カテゴリー: 政治

  • 子ども手当て

    少子化に歯止めをかけよう、という政策らしいが
    日本と事情の異なる外国で、これが上手くいったから
    うちも取り入れよう、という安易な考えにしか思えない。

    少子化の一番の鍵は誰だ?
    産めるけど産まない女性だろう。
    この産まない女性たちの中でも、更に一部の
    “経済的理由” で産まない女性たちにしか、これは有効ではないよな。

    それも、扶養者税控除などをやめて、月2万5千円の至急
    しかも中学生以下の子供に限っている。

    国家に必要なのは誰だ?
    マトモな納税者だろう?
    子供をマトモに育て上げるマトモな親なら
    この政策に危機感を抱くと思うんだが。

    今の日本に一番必要なのは、安心感である。
    国家に対して個人が望むのは、生活の保証だと思う。

    中途半端に欧米の個人主義が入ってきて
    日本特有の “家” 制度が崩れてきた今
    老後を子供に頼る事も出来なさそう
    と言うか、今の自分たちも親の面倒などみられない
    そんな自分たちが、我が子に老後の面倒を押し付けられるはずがない。

    このように、老人に対する尊敬の念がなくなったと同時に
    子供を持つ価値も薄れてきてしまったのが現状である。
    少子化問題は、裏を返せば高齢化社会への政府の対応のまずさに
    端を発しているような気がする。

    政府が今すべきは、老人の保護だと思う。
    人の本音は、未来の自分が苦労する事は避けたいからだ。
    自分が産む子供を優遇されても、自分が無碍にされるのでは意味がない。
    特にこういう狭間にいる人々は
    自分が何のために生きているのか、という結果にしたくない。
    その不安を取り除いてやらないと、子供を産む気にならないと思う。

    どうしても子ども手当てを出したいのなら
    それは現在の親に現金を支給するのではなく
    老後の年金を、子供の数に応じて増やす制度にするべきだと思う。

    子供に正しいしつけをしたり、教育を施すのは
    未来を見ているマトモな感覚の親である。
    その場しのぎしか考えない親が、ロクでもない育児をして
    育った子供が、ちゃんとした納税者になるとは思えない。
    先を読む知恵を持った親こそ、優遇すべきなのだ。

    子供がどう育つのか、など予想は出来ないけど
    そこを突っ込むのは、キレイ事だと思う。
    私の周囲では、トンビは鷹を産んではいない。
    そんな奇跡の特例話を一般に当てはめないでもらいたい。
    やはり蛙の子は蛙でしかない。

    一番良いのは、安心して迎えられる老後を保証する事だ。
    そのためだったら、今苦労する甲斐があるというもの。
    だから年金に加算する方法が良いと思う。
    これなら受け取れない人もいるだろうし、国庫にも優しいんじゃないのか?

    この子ども手当て、何でこうゴリ押しするんかな、と不思議だったが
    どうやら総支給額の3分の1ぐらいは
    パチンコに使われる算段だ、という話もある。
    某民族団体と深い関係の民主党にとっては
    どう転んでも痛みがない良い方法だという事か、なるほど。

    じゃあ、どうしても今、現金を支給しないと気が済まないのなら
    せめて日本国籍を持つ子供に限定してもらいたい。
    所得制限も、きちんと働いて納税している親に絞ってもらいたい。
    それが “平等” ってものだ。

  • 民主党政権

    最近ニュースを観ないようになっている。
    それは、必ず民主党の話題が出るからで
    それを観ると、ものすごく憂うつな気分になるからである。

    中でも目に付くのは、鳩山総理の夫人の言動。
    初めて見た時に、えらい頑張ってる感じの人だな、と
    良く言ってるフリをしての悪口の印象しかなかった。

    ああいうタイプの人が身近にいると、とてもうっとうしいと思う。
    「頑張ろうね!」 とか、明るく言われて
    ええっ? 私そんなに頑張ってませんか? と聞き返したくなるような
    押し付けがましいポジティブさを感じる。

    が、TVを観ていて愕然とした。
    ・・・あの人、デンパちゃんか?
    夫人が本に書いてたそうだが、寝ていて木星だか火星だかに行ったんだと!
    緑がたくさんあったんだと!

    これは個人の自由っちゃあ自由だが
    総理夫人になる前から、議員夫人で公的存在の女性だろ?
    そういう経験談は、ちょっと控えてほしい。
    アメリカ外交の時に何かやらかさないか、ドキドキしたよ。
    ニッポンの名誉は無事だったんだろうか?

