたいな言い訳をすな!
     寝坊だろ、寝坊したんだろ? ああ? ほんとの事を言え!」
    と、ハチ公前で、ブチ切れて怒鳴りまくり
    「・・・TV観てた・・・ごめん」 と、白状させた。

    それで少しは改善の方向に考えるかと思っていたら
    後日、他の友人たちに陰で
    「遅刻したぐらいで、あしゅら恐ーーーい」 と、言っていたそうな。

    もちろん、それを耳にした途端
    「おめえはああああああーーーーーっ」 と、ズンズン説教しに行ったさ。

    恐がってたのは別に構わんのだ。
    怒られてるんだから、恐くて当然だろ。
    問題は、「遅刻ぐらいで」 という反省のなさだ!
    人を待たせて平気、という感覚だ!

    その友人とは、その後も仲良く付き合ってたが
    すべてにおいてルーズなヤツだったので
    割に苦労させられたけど、遠目で見てる分には面白かった。

    待つのが大嫌いなので、もう待ち合わせは極力しない。
    相手が男だったら、どっか行こう → 迎えに来い
    女だったら、「用意ができたら電話して」 だ。

    時間に厳しいゆえに、予定ってのが、すげえ重荷。

  • 気分転換

    気分転換の方法は、各自、秘伝があると思う。
    聞くと、「何でそれで気分転換?」 ってのが多くて、結構面白い。

    レディースコミックスを読みまくるという友人
    あの手のマンガって、エロや嫁姑問題とか
    ドロドロしたのが多くて、余計ストレスが溜まるんじゃないかと
    思うんだが、赤の他人の不幸は楽しいんだと。

    これ、ちょっとわからんでもない。
    私も、ホームレスのニュースとかを見て
    「住居があるだけ、まだマシ」 と、自分を励ますし。
    (その反面、自分の未来を見ているようで恐いが)

    とりあえず食う、という友人もいた。
    そいつは、暴飲暴食気味になると
    ストレスが溜まってるんだな、と、気付くそうだ。

    とりあえず寝る、というヤツは理解できない。
    寝ただけで、悩みとか薄れるんだろうか?

    私の場合、ザツな性格のくせに、高校生の頃から睡眠障害気味で
    睡眠がうまく取れなくなると、何かあったんか、自分?
    と、自問自答する。 が、それで答が出た事がない。
    何の悩みがあるのか、さっぱりわからん。

    寝つきが悪くなる、眠れない、1時間おきに目覚める、など
    よっぽど悩んでるんじゃないかと、自分でも思うんだが
    考えてもわからない性格だから、体に出るのかも知れん。

    そんな私の気分転換は、軽度だとドライブで済むんだが
    今は車を持ってないので、それもままならない。

    だから、笑える映画を観る。
    コメディと言っても、白人のギャグは大味すぎて笑えん。
    しかもスカトロが必ず入ってて、逆に不愉快になる。

    邦画だと、何か意味を持たせにゃならんという
    強迫観念でもあるのか、教訓めいててうぜえ。

    そこで、ホラーや心霊物なのだ!!!

    これはお笑いで言えば、ボケの立場にある。
    なので、脳内ツッコミをしつつ観るのが正しい。

    「本当にあった心霊体験」 みたいな話は、諸刃の剣。
    見方を間違えると、とても立腹するので
    “全身全霊全力で騙される” を信条に観る。

    それでも、「おめえ、それはねえだろー・・・」 という
    内容が多いが、当たればデカい万馬券のようなもんだ。
    オトナなので、自己責任、自己責任・・・ううう・・・。

    これでもダメな場合は
    (てか、くだらん内容に余計に落ち込むハメになるのだが)
    気合いで乗り切る。
    自分の中に鬼を飼っていると、こういう時に便利。

    「うりゃあ! 顔を洗うぞ!」「うりゃあ! お手入れするぞ!」
    「うりゃあ! 掃除!」「うりゃあ! 洗濯!」
    と、うりゃうりゃ脳内で叫ぶのだ。

    ああ・・・もう、動きたくない・・・と、体が拒否しても
    脳内で 「洗濯! 洗濯! 洗濯! 洗濯!」 と連呼して
    とことん自分を追い込む。
    ひとり “お母さんと子供” 状態。

    この 「うりゃあ!」 という単語が、私のパスワードらしく
    色んなスイッチを持ってる私のどっかを、ポチッと押してくれる。

    これ、楽しそう (?) だが、かなり辛い。
    が、私みたいなヤツは、甘やかせばどんどんダラけるんだよ!
    (妙な部分で体育会系な自分がいるのが、我ながらビックリ)

    このように、あらゆる状況のためのスイッチを作っておくと良い。
    そのスイッチを入れるためのパスワード探しが大変なんだが
    幸運にも見つけたら、人生ラクショー! かも。

    しかし、パスワードが見つからないスイッチが山ほど・・・・・。
    多すぎなんだよ、私!

  • 天然

    知人とF1の話をしていた時の事。

    「F1に今、ひでえ名前のヤツいるよね。
     ギョウチュウみたいな名前。」
    「何? それ」
    「えーと、何だっけ、何だっけ・・・
     あ、思い出した、ムシケラ!」
    「はあ?」
    「いや、だから、それは聞き間違いで
     本当はウジケラっていうヤツ。」
    「それ、フィジケラじゃ・・・?」
    「・・・・・・・・・」 (この後、数分間、確認作業の討論)

    ここで言い訳をしておくが、私は今のF1には興味がなく
    横でTVが何か言ってるのを小耳にはさんだだけである。

    「あああ、こういう間違いをしてたら天然だって思われちゃうよー」
    と、嘆いていたら、その知人は事もあろうに
    「あんた、天然でしょ?」 と、言いやがった。

    その指摘にブチッときて、激怒した。
    「アホかあ! 天然ってのは、自分がバカな言動をしたとか
     それが恥だとか、自覚のないヤツを言うんじゃあ!
     私はこういうバカみたいな間違いが大嫌いなんだよ
     私は天然じゃない!!!」

    すげえとまどう知人を説得しようと
    「私は天然じゃなく、痴呆の方が近い!」
    とまで断言したが、後で冷静になって考えたら
    威張って主張するような話じゃねえよな・・・。

    とにかく私は、天然と言われるのはイヤなのだ、不本意なのだ。
    間違いに気付いた後に、どんだけ落ち込むか・・・。
    もう、自分はアホかバカかと、どんだけ悔やむやら。

    天然という言葉が何を意味するのかは、実はよくわからん。
    が、イメージ的には、世間知らずで空気を読まず
    自分の世界を常に保つ大バカモノ、という最悪なものである。

    何か書いてて、自分の性格が微妙にかすっている気もするが
    私は絶対にこんなんじゃねえ!

    つい最近も、カエルの紫水の意味を数日前に聞いたばかりなのに
    すっかり失念してて、大恥をかいて落ち込んだが
    これにもちゃんと理由がある。

    カエルの紫水は、毒だと思っていたのだが
    (説明を聞いてなお、こういう勘違いをしている自分が信じられんが)
    HPが減らないので、あ、デュークの毒霧と混同してた、と気付き
    カエルの紫水は角度変更不能だと、脳内変換しちゃってたのだ。

    それプラス、ポトは結構バグるもの、という固定観念が
    動かない = バグ という結論になった。

    な? 理由を聞くと納得だろ?

    バカな事をしでかす度に、クヨクヨして
    ここでグチグチ言い訳を書いてる私は、善良な小市民で
    唯我独尊な天然なわけがない。

  • 乙女の揺らぎ

    ストレスが溜まったような気がするので発散のために
    ナイスバディ主張をしよう。

    関西人が私に言った。
    「きみ、関西に生まれていたら良かったのにねえ」
    また、ヨシモトとかそういう話か? と、ムカつきつつ理由を聞いたら
    「そんだけスタイルが良かったら宝塚に入れただろうに」
    これは意外な話である。

    「あああ? 入学には顔の審査もあるでしょ」
    「顔は厚化粧でなんとでもなりまっせ」
    「・・・あんた、宝塚をナメてるんですかい」
    「アホでっかー? 顔は整形すりゃすむだろうけど
     足の長さや身長はどうにもならんでっしゃろ」
     (一部、明らかに間違ってる関西弁表記あり)

    これを聞いて、目からウロコだった。
    そうか、そうだよな!
    いくら大改装になろうと、顔は整形できるもんな!