    鳩山総理は夫人の助言を大事にしているそうだから
    今度の日本が未知の世界へ誘導されそうで、とても恐い。

    もういっちょ激しく報道されているのが、ダム廃止。
    八ッ場ダムと川辺川ダム。 (やんば、一発変換しねえ!)
    前原国土庁大臣の黒いガラス玉のような瞳が、いつも気になる。
    ホラー映画なら、あの瞳は人間ではないキャラ設定だ。

    でもまつげが、やたら長いのがすんげえ羨ましい。 それも上下とも。
    男性にそのまつげはムダだろー、私にくれ、頼む!
    マスカラも付けまつげも、お肌に激しく負担なんだよー。

    あやうくヘンな方向に行きそうになったが、真面目に話を続けると
    ダムの存続か廃止かについては、事務的には廃止の方だと思う。
    しかし事務的処理だけで国政をやってはいけない。
    この問題に関しては、非は自民党政府にあるので
    現政府はいい迷惑だと同情せんでもないんだが。

    ただ、マニフェストマニフェストとアホウのひとつ覚えのように
    断行しようとする、その姿勢が気に食わない。
    民主党政権を許したドバカ国民の考えなぞ、よくわからんが
    民主党のマニフェスト全部を支持して、票を入れたわけじゃないはず。

    これは確信犯なんだよ。 (確信犯という言葉の使い方を間違ってるけど)
    愚民どもは、あのマニフェストの全文を読んで理解など出来ない
    仮に全読み理解をしたとしても
    まさかこれはしないだろう、とタカをくくっているに違いない
    選挙の時から、そう民主党は予想してたのさ。

    民主党が本当にやりたい事は、在日外国人の参政権なんだよ。
    現在は壮大な計画の、起承転結の “転” 状態なんだ。

    起は、商売で儲けて、地位、力を得る
    承は、宗教で洗脳して、政治の分野に足場を築く
    転は、政権を取って、有利な法案を全部可決させる
    結は、日本植民地化・完了

    これからの日本政府の動向を注視してほしい。
    特に大きく報道されないところに、恐ろしい動きがあるはずだから。
    よく考えるとこれってヤバくねえ? みたいな法案成立が。

    民主党は、日本国民 “だけ” に大きく犠牲を払わせて
    世界平和だの平等だの皆仲良くだののキレイ事を唱えながら
    日本国民 “以外” が幸せになれる世界を目指していくだろう。

    これを阻止できるヤツはいないかも知れない。
    何故ならば、上記の2つのダムの所在地、
    調べてみたけれど、この選挙区は自民党が勝ってるんだ。
    つまりダム周辺地域住民は、民主党マニフェストにNO!と言ってるんだ。
    なのにその民意を尊重してもらえない。

    これは民主党が強いんじゃなく、自民党がダメなんだって事。
    本当に日本国民のための政治を心掛けるヤツはいなくなってしまった・・・。

    ちなみに、八ッ場ダムんとこの当選議員は小渕優子
    川辺川ダムんとこは、金子恭之。

    何故このふたりは前原大臣視察の現場に行かないんだ?
    行って騒げよ、それがそこの人々に選んでもらった義務だろ。
    ほんと、情けないよ・・・。

    ダム建設を続行するか廃止するかは別として
    この政権獲得後の第一手であるダム問題には
    今後の民主党政権の方針が凝縮されている。

    国民がどうあらがおうが、俺らがダメと言ったらダメ
    それはマニフェストに基づいた “民意” であって
    俺たちを選んだのはおまえらだろう? と言われているんだ。

    日本、このままじゃ終わってしまうと思う。

  • 民主党勝利

    いや、もうショック。

    でも投票所に行った時に既に、民主党の勝利を感じた。
    何故ならば、投票に来ている人が多かったからだ。
    多分今までの投票経験で一番多かったんじゃないだろうか。
    そんぐらい投票所は、人でごった返していたのだ。

    TVでは、「投票率の高さは先進国の証し」
    「教養があると選挙率が上がる」 みたいに言っていたけど
    それは違うと思う。

    投票率というのは、人々の安定と大きく関わってくるのだ。
    平穏でそう取り立てて不満のない生活をしている民衆は
    政治に興味を持たないのである。
    「どっかで誰かが上手くやってくれている」
    政治をその程度にしか思わない。

    ところが暮らしに不安が生じると (日本の場合は主に経済面でだが)
    誰かのせいにしたくなった結果、政治に目を向ける。
    投票率の低さは、国が平和である証拠なのだ。

    つまり今回の投票所で人手が多いのは
    何かが変わる前触れで、こういう状態の時は
    大抵ロクでもない方向へと、歴史が動くものなのである。

    政権政党の政治家は、国民に仕事を注目されてはいけない。
    そこを突いた民主党が勝つのは、しょうがない事であろう。

    改めて自民党立候補者の顔ぶれを見ると
    小泉元首相の時のブームで、議員になった素人が多い。
    自民党の負の遺産とでも言うべきメンバーである。

    正直、自民党には期待できなかったけど
    どうしても民主党に政権を取らせたくなかった。
    対抗馬として、自民党しかない苦しい現状だったのだ。
    今思えば、あんだけ解散まで引っ張ったんだから
    自民党を潰すか分裂して、新しい政党を作るべきだったのだ。

    今更何をどう言おうが遅いし、文句をたれるだけなら犬でも出来るんで
    あまり往生際の悪い態度は取りたくないんだが
    まさかここまで民主が圧勝するとは思わなかったので
    激しくガッカリしている。
    しかしこれが国民の総意なら、それに従うまでだな。

    ところで、今回初めて “出口調査” ってのに引っ掛かったよ。
    投票所前は、あんだけ男女入り乱れて大勢いたのに
    真っ直ぐに私めがけて来たんで、しかもそれが若い兄ちゃんなんで
    マルチのキャッチかと思って、顔を背けて逃げたわい。

    だが、この兄ちゃんの根性は一体何なのか
    「出口調査ですー、朝日新聞の出口調査ですー」 と叫ばれたんで
    あ、勘違いしてそりゃすまんこって、と協力したんだが
    どうも声を掛ける相手を選定しているようだ。
    その基準は何なんだろうな?

    ちなみにその時の私のいでたちは
    ノーメイクでキャップを深くかぶり、サングラスをして
    Tシャツにジーンズという、怪しい逃亡者ルックだった。
    いかにも民主党指示者のように見えたんだろうか。
    (あくまで往生際の悪さを貫く締めくくり)

  • 最高裁判所の裁判官を審査しよう

    衆院選投票日に、投票用紙とともに渡される紙を覚えているだろうか。
    あれが、“最高裁判所裁判官国民審査” に参加する、という事。

    いっつもいっつも、こりゃなんじゃ?
    一般市民にこんな判断がいきなり出来るわけがねえだろ、と思いつつ
    何の印も付けんと、そのまま出していたんだが
    今回は、こっちの方も真面目にしようと思って調べてみた。

    もう、目が滑って頭に入らず、何が何だかさっぱりなんだが
    簡単に単純に上っ面だけ説明する。

    けど、ここのお約束は忘れていないな?
     ひとーつ、必ず自分で調べ直す
     ふたーつ、ここの記述に間違いは、愛とともに優しく教えてあげる
     みーっつ、調査不足も、言葉を穏やかに選びつつ丁寧に教えてあげる
    要するにここは、私が勝手に取っ掛かって、かじりかけで放置したものを
    コメント欄で皆で補完する、というシステムなのだ。

    と、たった今決めたほど、面倒くさい内容だったという事だ。

    最高裁判所は、多分日本に1個しかない。
        (もう、↑ こっから既に無知を露呈しまくっとるが)
    そこにいる裁判官は、長官1名と14人の判事。
    全員、内閣と天皇で任命承認する、という流れで勤めているそうな。

    ちなみに、“判事” は、裁判官の役職のひとつ。
    長官 > 判事 > 判事補 となっていて
    これ全部をひっくるめて、“裁判官” と呼ぶ。

    ・・・とかやろうとしたけど、あまりにも長くなりそうなので
    早々に挫折して、審査の方に話を進める。
    補完! 補完! さっそく補完!!!

    最高裁判所の裁判官たちは、憲法によって10年ごとに国民に
    「私の仕事っぷり、オッケーでしたでしょうか?」 と問わねばならない。

    そんなん、わかるわけがねえだろ、と思うけど
    正味な話、最高裁の判断が全国の裁判所の判決に影響を与え
    懲役の長さや有罪無罪まで、“前例” として残っていくので
    最高裁の判決というのは、国民生活にとても関係してくるのだ。

    現に、最高裁で 「父親が自分の子として認知したのなら
    婚姻していない外国人女性との子を日本国籍にしていい」
    と判決が出たので、これを受けて
    「父親の認知のみで子は日本国籍を取得できる」 と国籍法が改悪された。