    いやあ、久々に直で褒められたよー。
    最近、ナイスバディへの自信が揺らいでたけど
    これでまた調子ブッこけるってもんさー。

    おまけに、これは他人が言った事だから、自画自賛にはならんだろー。
    私の人格も守られて、すげえ一石二鳥ネタ!

    と、大喜びしたが、自慢にはなってるんだよな。
    しかも、顔論外の暗黙の了解な会話で
    よーく考えると、ケナされてるような気もする・・・。

    些細 (かあ?) な事はおいといて
    乙女心はヨワヨワなので、時々自分に対して
    まったく自信がなくなる時がある。

    原因は、数センチの段差でつまづいた、とか
    見事にどーーーーーーでもいい事なんだが
    なんせ私が持ち合わせている自信というのが
    まったく根拠がないものなんで
    些細な事でさえ致命傷になるのである。
    豆腐を突付くとすぐ崩れるってやつだ。

    この自信喪失というのは、実にやっかいなものなのである。
    何かクヨクヨしてしまう。
    忘れっぽいので、何が原因で何にクヨクヨしてるのかを忘れても
    なお、よくわからんなりに、とりあえずクヨクヨしてしまう。

    こういう時は、自分の唯一の長所を武器に、自信回復を図るのである。

    やり方はこうだ。
    友人に電話するなり 「私ってナイスバディよね!」 と、叫ぶ。

    友 「はあ? 何をいきなり???」
    私 「まだまだ神田うのレベルは保ってるよね!」
    友 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
       ・・・・・・・・・・・・・うん・・・・・・。」

    私 「何だ、その間は! 思ってねえんかよ!」
    友 「あんたを素直に褒めるのイヤなんだよねーーー」
    私 「何だよ、それ!
       友達の唯一の長所を褒めてやらんで何が友情だよ!」

    ここでひるむんなら、私の友達という立場はやっとられん。

    友 「じゃ、私の長所も褒めてよ」
    私 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
       ・・・・・・・・・頑丈・・・・・・・・・? (大真面目)」
    友 「・・・・・あんた・・・・・・」

    ここからケンカになると思うだろうが
    友人も色々と大変な人生を送っているのである。
    「そんな事より、ちょっと聞いてよ」 と、始まる。

    で、友人のグチを聞いて、あーだこーだ言いたい放題言って
    友人スッキリ (一部疑問符)、私やる気満々で
    四方八方オールオッケー!

    世の繊細な乙女たち、揺れ動く心はこうやっておさめろ。

    ・・・ただし、自画自賛への強引な賛同要求は
    長所が一箇所で、あとはサイテー! ってヤツに限る。
    私のように、体はよくても頭も顔も根性も悪い、とかじゃないと
    「何、贅沢ぬかしてんの?」 ってなるからな。
    ほーっほっほっほ

  • 悩み相談

    近所の友人が遊びに来てグチった。
    パート仲間に集団イジメに遭っているそうだ。

    どんなイジメなのかを聞いたら
    遠巻きにチラチラ見つつ、何か言ってクスクス笑う
    というような事をされていると嘆く。

    友人と親しいパート仲間が探ったところ
    その友人の服装が 「ダサい」 とか
    「子供のしつけがなっていない」 とかのイチャモンらしい。

    それを聞いて、私は呆れた。
    「あああー? 殴る蹴るとか、靴に画びょうを入れられるとかじゃねえの?
     だったら、それ、何の支障もねえじゃん。
     逆にそういうヤツらと仲良くなったら、公園で群れ、PTAで群れ
     年中、人の悪口を一緒に言ってなきゃなんねえぞ。
     そんな事に時間を潰したくねえだろ。
     放置して、自分は自分で好き勝手にしとけよー。」
     