    これが何故 “改悪” なのかと言うと
    それまでは、子の親同士の婚姻も条件だったのに
    婚姻も関係なく、DNA検査もいらず、子の人数制限もないので
    極端な話、どっかの国から20歳未満を100人連れて来ても
    認知する日本人男性さえいれば、その子たちは日本国民になれるのである。

    日本国籍を取得すれば、言葉が喋れないので仕事に就けない
    など言って、生活保護を受給する事も可能になるので
    一家にひとり日本国籍保持者がいればラッキー、と言う話もある。

    これをやっちゃった判事が、今回の審査対象の中にいるので
    怒りに燃えて、真面目に審査する! と、なったわけである。
    彼らに悪気はないにしろ、自分たちの判決が
    その後どう利用されるかまでもを熟慮して欲しかった。

    なお、国民審査で投票者の過半数から×が付けば
    その判事は罷免されるけど、過去に罷免された人はいないらしい。
    この理由として考えられるのは、何も知らずに紙を渡されて
    無記入で投票箱に入れる人が多いせいだと言われている。

    わからないのなら、紙を受け取らないでもらいたい。
    棄権できるのだ。
    しかし投票率が1%未満の時は、罷免自体が無効になるので
    出来るだけ調べて、考えて投票するのがベストである。

    憲法が設定された時代から、激動してきた現在
    最高裁の判断の行方が、法律改正と如実に連動しているので
    日本の未来を憂いているのであれば
    この国民審査も、衆院選選挙と同じぐらい重要な意思表示である。

    判事たちのプロフィールや関わった裁判は、ネットを探せばあるので
    投票日までに勉強しようぜ、皆。

  • 民主党マニフェスト

    すんません、さっきここに民主党のマニフェストをコピペして
    アップしたんだけど、あれ、“全文” じゃなかった・・・。

    民主党の公式サイトに、「ダウンロードせえ」 って書いてあって
    それを面倒くさがって、他のサイトを探してたんだけど
    どうしてもなくて、諦めてDLをクリックしたんだ。

    そしたら出るは出るは、あの読みにくい細かい字の長文がーーー。
    これは、“全文” コピペは無理だわなあ。
    通りで、どこのサイトにも出てないはずだ。
    てか、読むのも無理なんで、プリントアウトせねば。

    で、ザザッと読んでみたけど、印象的には過去のマニフェストと
    そう変わりはない内容。
    (今度は、過去のマニフェストが見つからないんだが
     何でこうも、わかりにくい作りにするんだか。
     ちょっと何かを調べようとすると、えらく時間が掛かって
     疲れてやる気が失せるんだけど、それが狙いなのか?)

    と言うか、これ、“マニフェスト” なのか?
    希望を羅列しているだけで、具体的な方法とか明記されていない。
    マニフェストとは、夢を語るコーナーなのか?

    ニュースでは、「マニフェスト発表」 と大騒ぎしていたけど
    こんな理想像を語られても、何の意味もねえ。
    これが選挙に何の影響を与えるんやら、私にはさっぱりだ。

    私が民主党を嫌う最大の理由が
    「日本国籍を持たない人の参政権を許可する」 という部分で
    過去のマニフェストには、これが載ってたんだけど
    新マニフェストは、これが形を変えて
    「重国籍容認へ向け国籍選択制度を見直します。」 と、なっていた。

    “国” というのは、一体何なんだ?
    国籍というのは、国に属するという証明とともに
    その国の責任を自分も負う覚悟がないと、持ってはいけないものだと思う。
    国民が税金を払うのも、選挙に参加するのも
    自分の国を維持していくために必要不可欠な事なのだ。

    そもそも何故ふたつ国籍が必要になるんだ?
    普通の暮らしをしていた場合、2つの国に対しての責任など
    経済的にも思想的にも重くて負えない。
    自分が生きるための唯一の場所だからこそ、必死こいて考えるんだろう。

    それを複数必要な人で、マトモな人ってそんなにいるとは思えない。
    大概はロクでもねえ事で必要なんだろう、としか想像がつかない。

    ムダ遣いが多い多い言うけど、一番のムダは
    遊んで暮らしているのに、所得税を払っていない人たちを保護してる事や
    日本国籍を取らない人たちに、国民以上の優遇措置を施す事じゃないのか?

    日本で生きていくのなら、日本の国を想って支えてくれ。
    このたった1個の願いは、基本中の基本だけど
    ものすごく大切な事だと思う。
    これを唱えない政党など、日本のタメにはならない。

    国っていうのは土地だけじゃなくて、そこに生きる人間の誇りなのだ。
    世界を観ていて、何故それがわからないのか。
    “地球政府” とか言うヤツもいるけど
    それが実現するためには、宇宙人の侵略がないと無理だと
    歴史が証明していると思うぞ。

    どんな動物にもテリトリーってのがあって
    それは人間でも例外ではないのだ。
    それを超えようとするのは、逆に生物に対する冒涜にも感じる。
    案外、狭い範囲なんだよ、人間の守備範囲はな。
    分をわきまえて考えないから戦争になるんだろ、本末転倒だぜ。

    民主党の政策のこの一文は、こう言いたくなるほど呆れた話だ。
    マニフェストを熟読しようと思っていたけれど
    この一文で、私はもう “ダメ” の烙印を押す。
    それだけ重い内容だと思う。

  • 東国原知事の追い込み

    自民党の古賀議員が、宮崎県の東国原知事をスカウトに行った。
    返ってきた答は、「総裁候補という事なら」。

    「どうした天狗になってるんだ!」 と、非難の嵐だが
    私には、これは当然の答だと思える。

    正味な話、知事など誰がやったって、そう変わりはない。
    知事の知り合いの業者が優遇されるだけの話である。
    市井の民には、ゴミを収集する会社がA社だろうがB社だろうが
    何の影響もないのである。

    しかし東国原知事は、その知名度と話術と情熱で
    “他に代わりがいない” 知事になってしまった。
    タレント政治家だと言うが、ある日突然議員になる人も多い中
    政治学を勉強した東国原知事の方が、よっぽどプロである。

    誰もが失笑して見ていたはずの “素人” 知事が
    あれだけの実績を積んだのだから、認めざるを得ない。
    東国原知事は、結果を出せた政治家なのだ。

    不満を持つ者もいるだろうが
    かつての宮崎県知事は、権力集中にばかり熱心だった。
    そのツケのひとつが、県北部の交通網の不具合である。
    あの陸の孤島っぷりは、その後に誰が知事になろうが似たようなものだ。

    他の何を改善、解決できていなくても
    県の名と特産品を、全国レベルに押し上げたセールスをしたのだから
    それだけで現知事には、ものすごい賞賛を与えるべきだと思う。
    過去知事たちは、改善もせんは、宣伝もせんは、だったんだから。

    その政治家を、国政の場に “普通” に迎えたいと言う。
    結果を出せずに苦しんでいる歳だけ取ってるヤツらに
    結果を出した若造を仲間に入れる、って事は
    年功序列の輪に組み込むだけの話。

    しがらみ、慣習から抜け出せないからこその
    “今まで通り” であって、それを壊して実績を作った者を
    自分たちの流儀で迎え入れよう、など笑止千万。
    名前と人気だけ取り込もう、というのが見え見えである。

    政治改革にやる気がある者なら、旧態依然の自民党に
    通常の手順を踏んで入る事はしない。
    東国原知事が成功できたのも、いきなりトップとしてやったからで
    組織の一員としての立場だったら、無理だっただろう。
    何かを変えようとするなら、トップにならないと出来ないのである。

    東国原知事は、自分の価値をわかっている。
    だからこその総裁候補要請である。
    地方政治が、国政に阻まれて挫折してきた事を
    総理になれば実現できる、という目論見もある。
    本当にこんなチャンスは他にないのである。

    まあ、日本人の感情としては、自分の価値をわかってて口にするヤツは
    それが事実であっても嫌われるので、この場合、側近たちが
    「知事を国に出すのであれば、長としてお迎えいただきたい」
    ぐらい言って、知事本人は 「いやいや私なんて、まだまだで」
    と謙遜しつつ、ちゃっかりのさばる、というのがベストではあったが
    そんな回りくどいやり取りもまた、慣習なので省いたのかもな。

    オバマ大統領ぐらいの話題性のある党首がいないと、政権交代は無理
    と、以前に民主党に対して書いたが、それは今の自民党も同じである。
    誰かに頼らないと倒れる恐れがあるのに
    プライドだけは守ろうとするのが、一番タチが悪い。

    民主党に取られない内に、さっさとあっちこっちの有望人材を
    破格の待遇でスカウトした方が良いと思うがな。
    今のおめえらじゃダメだ、と結論が出ているのを直視してさ。

  • 政府の情報公開

    新型インフルエンザは、調べて私なりに答が出た。

    東京には3月には既に侵入していて、東西南北へと広がり
    ちょうど兵庫まで来たあたりで、新型騒動勃発
    って流れなんだと、独自に判断した。

    これなら発生数が異常に低いのも理由が付く。
    皆、メキシコ報道がある前に掛かっちゃってたんだよ。
    こんな大騒ぎになる前なら、簡易検査しかしないじゃん。