    「でも、色々言われてて、すごい不愉快・・・。」

    「あっほーーー、何の関係もないヤツにある事ない事言われて
     それでどうあるんだ?
     そういう悪役体質のヤツにゃ、主役は言われてなんぼだろ。」

    我ながらムチャクチャ言っとるな、とは思ったが
    私に相談を持ちかけるというのは、こういう事だ。

    絶対に、事なかれで丸く治める方法は言わないし
    優しい言葉もないなら、思ってない同情もしない。

    それをわかってて、私に打ち明けるんだろう、と思っているから
    私も遠慮なくビシビシ言う。

    私が相談をする場合は、どうしてほしいかを告げる。
    「解決策を出して」 とか、「とにかく私の心を落ち着かせろ」 とか
    「安心させて」 とか、具体的に指示する。

    で、出た案に 「それ、ちょっと弱い」 などと、ダメ出しをして
    「どないせえっちゅうんじゃ!」 と、怒られる事も多々。

    でも、わかりやすくて良いと思わんか?
    私は、聞いてもらうだけでスッキリ、って性格ではなく
    とにかく、解決、対策、進展、を望むセッカチなので
    私の脳みその足りない部分を、人に補ってほしいのだ。

    結局、友人は、「救われたーーー」 と、言って、明るく帰って行った。
    私のあの暴言集のどれに救われたんやら・・・
    という疑問は残るが、とにかく、めでたしめでたし、だ。

    しかし、子供もいるイイ大人が、何でイジメなんかするんやら。
    そんなこっで、我が子が真っ当な人間に育つんかのお。
    人の悪口を言って楽しいとか、仲間の結束を固めようとか
    諸刃の剣と気付かんのかな。

    せっかく嫌いなヤツがいるんだから
    正面切ってギャアギャアとケンカすりゃいいもんを
    えれえ、せせこましい地道な作業をして、ほんっと大変だぜ。

    私も、いたるところでそういう目に遭ってきたようだが
    まったく、気付かなかった・・・・・・。
    後になって友人に思い出話をされて
    「えええええええええっ」 と、なるのだ。

    多分、気付いても、まったく気にしなかっただろう。
    こういうザツな性格が、人の癇に障るんだと友人に指摘を受けた。
    通りで、黙って周囲から消えるヤツが多いわけだ・・・。

    だけどな、繊細なヤツは、普段からチクチク針で刺すような痛みを
    こまめに受けているようだが
    私のような鈍感なヤツは、ある日突然
    鈍器で後頭部を思いっくそ殴打されるような激痛が訪れるんだぞ。
    結果的には、同じような量の痛みにならんかあ?
    最終的にゃあ、分割か一括かでプラマイゼロだろ。

    と、こういう主張をするから、人望がない、とな? シクシク・・・

  • 最近ふと思う。
    私のこの顔の両側についているのは一体何だろう?
    確か、耳だったような気がするが、勘違いか?

    というのも、この頃、以前にも増して
    聞き間違いが多くなっているのだ。
    自分でも、脳のどっかでヤバい警報が鳴っている。

    ここでも書いた覚えがあるが
    CMの 「♪光の道からOCN」
    あれ、「♪光も一番OCN」 だったんだな。
    「光の道」 って何の宗教かと思ってたよ、すまん。

    関西の飲み屋の 「やぐら茶屋」 も 「焼くだけ屋」 だと思っていて
    えれえ簡単な料理屋だな、と、さげすんでいて悪かった。

    CMだけではない。
    先日放映されてた 「HERO」 に出演していた
    ジェット・リーの役名を、字幕でチラッと見て
    “無民” だから “ムーミン” だと
    最後の字幕解説を見るまで信じ込んでいた。

    アジアで、ムーミンを知っているのは日本だけかい
    と、呆れて見ていたが、呆れるのは私の耳の方だった。

    作中で何度も名を呼ばれていたはずなのに
    何で途中で軌道修正できんのか
    私自身、自分の聴力を信用していないのか。

    ジェット・リーの役名は、“名がない” の意。
    それを勝手に脳内変換して、名のない民で
    ねえムーミンとは、いやあ、自分の脳もたいしたメルヒェンだ。

    正しくは “無名” と書いて、えーと・・・・・
    ○ーミンってのには間違いないが、ブだったか、ウだったか・・・
    もしかして、○ーミーだったかも?
    あああっ、もう忘れてるよーーーーー!
    って、これはしょうがねえぞ、最後に一瞬知っただけだし。