    3月以降のインフルエンザが全部、新型とは言えないけど
    結構、全国を一通り網羅したみたいだから
    新型の免疫を知らずに持っている人は多いと思う。
    “A型” と診断された人は、新型だったかもよ。

    今回の騒動で、政府の対応がよくわかったのが大きな収穫。
    首都東京は、「混乱を避けるため」 に情報公開をしない。
    軽い症状で、通常のインフルと同じ治療で済むために
    遺伝子検査すら、していないという話もある。

    観光地京都は、兵庫の観光打撃を見てビビり、東京方針に追随。
    海外渡航歴のある患者しか遺伝子検査をしないらしい。
    奈良は何も考えずに、検査? するする、って言っちゃったけど
    医療後進国なので、大阪に検査依頼をしている有り様。
    兵庫と大阪は、迅速に情報公開をし対応に追われた。

    東京の対応は最悪だった。
    弱毒性だから、良いパンデミック予行練習になったであろうに
    国民はバカだという前提の作戦を取ってしまった。
    大事な情報は何も出さず、感染者も出していない。

    これは多分、オリンピック誘致にも関係しているんだろうけど
    これからも東京は、大事な情報は公開しないであろう。
    それが日本全体をまとめる手段だったら、それで良いけど
    正確なデータだけは集めておいているよな?

    そして一番最悪なのが、TVの報道。
    不安を煽るだけのニュース速報での感染者発表。
    関西発関西発の連呼。

    最初は、高機能マスクの凄さを宣伝しまくり
    次に 「マスクでは防げない」 と、マスクをしている関西をあざ笑い
    とどめが、手作りマスクの作り方紹介だ。

    一体何がしたいんだ? と、心底呆れたよ。
    じっくり調査などせず、目先のネタに飛びついて混ぜくっているだけ。
    こいつらは “報道” 機関なんかじゃない、と、つくづくわかった。

    今回の騒動で、国民は学ぶべき。
    ・ 政府は肝心な情報は絶対に公開しない
    ・ 報道機関は、よく調べもせずに騒ぎ立てるだけ
    ・ 国民の事は、政府もマスコミもとことんバカ扱い

    次のインフルエンザ時期に、どうなるかはわからないけど
    自分の身は自分でしか守れない事は、思い知っただろう?
    政府やマスコミを信用せずに、独自に勉強をして正しい知識を持って
    落ち着いて行動をする事が大事だと思う。

  • 祝・オバマ大統領就任

    米国初の黒人大統領が誕生した。
    その熱狂的な騒ぎが、米国の差別が根強い事を再認識させられた。

    私からしてみたら、議員になって大統領候補になるほどなのだから
    政財界の汚れに充分に浸っていて、他の議員とそう変わらない
    ぐらいに考えるのだけど、そこに黒人としての何かの措置が
    更に働いているのかも知れない。

    ここらへんは、交流をする上でも勉強しなくてはならない部分だけど
    日本人には、肌の色で差別するというのが、真には理解できないと思う。
    しかし米国自体が異種民族のるつぼなのだから
    国民の意識の統一など、かなり難しいはずで
    外国人がそれを知るなど不可能に近いような気もする。

    とりあえず、アメリカの今後の動きに注目したい。
    オバマ大統領、おめでとうございます。

    さて、オバマ大統領就任を観ていて、思った事がある。
    日本では自民党が政権をとり続けている。
    それは第2次世界大戦以降、日本という国が
    目立った危機に直面する状況にならなかったからである。

    戦後の混乱から、日本は進み続けてきた。
    途中、世界金融恐慌などはあったけど、それをも乗り越える事ができ
    産業も暮らしも順調に発展しきいき、安定したせいで
    さしたる不満もなかったのが、自民党の実績となったのだ。

    それが横ばい、ちょい下降気味の今、政権交代という言葉が出始める。
    2年ぐらいこの言葉が民意のように言われているが
    未だに政権交代が実現していないのは何故か?

    日本人は、実は変化を嫌う。
    恵まれた生活をしてきたヤツは、大抵そうである。
    国民の安定した人生は、最早 “伝統” になっている。
    進歩は良い。
    今あるものを、工夫改良して、更に良いものへと進化させるのが
    日本人の得意技だからである。

    そんな今までの生活が崩れるなど、日本国民には想像できない。
    紙幣が紙切れ同然になり、預金も保険も価値がなくなり
    店に品物がなく、米を買うのに1日がかりで並び
    大根1本が1億円、などあると思うか?
    他国が日本に攻め入り、街が空爆され、始終警報が鳴り響き
    地上戦が××市○○町で繰り広げられるなど、空想できるか?