    こういうのは脳内だけで勘違いしている分には
    真実を知った時に、自分を信じられなくなる以外に
    さして支障はない。 (てか、これ、とんでもない支障だが)
    困るのは、友人に断言した時である。

    何の店か忘れたが (ほんっと、いつも忘れててすまん)
    「地下鉄マッチョ町駅」 前にあるとCMしていた。
    ほお、マッチョ町ってあるんか
    新宿2丁目みたいなところかな
    にしても、えれえハードそうだな。

    通称だろうに、それが駅名になるなんて
    関西はやっぱ一味違う! と、感動していたんだが
    “マッチョ” じゃなく、“まっちゃ” だった。

    何故それに気付くのが遅れたかっちゅうと
    この “まっちゃ” の字が、“松家 (松屋かも)”
    と、表記されていたからだ。

    関西を知らない友人に、偉そうに
    「マッチョ町ってのがあるんだぞお」 と
    博識ぶった手前、絶対に間違ってちゃならねえ! と
    関西の友人にビクビクしつつ確認を取ったら
    やはりウルトラ大間違いだった。

    さて、この訂正をどうしよう・・・・・。
    いや、間違いを訂正して謝るのは絶対にするんだが
    どういう反応が返ってくるのか、心の準備がいるのだ。

    私に対する信頼ゲージがまた大幅ダウンするのは決定だが
    てか、まだ下がる余地があるなら驚きもんだが
    罵倒されるのなら、平謝りで済むんだが
    勘違いのあまりの頻繁さに、気の毒がられるのが恐ええええええ!

    ほんっと、余分な事は言わないに限るが
    私の脳内から余分な事項を除いたら何も残らないし
    何かすげえ葛藤するぞ。

    しかし、最近の聞き間違いの多さはどういう事だ?
    ヒイイイイイイッ 私に何かが起こっている!
    (ヒント: 脳細胞の死滅)

    皆、こういう動揺を抱えてるんかのお。

  • 前世

    前世があるんかどうかはわからん。
    が、もしあったとするなら、私の前世は鳥だったに違いない。
    それも白鳥とか、大鷲とか、優雅なもんじゃなく
    すんげえ凶暴な鶏! 軍鶏とかチャボとか。

    何故こう思うかっちゅうと
     ・鶏肉、美味いと思うんだが、嫌悪感があって食えない。
     ・豆とか穀物とか、鳥と食の好みが一緒。
     ・よく鳥っぽいと言われる。 何でかは知らん。
    これらを踏まえて、私の前世は絶対に鳥だったと断言するね!

    鳥の前は、うなぎだったような気がする。
    ヘビ系はそんなに嫌いではないんだが
    うなぎだきゃあ美味い! 美味いが嫌悪感があって食えん!
    ま、これは故父が庭先でうなぎ解体ショーをしたトラウマだろうが。
    あなごはともかく、どじょうは食いたくないんで
    もしかして、前前世はどじょうだったかも。
    って、これも取って付けただけで、本当には思ってはないが
    前世は鳥、ってのは、割と思い込んでいる。

    しかし本当に生まれ変わりってあるんかいなあ。
    何度も何度も繰り返すって、面倒くせえと思わんか?
    だけど、永遠に今のままってのもイヤだなあ。

    今生は人間だと思っていたら、どうやらドラゴンらしいし
    あと数年ぐらい経ったら、次は
    オオサンショウウオに生まれ変わりたい。
    何でオオサンショウウオかと言うと
    天然記念物で保護されて
    ノホホンと川の石の下あたりでグダグダしてて
    何か、すんげえホノボノさせられるからだ。
    ああいう生き方をしたいよなあ。

    今もあまり変わらんだろう、と突っ込みがきそうだが
    美容にゃ気を抜けんし、飯は作らにゃならんし
    ほんっと忙しい日々だぜ。
    オオサンショウウオを見てみい、日焼けを気にせず
    川をザッバザバ泳いで、魚をガブーで、ナマでバリバリ
    羨ましいーーーーーーーーーっ。
    (今の姿でこれをしたら妖怪認定だな)

    オオサンショウウオは私の理想だ。
    あ、私がオオサンショウウオになったら、水族館もオッケーだから。
    でも、あまりうるさく飼育せんでくれよ。

    前世と言えば、思春期のお子たちの中には
    どこぞの世界?とかの剣士だったとか、姫だったとか
    思い込むヤツらがいる。
    某怪しい系雑誌やサイトを見ると
    “仲間” 探しでごった返しているぞ。

    マンガや小説の影響か、そんなに今がつまらんのか
    自分を特別扱いをしたいんか知らんが
    現実逃避をしてたらロクな事にならんが、と、思っていたら
    案の定、家出をしたり、「敵を倒す」 とか言って
    傷害事件を起こしたりしているそうな。

    ある意味、勤勉だよな、と、感心させられる。
    前世で戦っていて、今世でもそれを継続させたいんだろ?
    世界の平和はおめえらに任せたんで
    私に関係のない場所で頑張ってくれ、と、激励したい。

    だが、この感覚って、仕事が長続きしないヤツと同じだよな。
    こういうヤツらが揃って言うには
    「俺には合わない仕事だったんで辞めた」 だ。
    バカモノ! 仕事をおめえに合わせるんじゃなく
    おめえが仕事に合わせにゃならんのだ!
    大体どういう仕事なら満足するんやら、聞く気にもなれんわ。

    前世どうのこうの言ってるヤツも、現実に自分を合わせられず
    “本当” の自分の世界を追い求めているとみた。
    ないから。 そんな世界は。

    とか、いくら言っても聞こえないだろうから、ムダだな。
    でも、私がこの世の真理をお告げしちゃる。

      何かを得たければ、何かを諦める。

    これがバランスっちゅうもんよ。
    バランス良く生きていれば、結構幸せになれるぞ。
    欲をかくと、どっかに歪みが生じるぞ。
    オオサンショウウオのように無心に生きれ。

    ああ・・・オオサンショウウオ、ラブリーーーーー!!

    ・・・・・と、書いてたら、急に悪寒が・・・・・。
    「せっかく人間として産んだのに」 と
    母親が背後で睨んでいる気がするー。
    ごめん、かあちゃん、もちろんちゃんとヒトとして生きてますー。

    余談だが、かあちゃんが死んで、正直言って
    うるさいヤツが減った、と、思う部分もあったんだが
    代わりに親戚連中が、やたら活発になったし
    かあちゃんの気配もないし、当然姿も見えんが
    なあんか、監視されてる気がしてかなわん。

    というか、いらん言動をかましてたら
    とたんに天罰ドーン当てられそうで
    生きている時以上に、母の影響力が大きくなってしまったわい。
    これは私の信仰心による歯止めだと分析するが
    ああーーー、息苦しーーーーーーー、シクシク・・・。

  • エロ濃度

    ついでにエロ系3部作にしとこう。
    先に言っとくが、“私” だから、精進が足りず
    「燃えー」 も 「萌えー」 も、ないのは申し訳ないがな。

    どうも私の脳内は恋愛濃度もエロ濃度も低いらしい。
    純情ぶってるわけではない。
    濃度が低いと、恋愛において、結構な苦労をするのである。
    事あるごとに、友人たちにあれこれ伝授はしてもらうんだが
    まるで 「質疑応答」 や 「事情聴取」 だと嫌がられる。
    あげくの果てが、「こういう事は人それぞれだから
    あんたはそれでいいんじゃない?」 と、投げ出される。
    これだから “人それぞれ” って言葉が大嫌いなんだ!!!
    それは “人並み” という前提があってこそだろうがあ!

    20歳ぐらいの頃、これじゃあかん、と自覚し、エロ本を買った。
    わかりやすいようにマンガ。
    これが読んでみると、知らなかった男性の性嗜好がわかって
    えらく面白いのである。
    すっかりハマって、しょっちゅう買っていた。
    当時の彼氏は、すげえ優しいヤツだったが
    「エロ本を読んでいるのに、まったく役に立ってないようだけど
    読む意味があるの?」 と、さすがに苦情を言ってきた。
    当初の “エロスキルを上げる” という目的を
    すっかり忘れ、単なる娯楽として読みふけってしまっていたのだ。
    こりゃエロマンガは使えねえな、と気付いたが
    困ったのは、押入れに残った大量のエロ本の処分で
    真夜中に彼氏を呼んで、ゴミ捨て場に往復させ
    彼氏大迷惑だったのは、そいつが女を見る目がないせいだ。