    日本国民が抱く危機感など、住む家があって学校があって
    電気が点き、蛇口からいつでも水が出ている上での
    “生活が苦しい” という、他国に比べたら些細な事柄でしかない。

    今までの日本は本当に平和な国で、その中枢にいたのが自民党であり
    その軸を変えたら、不吉な事が起こるかも、という
    迷信のような縁起の悪さすらをも感じる。

    この、迷信、ジンクス、習慣、法則を重んじる心が
    変化を嫌う国民性の根幹になっている気がする。

    こういう国で政権交代をするのは
    余程の有事か、きまぐれのお試しか、の両極端な状況下である。

    有事がすぐそこに来ていそうな気はするけど
    上記のように想像力がないので、大多数の国民が言う政権交代は
    「1度民主党で試してみたら?」 という意味。

    それでも政権交代が実現しないのは、他党にカリスマがいないからだ。
    民主党の小沢代表など、自民党の議員とどこが違う?
    牛尾になるから鶏頭に鞍替えしただけだろ。
    小沢首相など、自民首相と何の違いも感じられない。
    それどころか、いらん一部優遇措置法をバンバン制定しそうで恐い。

    野党の中で、「おめえ、いたんか?」 と驚くほど露出が少なく
    それでいて実は個性が強い、原石的人物を探し出し
    感動話を用意し、経歴と周囲をクリーンにして
    ビジュアルも爽やかに整え、一気に売り出すべきである。

    本人は印象が良いだけのアンポンタレで、側近を知能派で固めて
    党の言う事を忠実に実行させるだけの、傀儡ならなお良し。

    これをやれたら、政権が交代できると思う。
    てか、自民党も多少はこういう事をやってきたわけで
    そんぐらいも出来ない政党に、国の舵取りなど出来るわけがない。

    民衆の心を動かせずに国を動かせるものか。

  • 北京オリンピック聖火リレー

    もはや、リレーじゃないじゃん!
    な様相を呈してきている聖火リレーだが
    私は、またもや非人道的かも知れない意見を持ってしまっている。

    今回のこの騒動は、チベット人の人権を踏みにじる中国には
    平和の象徴と言われるオリンピックなど開催する資格はない
    だから聖火リレーを阻止したい、という流れのようだ。

    チベットの人権運動は、昔から行なわれていたけど
    このような大きなイベントで、世界中の注目を集めたら
    知らなかった人々にも、現状を理解してもらえるのも確か。

    そういう思惑は、私にも納得できる。
    ほんの少しではあるが、チベットの状態を知っていたからである。
    この騒ぎで、何らかの好転があれば良いとも願っている。
    なのにニュースを見ていると、ゲンナリさせられる。

    派手な阻止行動をやっているのは、チベットと関係ない人じゃないのか?
    最近そういう事情を知って、カーッとなって
    言わば祭にのって大騒ぎしているだけの人が多そうに見えるんだが。

    人権運動には、そういう野次馬的人々の助けも大事なのだが
    果たして彼らが、オリンピックが終ってもその怒りを持ち続けてくれて
    何らかの活動をしてくれるのだろうか?

    まったくの邪推だが、ああいう風に瞬間的に沸騰して暴れる人たちって
    クジラが危ないと聞けば、調査の妨害に行き
    白熊が死んでると聞けば、大企業のセミナーに行って騒ぎ
    “迫害” の流行に左右されているようにしか思えない。

    そのくせ、本当に深刻でも、手に負えない事からは目をそむける。
    こういうイメージが私の中にある。
    こんなん、全部から目を逸らしている私には言われたくないだろうが。

    自分が正しい、と信じて疑わない人の言動は
    それが実際にどんなに正しくても
    一片の迷いもないところが、気持ち悪く感じる。
    特に一部の人権団体や環境保護団体。

    平和を望んでいるのに、こんぐらいなら良いだろう、みたいな
    モラルや法のギリギリの線を狙って、暴力行為をするなど
    だったら戦争も規模が違うだけで、似たようなもんじゃないか?