    次に目をつけたのが、当然のごとくAVだが
    20代半ばにして “裏ビデオ” っちゅうものを
    観た事がなかったので、彼氏にせがみ、知人に借りてきてもらった。
    タイトルは忘れたが、何か芸能人が出てて結構面白かった。
    観終わった後、「これが裏ビデオなんかあ」 と言ったら
    「はあ? おまえバカじゃねえの? これ、表だぞ?」 と
    不機嫌そうに吐き捨てられたので
    「ああー? 私は裏を観たいって言ったのに
    何で表を借りてくるんだよ! 裏だと思い込むだろうが!」 と
    言い返すと 「知らねえよ、ダチが間違えたんだろ
    普通、ボカシが入ってる時点で裏か表かわかるだろうが!
    おまえって、ほんとバカじゃねえの?」 この後、大ゲンカ。
    (ちなみにエロマンガの彼氏とは別人で、こっちはロクデナシ)
    後日、目出度く裏を観れたが、その時のショックは計り知れない。
    ノーマルなセックスビデオだったが、私には充分グロで
    しばらく清らかな生活を送ったものさ。

    結婚した相手は、熟女マニアで
    「年を取って、熟れ熟れムチムチブルンブルンで
    『してして~』 とか良いよな」 などと夢見てるので
    デブの色ババアにならにゃいかんのか! と、焦り
    再びエロの勉強をしようと決意する。
    だけど、今でもボカシなしのビデオは、性欲どころか食欲も失せる。
    カマトトぶってるわけではないが、人には向き不向きがあって
    私は2次元までが限界なのだ。
    だが、男性用エロマンガは笑いか怒りしか起きないので
    レディースコミックというやつを試みた。
    しかし、女性の友人たちに聞いて探しているのに
    巷で言われているようなエロいのに当たらないのだ。
    ドロドロした人間関係とか、そういう内容ばかりで
    読んでると性欲どころか、生きる気力も失われてくる。
    女性用が物足りないのは、えげつない男性用エロマンガを
    見慣れてたせいもあるんだろうか?

    本屋で 「どれがエロなんだろう」 と
    あれこれチェックしていたら、あった!
    ストレートにエロで、絵もキレイなのが。 これは良い!!
    ・・・・・と、思ったのは、女性が書くホモマンガで
    いわゆる “ボーイズラヴ” と言うジャンルである。
    ええい、この際、ホモだろーがレズだろーが何でもいいわい、と
    読むと、これがなかなかに面白くてハマる。
    自分には一切まったくこれっぽっちも関係がない世界なので
    すんげえ他人事で楽しめてラクなのだ。

    元夫は 「何でそっちにいくんだ・・・」 と、引いていて
    当初のムチムチ熟女とは、路線が完璧に分かれてしまった。
    というか、現実には何の役にも立たないので
    単に趣味が増えただけに終わってしまったのだが・・・。
    調子ぶっこいて、『薔薇族』 とかにも手を出したら
    もうこれが 「すんません、許してくださいーーー」 な
    グロでゲロゲロで、私にはやっぱり2次元しか無理である。

    今は解脱して、自分の能力の限界を悟ったので、努力はしない。
    いらん勉強のおかげで、高飛車もひとつのプレイになりうると
    知ったので、そっち系統でやっていれば、何とかしのげるであろう。
    こんなに麗しいボディを持っているのに、脳内エロ濃度が低いのは
    中身の腐ったメロンと同類のような気もせんでもないが
    “腐っても鯛” という言葉に支えられて生きて行こうと思う。

    世間の流れを見るためにも、今でもエロ本や
    レンタルビデオのAVコーナーを、たまにチェックしているが
    この爆乳ブームはいつまで続くのかね? ああ?
    あの乳はもはや人間じゃねえだろう、気色の悪い。
    やっぱ女の子は貧乳が可愛いよなあ、と、見てて気付いた。
    貧乳がモデルだと、ロリに寄るのだ!!
    この時代、ロリ嗜好は致命的ミスである。
    うおおおお、私、男じゃなくて良かったーーー
    あやうく犯罪者になるとこだった、危ねえーーー!