    大人しくやってたら、権力側には相手にされないのは確かだが
    それにしても、そのエキサイトぶりがヒステリー集団に見えて
    その正しい主張さえ、怪しいものに感じてくる。

    そんな一部の過激的な言動は
    真面目に地道に活動している人々にとっても
    決してプラスにはならないような気がするんだがなあ。

    多分、民主主義というのは、紛争が出来るというのも利点なんだろう。
    そう思いながら、ニュースを眺めているけど
    敵に回したら恐いヤツらって、“良い人” なのか?

  • 福田新総理誕生

    手が痛くて、ゲームも出来ないどころか
    生活にも支障をきたしているので (例: お箸が持ちにくい 等)
    イライラして、つい突拍子もない事を書く。

    自民党の議員の中に、女装趣味のヤツがいると思う。

    こういう私の勝手な推論を、名誉毀損で訴えられたら困るので
    それが誰かは、ヒントすら出さない。
    「○○じゃねえ?」 とかの、予想コメントも削除させてもらう。

    何故こんな推論を思ったかというと
    議員のおじいさま方は、実に汚いお年の召し方をなさっていて
    飯時のニュースなどで、常々食欲をなくしていたのだが
    その中にひとり、ちょっと特殊な老化をなさっているお方がいる。

    そのお方ももちろん、目にしたくない方々のひとりなのだが
    この違和感は何なんだろう? と、ずっと考えてて
    最近、私なりの答えが出た。
    それが “女装癖”。
    そのお方は、だらしのない女性の年の取り方をしているのだ。

    理由は、目の周囲の細かいシワと色素沈着。
    この原因は、アイメイクを落とす時にゴシゴシとこすったり
    落とし残しが積み重なってできるもの。

    男性なら落とす方法や、お肌のお手入れはズサンだろうと予想する。
    メイクをした後の自分を見るのが楽しいのだから
    塗る事には情熱をそそげても、普段の地道なお肌のお手入れは
    いくら女装癖があっても、していないのではないだろうか。

    長年感じていた違和感を、勝手に解消できて
    勝手にスッキリした気分になっているので、聞き流してくれ。

    でもな、女装癖のあるヤツに忠告。
    化粧栄えをしたいのなら、常日頃からお肌の調子を気に掛けて
    メイクは塗るのと同じぐらい、丁寧に落とすようにな。
    理解のある女性をブレインにしとくと
    化粧品購入や情報の入手がしやすいので、ラクだぞ。

    さて、前置きはこれぐらいにして (また、上全部、前置きかよ!)
    ニュースも見ていないのだが、福田新総理の任期予想をしよう。

    これは福田新総理が立候補した動機によって、答が異なるが
    私は年内解散はない、と予想する。

    福田新総理が今まで総理に立たなかったのは何故か?
    それは欲がないからである。
    福田氏のような人物は、周囲から 「こうあるべき」 を望まれ
    それを忠実に守るだけで、地位と名誉は保証されている。
    わざわざ勝負に出なくても、何の不都合もないわけだから
    自然と欲もなくなるってものだ。

    多分この無欲さが、自民党の重鎮方に人畜無害だと評価されて
    今回の火消し内閣の長に選ばれたのだろうが
    もしそうだったら、大きな勘違いである。
    こういうタイプには、欲はなくてもプライドがある。

    短期の繋ぎ政権など、そのプライドが許さない。
    四方八方に当たり障りがないようにする事だけに、集中的に力を入れて
    自分が思う “恥ずかしくない” 期間だけ、総理を務めるであろう。
    事故でもない限り今回の内閣は長期になり、円満退職。
    (この “事故” ってのは、安倍前総理のようなケースも含め。)

    繋ぎビジョンを持って、福田氏を押したヤツは思惑外れになるが
    長くても2年で良い、と福田氏は考えているような気がするし
    サプライズのほとんどない状態になると思うので
    案外、皆おさまるとこにおさまるんじゃないのかな。

    急激に日本を変えたいのなら、腹に一物ある麻生氏が適任だったが
    まず一旦、旧来の自民党体質に後戻りさせるという
    ワンクッションを置いたところに、森氏の狡猾さを垣間見た気がする。
    森氏も保守っぽくふるまってはいるが
    結構、外交方針はニッポンバンザイのような印象があるんだが。

    この総理選出の一番の目的は、民主党封じと言えよう。
    福田新総理は見事な安定政治をして、民主党を真の野党にすると思う。

    日本の行く末は、福田氏の就任期間中に
    いたらん法案を可決しなければ、また進み始める事もできるだろうが
    今現在の国政で、日本が良くなったのか、悪くなったのか
    国民に見えてくるのは、いずれにしても10年後以降だと思う。

    若いヤツ、頑張れよー。